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あけまして

アリ卍.jpg

おめでとうございます!という2009年の幕開けを祝福したい気分にならないのは、きっとイスラエルのせいだ。去年のちょうどいまごろ、当時、パレスチナにいた志賀ちゃん(aka KITOU SEISHI)たちと「ワンダーウォール・キャンペーン」という洒落っ気のある企みをやっていた。あのときのパレスチナの状況も悲惨であったに違いないが、今年はまったく洒落が通じない惨状だ。ただただ悲しい。もちろん洒落が通じないことが、じゃなくて、人類への不信感と圧倒的な無力感が。

▼ワンダーウォール・キャンペーンの回顧と展望(仮称)(イルコモンズのふた。より)
【前編】http://illcomm.exblog.jp/7218401/
【後編】http://illcomm.exblog.jp/7218423/

ガザの正月。卑劣な落とし玉。これを観た後に「あけおめ~!」とは言えなくなる。
http://ameblo.jp/ternod/entry-10187344424.html
(ブログ「不定形の絵画」より)

※後に、上記の映像は2005年9月23日ガザ北部の難民キャンプで、ハマスの軍事パレード中に起こった惨事(トラック爆発事故)を収めたものであることが判明。早とちった!

今回のイスラエル軍によるガザ自治区の空爆と侵攻に関する情報は、多くの友人知人のブログやmixi日記から得ている。テレビをつけても、騒がしく空虚な笑えないお笑い番組ばっかなので。自分で要点をまとめる自信がないので、各自ネットを駆使して情報収集することをオススメします。

昨年末のDemocracyNow! Japanから現地の声
年末のガザのゲルニカ イスラエルによる空爆で300人以上が死亡
http://democracynow.jp/subomov/20081229-1

毎度、お馴染み「イルコモンズのふた。」
http://illcomm.exblog.jp/m2009-01-01/

以上、暗い新年一発目のブログでしたが、今年もよろしくお願いします。


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Jan 04, 2009 4:47 pm

「DJを刺し殺す」とサウンドデモが脅迫された件について。

 24日夜に素人の乱主催で行われた高円寺クリスマス粉砕サウンドデモDJだったイルコモンズさんのデモ告知日記に脅迫文がコメントされてしまった!!脅迫主の「高円寺住人」(後にレスした人がこれまた「高円寺住人」名義で書き込んだので「高円寺パトロール」に変更か?)の発言を引用すると・・・ 



歳末謝恩DJ
http://illcomm.exblog.jp/9103426/


>Commented by 高円寺住人 at 2008-12-24 20:46 x
何を主張したいんだ。
思想も目的も無いデモやりやがって。
うるさいんだよ。
迷惑なんなんだよ、ちっとは考えろ。
次やったら刺すからな。

Commented by 高円寺住人 at 2008-12-24 22:31 x
↑貴方も行けばよかったのに。
人を刺すより楽しいよ。遠くにいて参加出来ないワタシの気持ち解らないだろうなあ。

Commented by 高円寺パトロール隊 at 2008-12-25 00:37 x
そんな事知るか。
迷惑なもんは迷惑なんだよ。
絶対に危害加えてやる。



 で、ある。うーーー。これは怖い!!最近はますます物騒になる世の中だが、サウンデデモでDJしていて警察に逮捕されるどころかデモに怒った人から刺し殺されるかもしれないとは!!まあ、車上でプレイ中に刺し殺されたら、それはそれで伝説入りなので、なかなか悪くないぜ。高円寺パトロール隊の人にはイルコモンズさんだけなく、ぜひ僕も狙って欲しいものだ。ま、冗談はさておき、爆音を垂れ流し、狂喜に踊り狂うデモ隊を見て怒り出す奇特な人が時折存在するのは確かで、過去に一度、もうこれ以上人間は怒れないんじゃないかってくらいの鬼のような形相で抗議してきたおばさんがいて、そのおばさんがデモカーに近づこうとするのをこれまた必死に警察官が二人がかりで止めていて、おばさんは両脇を抱えられながらものすごい怒声で抗議しているのを見て爆笑してしまったことがある。いや、爆笑したのはおばさんが面白かったのではなく、おばさんが一人で無届の地声サウンドデモを行っているのがあまりにも素晴らしかったからだ。明らかに、おばさんの方がラディカルだ。ちゃんと声をかけておいて、後で打ち上げにでも来てもらえれば、きっといい仲(性的関係を暗示しているわけではない)になっただろうし、おばさんも笑って帰ったと思うのだが、その後でおばさんはどこかへ消えてしまった。



