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ハッピーな思想

最近、茶道具を集めている。

お茶を飲むたびに毎回お湯を沸かすのが面倒くさくなってきたので、EVERESTの魔法瓶(POT)を購入。買いのキメては、魔法瓶に書いてある「HAPPY THOUGHT」という文字。

何よりも素人の乱で松本さんからコレを買うってのが最高のセッティング。ここから淹れるお茶の美味しいこと。980円也。

クールなHAPPY THOUGHT。密室芸でこれができたら絶対モテる!パーカーとガレスピーを演じ分けるゲバラのビバップ落語?


ホットなHAPPY THOUGHT。巧みにパトワを操るマッド・ホワイト・ジャメイカン。ステレオタイプの押し付けに抵抗する自虐的ユーモア?


HAPPY THOUGHT界のスーパーアイドル、トニ・ネグリが3月に来ます!RLLも何かします。

テレビブロスの松尾スズキの連載コラムに「お婆ちゃん!それ、偶然だろうけど、リーゼントになってるよ!!」ってのがあるけど、RLLトップページの偏ったポップアイコンを見ると、こう言いたくなる。「ネグリさん!それ、偶然だろうけど、ミッキーマウスになってるよ!!」

しかも、みうらじゅんの髪が「見立て」になってるのがおかしい。まさにHAPPY THOUGHT。これ、実は偶然じゃないかもね。<マルチチュード響宴>の一番混沌としてるセッションのコーディネーターは平井玄氏。プロレタリア宣言。やっぱ、マルクス読まなきゃダメか?


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  • By harpobucho / Jan 22, 2008 12:22 am

ついにホームページOPEN!!!!!!!!!!!!!

2005年に始めたTシャツ稼業でございますが、やっと3年目にしてマイホームを構えることになりました。本日から正式に住み始めます。

今日以前の日記は、mixiという出会い系サイトでいい出会いを求めるために、書き散らしていた自己アピール文章です。こちらに移動させるために、過去の恥ずかしい自己アピール文をいろいろ遡って読んでたら、なんて自分は痛い人間なんだろう、と本気で落ち込みかけました。ウディ・アレンの映画を観ながら適当に作業をしてたので、それがセラピー効果を生んだのか、なんとか自己嫌悪のドン底までは落ちずにすみました。

ウディ・アレンは、『アニー・ホール』の冒頭でグルーチョ・マルクスのギャグを自分の恋愛観だといって披露しています。アレンにとっては恋愛観が即人生観であり、もっと言えばイデオロギーです。彼は生粋のグルーチョ・マルキストであり、ハーポ・マルキストのボクとは思想的兄弟関係にあるわけです。

が!トップページの悪趣味なポップ曼荼羅に、わが兄弟がいないではないか!ウッディ・アレンが好きなのはボクだけだなのでしょうがない。

今年のモードは「レヴォ・フェティッシュ」です。3月下旬と7月初旬くらいに大流行するはずです。なんか最近フェティシズムにひどく取り憑かれてしまったので、カールオジサンの『資本論』を読むハメになりそうです。カール・マルクスのユーモアのセンスも実はかなりヤヴァいのではと期待しています。風貌ファンキーだし。


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  • By harpobucho / Jan 20, 2008 9:14 pm

人類=移動=交流=ペペ長谷川



人類とは、人々の地表上の移動そしてその結果生起する交流の別名である。

高祖岩三郎『流体都市を構築せよ!』より


真面目な学習会の後に、快楽的なパーティ。両極端の間でバランスをとりたがるボクにとっては、このようなパーティは大変貴重。頭だけ動かす勉強会には興味がないし、頭をからっぽにして、テキーラ一気飲みして「イエーイ!」と叫ぶようなアルコール・スポーティなパーティも苦手。情動を動かすためには、両者の連結が重要。かくめい生活研究所所長、ペペ長谷川氏大推薦のイベントです。


外国人にやさしくない国!ニッポン

―世界の人権・日本の人権―

新宿歌舞伎町でのナイジェリア人への警察の暴行に対する国家賠償裁判を取り上げながら、多くの反対の声を無視して強行された日本版US-VISIT(入国外国人への指紋押捺と顔写真の強要)に批判を加え、世界の人権と日本の人権について考えていきたいと思います。

日時 1月20日(日) 第一部 学習会 午後2時~5時

講師 

○松浦亮輔さん(人権NGOボランティアメンバー)

「国際人権法と日本」 ―国際的な人権基準と日本における人権保障ー

○磯部 忠さん(国賠ネットワーク)

