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山下洋輔トリオ復活祭
山下洋輔トリオ復活祭
http://www.jamrice.co.jp/schedule/tix2009_40th/sch-090719_40th.htm
稼ぎがないのでこんな高いチケット払えるかよ、と行く気なかった「山下洋輔トリオ復活祭」だが、よくよくイベントの意味を考えてみればまったく高くないことに気付き、嫁を質にいれてでも(その前に嫁を調達しなきゃ)行くことにした。
この夏、皆既日食のスペシャルなパーティや、バンバータやPファンク御一行様などレジェンドの方々が来られるみたいだが、山下洋輔トリオのほうが音楽的に重要であることは間違いない。セットとセッティングなら日食、顔を拝むだけならバンバータかクリントンだが。
この「復活」のエネルギーを見逃すのは本当に勿体無い。そんな気がしてきた。
「結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭」特設ブログ
http://yyt40.exblog.jp/
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jul 07, 2009 4:21 pm
バビロン解毒散歩
無事、第1回日本バビロン検定試験を終了し、カルチュラル・タイフーンは幕を閉じた。ラジオへの出演時間以外は、ずっとTシャツのテキヤをやりながら試験監督とバビロン診断を行っていたので、発表パネルを一つも見れなかったし、同じフロアの他のブースでさえゆっくり見られなかった。そもそもどんな発表があるのかも全然チェックしておらず、興味が沸かなかった。アカデミックなものへの興味は以前より大分薄れてきてしまった。
利用する図書館が学術的な書物が多い大学図書館から歴史・文化・民俗などに関する具体的な書物が多い街図書館へ変ったのが大きい。ボクはいとも簡単に環境に影響を受ける。
日本バビロン検定試験を実施するにあたり、バビロン側の人間に擬態して愉しんでいるつもりが、だんだんとバビロンの毒がまわってきて苦しくなる。試験監督や診断士という人を監視したり評価する仕事はなかなかしんどい。検定1級合格(バビロン度最高)を素直に喜んでいる純粋な学生を目の当たりにするとなんだか罪悪感が芽生えてくる。
バビロン検定試験の報告は後日レポートするつもりだが、予想以上に楽しい展開になったとだけ記しておこう。検定協会を立ち上げるということはその世界での権威になることだが、権力を持つってのは一時的な遊びでも疲れるものだ。いや、遊びでこんなことしてるから疲れるのか。
試験の問に腹を立てた受験生によって破られ丸められた問題用紙。もっともラジカルなバビロンに対する態度!
今日はバビロン毒抜きのために、雨上がりの善福寺川を散歩。カルガモの親子に遭遇。癒される。親を追い抜き、はしゃぎまわるチビたちの生命感に元気づけられる。雨上がりの世界は人間を含め、生物が活発に動き回るから面白い。
「東京のへそ」大宮八幡の鳥居前の苔の絨毯も癒される。
今年の馬橋映画祭に「アーバン・モス・ブルース」という映像作品を出品したが、そのときに採集した苔をウチの盆栽もどきに移植させたが、うまく環境になじめず生気をなくしてしまった。苔のディアスポラ。それ以来、街を歩くたびについついアーバン・モスに目がいってしまい、そのたびにブルースが頭の中を流れるんだ。
すごいモッコリした苔だ! とぬか喜びしたが、騙されはいけない。これはマンネングサだ。
こ、これは、不慮の事故で亡くなった愛煙家の亡霊か、はたまた路上喫煙解放戦線のパフォーマンスか。癒される。
その後、永福図書館にて『きだみのる自選集』をパラパラと。癒される。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jul 07, 2009 10:13 am
第1回日本バビロン検定試験@カルチュラル・タイフーンのお知らせ
明日、明後日、カルチュラル・タイフーンというくだけた学会&大人の文化祭に参加します。
いつのようにRLLとしてTシャツを売ったり、媚を売ったり、ラジオに出たりします。Tシャツの商品説明はいつもよりアカデミックに答えるように心がけます。
フリーメディア・リサーチ・ラボのミニFMラジオ(88.0MHz)の電波を受信するためにうちにあるオールドスクールな巨大ラジカセを担いで持っていきます。どんどん製品が小型化されていくなかで、あのデカさは馬鹿らしくそして愛らしいです。雨なんか降られたら正直しんどいです。でも、昔のレゲエのテープ(ロンドンの海賊放送音源)をかけたりして、まったりとミニサウンドシステムごっこなんかして遊びたいです。
フリーメディア・リサーチ・ラボの映像コーナーではCHANOMADの「茶柱が舞うように」「茶の間から遠く離れて」「浮世を茶に」の茶三部作を上映します。「茶の間から遠く離れて」のパレスチナロケの主演俳優が緊急帰国して会場にいるのでゲストに出てもらう予定です。
フリーメディア・リサーチ・ラボ番組表(会場から近くないと受信できません)
http://freemedia.researchlab.jp/cultural-typhoon/radio.html
なんといっても今回の目玉はRLLのブースを間借りし実施される日本バビロン検定試験なるものです。運営を委託されたハーポ・プロダクションが契約社員のペペ長谷川さんと一緒に問題作成しました。10分間のミニテストなので会場に行かれる方はちょっとの間、付き合ってください。あなたのバビロン度を一流バビロン診断士が評価します。
では、みなさん試験会場でお会いしましょう。
★日本バビロン検定協会とは?
