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遊びのフレックス制
フレキシブルという言葉は「自由な時間に働きたい!」という労働者側の欲求に応えるフリをした24時間労働状態におくためのバビロン側の魔法の言葉であるわけだが、遊びのフレキシブル化について最近はよく考える。
失業者は24時間、非労働状態(まー日常の些細な労働はてんこ盛りだが)だから、フレキシブルな遊び方を求められる。一人遊びをしている限りでは問題ないが、遊びの相手がフルタイム労働者の場合、失業者は、可能な限り労働者のオフタイムに合わせることが要求される。自分の中にある遊びの段取りを日々再編成するのが失業者の唯一の労働ともいえる。この労働はなかなかやりがいがある。予定を立てては状況に応じてその都度解体して再構築する。その計画と変更のやりくりがひとつの遊びのようなものだ。
「チケット余ってるから行かない?」って電話があったら、それゃ予定変更しますわ。DIYセミナー/ECOメディア・ワークショップ@東京藝術大学に行く予定を変更して、東京都現代美術館へ自転車を漕ぐ。
池田亮司 +/- [ the infinite between 0 and 1]
http://www.ryojiikeda.mot-art-museum.jp/
展示のボリュームが少なかったけど、満足。最小の労力で最高の喜びを手にするのがボクにとってのECOなわけで。
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 27, 2009 2:28 am
京都東京学び遊び場情報
★今週は、昨年から個人的に鬼門となった京都へ清水寺ダイブにいこうと思ったのだが、コンディション(経済的にも身体的にも)が整わないので今回はパス。ユニオン・エクスタシーと交歓したり、京都の夜を遊びたかったのだが残念。
京都の在住、もしくは遊びに行かれる方どちらかにぜひ。
清水寺御本尊御開帳イベントでなぜか雨宮処凛×松本哉の対談。夜は京大のエクスタシーに流れるみたい。 要申込。
http://www.kiyomizudera.or.jp/2009_news/gen.html
同日のこれも面白そうなイベント。マンガン採掘後を公開してきたディープな博物館閉館直前のレイヴパーティ。
マンガン・ナイトクルーズ
http://www.takaminet.com/topic/090530/
★京都に行かないぶん、東京を楽しめる。明日はこれに行こう。自転車に乗って。
http://illcomm.exblog.jp/9773180/
東京藝術大学「DIYセミナー/ECOメディア・ワークショップ」
[日時] 2009年5月26日(火)14:30-17:30 (180分)
[場所] 東京藝術大学千住キャンパス
[講師] イルコモンズと愉快な仲間たち
★金曜日にも芸大でこんなイベントが。『日本のヒップホップ』の翻訳が最近出たイアン・コンドリーのライブアクションアニメ。なんかモンドで興味津々。
MIT Dance Theater Ensemble presents:
“LIVE ACTION ANIME 2009: MADNESS AT MOKUBA”
マサチューセッツ工科大学ダンスシアターアンサンブルの演劇
「ライブアクションアニメ09年:狂ったモクバ工科大学」
場所:東京芸術大学北千住キャンパス第七ホール
足立区千住1-25-1
JR・地下鉄等北千住駅下車徒歩5分
http://www.geidai.ac.jp/access/senju.html
日時:5月29(金) 5月30日(土)@ 19:00
入場料無料
問い合わせ電話:050-5525-2751(担当:毛利嘉孝)
入場料無料
★土日には高祖岩三郎さんのイベントや、MASAさんのインディスペース@自由と生存の家のオープニングイベントあった気がするがその詳細は次回に。土日はわれらCHANOMADが毎回出品させていただいている10分間の素人映画祭があるのだ。今回われわれは「浮世を茶に」という作品を作ったので見にきてください~。今回はカメラも半分まわしたもんね。