 他にも、高円寺選挙の時に僕が駅前でDJをしていると、これまた明らかにベロンベロンに酔っている、ものすごい形相のおねえさんがやってきて「テメー 、フザケんじゃねー!!音を止めろ!!止めろ!!」と、鬼のように怒ってくるので、一瞬、逃げ出そうかと思ったくらいなのだが、よく話してみるとこのおねえさん、テクノやトランスが大好きなクラバーで、僕がかけている曲が気に食わないからもっと自分の好みの曲(トランス)をかけろと主張しているのだった・・・・ 話していると「DJツ○シとは仲がいい」だとか有名DJの名前を連発しながら、クネクネ体をまさぐりだし、「ああー!!アレ忘れたかも」と、叫び、いきなりズボンとパンツを自分でズリ落として半ケツ丸出しになってしまった。驚いたのはこっちで、あわててズボンとパンツを上げさせた。そうしているうちにおねえさんは「落し物を探しに行く」と、駅のほうに行ってしまった。妙齢のおねえさんのお尻が見えたのはうれしいのだが、明らかにおねえさんの御脳はアルコール+ケミカル系のネタで溶けかかっているのがわかって終始ドン引きだった。高円寺選挙の時はこの半ケツ事件だけじゃなくて、路上のダンスであまりにも気持ちよくなった女の子が、素晴らしい音楽のお礼にDJに向かって服をまくっておっぱいをちらりと見せてくれたりなんかもあったらしく、やはりみんな全裸になって踊るくらいアゲアゲにしてみせなければ、と、僕はサウンドデモDJとしての決意を新たにするのだった。


 さてさて。こういった例を思い返してみると、同じ爆音でも「刺し殺してでも止めてやる!!」と怒り出す人や、同じ怒ってる人でも「選曲が悪すぎる!!」とDJの内容に怒っている人もいるし、曲にノリノリで「キャーー!!もう、超ー最高!!」と、脱ぎだしちゃう女の子までもいる。実に様々な反応があるということだ。そしてサウンドデモが素晴らしいのはこういった意味での多様性で、なかなか普通のデモでは怒り出す人もいなければ、服を脱ぎだす人もいないくてずいぶんとつまらないのである。それはおそらく「主張」や「意味」にデモそのもののスタイルが縛り付けられているからで、音楽やダンス、コスプレやパペットという祝祭性だけが、そういった「大きな政治」ではなく「小さなな等身大の政治」を可能にすると僕らが考えているからだ。話を元に戻せば「高円寺パトロール隊」氏は「何も思想も主張も無いデモをやりやがって!」と怒っているが、まさにサウンドデモと出会って怒り出したり、服を脱ぎだしたりすることこそが、政治であり意味であり、主張であり、スタイルの発露とそれらの激突であることを、どうして気がつかないのだろうか?デモに対して怒ることは一種のデモでしかない。(ただし、一方的な身体的暴力をデモンストレーションとは言わない。それは脅迫に基づく強権だからだ。) 





高円寺パトロール隊さんへ
http://illcomm.exblog.jp/9110379/
クリスマス粉砕高円寺サウンドデモ顛末記
http://illcomm.exblog.jp/9113273/ 