「国賠訴訟から考える外国人の人権」

-国賠ネットワークのこれまでの活動とナイジェリア人裁判の分析―

○戦争と治安管理に反対するPINCH!事務局

「日本版US-VISITはいりません!どうして指紋と写真を撮るの?」

 参加費 1000円(ドリンク付)

第二部 午後5時~ 
Kilimanjaro:手に負えないスタイル
DJ:BUNCH,MAKOSSA,SHIN-G,SEIETSU
GUEST:MIDDLE FINGER from DTX

参加費 1500円(ドリンク付)
(2部からの参加の場合、一部から引き続きの場合は
 飲み物を注文してください)

会場 高円寺 雑楽器カフェ ぱちか村
 (高円寺駅徒歩5分)
東京都杉並区高円寺4-6-7第5日東ビルB1F
03-3315-5251 http://patika-v.net/info/

主催 戦争と治安管理に反対するPINCH! 

東京都港区新橋2-8-16 石田ビル4階14号 救援連絡センター内

電話03-3591-1301 http://www.iya-ten.net/pinch/pinch.html


 現在の日本では、治安管理と言う名のもとに、警察による繁華街での検問的職務質問や違法な捜査、逮捕というのは常習的に行われています。それは日本人にも、外国人の方にも行われています。フリーターっぽい外見をしている人間や音楽バンド関係者は怪しい!という警察側の勝手な思い込みから強引な職務質問が横行しています。また在日外国人には、肌の色が違うということだけで、不当な職務質問や逮捕の時の暴行などが行われています。
 国連の自由権規約委員会は、1998年の日本政府への最終所見において警察や入国管理官による虐待に関する苦情申し立てを扱う独立機関の迅速な設置を求めていますが、いまだ設置されていません。
 現在高等裁判所では、新宿歌舞伎町でのナイジェリア人に対する警察の暴行への国家賠償裁判が審理されています。単に営業ビラをまいていただけのナイジェリア人を数人で取り囲み、殴る蹴るの暴行を行い、障害を負うことになったことへの賠償請求です。「黒人は足が速いからな」などといって、倒れている当該の関節付近をぼこぼこに蹴るという残虐な行為が行われました。また取調べ・勾留時も粉砕骨折と言う重傷にもかかわらず適切の処置が行われず、釈放後やっと手術がなされましたが、結果的に身体障害者認定をされるほどの後遺症を負うことになったのです。一審では、ナイジェリア人が暴行時の状況をきちんと語ったにもかかわらず「同国人の証言は信用できない」という人種差別とものいえる判断を裁判所が下しています。
 日本政府は、今年10月、やっと国際刑事裁判所(ICC)に加入しました。ICCは、国際人権基準に沿って被疑者、被告人の権利(取調べ時の弁護士の立会いなど)の保証を求めております。しかしこうした規定は日本の国内法では整備されていません。きちんとした人権基準に基づく国内法整備がなされていれば、ナイジェリア人の方は後遺症が残るような状態にはならなかったでしょう。
 日本では警察の捜査の不透明性や隠蔽性、代用監獄の存在などが放置されています。 「公が国が人権を踏みにじる場」が存在しているのです。それはこの国に住む人、全ての人権を踏みにじり、不幸にする 可能性があります。

戦争と治安管理に反対するPINCH!では、これまで、職務質問されたらどうする?(2004年9月)、若者と労働~『「ニート」って言うな!』から考える(2006年10月)、忍び寄る警察 誰にとっての安全安心か?(2007年6月)などの学習会を行ってきましたが、今回はナイジェリア人への警察の暴行に対する国家賠償裁判を取り上げながら、多くの反対の声を無視して強行された日本版US-VISITに批判を加え、世界の人権と日本の人権について考えていきたいと思います。


※動画は今回のイベントとは直接関係ありません。QUIETPATHさんのmixi日記経由で知った愉しいブログから拝借しました。


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  • By harpobucho / Jan 19, 2008 11:12 pm

愛の場所



都市とは他の地への愛の場所である。 この意味でそれは地球的な網状組織を形成する運動のことである。

高祖岩三郎『流体都市を構築せよ!』より

東京⇒パレスチナ、締め切りは22日です。22日までにIRA(新宿)、気流舎(下北沢)、素人の乱(高円寺)に持ってきてもらえれば、そこで預かってもらって、それを受け取りにいきます。よろしくお願いします。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=26868875&comment_count=9&comm_id=5654