馬橋映画祭のスケジュールはこちらで。
http://mmf2008.jugem.jp/
★来週の週末の話だけど、本日予約したんでこれも紹介しておこう。個人的に今聞きたい夢のカード。予約枠が余ってるので、満席になったら行きたい方は連絡ください。
◎高祖岩三郎×廣瀬純トークセッション「資本主義からの脱出――アナキズムとアサンブレア」
http://urag.exblog.jp/8307934/
日時:2009年6月7日(日)16時~18時(予定)開場15時30分~
場所:紀伊國屋書店新宿本店9階特設会場
定員:30名(入場無料、お申し込み先着順)
※整理券等は発行しません。会場まで直接お越しください。
※当日混雑する場合は立見になる可能性もございますので予めご了承ください。
お申し込み先:紀伊国屋書店新宿本店5F人文書カウンター、またはお電話にて( 03-3354-0131 代表)。
内容:2009年3月以降、資本主義からの〈脱出〉を明確に見据えた理論書が立て続けに刊行された。その代表的なものとしては以下がある。
・高祖岩三郎『新しいアナキズムの系譜学』(河出書房新社)
・廣瀬純+コレクティボ・シトゥアシオネス『闘争のアサンブレア』(月曜社)
・ジョン・ホロウェイ『権力を取らずに世界を変える』(同時代社)
・デヴィッド・グレーバー『資本主義後の世界のために』(以文社)
・廣瀬純『シネキャピタル』(洛北出版)……
こうした趣旨をもつ書籍の出版ラッシュを目の当たりにすると、多くの人は2008年に起きた金融危機に端を発した一時的な現象だと考えるかもしれない。
しかし、実際は、この十数年間地下的に広がってきた、ネオリベラル体制への全世界的な反対運動が練り上げた「知」が、ようやくこの日本でも――これまでの「理論」をラディカルに書き換える形で――成果として現れた、その最初の現象であり、また上記の本のすべてが金融危機以前に書かれ(企画され)、今日の状況をすでに「予示」もしていた。
また、それぞれの論者の主張を注意深く見れば、「労働からの解放」(廣瀬)や「地球意志」(高祖)、もしくは「人間経済」(グレーバー)、はたまた「新たな社会的主役」(コレクティボ・シトゥアシオネス)といった、共通点も多く、かつ魅惑的な「資本主義後の世界」を見据えた概念が乱れ飛んでいるのが分かる。
このセッションでは、金融危機のはるか前から、北米や欧州そして南米で起こっていた新しい運動をいち早く日本に紹介し、かつ自身も先鋭的な理論家として活躍中の高祖岩三郎氏と廣瀬純氏を招き、この危機的な世界の「豊かさ」を知り、「図々しく生きぬく」ための知恵を学ぶ。
【講師紹介】
高祖岩三郎:1970年渡米。批評誌『VOL』コレクティヴ。著書に『ニューヨーク烈伝』『流体都市を構築せよ!』(共に青土社)、『新しいアナキズムの系譜学』(河出書房新社)がある。
廣瀬純:1971年東京生。仏・映画批評誌『VERTIGO』編集委員。著書に『闘争の最小回路』(人文書院)、『闘争のアサンブレア』(共著、月曜社)、『シネキャピタル』(洛北出版)などがある。
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 26, 2009 2:20 am
どうする結婚?どうやる葬式 反婚姻×葬式DIY
さっきテレビで足立区の公園に日本で初めて導入された若者しか聴こえないという環境管理型不快音装置モスキートの超音波を流していて、「キーン」って聴こえたことに得意げになっている。最近は学校に行かない学生のような生活しているから、若返ったのだろうか。
とかなんとか言ってみても加齢の現実を無視できない。今週日曜日は結婚と葬式という生(性)と死に関わる人生の最重要イベントについて考えるイベント。