日本バビロン検定協会は、全国民が安心・安全に暮らせる、より良い社会の実現を目指し、検定試験(思想チェック機能付)を通して、「バビロン」という理想のコントロール・システムの普及を目的に設立されました。
日本バビロン検定協会創始者 大塚惟精(初代警視庁特高課長)
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jul 03, 2009 4:38 pm
ちょっと知識と勇気があれば誰でも職質は断れます!
「渋さ知らズ」メンバーが大麻所持で逮捕
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090702/tky0907021450007-n1.htm
法的に任意でしかない職質は必ず断れます!!ちょっと知識と勇気があれば誰でもできること。違法、もしくは不必要で迷惑な職務質問を断ろう!!ってことで、今発売中の雑誌「Spectator」の「がんばれ!おまわりさん!」っていうコーナーに出演して、職質撃退法についてしゃべってるんで、みんなチェックしてね!!職質、ダメ、絶対!!
【違法職質】無法ポリスとわたりあえる、ザ・警察対抗法Q&A(千代丸健二
http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20090207/1234010040
●職務質問を断る基本的なテクニック
3つの点を明確にすること。
相手 警官=公僕:相手の名前・身分を証明させる
自分 市民=主権者:職質は任意・自由・黙秘権
行為 用件・こちらの不審点の法的根拠
1. 相手の身分の確認
まず話しかけてきた相手が誰なのかを確認することが先決だ。 外見で相手の身分を判断してはいけない。きちんと身分証明書を提示させること。相手の素性がわからないのに、自分のことを話すことはない。また、相手の身元がわからなければ、あとで何かあった場合に確認できないから、これは当然必要となる。
相手が警察であれ、公安調査官であれ、身分の呈示は法律によって義務づけられている。〈条文〉
2. 任意
職務質問は警職法二条に規定されるが「任意」である。強制力はない。令状がなければ身柄は拘束されない、また例外的には職質の過程で「現行犯」逮捕はあり得るが、そのためには「厳格な証拠」と「現認」が必要である。〈条文〉
警官の質問に対して市民は答えるも答えないもすべて自由である。任意とは、物理的および精神的に拘束してはならないということだ。強制はできない。任意とは、断る権利を完全に保障することに他ならない。警官は市民に協力をお願いすることができるだけである。強制すれば警官は職権濫用の罪になる。嫌だと言う者を止めておくことは出来ない。どんな理由をつけても、「任意でしょ、違いますか」と問い質すことで警官は「任意です」という答え以外にないのであるから、当然にこちらが強い。だから警官共は揉み手をしながら「ご協力を願いたい」という。警官は基本的に警察法と警職法、刑事訴訟法に基づいてしか仕事はできないのだ。
挙証責任は警察にあり
警察は「怪しくなければ、その証拠を示せ」と言うことがあるが、こちらが証拠を呈示する義務はない。市民・被疑者の側には立証する責任は一切なく、警察の側が、誰の目にも明らかな証拠を出さなければならないのである。そもそも自分があやしくないという証拠を示すのは不可能である。だから、こちらからあれこれ説明する必要はなく、向こうのお手並み拝見でよい。あれこれ説明するからデッチ上げられるのである。
「疑わしきは罰せず」というのが、法治主義・市民法の原点である。たとえ犯罪に当たる行為を犯していたとしても、警察・検察側が立証できなければ、有罪になることはない。犯罪とはならない。
任意という言葉の意味
もし人権を重んじるなら、決して自分から協力しないことだ。いや、自分は任意で協力したんだ、と思う人がいるかもしれないが、脅しによって、「任意で」しゃべるように仕向けるのが警察だ。もししゃべった動機が、脅しによるなら、それは到底任意とはいえない。ここでいう脅しとは、強い口調で言われることだけではなく、「このまま相手にしていると、警察にマークされるな」とか「いつまで時間をとられるかわからない」とかいう思いから話すことも含む。
また、「警察から聞かれたら答えるのが普通だから」という思いで答えるのは、「任意」という言葉を論ずる以前の問題だ。それは実際、「強制」と同じだ。
「任意で協力する」というのは、自分で事件を見聞きして、進んで警察に連絡するような場合のことだ。つまり自分から教えてあげようという気持ちになるのが任意である。あなたは、自ら進んで警官に名前や住所を教えてあげたいと思うだろうか?
