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『砂漠』Vol. 3と「砂漠の思考」、『eclipse 気流舎通信 別冊』とPLANET OF TUNES

ご報告がおくれましたが、intellipunkも同人として参加しているzine『砂漠vol.3 特集=揺れる、悶える、遊ぶ』が過日3月に出ましたね。巻頭は鈴木創士さんインタビュー。RLLはビフォのインタビューをremoで行いました。∞もコラムで参加しています。はっきりいって濃い!

sabacu3 砂漠 Vol.3 特集 揺れる、悶える、遊ぶ

●インタビュー 鈴木創士 同時代パルス
●インタビュー 竹熊健太郎 システムの外にシステムを作る
●インタビュー フランコ・ベラルディ(ビフォ)
●デイスカッション NDS 映画の作り方なんて教わってへん!
●写真 間部百合 
●日記 石井理恵
●グラフィック knzdp
●エッセイ 鶴見済 「脱資本主義」と生き物としての喜び
●小説 死体の学校 タンタン
●写真 河西遼
●小説 ナラーティッププラパンポン・ユミ 訳:長谷川弓広 どしゃぶりのバッターボックス
●エッセイ 内田るん おんなとおとこのそぞろごと
●エッセイ 関本欣哉 仙台でギャラリーを運営する日々
●レビュー 高橋政宏/寺川賢士/間宮賢/二木信
●マンガ ムトウマサヤ まーくん
●音楽 Repose sounds for Sabacu Nobuyuki Tada/武田吉晴/Casey/奥山太海/thugras/Masahiro Takahashi
●エッセイ 動物委員会 空隙と呼ばれる運動によって心に魔が差したとき




そして出版記念イベントとしてディスクユニオンの新しい書籍販売店「BIBLIOPHILIC & bookunion新宿」で鶴見済×二木信トークイベント「砂漠の思考」を行うことになりました!

対談:鶴見済×二木信 arrangement by zine『砂漠』
[日時] 2013年5月28日(火)19:00〜21:00
[場所] BIBLIOPHILIC & bookunion 新宿

入場無料 予約受付:bbs@diskunion.co.jp
※当日は、『脱資本主義宣言』、『しくじるなよ、ルーディ』、zine『砂漠』Vol.3をご購入頂いた方を対象に、出演両氏のサイン会も併せて開催予定。

zine『砂漠』が贈るトークイベント「砂漠の思考」。第1回目は、グローバル経済を批判的に検証しオルタナティブな生きかたを提唱する『脱資本主義宣言』の著者・鶴見済氏と、00年代以降の日本のヒップホップ/ラップをドキュメントした『しくじるなよ、ルーディ』の著者・二木信氏が登場。ともに原稿を寄稿したzine『砂漠』Vol.3のインプレッションを起点に、デモ、サパティスタ、ヒップホップ、逮捕、自律スペース、宮下公園、ダンス、農業……縦横無尽に横断する対話のリズムにのって、ぼくたちは檻のなかから脱出する。

・出演者プロフィール
■ 鶴見済(つるみ・わたる)1964年東京都生まれ。フリーライター。ぼくらは経済の奴隷じゃない!と宣言し、既存の経済システムからの逸脱を謀る『脱資本主義宣言──グローバル経済が蝕む暮らし』(新潮社)をはじめ、著書に『完全自殺マニュアル』、『無気力製造工場』、『人格改造マニュアル』、『檻のなかのダンス』(以上、太田出版)、『レイヴ力』(共著、筑摩書房)、編著に『ぼくたちの「完全自殺マニュアル」』(太田出版)がある。

■ 二木信(ふたつぎ・しん)1981年茨城県生まれ。音楽ライター。たまにDJと酔いどれラップ。ヒップホップアーティスト14組のインタビューも収録し、00年代以降の時代の証言集とも呼べる評論集『しくじるなよ、ルーディ』(Pヴァイン)をはじめ、共編著に『音の力 ストリート占拠編』(インパクト出版会)、『素人の乱』、『ゼロ年代の音楽――壊れた10年』(以上、河出書房新社)などがある。