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/2009/05/diy.html
『どうする結婚?どうやる葬式 反婚姻×葬式DIY』
自由を謳歌した20代を経て、もうすぐ三十路、いや四十路?気がつきゃ結婚してないし、親の葬式も迫ってきてる。今にも勃発しそうな問題なのに、いざというときのための知識はスッカラカン。そんな人生の二大イベントについて、みんなで話し合ってみませんか?結婚てしなきゃ済むならそれでもいいけど、既婚者と未婚者では法律の扱い方がまるで違うもの。この「制度」を利用しなかった場合、どのくらい損するの?離婚のリスクは?葬式にはなるべくカネも人もかけたくないけど、親戚のテマエそうもいかずに出費がかさんでいくもの。自分の考えを曲げないで上手に周りと折り合いながら弔うにはどうすればいいの?などなど、結婚と葬式、それぞれにいささか言うことのある二人の出演者が語ります。
出演
桐田史恵
「陽のあたる毛の会」。昨年、小冊子『婚姻制度を知っていますか』を発行。京都にて反婚パレードを行うなど、契約や制度としての結婚とは何かを知らしめる活動を行う。
おもだか大学
喪主のための実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』編集人。葬儀社勤務時代の経験をもとに、素人でも自力で出来るお見送りを提案。
司会:
ペペ長谷川(だめ連/『男女間の友情』/『あかね』木曜スタッフ)
5月24日(日)午後2時から
場所:素人の乱12号店 JR中央線高円寺駅下車徒歩7分
杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋
カンパ+ワンドリンク
主催:模索舎
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 22, 2009 11:09 am
ブランドとセレブのフェティシズム作戦
○マリファナ・マーチ2009
日時:5月17日(日)午後1時~。デモは午後4時スタート。
場所:青山公園(南地区)/港区六本木7丁目。
東京メトロ千代田線「乃木坂」徒歩1分・日比谷線「六本木」下車徒歩5分。
http://blog.livedoor.jp/marijuanamarchjapan/
RLL製作マリファナ・マーチ・ジャパン公式団扇のデザイン。ブランドと権力と麻の共存?
ロック界のセレブ、ポール・マッカートニーから今年のマリファナ・マーチへのメッセージをいただきました!
四コマ漫画 「それでもボクは反省しない」
ネタ元
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 15, 2009 2:34 pm
女性シンガー
かっこいいお姉さんが痺れるロッケンロールを歌っている。髪型が小松の親分みたい。
かわいい娘が労働歌を歌ってる。口はあまり動いていない。
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 11, 2009 10:59 am
言いたいことを言う
昨晩、イーストウッドの新作「グラン・トリノ」を観て震える。好き嫌いはあるだろうけど、イーストウッドの映画史を総括するようなすごい映画。雨上がりの夜空を見上げると満月がギラギラと輝いていた。
ボクは好きなのです。そーゆー世界が。東映映画と勝新映画にヤラれた人間なもので。今日の代々木公園でのレゲエ・パーティでも感じたけど、たまに内なるマッチョが騒ぐのです。草食動物は狼に憧れるのか。でも狼に近づきすぎると食べられてしまうので距離をとってしまう。ダンスホール・レゲエとの距離感もそんな感じ。でもたまには味わいたい。
今夜の満月は妖しい美しさがありますね。どうか皆さん、ハメをはずしすぎないように。