 イルコモンズさんが「高円寺パトロール隊」氏への返答ですでに書いていることだが、氏が「無意味」や「主張ではない」と思ったところに、ノイズのようにどうでもいいと考えた部分にこそ、僕らが大切だと思っている、譲れない物がある。何度でも書いてきたことだから繰り返すのもウンザリするが、サウンドデモは確かにただのくだらない馬鹿騒ぎのように見える。だけど、そのくだらない馬鹿騒ぎのために何度も逮捕者が出たり、無償の労働力を大勢が提供してきたのは、その馬鹿騒ぎが、決してお金という価値や物差しでは買えないからだ。また、決してこの行為が政治的な意味ある主張という大儀に回収されないからだ。政治的に意味ある主張というのは危険なのだ。なぜならそれは、それを主張する以上、達成すべき目的や、かなえなければならない約束となり、そこから「勝利」だとか「敗北」だとかいう旧左翼的なくだらない闘争の成果主義が生まれるからだ。政治は、決して、訪問販売員の成果グラフや社史のように記録され、比較されるべきではない。こういった政治的な成果主義や、金で買える価値や意味があるサービスや物という合理性の範疇の外こそが、祝祭性という特殊な「まつりごと」を可能にする。路上で楽しければすでに僕らは歴史的圧倒的大勝利を手にしているのだ。これ以上何を望めばいい?何も要求することや主張することなんてない。自分がいかにこの場所を楽しんでいるかということ以外には。政治の聖性が存在するのはこの一瞬だけだ。それを生み出すことが僕らの狙いだ。とにかく、24日、僕らは、資本主義が生み出した偽クリスマスこそがウソの祭りであり、それを粉砕するのは本当の、偽りの無い「まつりごと」だけだと主張し、それを路上で実現したのだ。高いニセ物掴まされて踊らされるより、自分で踊って楽しむのが本物なのさ。どうか高円寺パトロール氏よ、このことを理解して、ぜひ来年はデモに参加していただくことを期待する。



クリスマスより自分の踊りを踊れ

今年三回目の素人の乱のサウンドデモ。セカンド・サマー・オブ・ラブのずいぶん変わって土着化した高円寺の流儀が、回数を重ね洗練されてきた感。これがナンセンスだという批判言説より、現実の経済の方が洒落にならず非合理でナンセンスだと馬脚を現した2008年。今年の街遊び納め気分で仕事をサクッと終わらせ高円寺へ。

警察バスかまぼこ2台が浮かれる高円寺駅前に不粋に横着けされていた。既に「じゃましマンの限界演芸展」で『日本心中』の大浦信行監督が言った通り、撮影スタッフを連れて来ていた。じゃましーのトラメガの饒舌さは、個展から続く芸人的本番モードが入ったままで頼もしい。警官いじりのネタの切れ味は冴え渡って、こちらのモードを談志の高座へ集うそれへ持っていってしまった。松本くんと陽光くんのトラメガの掛け合い漫談も調子良く景気良く弾けまくって滑らない話だった。

クリスマスという逆境の参加者には貪欲なモチベーションが有り余り、出発前から昂揚としていた。発泡酒は何種類かあり、寒さ紛らわせに呑み比べて出来上がっていた。クリスマスというモノの親しみやすさからか、イシューに対する解釈の自由さが伝わって来た。吊るし上げられたサンタクロース、パロディーでしかない聖歌隊。自分らしいクリスマスの誠実な回答を心に用意して集った、自分の祭をやる意気込みを、そのテンションの高さは現していた。クリスマスに託つけて2008年最後の祭をしようという奴らばかりだったに違いない、物好きな暇人ばっかが少数精鋭100人程だったか虎視眈々意気揚々。