・ zine『砂漠』とは?
テレビや新聞やネットにあふれている言葉。それらはいまいち身体になじまない。どこに足場を置いたらいいのだろう。手探りで新しいことばを見つけたいと思った。2011年4月にzine『砂漠』Vol.0特集「誰にも見えない」を刊行後、現在までに、Vol.1特集「食べる」、Vol.2特集「WHO’S SPACE?」、Vol.3特集「揺れる、悶える、遊ぶ」を刊行。WEBサイトにて、VOL.0、Vol.2 1/2が無料閲覧可能。Vol.3 1/2がこのイベントのタイミングでリリース予定!

砂漠の思考_

そしてこちらは、HarpoBuchoが共同運営に参加している気流舎のzine『eclipse 気流舎通信別冊』が出ます!
zine『砂漠』のデザイン様式を踏襲してintellipunkがやエディトリアルデザインしました。編集はハーポプロダクション、装幀はRLLというTシャツと同じ組み合わせ!!! これから『SOMA 気流舎通信』も出る予定です! ご期待下さい。

eclipse気流舎通信 eclipse 気流舎通信 別冊
Eclipse 2012 皆既日食の旅  写真 Jiroken (Alternativeworld)
●旅のはじまり、日食と風  文 しおり
●日食たべものがたり  文 のぶ a.k.a. Bongusta kitchen
●アンケート 皆既日食、それぞれの瞬間  協力 ECLIPSE2012参加者の皆さん
●悲しき日食  文 ホリム・ベイ
●太陽と月と地球のトリップ  インタビュー とうめいねこ(SPACE-NEKOKINOKO PROJECT)
●DUST MESSAGE  写真 Jiroken (Alternativeworld)


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そして『eclipse 気流舎通信 別冊』のお披露目は今週末の下記パーティーで!

PLANET OF TUNES - After The Eclipse -
日時:2013年5月10日 (金)
開場:18:30 / 開演 19:00 / 終演24:30 (禁煙)
料金:ドネーション (要ドリンクオーダー)
会場:SuperDeluxe
地図:東京都港区西麻布3-1-25 B1F

2012年11月14日にオーストラリアで起こった皆既日食をコンセプトにしたフリーパーティーを日食の夜に開催!地上から皆既日食をはさむ成層圏までの幽体離脱的な旅を撮影した「SPACE-NEKOKINOKO PROJECT」が、宇宙色の黒い空に浮かび輝く「青い地球」の姿を公開します。再会、出会、旅へのキッカケ……太陽と月と地球による宇宙の物語へ!

【Official Information】http://space-nekokinoko.info/
【告知Movie】http://www.youtube.com/watch?v=oQcmL_sBnBc
【出演】
ARTMAN (Qooki Records)
DJ YOGURT (Upsets)
DJ Shhhhh
SAORI KANDA [SAORI`An]×DRESSION
【Movie】SPACE-NEKOKINOKO PROJECT
【Candle】AKARiYA
【Decoration】カムナ葦船プロジェクト
【香りの空間演出「INCENSeffect」】SANGA
【パン曼荼羅】PARADISE ALLEY
【 FOOD 】Bongusta Kitchen
【宇宙マッサージ】プリミ恥部
【Book / Zine】気流舎
【Travel Photography】
JIROKEN (ALTERNATIVE WORLD)
MOMOTSU TETSUYA
NAKAMURA TAICHI
Razy (宇宙メガネ)
Sandy
TAKASE MASANOBU
And more…



戰爭放棄 絶賛発売中

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下記の店舗でご購入いただけます。
お求めのサイズがない場合は、店の人に問い合わせてみてください。

模索舎(新宿)
IRREGULAR RHYTHM ASYLUM(新宿)
気流舎(下北沢)


ついに「戰爭放棄」なんてどストレートなメッセージを商品化するような時代になってしまった!