明日は言いたいことを言ってる人ののドキュメンタリーを観に気流舎へ行く予定。 今日のタクシーハイファイ@代々木公園で女性のDeeJayが「言いたいことを言うってのがロックでしょ、リスペクト!」って青山に向けてタイマーズのテーマをかけた瞬間が良かった。そうだ、レゲエもロックだ。
★Brian & Co. Photo Gallery
http://www.flickr.com/photos/34146111@N08/sets/72157612318480305/
★上映会@気流舎(下北沢)
2009年5月10日(日)19時〜
入場料:500円
トーク:早川由美子監督、MASA
▼「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」
(Brian & Co. Parliament Square SW1 )
[監督・撮影] 早川由美子
[編集] 早川由美子+Paul Wright
[音楽] YANEKA/Paul Wright
2008年 97分 カラー 日本語字幕つき
[公式サイト] http://www.brianandco.co.uk/
▼「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」の内容
「ブライアン・ホウは、2001年6月2日にパーラメント・スクエアで抗議活動を始めた。彼は、このロンドンのど真ん中で、「イラクの子供たちを殺すな!」「嘘つきブレア!」などと書かれた大きなプラカードや横断幕を堂々と掲げ、年中無休のデモを展開している。ブライアンがこの場所で抗議活動を始めて以降、世界中から彼を支持する人々が訪れ、平和を願うメッセージやプラカードを彼に託していった。それらは日々増殖し、やがてパーラメント・スクエアの横幅40mまで広がる、大きなディスプレイとなった。さらに、彼と共にテントを張って寝泊りをしながら抗議活動をするサポーターたちも現れ、現在、国会の目の前には常に10前後のテントが張られている状態だ。これまでに、イギリス議会は何度もブライアンをパーラメント・スクエアから追い出そうと試みてきた。議会は2005年にSOCPA法(重大組織犯罪及び警察法)を制定。この法律は「パーラメント・スクエアの半径1km圏内で抗議活動を行う場合には、事前に警察の許可が必要」という内容のもので、ブライアンの排除を目的として制定された法律といわれている。その法律の下、彼の40mのディスプレイは警察によって奪われ、抗議活動には様々な条件が課せられることとなった。サポーターの人数の上限、スピーカーマイクの使用時間の制限など、一方的な条件を加えられ、その条件違反を理由に何十回も逮捕されながらも、彼らは独特のユーモアとアイデアで対抗しながら、今日まで抗議活動を続けている。彼らの存在は社会的にも注目を集め、ブライアンは、2007年に、イギリスのテレビ局・チャンネル4の視聴者投票によって、「政治的に最もインスパイアされる人物」に選ばれた。さらに、奪われてしまった40mディスプレイが、アーティストのマーク・ウォリンジャーによって再現され、イギリス現代美術界最高の賞・ターナー賞を受賞するなど、彼らの活動は今や社会現象にまでなっている。」
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 09, 2009 10:37 pm
あきれて物も言えない
5/6の東スポの記事
キング・オブ・ロックにふさわしい派手な”ロックライブ葬”として営まれた式直後、喪主で妻の景子さん(53)、長男の竜平さん(20)、長女の百世さん(17)が悲痛の面持ちで姿を現すと、一斉にフラッシュの嵐が。そこへCHABOが歩み寄り、遺族、参列者の前で忌野さん愛用のギターを天に掲げた。ただ、遺族の姿はCHABOが前に立ったため、報道陣の位置からはなかなか見えない。そのとき一人のカメラマンがCHABOに向かって「見えないよ!」と注意したのだ。
CHABOはすごすごとギターを下ろしたが、故人をしのぶ場で、しかも「RC」メンバーを失い悲しみにくれているCHABOを注意するという、なんとも不謹慎な発言。周りにいた関係者も「あそこまで言われる筋合いはない」と憤慨していた。