サウンドトラックも∞+∞=∞セッティングで温めのダンス物やなんかかけて場を解してたいた。車体は紅白幕に「クリスマスはウソだった!」と東スポ冗談調なスローガン。この際、クリスマスの消費主義や恋愛主義以上にクリスマス価値観の同調主義や権威主義をちゃかしてやろう!ってな冗談企画。これが真面目にバカバカしいことに一生懸命になってみるってのか、既に車はお祭の山車だった。

一発目サクちゃんのDJ。「メトロポリタンミュージアム」でポップで和むスタート。でもやっぱり、シューゲイザーから「Love Your Money」へと雪崩れこんだ。完璧なDJとしてこの高円寺ええじゃないかのスタートを祝福した。何度も歓声をダンサーから勝ち取りながら青梅街道まで進んだのだ!

「ギリシャ(高円寺)暴動!」じゃましマン作プラカードを掲げる雨宮さん
「警察←エリートVS公安←労働者」じゃましマン作2枚目のプラカードを掲げる松本くん
三枚目の「パンクロッカー労動組合」は働の字がニンベンが抜けてて笑かす。

今日の最功労者「パンクロッカー労動組合」のメトロノーム村上/ヒマジンKIKUのDJ。杉並署にデモ申に行く途中に職質に合う村上君、彼の純粋なマヌケさが現れてて完全にヤラれた。露骨な社会的排除が非正規労働者には課せられる、正直だけど素直じゃないぜ!ClashはWhite RiotかComplete ControlかなんかでDamnedはNew Rose。反抗的で実直で真っすぐで由緒正しかった。ハロゥハロゥそっちはどれくらい酷い?「Smells Like Teen Spirit」はロスジェネの国歌の様に鳴り響いた。あとは色々かけてたけどもう騒ぎ過ぎてて忘れた。グランジ世代はプロザックジェネレーション。オルタナは、鬱で死にたくなる新自由主義時代の親よりも豊かにはもう成れないと確定した世代の音楽。
もう例えばアタリでもギターウルフでもストラッグルでもいいけど、テンション上げ過ぎてキックとノイズしか聴こえない状態の原始的なロックンロールになっていた。アンチノックかDOMがその場に現れたかの様なモッシュ。ガードレールが最前列前の柵に見えてきて、警備の警察もサマソニにいる海兵隊SPかのような仕事ぶり。駅前南口〜青梅街道〜環七〜高円寺中央通りをコの字に高円寺南二丁目をぐるり一周して最後は内巻きに古着屋の軒先を舐めてスタート地点の高円寺中央公園に帰ってくる。年末の世間では押し迫ってきた気分+クリスマスのちょっと異常な大事な日にしてる感、が合体した空気感を引裂きながらも、街のキャラクターで調和していた。何が鳴っててももう関係なかったのかもしれないってなぐらい、その空気に酔っぱらってしまっていた。そして身体は限界を超えているのにステップは止まらないトランス状態で、好き勝手な歓喜を上げていた。

やっぱりベタな最良の大味な選曲が、警察や路上の人から見えるサウンドデモには合うのだろうか。DJイルコモンズの必殺連発、UNDERWORLD「Born Slippy」のremix?でグアッと大衆に突き刺さり蛸踊り、世界一高円寺が似合うアンセム的「TRAIN-TRAIN」でまた音楽的信仰心あるパンクスが大合唱しながらモッシュ、あれは誰のバージョンだ?「君の瞳に恋してる」で死ぬまで踊らされる気分になっちゃってそこら中がミロスガレージになってた。
TRAIN-TRAINでは、その価値観の純粋な信者となって、その唄世界と高円寺のこの今の情況とのシンクロに熱くなり、祭に陶酔する踊り子となった。日本シリーズ優勝時のようなビール掛けが、警備と称し取り囲む警察さん達にも振る舞われ、それが一つの様式にまで高まった。ヒロトの声がクリスマスの街中で、高円寺の公園側の古着屋通りに響き回った、聖歌のように愛誦される心情パンクスの人々の元へ。嬉し泣きするに近い感情で、警備と握手しながら公園へ。公園解散後も陽光松本お母さんDJ達のダイブのは続くなど、気分は沸騰したまま、幾分か収まるまでは、踊り疲れながらもお互いを讃え合ううちら。