何の理由もなく、名前や住所を聞かれて答えるというのは、任意でも何でもない。また、説得されて答えるというのも任意ではない。大概は、向こうの勝手な判断で怪しいといちゃもんをつけてくるだけで、自分が話すことで事件が解決されるわけではない。せいぜい警察の疑惑が晴れるだけだ。下手すればデッチ上げを食らう。
だから、決して自分から協力しない。同行を求められても拒否する。すべて拒否した上で、向こうが荷物をこじ開け、引っぱり込んで署に連行し、手を押さえつけて指紋を採ったら、明らかに強制であり、職権濫用となる。そうではなく、説得されて仕方なくやったのでは、警察の方としては、「いや、自分からやったんですよ」となってしまう。そうやって取り込んでいくのが警察のやり方だ。警察は脅しすかしで、こちらが自主的に行なうことを待っている。普通の人はだいたい「これはやばい」と思って、自分から見せてしまう。
警察は強制力を持っているのだから、本当に必要であれば、令状を取って強制的にやるはずである。だから、決して自分からは言わない、行かない、荷物を開けない、協力を一切しない。向こうが強引にやるまで待っておればいい。強引にやったら、「職権濫用だ」と訴えることができる。そしてその場面をしっかりとテレコやカメラにとっておくことだ。
物理的なことは強制できるが、しゃべることは、せいぜい口を開かせることが精いっぱいで、内容のあることを言わせることは不可能だ。相手の話に乗っかるから、ついつい口が動いてしまうのだ。
もちろん、挑発する必要はないし、本当に犯罪事実が明らかなら、やられても仕方がないことだ。たいていは引っかけようとしているだけだから、こちらが脅しに乗らなければ、向こうはあきらめる。
3. 黙秘
1こちらからは積極的に情報を与えない。
2相手の用件を聞いて、向こうの狙いをつかむ。
3逆に相手を問いつめて、情報を引き出し「主客転倒」させる。
4聞くだけ聞いて答えは保留にする。拒否か今後の接触も断る。
まず、「何の用か」と聞くこと
人によっては「黙秘します」と言えずに、「相手に悪いような気がして話してしまう」こともあるが、それはいいでしょう。いきなり黙秘まで成長するのは難しいかも。その時の対処法は以下のように。
「何が聞きたいんですか」「どうしてですか」「なぜ、そんなことを言う必要があるのですか」「そんなことを聞いてどうするのですか」と質問することだ。次に肝心なことろは「わかりません」「ちょっと考えさせてください」「知りません」「それは言いたくない」と答えればいい。「人権110番に相談してみます」「弁護士に相談する」と告げてもいい。
日本人はすぐ質問に答えてしまうが、そうしないで、「何ですか」とまず反問する癖をつけること。「何を聞きたいの」「それで、それで」「だから」「なんで」と問いつめて、向こうの狙いを聞き出す。相手の一言一言に「どこにそんな証拠がある」と根拠を求めること。
心が急に落ち着かなくてドキッとしても、すぐに答えないこと。心を落ちつけて、深呼吸して、余裕を持って対処することだ。
向こうは何とかしてこちらからしゃべるように仕向けるが、それは無視して「なぜ」を繰り返し、こちらが質問する側になってしまうこと。警官も答えたくないから逆に問い返してくるか、話を逸らしてくる。それには乗らずに、質問を無視して、こちらの質問を続ける。「私の質問に答えなさい」と。
警官の質問をおうむ返しに反問する
また、警官の質問に「おうむ返し」をする方法は覚えておくと便利だ。
「君は学生かね?」と聞いてきたら、「何、私が学生だというのですか」と問い返す。「この自転車は君のものか?」と言われたら、「これが私のものだというのですか」と問い返す。「そうだ」と言ったら、「どうしてそんなことを聞くんですか」「どういう根拠があってそう決めつけるんですか」「あなた何の資格があってそんなこと言うの」と質問する。相手の質問に対しては、心外だという気持ちをもって、反問していくこと。質問に対して答えをはぐらかす戦術である。割合に簡単で非常に効果がある。
警察の質問に対しては「イエス」も「ノー」も一切答えないのがポイントだ。「そうだとも、そうでないとも答える必要はない」「答えない理由? それも答える必要はない」と言えばよい。
イエス、ノーは警官の側に言わせ、さらにその根拠を追及し、その根拠の薄弱さ、そしてそれにも関わらず、疑いをかけて決めつける倫理性をも問いつめていくこと。プライベートなことは、「警官ごときに聞かれる筋合いはない」という気持ちが大切だ。これは基本的人権の思想である。
聞くだけ聞いたら、保留にする
向こうの考えがわかれば、聞くだけ聞いて「わかりました、では考えておきます」「何に使われるかわからないから」「弁護士と相談します」「人権一一〇番の千代丸さんと相談します」「事情は調べてみます」と言って、保留にする。質問に答えるか否かもあとで返答する。「今いい加減なことは答えられない。それはあなたにとっても困ることだ」と。
軽く聞き流す方法