カメラマンの取材マナーでは先月にも問題が起きたばかりだ。
あるパーティーに出席していたファッションプロデューサーの遠藤典昭氏(37)が「(撮影の)邪魔だ!」注意したカメラマンを殴り、逮捕されるという事件が起きている。
芸能関係者の間では「殴ったほうが一番悪いけど、注意の仕方を含め取材方法に問題はなかったか」と議論された。そんな矢先に、忌野さんの告別式でまたも取材マナーを問われる形となった。
記事紙面
http://www.hamatyuu.no-ip.com/up_loader/img/up833.jpg
あきれて物も言えない
歌詞
http://www.uta-net.com/user/phplib/view_0.php?ID=28995
最近、RCのライヴ盤をいろいろ聴き返しているわけだが、CHABOの悲しみを考えるとすごく悲しくなってくるのだ。ライヴでの声とギターの絡みを聴いていると二人のただならぬ関係がわかる、気がする。しかし、この悲しみは例外過ぎてCHABOにしかわからないだろう。
泉谷しげるの「奴の死は認めない」という発言にちょっと違和感があったのだが「あきれて物も言えない」の歌詞で個人的に腑に落ちる。「どっかの山師」(当初は「びっこの山師」)って名指されてるのは泉谷だからね。
明日9日、青山葬儀場で正午から葬儀式。
一般弔問を受け付ける。
●追悼特番
2009/05/10(日)23:30~24:20 NHK総合
愛しあってるかい?~キング・オブ・ロック 忌野清志郎~
2009/05/11(月)24:45~25:35 NHK総合
SONGS 忌野清志郎ライブ完全版
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 08, 2009 11:08 pm
緊急増刊「朝日ジャーナル」があまりにもつまらないしくだらないしどうでもいいということと、3日の「自由と生存のメーデー」はとにかくもうブっとんでて最高!!だったってこと。
ああ、もう、朝から下痢で超お腹ピーピでグルグルでBADなとこに、何を間違えたのかこの間知り合いの編集者から「え、読んでないんすか?今、けっこう売れてるんすよ、店頭じゃ見かけなくて探してるんすよ」とか言われた週間朝日臨時増刊「朝日ジャーナル〜怒りの復活!崩壊寸前の「日本型システム」〜を、たまたま何冊か売れ残ってるのを見つけて買っておいたんで、ま、暇つぶしに読むかってことでトイレに持ち込んで、腹が痛い痛い痛い痛いっつゥーの!!ってのを誤魔化そうと目を走らせてみれば、ほんと読めば読むほどつまらないし、くだらないし、反吐が出そうなクソ紙面(特にこの葬式の遺影みたいな黒枠で囲われた表紙と、出てくる奴ら全員の顔写真がまさしく葬式面で超BAD)なので、「ああああ!フザケンナ!死ね!!」とか思ってビリビリ破いて、なんと言っても冒頭の「浅田彰と宇野常寛と東浩紀の鼎談「言説空間が失われ批評と物語が衰弱したいま思想は希望を語れるか?」が読めば読むほど頭にキターーー!!ので、「キス・マイ・アス!!」とか叫んで、宇野常寛と東浩紀の写真でケツを拭こうと思ったら、こんなヒキガエルとガマガエルみたいなキモイ顔で二回もケツを拭いたらオレのアナルちゃんがあまりにもかわいそうだと思い直し、じゃあ、もうちょっとマシな浅田彰の顔写真でケツを拭いてやろうと思ったら「あーら、かわいいケツマンコ。素敵。うふ。はあと。」な声がどこからか聞こえてきて、ブルっと悪寒が走ったんで、サブイボ鳥肌引き連れてキュっと引き締まったケツアナを拭くのはトイレットペーパーにして、「朝ジャー」はそのままトイレにぶち込んでションベンぶっ掛けてオレの聖水で消毒してから谷岡ヤスジのムジ鳥よろしく「アサーージャーー」って東京湾へ流してやった。ざまあみろ。ったく、オレのBADな朝をさらにBADにしやがって、このクソ批評家どもは!!