打ち上げで「高円寺きのこ」の話をした。直接繋がってなかった友人たちが同じく出没していた「これから何かが興りそうだった場所(陽光くん)」場所。今夜はその熟した成果だったのではないだろうか。Yonchome Cafeから眺め下ろされる場所で集団は終電まで呑み語った。


  • Intellipunk
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  • By intellipunk / Dec 26, 2008 3:12 pm

隣人が消えた!

bluesdance.jpg

隣の部屋の外出し洗濯機が突然消えたので、あれ、おかしいな、と思ったら、引越ししてた。これで爆音し放題。というか、ひょっとするとウチの部屋から響く低音にヤレれて引っ越したかもしれない疑惑もあり、なんだか悪いことしたなー、と反省モードになってみたりする。引越し初日に騒音苦情がはいったくらいだからね。

家賃六万円台で緑豊かな閑静な住宅街に引っ越したい人がいれば、オススメの物件かもね。お隣は。ただし、ウチの部屋から低音は響くよ。


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Dec 24, 2008 1:57 am

ちぇっ!

ゲバラ.jpg

「チェ 28歳の革命」
「チェ 39歳別れの手紙」
http://che.gyao.jp/

先週18日(木)に明治大学にて、ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロ参加のマスコミと学生による合同記者会見が行われ、今週のクリスマスには法政大学にて無料試写会が行われる。無菌化された革命を内部にとりこみ、リアルな革命の潜勢力は予め排除。

でもタダでハリウッド映画見れるなんてお得!ありがとうサンタさん。
http://www.hosei.ac.jp/news/shosai/news_969.html

12月25日(木)
13:00~15:30
第1部 「チェ 28歳の革命」
16:00~18:30
第2部 「チェ 39歳別れの手紙」
場 所 法政大学市ケ谷キャンパス外濠校舎6F
薩埵ホール
主 催 法政大学国際文化学部
協 力 株式会社ギャガ・コミュニケーションズ
お問い合わせ先 法政大学国際文化学部


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Dec 24, 2008 1:18 am

前日、こちらでも告知しとこう

クリスマスですね、明日は。
街はどこか浮ついてイルミネーションが発情中。
夜には、どこも飯屋はカップルで満杯なのか?
年末の慌ただしい中で誰もがラブラブモードなのか?
どうもそのテンションになれず、天の邪鬼に騒ぎたい吾人がいたらね、
明日の6時半に高円寺にくるといいと思うよ。俺も彼女と集うわ。
きっと同調圧力に屈しない、イカしたメンツが集ってやんやパーティーできるはず、楽しめるはず。

やっぱ 自分の踊り方で おどればいいんだよ。 江戸アケミ




以下、松本君の情宣です。









大変だ大変だ!!

いよいよ年末になるにしたがって、街はきらびやかになっていき、ボッタクリと金もうけばっかりだ。

やいやい! こうなったらデモしかないぞ!!
これは集まるしかない!!


クリスマス粉砕デモは、いよいよ明日!

明日はベジ食堂もあるので、ヒマな人は昼からゆっくりとランチでも食べてからデモに向かうのもいいかも!
さらに、なんと明日のベジ食堂では、デモ用テイクアウトのピクニックセットも販売予定とのこと!
これはすごい!

ってことで、明日は昼から高円寺でのびのびしてしまおう!!