明日、夜22:00~のホー娘。(ブログ)のラジオの時間帯(22時~24時くらいかな)に、素人の乱セピアにいますので、直渡しも可能です!19時~21時半の間は、ぱちか村にいる予定です。そっちでもオーケー。

*「ホー娘。のすすめ!ボロボロード!」ラジオ*
毎月第3日曜日、22:00~
http://trio4.nobody.jp/keita/


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  • By harpobucho / Jan 19, 2008 10:30 pm

まったく見知らぬ人々。もしくは、RLL事始。

 駅の中や電車の中や路上やコンビニの片隅やファミレスの乾いた空気の中で、いつも、よく、そこにいる人々を見ている。無関係でどうでもよくて、ただ、顔や服装や会話の切れ端くらいからしか何も見えてこない人々。そして彼や彼女達から見てみれば、僕もまたそういったどうでもいい一人にすぎないという・・・・そんな人々を、ただじーっとよく見ている。

 もしこれがミクシみたいだったらなあ、とか思う。彼らの顔にアイコンがあってプロフが読めて、でもって入っているコミュや日記の内容なんかでどんな人なのかってすぐわかるみたいだと・・・・面白いんだろうなって。ま、個人情報垂れ流しでもあるんだけれど・・・・

 だけど、人々は常に個人情報を見せびらかしているし、垂れ流している。都市空間といった場所はそういった場所なのだ。さまざまな場所のさまざまな時間にその場所特定の人々が集い、ミックスされ、その度合いがゆっくりと移って行く・・・それは風営法に違反するクラブや、警察に無届のレイブといった一時的自立ゾーンだけではなく、毎朝の列車に並ぶ人の列やマクドナルドのレジやさまざまなイベント、偶然の路上、事故や奇跡といった複数の出来事の中でかき混ぜられ、種類別に沈殿していくカオスと秩序の社会的な生成と崩壊の明滅だと思う。そしてそういった人々の交わりの中で・・・・・複数の文化や規範、作法のコードが抽象化され、研ぎ澄まされていく。

 ファッションだけを見ていてもだいたいジャンルが見えるようになると、会話や存在、嗜好性、性格が、彼や彼女の所属するジャンルのコードによってある程度決められていることがわかってくる。もちろん個人はそれぞれの複数のジャンルを横断することはできるが、それほど多くのジャンルを横断できる人は数少ない。それでも人は自分が思っているよりずっと多くのコードによって自分を組み合わせて生み出している。ときに人はニュースキンを売りつつリストカッターであったり、コンビニの店員をするレイバーだったりする。性別や年齢、道徳や仕事のコードと趣味、嗜好性のコードというように、いくつものコードがファッションや振る舞いとともに生み出され、人々に付け加えられ、人々はそれぞれのロールに自分を分割していく。

 重要なのはまったく見たことないような振る舞い、服装、格好をした人にめったに会わないということだと思う。それに、たいていの人々はそれぞれが個性を持ち、他人とは見分けがつくのだけれど、ある程度のジャンルに収めたり、区分することが可能だ。これはいったいどういうことだろう?なぜ、ジャンルに区分することが絶対不可能な人がいなくて、ある程度は有限なジャンルに分類できてしまうのだろう。それは年齢や性別、職業、趣味、嗜好性、階級によってファッションが選択されていて、それらの選択がマスプロダクツとしての全体的なファッションという生産、流通、分配とそれを消費する文化のコードによって厳密に規定されているからだ。

 つまり僕達は服を買おうと思うと、それなりにジャンルとして成り立ったシステムからそのルールにしたがって購入し、身に付け、それに合った文化や趣味、趣向といった同質的な団体の中でそれを活用し、振舞うというわけだ。(ヒップホップなスタイルと言説やレゲエのスタイルと言説が違うように。そしてそれらが時に混ざり合い、まったく違ったスタイルを生み出すように。)オタクのようにファッションに興味も意味も見出さない人々さえ、そういった趣向性、つまり、たいして服に興味がない人が買う服ということでシマムラやユニクロ、巨大なモールといった都市や郊外の近場で買える服ということで限定され、おたくらしい服装としてジャンル化されてしまうということだ。

 人はある程度常に形式やファッション、作法を共有するグループに所属していないと他者とコミュニケーションが取れないし、自分を他者から差異化できないのだ。おばさんはおばさんらしい格好をしていないとおばさんではありえないんだけれど、彼女はほかのおばさんと自分を差異化するためにいくつものおばさんらしさのコードの中から自分の気に入ったコードを選択し、組み合わせ、オリジナルなおばさんになろうとする。。。。それがセレブなおばさんなのか民宿のおばさんなのか漁師のおばさんなのかは二次的な発生でしかない。