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みなさんの中には、こんどの戰爭に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。ごぶじにおかえりになったでしょうか。それともとうとうおかえりにならなかったでしょうか。また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。いまやっと戰爭はおわりました。二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。こんな戰爭をして、日本の國はどんな利益があったでしょうか。何もありません。たゞ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。戰爭は人間をほろぼすことです。世の中のよいものをこわすことです。だから、こんどの戰爭をしかけた國には、大きな責任があるといわなければなりません。このまえの世界戰爭のあとでも、もう戰爭は二度とやるまいと、多くの國々ではいろいろ考えましたが、またこんな大戰爭をおこしてしまったのは、まことに残念なことではありませんか。

 そこでこんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戰力の放棄といいます。「放棄」とは「すててしまう」ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。

 もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、けっして戰爭によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの國をほろぼすようなはめになるからです。また、戰爭とまでゆかずとも、國の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。これを戰爭の放棄というのです。そうしてよその國となかよくして、世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の國は、さかえてゆけるのです。

(『あたらしい憲法のはなし』昭和22年 文部省)



ネグリにポトラッチ!

4月5日 金曜日、ネグリの東京観光ルートにIRREGULAR RHYTHM ASYLUMが入るという情報をキャッチし午後から待機していたが、午前の浅草観光も早々にホテルで休んでいたようでキャンセルの報を受ける。長旅でお疲れだし、なにしろ今年80になる老哲学者だ、仕方ない。この国の最重要の問題「原発」に対する市民の対抗運動を、ネグリは最優先で観るため他の観光はキャンセルして体力を養ったのだった。という訳で、IRA待機組は官邸前に行きネグリを待った。

あっネグリ登場!
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コールしている官邸前から国会前までぐるりと一緒にそぞろ歩き
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スピーチをお願いされるも、日本の事情を把握できていないので辞退する
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凹のドラム隊の演奏がはじまり、リズムにノるネグリさん
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官邸前に初来日のネグリ現る


そして念願の、5年越しのRLLTシャツポトラッチ!!!!
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大喜びで笑みを浮かべガッツポーズ!そして握手!
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気に入ってくれたようで、ホテルに戻ってもTシャツを広げて「私が真ん中」っていろんな人に見せまくっていたらしいですよ。ただのミーハーですけど嬉しすぎて舞い上がってしまいますね。




翌日のシンポジウムもよかったっす。

アントニオ・ネグリ初来日講演(1)『マルチチュードと権力:3.11以降の世界』

アントニオ・ネグリ初来日講演(2)~日本からの報告

アントニオ・ネグリ初来日講演(3)~全体討論
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「日本におけるアントニオ・ネグリとの対話」ネグリ×姜尚中

日本におけるアントニオ・ネグリとの対話 一部

日本におけるアントニオ・ネグリとの対話 ニ部

日本におけるアントニオ・ネグリとの対話 対話



ネグリ祭チュードなリンク集

アントニオ・ネグリ春の来日キャンペーン!?
ネット上で、日本語で読めるネグリ関連の文献を集めてみました(順不同です)。


『コモンウェルス――を超える革命論』書評。 とりあえず旬なので
朝日読売日経


アントニオ・ネグリの言葉 ハートも
◉インタビュー〈新しい民主主義へ〉(全文)朝日新聞<12(H24).1.4>
◉3.11文明を問う「グローバル時代の大震災」47NEWS
◉哲学クロニクル「ハート/ネグリの討論会」中山元 氏翻訳 その一 その二
◉マイケル・ハート『野性のアノマリー』英訳者序文「権力/力能の解剖学」小野俊彦 氏訳


知識人によるネグリ本の書評 じつはあまりない…
『構成的権力――近代のオルタナティブ』評
◉市田良彦 氏「絶対的民主主義からの出発
◉山の手緑&矢部史郎 氏『文藝』(99年秋号、河出書房新社)掲載の書評
◉大杉重男 氏「スタジオ・ヴォイス」(99年8月号)での書評
◉姜尚中 氏「憲法制定権力と構成的権力
◉松岡正剛 氏の千夜千冊