12月24日(水)
★クリスマス粉砕デモ
もはや我々に金はない!ひたすら金を使わせようとするボッタクリクリスマスを蹴散らして、勝手な祭りをやってしまおう!!
18:30 集合 19:30 start!
高円寺中央公園(南口徒歩30秒/氷川神社となり)出発で、高円寺一周デモ。

DJ:
メトロノーム村上
ヒマジンKIKU
サクちゃん
ILCOMMONZ

※酒持ち込み自由
※寒いので厚着をしてきたほうがいいかも
※大雨等テンションが下がる気候のときは中止


  • Intellipunk
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  • By intellipunk / Dec 23, 2008 11:22 pm

いろいろ最前線

昨日、突然の雇用契約解除宣告。ボクだけではなくて、そこで働いている者全員。再雇用の道もあるが、採用ハードルを高めに設定され、雇用条件は今までより下げられる。さて逃走するか、闘争するか。来年の3月まで契約が残っているので、その間になんか面白い動きをしたい。

それにしても一日遅れのとんだ誕生日プレゼントだ。いまテレビでしきりに派遣切りの話題をやっているが、気づけばその渦中に。労働現場最前線。内心なかなかおいしいと思っている。そう思わなきゃ損。状況は楽しむしかない。しかし本当に「おいしい」話があったら、情報ください~。そんなにがむしゃらに働かないけど、そこそこ働きます。

普段は同僚との人間関係にはクールな距離をとっているが、昨晩の満月の夜は、同じ立場の人間たちと焼き鳥屋で今後の身の振りトーク。共通の敵を見つけて一致団結するのはあんまり好きではないが、ユニティも必要なときがある。

その後、新宿のアートカフェで国際自由メディア大学。ひげビジョンが紹介するフリーカルチャー最前線。ガールトークとかイリーガルアートとかいろいろ刺激になった。

ひげビジョン
http://d.hatena.ne.jp/Moroduub/

深夜にナチュラル・レゲエ@グラスルーツ。AXEMANの説教くさくない音楽説法をガイダンスに明るい未来を描きながら踊る。

今日はこれから友達の引越しの手伝いで身体を動かした後、夜には東京カルチャー最前線。
http://www.centraleasttokyo.com/08/


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Dec 13, 2008 3:31 pm

リトル・エド

今日、生まれました。32年も前の昔話で恐縮ですが。

誕生日を迎えるとアイデンティティ問題をよく考えるわけです。なるべく「自分探し」じゃなくて「自分なくし」(みうらじゅん)の方向で。

最近のテーマは自分をいかになくして、多種多様な他者を受け入れる器になるか、ってとこなんです。これがまた難しいのなんの。器の狭さは仕方ないにしても、数奇な器をたくさんコレクションしている茶人みたいな人間になりたいですね。

昔話ついでに。

器の広さといえば江戸っ子ですが、ボクのアイデンティティは育った川越にありまして、どんなに頑張っても所詮、小江戸っ子なわけで、粋な町火消にはなれないというコンプレックスと憧れがあるわけです。

最近、同僚のインテリパンクから、粋な江戸っ子資料をポトラッチされました。

原寸江戸魂.jpg

原寸江戸魂

仕掛け人は森永博志氏。日光江戸村でしかゲットできないレアもの。カリスマ編集者Aさんからボクのところに流れてきたものです。鳶=火消しの末裔の方々には畏敬の念を抱かざるを得ないです。もういっちょロッカーズな世界観の雑誌。

雲のうえ.jpg

雲のうえ

北九州市が年4回発行している季刊誌。ジャケがヤバイですね。三池崇史監督じゃないですよ。

イカした職人さんとかはやはりボクにとっては「雲のうえ」のような存在なわけで、小心者のボクは身分相応に落語に出てくるような間抜けな町人を演じていきたいですね。

マガジンハウスに踊らされて行った大琳派展の影響で今、酒井抱一にゾッコンです。絵と俳諧のせめぎあい具合がなんとも絶妙です。大名階級に生を享けながら、江戸市井の雅人として生涯を送った方で、まあ、なんともわれら町人の憧れです。