 つまり、人は他者との共通なブロックのある程度一定のルールに馴染んだファッション、振る舞い、作法によって自己を形成して社会的なコミュニケーションを行っていて、その組み合わせやコードがめちゃくちゃだったり、組み合わせが悪いとコミュニケーションがうまくいかず、次第に同質的集団から排除されていくことになる。

 さて、と、そいでもって現在、この僕らが知らないうちに僕達を生み出し、他人とコミュニケートし、かつ、他人とは違った僕らをプロデュースするためのさまざまなコードというブロックは資本主義というシステムによって生産され、配分されている。その配分はどれだけこの資本主義というシステムでその当人がより大量の商品とサービスを生み出し、流通させたか?という度合いに比例して通貨に交換され、その通貨によって人は他人の労働生産物であるサービスや物を買い、私有し、使用することができるようになるのだ。

 たとえば、僕は介護というサービスと労働によってお金をもらって、それで自分を拡大再生産するための食料や服、パソコンや音楽機材、媒体なんかを購入し、それを使用し、消費することで僕足りうることを可能にしているわけだ。つまりこの社会では社会的な地位やポストの大部分は、職業という、社会に対して何をどれくらい生産し、消費しているのか?ということによって、大部分の個人の自我同一性が認められ、むその競争によってある程度成り立っているといっていいと思う。マルクスが書いたように、どんなつつましく幸福な暮らしをしていても、自分の家の横に収入が何十倍もある人が豪邸を立ててレベルの高い生活をはじめれば、つつましく幸福な生活はみすぼらしくなってしまうからだ。
 
 こういった競争とジャンルの細分化、蛸壺化が激しく進みつつも、ある程度のみせびらかしのコードは相変わらず共通している。ブランドを着るのではなく、ブランドに着られることが常識となってしまい、もはやブランドのカットアップ、リミックス、コラボレーション的組み合わせとそれにまつわる薀蓄の物語の細分化が徹底して行われ、希少性がメディアによって捏造され、オークションと芸能人によってその神話が証明される。ブランドは常に新しいものを、さらに内在的に差異化を生み出すために、シーズンごとの新しいラインを定期的に発表し、古いモデルを過去の異物として瞬時に葬り去る。


 人々は自由意志によってこれらのブランドやそのブランドに合ったコミュニティや振る舞いを選択し、自我同一性を育て上げていくのだが、この運動が商品と社会的なコミュニティとの全体的な運動との関係によって規定され、全体の表現の一部へと個人の選択能力が矮小化し、転化しているというなら・・・・・商品とその商品を可能にする社会的バックグラウンドこそがそれを組み合わせる自我、組み合わせによって表現される自我の先験的な存在の源泉であり、なおかつ、構造的に閉じたシステムであり、個人とはその全体的システムの集団的表現の、間主体的な移り行く表現の複数の分岐通過点の集合でなくて、いったい何だというのだろうか?

 多くの人たちが「他人とは違っていい物を持っている私」を表現するためにエルメスやヴィトンのバッグを買い続けることは皮肉にも、それを所持する人が増えれば増えるほど、そのバッグが持つ差異化表示機能は減衰する。差異化の増殖の果ての同質化のパラドックスは流行とその衰退の基礎構造である。ブランドはシーズンラインによってこの流行を自発的に新陳代謝しながら、もっとロングスパンの規模においてその生産、流通、消費としてのシェア、テリトリーの規模を拡大したり喪失したりする。

 商品を買うとはそのブランドに投票することであり、そのテリトリーに自我を同一化することだ。それは所属集団を決定することであり、その集団のコミュニケーションに従うことを他者に向かって表示することでもある。ブランドとは精神と社会的諸集団のテリトリーを無意識に決定する機能を持っていて、その再生産と消費過程にある反転した構造的全体性の覆い、資本制経済に内在する商品の自由によってしか表現されえないコードへの自閉によって、われわれのコミュニケーションやそれを通じて表現されるキャラクターが、帰属する諸集団特有のコードによって限定される。エルメスを選ぶ人々の集団が再生産されるコードの全体性によって個々のエルメスを選ぶ人々はそのイメージに合ったコミュニケーションや振る舞いを自ら進んで演じるように・・・・われわれは商品の生み出す機能性とそのまとまりをもった連続の全体性(消費の物語)のイメージによって自己を生み出し、かつこの自己によって限定される。