聞くだけ聞いて、具体的には返事はしないで、「ふーん」「はあ、なるほど」「はい」「そうですか」「いや、それで」「わかりませんねえ」と聞き流したり、同じ言葉だけを繰り返す。すると向こうは、「これはどうしようもないか」「こいつバカじゃないか」と思ってあきらめる。対処のコツは相手の目をじっと見つめて話をすること。気後れはしないこと。その為には腹式呼吸で。深呼吸も十分にした上で気持ちを落ち着かせて対応すること。
断固拒否の戦術
あるいは、いろんなことを言っても、知らん顔して、「はい、さよなら」「はい、要件はありませんね」「お断わりします」「別にあなたたちに全然関係がありません」と毅然として断わる方法もある。
こちらが質問する側に立つ
「あなた誰ですか? 」「名前は? 住所は? 家族は?」「本当に警察官?」「なぜ?」というふうに、聞かれる立場から聞く立場に逆転しよう。その上で「法的根拠は?」と質問していくのだ。「令状があるのか?」「任意か、それとも強制か、どっちだ? 」答えは当然に任意であり、令状などあるわけもない。
警官は違法・不当な職務質問をしているのだから、逆に問いつめられると困るのだ。攻撃は最大の防御だ。こちらが質問対象ではなく、逆に警官の違法行為を取り締まる気分でやることだ。そうすると心理的に優位に立つ。向こうが適当なことを言ったら、とことん問いつめる。さらに哀れみの感情と赦しの心でもって優しく、「公安警察みたいな汚い仕事は辞めなさいよ」と言う方法もある。こちらが強ければ、向こうは保身に回る。最後は、「うるさい奴だ、もう行っていい」となる。警官の方が逃げ出すこと請け合いである。
一つ答えるから、次々と質問に答えざるを得なくなる。しゃべらないからといって罪になったり、あるいは刑が増大されることはない。むしろ、しゃべることによって、相手に情報を与えて、そのことによって逮捕があったり、人に迷惑をかけることになる。向こうは答えさせて、ボロを出させて、いたぶろうと思っているのだから、自分がことさら向こうのテーブルの上に乗ることはない。しゃべらなければ向こうは何もわからない。
そこで、黙秘が一番ということなのだが、それは押し黙っていればいいというわけではない。知らん顔をしていたら、「お前、耳が聞こえないのか」「生意気だ、警官をバカにするのか」となる。「なぜ」と聞いていって、こちらは向こうの質問を一切答えないことだ。警察ごときに、あれこれ聞かれる筋合いはないという気持ちが大切だ。こうすると、あれこれ話しているようでいて、こちらは情報を全く与えずにすむ。
嘘について
嘘はなるべく言わない方がいい。言うなら、それで貫徹すること。人間は思わぬ場面ではとっさに嘘を付くことがある。時に考えた末に嘘をつかざるを得ないこともある。人が人間なるが故の宿命である。だからウソは絶対に「悪い」と決めつけるわけにはいかない存在である。
一つ嘘をつくと、人間は次々と嘘をつく。付かざるを得なくなる、ボロを隠すために次々とウソを重ねる。すなわち最初に嘘を言うから、辻褄が合わなくなり、何となく心も苦しくなってくる。そこを見透かされて「自白」をしたり、時に官憲の都合のいい「ウソの自白」を重ねることになるのである。冤罪の構造に近づく第一歩である。その時は家族や仲間を裏切り、自分の良心にも恥じなくてはならず、多くの人に迷惑をかける。あなたのウソの自白で、被害者が出ることもあるのだ、自分だけならまだしも、他人を「ウソの犯人」に仕立て上げる犯罪に加担する役割を演じる。何も言0わなければ、向こうは何もわからない。
ばれなければ犯罪にならないのだから、ばれない嘘はいくらでもつきなさい。というよりも、これは人間は嘘をつく権利があるかという権利・義務の問題になってくるが、嘘の自白をする場合もあるし、自分を守る嘘もあるし、他人を罪に落とす嘘もあるし、他人の罪を被る嘘もある。個人が嘘を言っても罰せられないが、社会的には非難されることがある。個人がつく嘘と権力がつく嘘を比較した場合、権力の嘘の方が遥かに罪が重く悪質である。これを「権力犯罪」と言う。私は権力に対して個人が嘘を言うことは許される、という立場をとる。
ただ、警察がやればデッチ上げで、これは公務員としてやってはならないことである。
真実だけをしゃべっていたらボロは出ないが、警察にとっては、本当のことを言っていても、嘘のことを言っていても同じなのだ。アリバイがあっても嘘と決めつけられて潰される。警察の思うような結論になることが「正しい事実」で、真実とは別のものだ。だとしたらしゃべらないのがよい。そのため沈黙、黙秘権が最高といわれる。
4. 記録に取ること(できれば録音、なければメモ)
知識だけでは、向こうに「そんなこと関係ない」と言われてやられるので、テープコーダーに記録を取っておくこと。
警官は自分のことを記録に残されるのを非常に嫌がる。なぜなら彼らは絶えず違法なことを行なっているのだから。だから、彼らに警察手帳の提示を求めても大概は見せない。テレコや写真で記録を取っていれば、あとで証拠となって、訴えることができる。そして、それ自体が彼らに対する牽制になる。テレコを持っていなければメモ帳を片手に相手の言ったことを逐一書き込んでいくのもいい方法だ。