この本がマニアック。図書館で今日借りてまだ読んでませんが、グラフィティ的な解釈もできるかもしれません。

都市のなかの絵.jpg

都市のなかの絵  酒井抱一の絵事とその遺響


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  • By harpobucho / Dec 11, 2008 1:20 am

テレビ人間、再び

テレビを見なくなった理由は、純粋にテレビ番組が劣化し過ぎて見るに耐えないと感じたから、ではむしろなく、職場での雑談のネタとして利用価値がなくなったからであった。異動前の職場のことであるが、同僚はほとんどテレビを見ておらず、ボクは毎週ドラマを数本、雑談の仕込みとしてはマニアックすぎる見方で見ていた。雑談のネタに見始めたテレビが逆に孤立を深めていくという本末転倒っぷりに、ボクはテレビを見るのをやめた。

しかし今、状況は変った。今の職場の同僚の価値基準はテレビのフレーム内にある。「めざましテレビ」のお天気お姉さんの愛ちゃんの服装のチェックから始まり、朝の占いのラッキーアイテムで盛り上がり、夜のバラエティ番組の新ネタやドラマの展開を語り合う。大麻報道のニュースが続くと、ちょっと業務でテンっぱっている同僚に「なんか加勢大周的なモノ、やってるんじゃないの?」というジョークが浴びせられる。なんとも楽しい職場である。

さすがに芸能人が無邪気に遊んでいるようなバラエティ番組はきついのでまずはニュースやドキュメンタリー中心に見ていくことにする。朝のワイドショーは時計代わりにもう見始めている。これは雑談ネタに使える。昔みたいに毎朝『テレビブロス』のテレビ欄をチェックして録画してから仕事にでかけるような手間をかけたくないので、面白いテレビの情報があったら教えてください~

まあ、選り取りみどり体質なボクにはYoutubeで間に合っているという説もある。


昨日の<シリーズ 立ち上がる人びと>見逃した!
今夜はニューヨークとダーウィンか。

生態心理学関係の本を集中的に読んでる身としては、マルクスよりもフロイトよりも、ダーウィンの思想のほうが重要だなあ。社会ダーウィニズムの危険性も含めて。

●2008/12/05 21:10~22:00 BS1
BS世界のドキュメンタリー <シリーズ 立ち上がる人びと>ここで暮らし続けたい ~パリ郊外 移民の町で~
“フランスでは、移民の増加が社会問題となり、パリや地方都市で暴動が相次いだことは記憶に新しい。フランスのプロダクションが、グリニーという移民が多く暮らす郊外住宅地に住み込んで長期取材し、そこでの日常を記録した。
 失業率や犯罪率が高く、不満を抱えた若者たちに対し、機動隊が絶えずパトロールする町で、家賃が払えず強制退去の不安と隣り合わせで暮らす人びと。学校で起きたある強盗事件をきっかけに、この町をかつてように子どもたちが暮らしやすい安全な地区にしようとする動きが起きる。困難な状況の中でも、未来のために何かを変えようとひたむきに頑張る人びとの姿を追う。”

●2008/12/06 18:30~18:50 BS1
ニューヨーク街物語 守れ! 12,000の屋台
ニューヨークで今、ホッドドッグなどを売る屋台のオーナーが、怒りの声を上げています。きれいな街作りを押し進める市の方針を受け、警察などが取り締まりを強化。違反切符を大量にばらまく、いわば「嫌がらせ」が横行しているというのです。取り締まりが厳しくなったのは、3年前。市が出店についての規制を強化し、罰金の最高額を10万円と、一気に4倍に引き上げたのです。そして違反切符の数が倍増し、去年1年で6万件にも上っています。そんな屋台のオーナーを助けようと立ち上がった一人の弁護士。ショーン・バジンスキーさん、36歳です。今回は、屋台のオーナーのために日々奮闘する、ショーンさんの活躍を追い
ました。
★取材ノート ニューヨークの街はこの10年で、どんどん清潔に、安全になりました。その陰に、貧しい移民たちが虐げられている現実がある、ということを知りました。そんな逆境を乗り越えようと頑張るパワーが、ニューヨークらしさなのかも知れません。