 これこそが商品とブランドの持つ無意識的な拘束力と全体主義的なイメージの帝国主義なのだ。人は他人と違う自分を見出し、なおかつ他人とコミュニケートするためのツーツとして生み出した商品とその相関的な関係性の排他択一的構造によって自我を生産することなく生きていけないのが高度資本主義経済化の現状であり、われわれの苦痛と限界はその点にかかわっている。

 ミクシで出会ったハーポ部長、インテリパンク、そして僕とで作っている、RLLというTシャツブランドのコンセプトは、この商品の選択による自我の表現とコミュニケーションの再生産の全体的被限定性という資本制経済の限界を内在的に突破することでもある。

 RLLのプロダクツはそのプロダクツの持つ機能性とコードに自覚的であることによってファッションとそのファッションを嗜好性とする集団のコードを可視化する。いくつかの象徴的なデザイン(その多くがほかのコードやイメージからズレたりはみ出したり、付け加えられたり、混ぜられたものなのだが)さらにそれらの組み合わせを視覚化することにより、われわれは社会学的な実験アプローチを商品に組み合わせるのだ。われわれの商品は複数のコードを意図的にジャックし、突き破り、横断する。それはリアルな世界で展開するミクシのノイズ生成的コミュのシンボルであり、都市と路上のハイパーリンクであり、ネットとリアルを跨ぎ続けるリゾームなのだ。われわれはミクシのコミュ、アイコン、リンク相関性、集団と個のフィードバッグの反復で形成される意識の特性を、インターネットの外部に向かって展開することによって都市と路上の空間を政治的な空間へと変革する。RLLのプロダクツは新しいコミュニケーションツールであり、それは平坦な日常を生き残るためにわれわれが身に付ける、概念の諸集団の機能性と交通関係の、ポリティクスとストラテジーを前提とするアーマー(戦闘服)なのだ。



わんだーうぉーるプロジェクト

わんだーうぉーるプロジェクト
WONDERWALL PROJECT



英国の二枚舌がきっかけ(マイク・フラワーズは悪くないよ!)で、解決し難い程にこじれてしまったパレスチナ問題。遠い国、日本の茶の間でのほほんと暮らしている僕らには、彼らの置かれている状況を想像することが難しく、下手な発言をするよりかは沈黙していたほうが良いような気もしてくる。ガンジーは1938年の時点で「ユダヤ人のやり方が間違っていることは疑う余地はありません。」とか言ってるけど、偉人の言葉だからといって100パーセント鵜呑みにすることはできない。ある村で、イスラエル軍が残忍かつ卑劣なやり方で無抵抗の村民245人を虐殺したという事件を知っても、まあ、ショックだけど、歴史ってのはそのような残酷な出来事の積み重ねだもんな、しょーがないよ、と思ってしまう。

現在、劇的な軍事攻撃とは違って世界の注目を集めないままに、イスラエルは、別の形でパレスチナを追い詰めている。イスラエル政府が一方的に進める「隔離壁」の建設が加速しているのである。いかにこの隔離壁がパレスチナ人を苦しめるものなのか、遠くから眺めている僕らは現実と同程度には絶対に想像できない。やはり、黙っていたほうがいいのか。

でも、ひとつだけ言えることがある。自信はないが、なんか想像できる。今、隔離壁は世界一、ヒップなキャンパスなのではないか、と。BANKSYをはじめ、世界中のグラフティ・アーチストがベツレヘムのパレスチナ人隔離壁にグラフティを描いたり、ポスターを貼りまくっている。それを目当てに観光客がだんだんと集まってきているらしい。これはいいチャンスではないか!隔離壁を世界が注目する観光地にでっちあげる企みに微力ながらも連帯して、国際的な世論ってやつにこの問題をジャッジしてもらうように仕向けよう。そうしたら僕が悩む必要もなくなるし。

なんかとても不謹慎な気もするが、薄暗い壁がカッコイイ絵や素敵なメッセージで埋め尽くされるなんて想像するだけで楽しいことではないか!

パレスチナにいるマイミクKITOU SEISHI 氏から素晴らしい呼びかけがありました。あなたがパレスチナの隔離壁に貼りたいポスターやステッカー、仕掛けたいステンシルをKITOU SEISHI 氏が代行します。1月20日ごろに現地に現物を送ります。時間があんまりありません。興味ある方はメッセージください!