何か言ったら、向こうの主張をハッキリさせて記録する。何かおかしなことを言ったら、「もう一度その言葉を言ってくれるか」「○○なんだな」と言って確認をするのが効果的だ。大概その言葉を引っ込めるのだが、あとで抗議する際に、事実関係、法的根拠をハッキリとさせておくことが必要になってくる。「×× という暴言を吐いた」「警察官であるにも関わらず××法を否定した」などと抗議書に書くことができる。
たとえ、録音機能がついていなくても、向こうにはわからないから、ヘッドフォンを外してピッと切り替えるふりをして、「今度録音に切り替えます」「どうぞ、はい」「どうぞ、何」と演技する。それが動かなくてもいいし、持っているふりをしてもよい。また、街中だったら、大きな声を出して、証人を集めることも有効である。それから、写真もしっかり撮ること。写真撮影は、市民には肖像権があるが、公務中の制服警官にはない。また撮るのに相手の許可は不要だ。
記録は、現場でのやりとりだけではなく、その後、警察署に抗議する際も、必ずテレコに記録を取っておく。大概警察は、組織ぐるみで隠そうとするからである。
5. 救援を呼ぶ。「人権一一〇番」に電話をかける。
- ∞+∞=∞
- By ∞+∞=∞ / Jul 03, 2009 12:18 am
グっとくるマイケル・ジャクソン
モータウン25周年コンサートで8年ぶりに顔を揃えたオリジナルジャクソン5!
3分2秒の黒人少年のガッツポーズがすべてを物語ってる。
その後に、過去のナツメロもいいけど、今のボクのほうがクールだぜ!と「ビリージーン」への流れ。
モータウン25は他にもいいライヴ満載なんで、暇を見つけてあげていきます。司会が芸人のリチャード・プライヤーなのがグッとくる。
あと、スマップがMJにドッキリで遭遇して、メンバーの瞳孔開きまくり、レイヴパーティの明け方みたいなメンバー間の興奮脱力トークの映像もそのうち。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jul 01, 2009 9:28 am
ボクには覚えがない
ここ2日間ほど、ネットが途切れまくるというトラブルに見舞われ、イライラ現代病に罹る。なぜだ、ボクには覚えがない。
プロバイダに電話して、あーだこーだやってるうちに半日が過ぎていく。結局、プロバイダ側のミスであることが判明したわけだが、なんだか自宅で遭難した気分になってたのでオペレーターのお姉さんが天使のように思えた。
最近は窓を全開にあけているのだが、部屋に侵入してくるメンツってのはだいたい決まっていて、蚊、蝿、蜂などウエルカムじゃない羽虫ばかりなんだけど、なんと今日は黒アゲハ蝶が部屋の中に舞い込んできた! 天使!?
部屋を一周すると、こっちがカメラを構える暇もなく、彼女はまた外に飛び立っていった。そのときボクがどのような種類のロマンチックな妄想に耽っていたかわざわざ書くまでもないだろう。
ネット不通の抜け殻状態のボクをオペレーターのお姉さんが救ってくれたように、人のために役立つ仕事は素晴らしい、なんて労働意欲がちょっと芽生えたので、ボクもボクのできる仕事をした。
一番好きなマイケルの動画をYoutubeにアップ。モータウンの25周年コンサートでのマイケル。天使のような繊細な声のマイケル。アゲハ蝶のような優雅な動きのマイケル。かっこ良すぎて何回も見た(見せた)映像。それにしても「ビリージーン」ってこんなえぐい歌詞だったなんてね。ボクには覚えがない・・・・小悪魔sage嬢にハメられた男の歌なのか、それともハメ逃げしている男の歌なのか。
この映像の前は奇跡のジャクソンファイヴ再結成ライヴなわけだが、他の兄弟に比べてマイケルの踊りのキレっぷりが突出していて面白い。そのうちアップします(試みたが原因不明のエラー)。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 30, 2009 7:49 pm
GUN&ROW
月曜日から濃いイベントが!
雁をこれからどう読んでいけばいいのか、きっかけになればいいな。
地下大学東京 6 月
http://www.chikadaigaku.net/
谷川雁と竹中労
───〈うた〉は殲滅されたのか?「日本の歌」から「日本禁歌集」へ
神谷一義(off noteレーベル主宰)+平井玄+本山謙二
・6月29日 19~21時
・素人の乱12号店・高円寺北中ホール
・資料代500円+投げ銭(自由意思)
「動乱の詩人」谷川雁が、筑豊の坑底に逆巻く粉塵のように甦ろうとしている。
『谷川雁セレクション』(日本経済評論社)が刊行され、道の手帖『谷川雁』(河出書房新社)が刊行された。
そして歌に執心したもう一人の動乱思想家、竹中労による1969年の録音記録集「日本禁歌集」全5巻(off note)も復刻されている。
「ある時ある場所で、私たちの皮膚を全開放する肉声」(雁)は、一体、いつどのようにして殲滅されたのか?