◉杉村昌昭 氏『スピノザとわたしたち』評
ネグリ思想の精髄——スピノザをポスト近代の思想家として定位する
◉柄谷行人 氏『マルチチュード――時代の戦争と民主主義』評 朝日新聞 書評欄掲載
◉中山元 氏『さらば、“近代民主主義”――政治概念のポスト近代革命』評「新しい概念の構築に向けて
◉小倉利丸 氏『野生のアノマリー――スピノザにおける力能と権力』評
スピノザにおける資本主義批判とは 『野生のアノマリー』と『神学政治論』の<あいだ>を読む
◉小倉利丸 氏『自由の新たな空間』評
マルクス主義第4の危機の時代に『自由な新たな空間』を読む」 
◉春永浩敏 氏「アントニオ・ネグリの『時間機械』」 これは既刊の『革命の秋』のことか?
◉ 書評空間 紀伊國屋書店スタッフ『ディオニュソスの労働―国家形態批判』評 官公庁営業部 林茂 氏
◉本が好き!編集部ナガタ 氏『戦略の工場――レーニンを超えるレーニン』評
レーニン思想の現代向けアップデートを目論むという『戦略の工場』


ネグリ諸情報と諸論考 おかげでネグリの周囲を見渡せる!
メルマガなどはもっと当時はあったかもね…
◉[本]のメルマガ■「ネグリから編集者への私信」+『マルクスを超えるマルクス』日本語版序文
◉[本]のメルマガ■「現代思想の最前線>第6回 イタリア帰還前後のネグリ
◉[本]のメルマガ■「韓国でアントニオ・ネグリはなぜ読まれているのか?
◉[本]のメルマガ■「韓国におけるネグリの翻訳事情
◉[本]のメルマガ■「『〈帝国〉』から『ホモ・サケル』へ
◉[本]のメルマガ■「臨時増刊号:『〈帝国〉』プレヴュー
◉ポリロゴス・ニュース第6号「ネグリ・リソース集」 
◉ウラゲツ☆ブログ「後日談:ネグリ来日中止をめぐる粉川哲夫氏と市田良彦氏の往復書簡
◉ウラゲツ☆ブログ「『マルチチュード』以後のネグリの新刊・再刊をおさらい
◉小倉利丸 氏「アウトノミアと拒否の戦略 21世紀のコミュニズムへ向けて
◉武藤一羊 氏
非物質的労働とマルチチュードの不思議 ネグリ、ハートのネガ・ポジ反転論を批判する」PDF
◉小倉利丸 氏「非物資的労働をめぐって―武藤論文への応答として」PDF
◉沖公祐 氏 欧米マルクス主義研究会報告「Negri, Antonio, Marx Beyond Marx, Lesson 2 “Money and Value”


アウトノミアとネグリへの政治弾圧について
◉酒井隆史 氏「〈運動〉以降
◉小倉利丸 氏訳・解説
イタリアにおける政治弾圧の実態 アウトノミアはどのように圧殺されたか
トニー・ネグリに自由を イタリアの「鉛の時代」に終止符を!


『〈帝国〉――グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』へのレスポンス
これがやっぱり一番多い。
◉中山元 氏「ハート/ネグリの『帝国』を読む
◉浜邦彦 氏「〈帝国〉とポストコロニアリズム―「移行」をめぐる覚書
◉水嶋一憲「〈新〉植民地主義とマルチチュードのプロジェクト」PDF
◉宇波彰 氏「『帝国』論」PDF
◉崎山政毅 氏「〈帝国〉とは何か」PDF
◉植村邦彦「新しい「帝国」概念の有効性――ハートとネグリの『帝国』をめぐって――」PDF
◉加藤哲郎 氏「マルチチュードは国境を越えるか? ネグリ=ハート『帝国』を政治学から読む
◉加藤哲郎 氏
グローバル情報戦時代の戦争と平和──ネグリ=ハート『帝国』に裏返しの世界政府を見る
◉八束はじめ 氏「遅ればせながら「21世紀の『共産党宣言』」を論ずる書評
◉田中純 氏「帝国と都市──方法の問題
◉北沢洋子 氏「新しい「帝国」の時代に入った
◉対談 降旗節雄・岩田弘「ネグリ・ハートの『帝国』と現代資本主義の諸相(一)
◉市田良彦・臼杵陽・浅田彰・柄谷行人「共同討議「帝国」と「原理主義」」(『批評空間』2002-2) 