※政治的である必要はもちろんないし、どんな表現でも自由ですが、やはり企画が企画なだけに、何らかの事情により壁に貼れない種類の作品もでてくるかもしれません。現地の状況によってはせっかく作品を作っていただいても、まったく貼れないなんてこともありますんで、そこんとこご了承願います。

参考写真(mixi)

キャンペーン・ソング
WONDERWALL Written by Noel Gallagher

Today is gonna be the day that they’re gonna throw it back to you
By now you should a somehow realized what you gotta do
I don’t believe that anybody feels the way I do about you now
Back beat, the word is on the street that the fire in your heart is out
I’m sure you’ve heard it all before but you never really had a doubt
I don’t believe that anybody feels the way I do about you now

今日はお前が
奴らに打ちのめされる日
お前もそろそろ、何をすべきか
なんとなくでもわかるべきだったのに
俺と同じようにお前を想っているやつが
いるとは思えない

(略)

I said maybe
You’re gonna be the one who saves me?
And after an
You’re my wonderwall

Said maybe
You’re gonna be the one that saves me
You’re gonna be the one that saves me
You’re gonna be the one that saves me

俺はこう言った、たぶん
俺を救ってくれるのはお前なんだ
結局、お前は俺のわんだーうぉーるなんだ

俺はこう言った、たぶん
俺を救ってくれるのはお前なんだ
俺を救ってくれるのはお前なんだ
俺を救ってくれるのはお前なんだ

関連ニュース

【1月9日 AFP】9日から中東を歴訪するジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は、最初の訪問先イスラエルで古代遺跡に囲まれた素晴らしい夜明けを迎えそうだ。

 ブッシュ大統領は、宿泊先のキング・デービッドホテル(King David Hotel)のスイートルームから旧市街の城壁越しに朝日が見たいと要望していた。エルサレム(Jerusalem)市当局は8日、大統領の要望に応え、さらに素晴らしい景色を演出するため、同大統領が滞在する10、11日の両日、夜明け前に城壁の照明を消すことを決定したと発表した。

 ブッシュ大統領は3日間のイスラエル滞在中、ほかにも至れり尽くせりのもてなしを受ける。

 1泊2600ドル(約28万円)と伝えられるスイートルームに用意されているのは、金糸で大統領の名前が刺しゅうされた白いバスローブ。地元テレビ局は8日、終日繰り返しそのバスローブの映像を放映した。

 また、日頃交通渋滞が問題となっているエルサレムへ続く主要幹線道路は、9日のブッシュ大統領の到着後1時間は、側近数百人が乗車する大統領の車列が問題なく通行できるよう、片側の車線が完全に封鎖される。

 現職米大統領のイスラエルとパレスチナ訪問は9年ぶりとなる。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/politics/2334082/2508006



ろうどうこわい

明けましたね。今年もよろしくお願いします。

テレビブロスの占いが最悪(←しつこい!)なんで、なんとか平穏に一年を過ごしたいんですが、今年はいろいろと実験の年になりそうです。実験には失敗が憑き物なので、まあ、しょーがないですね。年始に読んだECDの『いるべき場所』に背中を押されましたね。ボクも「イルべき場所」に向かって、ちょっとだけがんばります。

去年、友人知人に指摘された二つの短所、「ずるさ」は巧妙に隠蔽し、「わがままさ」は周囲に自然と受け入れられるよう働きかけることで改善する所存です。あーたぶん、こーゆー種類のユーモアが人間関係を悪くするに違いない!ってまたテレビブロスの占いに縛られてたり・・・

ナーバスなんですよ。今日火曜日から仕事始めなんです。みんなと同じく月曜からスタートだったら、うまく社会のレールに乗れそうなんですけど、なぜか半端に火曜日から。2週間以上休んでたので社会人としての振る舞い方を忘れてしまってるのがおそろしく、普段は着ないスーツ(しかもクリーニングしたばっかのやつ)着用で望むつもりです。コスチュームがビシっとしている方が役に入りやすいし。

今年は遊びばかりに力を注いでないで、労働者としての演技にも磨きをかけようかと思ってます。ビジネスマナーの本とか読むと面白いですね。さまざまな儀礼の様子が厳密に書かれています。そのマナーのコードをちょっとずらしたりするのがスリリング。名優がアドリブを入れるような感覚ね。

落語で「まんじゅうこわい」といったら、実はまんじゅうが大好物ってことになりますが、ろうどうこわいというボクも実は最近、働くこと、特に会社カルチャーに興味津々で、自ら「ハーポ・プロダクション」という会社を設立してみました。当然、社長じゃなくて部長です。マルコス副司令官スタイル。今度お会いする機会があったら名刺を差し上げます。

労働/仕事を利用して、自分の欲望を可能な限り実現する。これが今年の裏抱負かもしれません。

これは参考になる!