ああ、もう、イライラが納まんない。納まんない。納まんない。朝からずーっとだ。
まず、この雑誌に出てくる人々のうち、フリーター労組関係者やら湯浅誠さん関係で知り合いが写っているのはよくわかるのだが、一人だけ、意外な知り合いが写っていて大ショックだった。それは「個性が失われた風景」と題された記事で、カメラマンの女性がフリーターやら日雇い派遣やらしながら同じ職場の人々を撮った写真のコーナーだ。ここにいきなり数年来知っている女性が写っていて、それがもう例の三浦展著のベストセラー『下流社会〜新たな階層集団の出現』の路上で行き場も無く座り込んでいる(ように見える)若い人の写真と、まったく同じように、何も無い安そうな部屋で行き場の無い、魚の死んだような目で、ぼんやり前方数メートル先を見ているような見ていないような格好で写っているのである。ショックなのはこの女性がこんな表情をしているのは僕が今までたった一度も見たことが無いということだ。彼女はいつも笑っていたし、楽しそうにしていた。クラブで踊ったり、楽しそうに僕としゃべったりしていたところしか見たことが無い。もちろん、僕が見ていたのは彼女の一面だけだろう。この写真のような側面も本当の彼女の一面なのかもしれない。それでも、だ、彼女の生活の全体性を象徴するのではなく、ほんの一部をいかにもなキャプションとコンテクストに配置して編集し、絶望の象徴のように演出するのはぞっとする。やめてくれ。彼女はそんなんじゃないだろ?(って、ちょっと実はそうだったりするかもしれないんで、今度会ったら恐る恐る聞いてみよう)
まあ、この女性の写真以外にも雨宮処凛さん司会のフリーター労組の対談とかも読んでいてキツイものがある。出ている人全員を知っているのだが、全員の「一部」だけが切り抜かれ、妙にゆがんでいるような印象があって、早い話がクソマジメすぎる。山口さんなんてもっとふざけてて面白くてちゃらんぽらんでパワフルなはずなのだが・・・・ 知り合いが全員赤城智弘とか浅田彰と宇野常寛と東浩紀とかのキモい顔と同じ顔で写っているのが嫌だ。頼むからもっと笑顔の写真を使ってくれ。マックの持ち帰りできない無料の笑顔みたいなのもダメだけど。とにかく、このクソマジメ葬式モードがすんごい嘘臭いし、気に入らない。あんたらもっとふざけてるし、笑ってるし、いいかげんなはずだろ?なんでこうなってるんだ?他のすげーつまんないやつらと同じように編集されてしまってるのはなぜだ?ってまあ、それがこの雑誌の編集方針=見せ方なんだろうけど。つまり、お葬式がやりたいわけだ。希望無しだとか、怒りだとか。
話を戻そう。東浩紀が鼎談で「私(雨宮処凛)はもともと政治に興味はなかったとはっきり書いてある。生きていることが苦しかった時に右翼の集会に行ったら救われる感じがした、だから運動に身を投じたのだと。彼女がいま労働運に身を投じているのは、そこでは敵がはっきりし、彼女のアイデンティティーもはっきりするからです。その状況が変わってしまえば、またある日ウルトラ右翼に戻るかもしれない。これは危険というべきだと思う」と発言し、それを受けて浅田彰は「自分探しの物語の中でミニスカ右翼がロスジェネ左翼になっただけだ」と答えている。ああ、もう、アホかとバカかと。雨宮処凛は過去のように敵や憎しみによって共同体や自分の物語を動機付けてはいない。彼らが言うように構造的に取替え可能な敵によるネガティブな自己規定のレベルを彼女は超えている。彼女が今運動に見出しているものや、彼女の行動の動機はもっとポジティブなもので、それは笑いや友愛とも言うべき共同体の紐帯だ。多分、アナーキズムが、素人の乱と松本哉が、彼女の変化を助けたのだと思う。(宮台真司はちゃんとそれに気付いて両者セットにして誉めてるのに、東はバカだからわかんないんでやんの)そこには重苦しい生きづらさからくるベタな感覚は無い。