〈書抜き書きメモ〉
◉西谷修、酒井直樹、遠藤乾、市田良彦、酒井隆史、宇野邦一、尾崎一郎、トニ・ネグリ、マイケル・ハート『非対称化する世界――『〈帝国〉』の射程
◉『さらば、“近代民主主義”
◉『マルチチュード 〈帝国〉時代の戦争と民主主義(上)
◉『マルチチュード 〈帝国〉時代の戦争と民主主義(下)

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ONE DAY STORE 開店!

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1日のみのオープンで、珍しいサブカル系の古本とアンティークのワンデーショップを開きます。
開店日は、明日(2月9日)。
スペクテーター編集部が応接します。
無料のサパティスタコーヒーも出しているので気軽に冷やかしに来て下さいな。
ぜひ遊びにきてください。

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場所:高円寺〈SHISHA SALON Chillin’〉
www.shisha-chillin.com
時間:11時~14時(商品がなくなるまで)
*雨天の場合は翌日に延期します。

写真は明日出品する予定の本や骨董、古道具などなど。
今、どれを出そうかいろいろ悩んでます。
(非売品も一部あり!ごめんなさい!)
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読書習慣における浴槽と沈黙の二、三のおもいつき

読書好きだといってる割には、本は買うなんだけど読めてなく、積ん読が溜まっていて。
普段読書する時間とか、根気とか、余裕とか、ネットとかいろいろあって読み進めていない本がたくさんある。
たぶん日常の読書習慣が付いてない。。。(実はそういう人他にも居る?)
主に、重いソフトの処理中に片手間に読むか、通勤電車で揺られながらか、とにかく読めてない。
わざわざ図書館やお気に入りの喫茶店の席まで出かけて本を読む努力をする友人もいる。
尊敬する某先生は寿司屋のカウンターでも喰いながら本を読んでいるらしいけど。僕はそこまで出来ない。


だから、あえて読書の時間と空間を創ることを考えている。


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そこで読書浴というスタイルを、「気狂いピエロ」のジャンポール・ベルモンドきどりで。

最近はお風呂で、湯船で本を読んでいる。
半身浴しながら、長風呂で読み進めるとなかなか調子がいい。
メールも着信しないしネットもない四角い空間で集中できる。
付箋だって蛍光色したプラスチック製で水に強い。

紙がふやけない?って疑問もあるだろうけど大丈夫。
近年、流通で返品されるときにカバーは汚れにくいように、ニス塗りかPP貼りのカバーが多い。特にPP(ポリプロピレン)貼りは本の外装をサランラップしているようなモノだから水を弾いてくれて、防水加工といってもいい。
僕が2012年ベストに選んだ、ジャンニ・ヴァッティモ『透明なる社会』やジャック・ドンズロ『都市が壊れるとき』もPP貼りだったので、バスタブに浸かってゆっくり読めたものだ。

自分で本をデザインする際、PP貼りは今のライフスタイルにぴったりなんじゃないかって思っている。情緒がなくなったと言われたりするだろうけれど、多種大量生産品として出される新刊にはPP貼りのカバーは合っていないかな。(造本文化で育まれた綺麗なファインペーパーでしっとりと活版で印字した美本は、それはそれでいいものだけど。それに特別な本は豪華本という骨董的ジャンルとして残ってゆくでしょう)現代の印刷技術は、工芸というよりデジタル製版でシャープな仕上がりになっていて、印刷もPPとよく合う。写真の再現度もおそろしくクリアになって、一昔前の印刷と違うフェーズに入っていると感じている。キンドルやiPhoneで文字を追う日常、自然と読書する本も活字という呪縛から解き放たれようとしている印象だ。PPカバーは通勤カバンの中でこすれたり、よれたりにも強い。テカテカがいいのならコートPPでしっとりと行くならマットPPの単行本がいいと思ってる。