【将棋】生放送中にプロ棋士が女流棋士に告白!


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  • By harpobucho / Jan 08, 2008 1:53 am

2007年ラスト日記

占いなんてインチキ脚本を気にしてしまう自分がいるということは、その占いを読む前に、すでに自分の問題点として認識している部分がはっきりあるからだ。そう、ボクはもらい過ぎているのだ。

人間関係とは、何かを与えたり、もらったりのスリリングなプレイの連続体だと考えることができる。それはモノであることも多いけど、重要なことはモノじゃないことが多い。ボクは常に自分が与えるよりも、多くのものをもらい過ぎているんではないか、という強迫的な意識があり、普段はそれを忘れようとしているのだが、年末年始に読む占いはそのことをいつも思い起こさせる。

毎年暮れになるとこのなんともいえない負債の感覚に取り付かれ、とりあえず元旦に実家に帰り、両親にお年玉を与えるという偽善行為で一時的に解消して茶を濁してきた。もらい過ぎていると感じている大人(特に給料とかボーナスね)は実は多く、お年玉という不思議なシステムは、この負債の感覚に支えられているのかもしれない。

今年一年RLLをやりながら、ぼんやりと考えてたのは「贈与」のことであり、赤瀬川さんに誤爆してしまったのは反省するとして、贈与の遊びを楽しめたんじゃないかな。贈与を「遊び」と捉える不謹慎なネタ感が、なんともいえない負債な感覚の原因のひとつのような気もしないでもないが、やはり楽しい遊び感覚は重要だ。

年間ベストってこの時期みんなやるけど、ここはベスト・ギフトをあげよう。あくまで心に残ったという意味で「感謝」以外に深いメッセージはありません。記憶力に自信がないので、先月と今月もらったものに絞る。あとランキングできるものじゃないんで、順不同。


●アメリカの友人(ベンダース?)からブッシュが間抜けな恍惚顔で地球をファックしているTシャツ。

RLLのTシャツをギフトしたので、そのお礼なわけだが、言葉の壁を越えてTシャツでコミュニケーションしちゃってます。ボクが期待するアメリカ土産でこれ以上ノものはないネ。バークレー産。

●友達のDJや友達の友達のDJによるミックスCD

これはけっこう高度なギフト。選曲に隠されたメッセージを本人の顔を思い浮かべながら解釈してニヤニヤできる。これも言葉がいらないコミュニケーション。CDは本当に周りの音楽好きの友達からいろいろ援助を受けているなー。あとこのYoutube時代真っ盛りでもDVDでもらう秘蔵映像は格別だ。

●松ぼっクリスマスツリーとチロルチョコ

本来ならゴミ行きの松ボックリを緑色に塗って、綺麗に装飾したクリスマスツリーのオブジェ。こんな手作りのステキなギフトがもらえるならクリスマスはあってもいい。チロルチョコへの粋な細工に茶心を感じたり。

●ニューバランスの赤い靴

生まれた初めてニューバランスの靴を履いて衝撃!歩きやすい。街を歩くのが楽しみになってしまった。来年は東京パッサージュごっこを楽しもう。

●概念

誕生日プレゼントとして、ある「概念」をギフトとしてもらった。ジョン・ケージやマルセル・デュシャン級の衝撃のコンセプチャル・ギフト。贈り物の醍醐味って、どのくらい相手に影響を与えられるか、ってとこがある。


そのほかにも、気持ちの良い拾い物のクッションや、ソフト・オン・デマンドのカレンダー&カタログ、おいしいクッキー、さまざまなアイディアやインスピレーション、いろいろもらったー。非物質的なものに限れば、もらったというかパクったのも正直多い。サンクス&ソーリー。もらったものをどのような形で返すかが、来年の課題になりそう。

それでは皆さん、よいお年を~

喪中につき、新年の挨拶は控えさせていただきますが、それはそんなに厳密じゃなくていい気がする。挨拶くれた人には、2008年に訪れるハッピーなことを先回りして「おめでとう!」と返しておこう。

そうそう。

ひっそりと続けているラジオが今年最後なので、気流舎の加藤さんをお迎えし、一年をまったりと振り返ります。興味があればぜひ~

22時より。
http://trio4.nobody.jp/keita/


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  • By harpobucho / Dec 31, 2007 2:13 am