●2008/12/06 24:00~0:45 NHK教育
サイエンスZERO「ダーウィン・進化論から150年 進化研究最前線」
当時の常識を覆す大発見”進化論”▽神の時代から科学の時代へ▽最新科学で進化論を実証する ほか

●2008/12/06 19:30~20:30  NHK総合
NHKスペシャル
来年5月から始まる”裁判員制度”を解説▽無作為に選ばれた6人の市民が判決を下す▽市民が”多数決”で刑を下すことへの不安▽実際の事件をモデルケースに模擬裁判実施▽心理的負担の実態とそれを乗り越える対策


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  • By harpobucho / Dec 06, 2008 4:45 pm

書評「さよなら下流社会」

さよなら.jpg

「さよなら下流社会」 

気がついてみれば服はユニクロ、食べ物はコンビニかイオン、ファミレスかマックでだらだら。ブックオフにTUTAYA、万代書店もあるし、買い物に飽きたらカラオケかパチンコに行って、お金が無くなればATMに走って、それもだめなら消費者金融で借りて、時には、こっそりキャバクラや風俗に行く。そこそこのお値段で、ま、そこそこの物とサービスが得られて、そこそこの人生は過ぎていく。もちろん、国道沿いには結婚式場から斎場まであるから、大丈夫。バリューパックみたいに規格化されたウエディングコースから、棺桶のグレードまで、お金の無い人からたっぷりある人まで、全部、揃ってる。考えてみれば人間の欲望なんてある程度のパターンしかないし、いくつか選択肢があって、それを自分で選べれば、誰だって個性や自由なんていうありがたいものを受け取っている気になれるというものだ。君の人生をプチ整形してライフスタイルを新製品で革命せよ。成功の哲学や秘訣は1500円で本屋の店先に平積みされている。100万部も売れてるんだってさ。そうそう、もしもの災害や失敗に備えて、保険に入るのもお忘れなく。そうすれば安心だって買える。

 それでも、安心は退屈にそっくりで、不安や恐怖ほどの確からしさは無い。僕たちは自我の形を失う。曖昧でうすらボケていて、透明で、スカスカ。主体的に選択しているようで、実は複数の限定された商品やサービスを受動的に買わされているだけってのにうすうす感づいてくる。何かが淀み、澱のようにたまり、そっと腐敗し始める。手がかりの無い不安や憂鬱が溢れ、ニュースの中で暴発する。下流だとか貧困だとか恐慌だとかワーキング・プアだとか・・・ それも見慣れてしまうのだけれど、自分とは無関係だとは思えない。って思ったとき、もう、僕らにできるのは買うことでも売ることでもサービスを受けることでもなく、小さな関係をそれ以外に作り出すってことだ。僕らの、セイフティネットを。恋人や友人達と。

 この本に出てくるのはそういったちっぽけな、でも、親密な関係を作り上げようとしている様々な人々だ。音楽やラジオ、農業や古本屋、リサイクルショップや労働組合などのハブで繋がった人々。リスクやコストを自分達で分け合い、自分達のメディアやコミュニケーションを通して自己表現する。でも、それは私有によるエゴの表現ではなく、協同と協働の境界にあって始めて生まれるものだ。この本の冒頭で松本哉が言うように、下流ってのは流木だとか洗濯物だとかバットやボール、胡桃やエロ本や長靴なんかが落ちていて、けっこう豊かに遊べる場所だったはずだ。それがいつのまにか貧乏人やら負け犬やらを指す言葉になってしまい、それこそ、主流や上流にいる人々が作った見方にヤられてしまっている証拠だ。そんな矮小な見方は放置して、僕らで好きなようにやればいい。そうすれば、コンビニやイオンや保険や銀行やATMやブックオフが無くても生きていける。



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