今の彼女ほど実存が軽く、しなやかで、力強い人間はいない。それは哲学者だとか、思想史家だとか大学院長だとかクソな肩書きで上から目線でしかモノ語れないトップダウンの官僚みたいな批評家の言葉が、たたき上げでそれこそ裸で這いずり回って全てさらけ出してきた雨宮処凛の言葉に比べれば、なんの重みも、実存も無い、スカスカの抽象的などうでもいいクソにしか聞こえないのと同じだ。「物語」がどうのこのうのクソみたいなこと言うんじゃねえよ。「物語」だなんて人生をカッコで括って語れるやつは、おまんまの喰いっぱぐれの無いヨユーがあるやつだけさ。路上を這いつくばって生きてるやつに、給料遅延されて泣いてるやつに、首切られて家族路頭に迷って自殺考えてるやつに、「物語」なんて観念は頭の中に浮かばない。それを可能にするのは金と地位だろうが。「物語」を語る資格も知性も知識も学歴も自己責任だとか言いたいのかい?テメーは何でゼニ稼いで何で喰って、何を吐き出して生きてる?誰とヤッて、いつ泣いて、いつ笑ってる?「物語」なんかクソだろ。あるのは人生だけさ。上見れば上がいるし、下見りゃ下さ。(それと、、相変わらず世界中で盛り上がってるプレカリアートやら反グロ運動を全部無視して「敵」に回収するのと、閉鎖的なJ批評だけやるのは止めろよ。)
あーあ。つまんないしくだらないこと書いた。だいたい「朝ジャー」があまりにクソなのが悪い。確か60年代か70年代初頭に全裸金髪のネエちゃんを表紙にして発売禁止になった号があったはずだ。それを今回やればよかったのだ。このご時世でたかが全裸金髪じゃ発禁にならないから、M字開脚でおまんこくぱあくらいやればいい。それで発売禁止になればこのクソな葬式みたいなやつよりもう少しは笑えるってわけだ。
でも、大分デトックスしたらすっきりした。な。それにしても3日に渋谷であったフリーター労組の「自由と生存のメーデー」サウンドデモは最高だった。超最高だった。いや、まだ言い足りない。超超超最高だった。今この国のダンスシーンであれほどシラフでブッ飛んでてヤバくて最高なフロアは無い。絶対にない。生きててよかったってめちゃくちゃ思った。とにかく叫んだし、踊ったし、バカになれた。爆笑した。笑うことは不思議だ。あらゆる憎しみや苦しみをチャラにしてくれる。それは魔法のようだし、神の様だ。サウンドデモは合法的な笑気ガスを街中にドロップする。なぜか右翼には正反対の効き目を及ぼすようで、爆笑して突き進む僕らのデモを見た右翼が二人ほどおおいに怒って突っ込んできたのだが、公安警察と警備課が4人ほどタックルを食らわせて、路上に転がした。僕らはそれを見てさらに爆笑した。腸がグルグルになってネジ切れるかと思うくらいゲラゲラ笑った。そのままナイフが突き刺さっても笑いながら僕らは死んでいけるだろう。それくらい面白かった。ざまあみろ。公安警察も時には役に立つんだなって思って、また爆笑した。公安警察が、だぜ。この世界は最高だ。とにかく、最高なんだ。スゲーぶっ飛んでて面白い。もういつ死んでもいい。墓石にはただ一言、こう刻んで欲しい。
「ざまあみろ」
- ∞+∞=∞
- By ∞+∞=∞ / May 06, 2009 12:43 pm
茶室か、監獄か
パーティや宴会やお茶の間で自分たちの心地よい空間を作っていくと同時に、不安と不信を助長するディストピアへの動きにも常に注意を払い、想像力を働かせておく必要がある。ボクたちが仲間とお茶を飲みながら、楽しい意気投合の時間を過ごしている最中にも、世界の監獄化は進んでいるからだ。
世界の監獄化という表現はもちろん比喩だが、現実に監獄(刑務所って表現よりもこっちのほうがクール!)にぶちこまれる潜在性にボクらは常に晒されている(気がする、気のせいか)。実際、ここ数年、知人が何人も(代用)監獄に送られているから?