来年の抱負、本能の制御

雲南で買った赤い布を何も考えずに洗濯機に放り込んだら、一緒に洗ってたRLLの白Tシャツがうっすらピンク色に。偶然にもなかなか素敵な染物ができてしまった。占いなんかクソくらえ、と思ってるボクが唯一信じてるテレビブロスの年間占いの今年のラッキーカラーがピンクだったし、最近の流行ファッションであるDiYっぽくてかっこいい!っとアクシデントが起こるたびに脳みそをいつもポジティヴ・チューニングしないと気が済まないので落ち込むことは滅多にありません。

が、来年はいっぱい落ち込みそうな予感。2008年度のテレビブロスの年間占いが発表されました。2007年度は12年に一度の幸運期で、あらゆるチャンスが訪れるウハウハの年ということになっていたんですが(あくまで占い上はね)、そのリバウンドで2008年は、何をやってもうまくいかない最悪の年になるみたいです。

特に対人関係運が最悪で、「マイペースでいると、勝手なヤツだと言われ、人に協力すると、こうもりのように調子のいいヤツだと言われ、踏んだり蹴ったり・・・」とどう動いても非難されるらしい。ぎゃー!心当りがなくはないので、おそろしいです。

4月に人間関係が複雑に絡み合い、なかなか解決できない面倒なトラブルが発生し、7月には周囲とのコミュニケーションが取れず、孤立するらしいので、ボクとトラブルになりそうな予感の人はできれば3月までに申告してください!複雑に絡み合う前に。

この危機を乗り切る秘策は「ユーモアのセンス」とのことですが、射手座の独特のユーモアが裏目に出るらしく、「人と協力してやることや自己表現するような事はやめておこう」だって!!!!!!!!!!!! まったく来年は何もできないよ!!!!!!!!!!!!

はい、テレビブロスの占いも信じるのやめます。小島よしおを真似て部屋の中で叫んでみたが、内心非常に気にしてます。その占いの今年のキーワードが「オリジナリティ」だったのに対して、来年は「本能の制御」ですって。すごく後ろ向き。抱負ってのは負を抱くことだそうです。来年は負を抱きかかえながら、なんとか現状維持の精神で乗り切る所存です。


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  • By harpobucho / Dec 30, 2007 2:15 am

今年も終わっていいとも

昨日が仕事納めで、今日は忘年会という大仕事のために出勤。別に幹事をやったというわけじゃなく、忘年会という儀式(一年の感想や来年への抱負的なコメントを言わされる)を無難に乗り越え、楽しい年末年始を迎えたいがための大仕事。まあまあ成功したはず。

帰宅して、恒例の「笑っていいとも」特番のテレホンショッキング1年分をチェック。ピッキーのボクにとってこんな楽しい番組はない。大物芸能人から異色色物タレントまで、みんな一言二言しゃべっては余韻をいっさい残さず消えていく。こんな走馬灯を見ながら死にたい。いや、やっぱ嫌だ、でもとってもおいしいとこ取り。

芸能人の交友関係の連鎖を追って楽しむのは素人のやることで、通は、「タモリ」の定点観測として楽しむ。まれにアクシデントも楽しめる。奥田民生に、呼んでもないのに付いてきちゃった井上陽水の姿がおかしい。タモリと陽水の会話は常にiPodに入れて持ち歩きたいものだ。その前にiPodを持ってないので手にいれたいが。

エンディング近くのいいともメンバーによる曜日別物真似ショーの寒々しさを楽しんでいると、今年ももう終わりね、としみじみ思う。冬眠に入りたいけど、大事な仕事が残ってる。本当にやりがいのある仕事は、やりがいを強制する仕事が終わった後にやる。

が!

今日、面白そうな音楽本を二冊も買ってしまったから、読欲の誘惑と闘わなきゃならない。レゲエとヒップホップ、これらの音楽は、鳴っている音はもちろん、その背後にあるフェティッシュなエピソードにいつもくらくらやられる。

まだ読んでないけど、オススメ。オーラの色でわかる。

ベース・カルチャー

ヒップホップ・ジェネレーション 「スタイル」で世界を変えた若者たちの物語

「政治を抜いた音楽は、炭酸を抜いたソーダ、いや、まさに背骨を抜いた人間と同等だ」この本について語っているシンゴ02のテクストも非常に熱い。
Can’t Stop Won’t Stop


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  • By harpobucho / Dec 27, 2007 2:20 am

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