私たちは今こそ「動乱の歌」を必要としている。
『日本禁歌集ブックレット』の刊行を機に、鎮圧され埋葬された歌声を聴きながら、1960年の谷川雁による「日本の歌」論から、60~70年代の竹中による禁歌から琉歌への運動までを、off noteレーベルを主宰する神谷一義とともに語り合いたい。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 29, 2009 2:53 am
今週末のメニュー
今週末も異常に加熱した人々の交流が交差しているようです。出来ることなら全部参加したい!
以下、イベント羅列しますが、RLLクルーもどっかで集ってますのでよろしく。
明日 6/26(金)
<シンポジウム>コピーレフトとアート−抵抗か、戦略か
コピーレフト、パブリックドメイン、クリエイティブコモンズ、、。様々な著作権の方式がある中、あえて作品をパブリックドメインにしたりするアーティストもいますし、ユーチューブなどで作品を見せる作家も多く居ます。
新たなテクノロジー誰でも簡単に、安価に既存のデジタルの素材をリミックスしたり、創り出したり、それを公の目にふれられるようにできるようになりました。著作権強化の動きは、そういった自由な表現を違法として縛ろうとしています。この動きには反対しなければならない一方で、アーティストはプロの表現者として著作権による収入が重要なのは間違いありません。抵抗としてのコピーレフト、そして戦略としても考えられるコピーレフト。そしてその提案者であるリチャード・ストールマンによる本来の意味を思い出しながら、ディスカッションいたします。
日時:2009年6月26日 午後7時より9時半ころまで
場所:創造空間9001 横浜市中区桜木町1-1-75(JR桜木町駅改札を出て右脇)
TEL 045-226-5511 http://www.9001.tv/index.shtml
入場料:500円
スピーカー:
金谷 憲 ひげビジョン フリーメディアリサーチラボ
作田知樹 アーツアンドロウ 横浜国際映像祭 キュレーションスタッフ
白田秀彰 法政大学 准教授 法学博士
藤井 光 アーティスト
毛利嘉孝 東京芸術大学 音楽環境創造学科 准教授
※30名まで/ご予約は、info@miaca.orgまで、お名前、ご所属をお書きになりお送りください。
http://www.miaca.org/
『「文化政治」は、もう終わったのか……?』
JUNKUトークセッション
『黒い大西洋(ブラック・アトランティック)と知識人の現在』(松籟社)刊行記念
市田良彦×上野俊哉
(司会)小笠原博毅
■2009年6月26日(金)18:30~
『黒い大西洋(ブラック・アトランティック)と知識人の現在』(松籟社)の刊行を記念しての今回のトークセッション。本書では、各著者がそれぞれの手がかりから、ポール・ギルロイの『ブラック・アトランティック』(月曜社)を読み解き、「文化」についての先鋭な議論が繰り広げられました。今回は、本書の著者のおひとりである市田良彦さんと、『ブラック・アトランティック』の訳者のおひとりである上野俊哉さんをゲストにお招きして、まず市田さんから、『ブラック・アトランティック』を、どういった手がかりをもとに、いかに読み解いたかを、お話ししていただきます。対する上野さんには、市田さんへの応答とあわせて、『ブラック・アトランティック』や、今後紹介されるギルロイ氏の著作の重要性とインパクトについて語っていただきます。
《講師紹介》
市田良彦(いちだ・よしひこ)
1957年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。主な著書に『ランシエール』(白水社)、『闘争の思考』(平凡社)など。訳書にルイ・アルチュセール、『哲学・政治著作集』(全2巻、共訳、藤原書店)、ポール・ヴィリリオ、『速度と政治』(平凡社)などがある。
上野俊哉(うえの・としや)
1962年生まれ。和光大学表現学部教授。主な著書に、『ディアスポラの思考』(筑摩書房)、『アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社)など。訳書にポール・ギルロイ、『ブラック・アトランティック』(共訳、月曜社)などがある。
《司会》
小笠原博毅(おがさわら・ひろき)
1968年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。主な著書に『サッカーの詩学と政治学』(共著、人文書院)、『よくわかるメディア・スタディーズ』(共著、ミネルヴァ書房)など。訳書にジェームス・プロクター、『スチュアート・ホール』(青土社)などがある。
☆会場…8階喫茶にて。入場料…1,000円(1ドリンクつき)
☆定員…40名