昨晩、警官に手錠をかけられた男が実際に何をしたかは知らないが、あの光景にボクが興奮したのは、もちろん野次馬根性もあるのだけど、まったくの他人事とは思えなかったからだ。ある日、道を歩いてたら突然手錠をかけられる、そんなカフカばりに不条理な世界を容易に想像できてしまったからだ。
個人的に注目しているアカデミックイベントの告知(貧困とタイトルにあるのだから無料にしてほしかった・・・)。昨年出版されたアンジェラ・デイヴィス『監獄ビジネス グローバリズムと産獄複合体』とロイック・ヴァカン『貧困という監獄 グローバル化と刑事国家の到来』(装丁は気流舎図案室!)を読んでおくとよいかも。パネラーの森千香子さんはヴァカン本の翻訳者のひとり。
ピエール・ブルデューの弟子であるヴァカンの刑罰論にすごく関心ある。ヴァカンは去年来日予定だったんだけど、奥さんの病気で延期になったので今年あたり日本に来そうですね。翻訳本もこれからどんどん出るでしょう。
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貧困と監獄
~厳罰化を生む「すべり台社会」~
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【日時】5月16日(土)午後1時30分~午後4時30分
【場所】明治大学リバティタワー 1 階 1011 教室
(御茶ノ水駅、神保町駅徒歩5分)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
【パネリスト】
○湯浅誠さん(反貧困ネットワーク事務局長 派遣村村長)
○浜井浩一さん(龍谷大学教授 刑事政策、犯罪学、統計学)
○森千香子さん(南山大学准教授 都市社会学)
○菊池恵介さん(東京経済大学ほか非常勤講師 哲学・思想史)
コーディネーター:海渡雄一(監獄人権センター副代表)
【参加費】800円(予約不要)
【主催】監獄人権センター/アムネスティ・インターナショナル日本
【問合せ】監獄人権センター
TEL&FAX:03-3259-1558
E-Mail:cpr@jca.apc.org
URL:http://www.jca.apc.org/cpr/
★新自由主義がもたらした社会的不安が厳罰化政策の根源
アメリカには現在200万人を超える受刑者がいます。経済のグローバル化・労働市場の規制緩和を推し進め、福祉国家を解体してきた新自由主義改革は新たな貧困層を生み出し、中間層には深刻な社会的不安感を与えています。罪を犯した人々を私たちの仲間と見て、その社会への復帰を社会全体の課題とみるのではなく、「私たち」とは根本的に異なる存在として社会から隔離してしまう厳罰化政策がアメリカ発で世界に広められています。ここ日本においても、深刻な犯罪は減少しているのに、重罰化の進展によって過剰拘禁が起きています。
★貧困の現場から見えてくる雇用破壊、福祉の貧困と弱者に対する厳罰化
2008年6月に起こった秋葉原の無差別殺傷事件では、背景にある「残酷な派遣労働」が注目されました。これが貧困と社会的な排除を原因とする犯罪なのであれば、厳しく罰するだけではこのような犯罪をなくすことはできないでしょう。社会的には福祉政策の充実が、罪を犯した人に対しては人としての誇りと自信を回復し、社会に復帰できる力を与えるような処遇が必要とされているのではないでしょうか。
★どうやって厳罰化の流れを押しとどめるのか
フィンランドの犯罪学者ラピ-ゼッパーラ博士は、各国の受刑者率と犯罪率が「互いに独立した現象であること、つまり、相関がないこと実証的に確認している。その上で、受刑者率と所得格差や福祉予算等を比較して、『犯罪との戦い』よりも『貧困との戦い』を重視する福祉的国家ほど犯罪者に対して寛容であり、受刑者率が低いことを確認している」(CPR ニュースレター第57号より)。日本で起きている厳罰化の原因とこれを止めるための有効な政策をパネラーの皆さんでディスカッションをしたいと考えています。
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厳罰などいらない♪
お茶を飲みたい♪
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 05, 2009 10:04 pm
深夜0時、男と女と警官がいる舗道
昨晩のことだ。自転車でいつものようにスローに街を流しているときにみた風景。
深夜0時過ぎの東中野駅付近のコンビニの前で男と警官が揉めている。傍らで女が二人怯えている。男はチンピラ風、女は未成年のようにみえる。警官が男を女から引き離す。男は女たちに「いいから早く帰れよ!」と叫ぶ。女たちは泣き始める。
自転車の速度をさらにおとし動向を見守っていると、男暴れだす。警官が三人がかりで男を鎮圧。馬乗りになって後ろ手に手錠をかける。
何があったかはわからない。これからはデジカメをすぐに取り出せるようにしとこう、と思いながら自転車の速度をあげる。目的地に着くころにパトカーの音が聞こえてくる。
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- By harpobucho / May 05, 2009 11:58 am
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