☆受付…7Fカウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店新宿店TEL.03-5363-1300
http://www.junkudo.co.jp/newevent/evtalk-shinjyuku.html#20090626shinjuku
●sidekicknick のコンサート @ショックショクブツ(素人の乱12号店)●
6/26(fri)
open 19:00 / start 19:30
1,500 yen w/ 1drink
sidekicknick(www.sidekicknick.com)は日本じゃまだ無名ですが 現地ニュージーランドでは大きなフェスには必ず参加してるような、大の人気者だそうです。ニュージーランドのBECKみたいな人(想像)。
そんな人を間近で見れる、またとないチャンスなのでぜひぜひ遊びにきてください。
players 出演:
sidekicknick from New Zealand www.sidekicknick.com
jusei
Anthony Guerra
Gareth Eggie
ドキドキ機械 a.k.a.Mark Sadgrove
会場:素人の乱12号店 shiroto no.12
杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F奥
http://hall12.seesaa.net
明後日 6/27(土)
江戸アナーキズム&町人文化フィールドワーク@千住
「格差社会と安藤昌益」
6月27日(土)
第1部:午後1時 北千住〜下町フィールドワーク
JR北千住駅、駅ビル3階北改札口集合
第2部:午後3時〜講演「格差社会と安藤昌益」
石渡博明さん(安藤昌益の会事務局長)
東京芸術センター9階第2会議室(℡5354−4388)
参加費/800円(昌益文庫1冊付)
※2次会/講演終了後、「のんべえ横丁」界隈で交流会を予定しています。
江戸時代後期、封建社会の厳しい身分制度の世にあって、アナーキズムとも呼びうる思想を独自に生み出した稀代の思想家が存在した。安藤昌益…彼は、現在の青森県八戸市で町医者として活躍していたが、その主著である「自然真営道」において、全ての身分、階級制度を否定し、儒教や仏教をも徹底的に批判。地上の全ての存在が有機的に絡み合い一大生命体の中で農に精を出し、自然に生きる事こそが人間の本来の姿である、と説き、非暴力の徹底した平和主義を主張したのである。
そして、長い年月、歴史の中に眠っていた昌益が再評価されるきっかけとなった場所が、「自然真営道」が発見された千住の町なのだ。
1部では、かつて「酒合戦」などが行われ、宿場町として栄えた下町情緒の残る千住の町をフィールドワークして、江戸町人文化を堪能すると共に、 2部のシンポジュウムでは、無秩序の競争原理に飲み込まれ、格差と貧困にあえぐ現代社会…2世紀半も昔に存在した昌益の「とんでもない」思想に触れることで、現在を照射してみたい。
問い合わせ連絡先:ぺぺ長谷川(携帯)070-6671-4437/太田ノブ(携帯)090-3902-2108/E-mail:silentriver(at)wm.pdx.ne.jp
SOMEONE’S GARDEN◆オープニングPARTY◆
http://www.someonesgarden.org/
6/27(Sat.) 19:00-23:0o \500(1drink込み)
SOMEONE’S GARDENオリジナルZINEシリーズ第一弾、檻之汰鷲「AFTER MAGIC」も解禁!
LIVE ACT
檻之汰鷲 :
ある時は毛むくじゃら。
ある時は毛皮の貴公子の様にマスクで顔を隠してラップを炸裂するマルチアーティスト!5月のmagic room??にも引き続いて今回はSOMEONE’S GARDENに登場です。
カムヒビKING:( http://aoyama-masaaki.com/ )
日本の倍音界の夜明けを駆け抜けた、青山雅明&岡山守治によって結成された、オープンチューニングギターホーメイ弾き語りデュオ。
http://aoyama-masaaki.com/
http://mono.rocket3.net/okayama/
eyllie.B:( http://mono.rocket3.net/okayama/ )
ボーカル、ピアノ、テルミン奏者。ポップ、ロック、ジャズ、ジャムバンド、ダンスや映像とのコラボレーション等に参加。2007年より、北インド古典声楽修練中。バーンスリー奏者 寺原太郎氏に師事。翌年より、コルカタにてUd. Jainur Abedin氏に師事。毎年インドに赴き、本国の空気と文化に触れながら、うたを学ぶ。他にもセッションLIVE予定あり?。
and more!!
場所:
SOMEONE’S GARDEN:東京都新宿区新宿2-8-10 日進ビル(03-6909-4179)
JR「新宿」駅・東口より徒歩10分/
東京メトロ丸ノ内線「新宿三丁目」駅・C8出口より徒歩3分
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅・1番出口より徒歩5分
SUGINAMI UNDERGROUND vol.2
VINYL HUSTLERS CONVENTION
START:18:00
@雑楽器カフェ ぱちか村 東京都杉並区高円寺南4-6-7第5日東ビルB1F
DOOR: 2000円 (2Drink)
DJ: BOBO JAMES a.k.a. D.L / MAKOSSA / TOTTY / MONDAIGAI
GUEST DJ: RYUHEI THE MAN /The Man’s World Productions
明々後日 6/28(日)
「第5回・日本ロックフェスティバル」
2009年 6月28日(日)〜7月5日(日)の8日間
http://www.cinra.net/news/2009/06/09/155639.php
http://8008.teacup.com/nrf/bbs
高円寺 無力無善寺(03−3337−7735)
OPEN&START 土日:14:30 平日:18:00 (予定)
CLOSE 23:00
CHARGE 1000円+1ドリンクオーダー(500円)
☆全日観られる通し券を3000円で販売します。(限定20枚。予約受付中。)
関西クィア映画祭、東京上映
http://kansai-qff.org/2009/TOKYO/
D
6/26(金)
18:30 開場
トランスジェンダーとバイセクシュアル
* 映画「トイレのレッスン」
* 映画「何でも聞いてみよう」
(上映後にフリートークあり)
会場:MediR(高田馬場)
会費:1000円
E
6/27(土)
19:30 開場
「パレスチナではレズビアンが殺されている」にどう答えるか
〜イスラエルによる占領にも、ホモフォビア(同性関係嫌悪)にも、反対するために
* 映画「0メートルの隔たり」+トーク(ひびの まこと)
会場:MediR(高田馬場)
会費:1000円
F
6/28(日)
19:45 開場
BOTH〜インターセックスとバイセクシュアル
* 映画「BOTH」+フリートーク
会場:Latitude☆P(四谷三丁目)
会費:1000円 ※会場でドリンクなど販売
そして日曜日の22時からネットラジオ素人の乱でRLLの「かくめい生活研究所」やりますよ!
http://trio4.nobody.jp/keita/
- Intellipunk
- By intellipunk / Jun 25, 2009 10:29 pm
変態同志
いい知らせの電話で夢から覚めた瞬間、眼鏡を踏みつけてしまいフレームがグニャリ。やれやれ、善いことと悪いことはたいがいセットだ。
仕方ないのピントの定まらないグニャリとした視界からアゲハ嬢のかわいらしい寝顔(眼鏡かけたらバルタン星人だったけどね)を見ていたら、急にデジャブ感に襲われる。なんか最近、大笑いしながら似たようなものを見た気がする・・・
は!
ボスの休日スーツだ!
昆虫の変態と人間の変態はやっぱり似ている。
※ボスの休日スーツ
WTOの職員が開発した休日を過ごしながらも発展途上国の労働者を監視できる便利なスーツ。詳しくはこれを↓
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 20, 2009 2:39 am
ageha嬢の変態ダンス
前回、アゲハ蝶の幼虫のことを書いたときにふと疑問に思ったのは、彼女はアゲハ蝶に変身する可能性を内に秘めているかもしれないが、少なくとも現時点ではアゲハ蝶ではない。芋虫だ。なのにアゲハ蝶の幼虫と呼ぶのはなにか間違ってはいないだろうか、ということだ。雌雄どっちがわからないのに「彼女」と呼んでいるのもおかしいがそれは愛嬌。
アゲハ蝶になるという目的のための準備期間として幼虫を捉えることは、政権を奪取するための手段として闘争運動を組織する古い左翼みたいでよくない。だから、「アゲハ蝶の幼虫」とか「アゲハ蝶のさなぎ」と呼ぶのはやめて、とりあえず「ageha嬢」と呼んでみる。卵→幼虫→さなぎ→成虫と生成変化していく完全変態の過程そのものを生きるのがageha嬢である。
前回の日記では、モンキアゲハの幼虫との判断をしたが、いや、あれはナミアゲハではないか、とマイミクrikkiさんより指摘を受けた。そのときは確かにそうだ、目玉模様のあいだの幾何学模様がモンキちゃんだ、と納得したが、今は違う。この後、いったい何に変身するかまったく予想がつかない。会田誠の作品のようにさなぎを破ってキャバ嬢が出てくるかもしれない。われわれは今、空からオタマジャクシが降ってくるような魔術的な時代を生きているのだ。
と前置きが長くなったけど、サンショウの葉がなくなるのが先か、幼虫がさなぎに変態するのが先かのギャンブルは、その日記を書いた翌日、あっさりと勝負がついた(どっちにも賭けてないけど)。あんな日記を書いたものだから、気を使った彼女はサンショウの葉を三分の二残して、さなぎへの準備を始めた。居候の身分をわきまえたいじらしさに胸がキュンときた。
さらに一晩経つと完全にストーン状態。
その数分後、驚くべきごとに彼女は踊りだした。ヘリコプターのノイズにあわせて身体をくゆらせ、過去の衣裳を脱ぎ捨てた。まるでストリッパーのように。
ageha嬢は今、安定期。
彼女のダンスが意味するものについては、ちゃんと考察する必要があるだろう。『古事記』におけるアメノウズメノミコトのストリップ・ショーから始まり、江戸時代の「おかげまいり」や「ええじゃないか」に至るまで、日本には変革期における熱狂的かつエロティックなダンスについての長き伝統があるのだ。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 18, 2009 2:27 am
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