それにお風呂ならPPカバーの単行本を読むのもいいけど、ざっくりしたペーパーバッグや文庫の裸本を浴槽でゆったり読み捨てるのも、入浴読書ではいいのかもしれない。通勤時間のノイジーな列車の拘束を忘れるためのエンターテイメント読書とは違う、自分のためにする日常を変えるトリッピンで思弁的な読書が出来る。

言っちゃえば読書の質が違う。

お香やアロマオイルで匂いでも脳みそを刺激しながら、ゆったり汗の出るまで読書する半身浴。
風呂場用眼鏡も新調しちゃったし、はまります。


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それと読書会という読書習慣。

読書会やって、普段読むモチベーションがない本は、人と一緒に読む。ゼミの発表みたいなサークル勉強会みたいな感じもあるけど、社会人読書サークルも悪くない。課題図書の選定になかなか紛糾したりしなかったり。

自分を鍛える「読書会」のすすめ」って見出しで竹田青嗣先生が読書会を勧めてます。
http://www.bookscan.co.jp/interview2.php?iid=126&page=3#body
このインタビューを読むと哲学は独学だったみたいで親近感がわくよ。何を隠そう独学哲学読書を彼の『現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫)』ではじめるたので。間口の広い入門書を書いてそこから僕もいろんな本を広げていったんだ、こういう人超大事。

竹田先生は「気の合う友だちをみつけたら、すぐ誘って読書会をやるといい。批評しあうことが大事なんです。批評会をやると、はじめは誰も難しそうなこと、カッコいいことを言おうとする。文法とレトリックの練習になるかも知れないけど、無用な衒学趣味を育てるだけです。大事な心得は、自分がその作品から受けた感じ、その力、おもしろかった、面白くなかった、よかった、よくなかったを、できるだけ相手に伝わる言葉で表現するようにこころがけることです。作品の良し悪しを判定するのが、批評ではない。それぞれの人間が自分の感受性を交換しあうこと、そのことで、自分の感受性の形をはじめて理解できること、それから、またそのことを通して自分の感受性を鍛えることでできるということ。それが批評のテーブルのいちばん大事な点です。」とのことなので、それも愉しそう。

そういや、もうすぐ出るzine『砂漠』のクルーは元読書会メンバーだったんだ。『砂漠』は僕的にはドゥルージアンの文芸誌と形容している、ドゥルーズ読書会からはじまった文化運動だもんで。


それから、課題書を読み合う読書会じゃなくても、別々の本を一緒に黙読する集まりもあってもよくない?

気の知れた仲間と集まっても会話せずにひたすら時間まで読書。沈黙トリップ読書。
よーいスタート、ゴールまで長針が10時間を回るまでの沈黙耐久書。
携帯は切っておくのが望ましい。途中参加は筆談で。お茶珈琲はセルフで。

これは、一度だけやったね。
今まで読むタイミングを持てなかったアルチュセールに挑戦して2冊通読できたのも個人的に大きい体験。
お茶とお菓子とクッションと沈黙のつづく読書あそび。時間までたっぷり読んで、トーク解禁後は、ご飯食べながら感想を言い合う打ち上げ付きの読書パーティ。

実はRLLの新しい名前〈Reading Leaf Lounge〉というのは、この新しい読書会からインスパイアされた。
言の葉を読むラウンジ、と云う名前の読書パーティーグループですRLLは。。。

そうか沈黙の読書パーティーか。いいな。
また開催するときは、告知します。



2012装幀のお仕事

今、装幀のお仕事をけっこう頂いていて、グラフィックデザイナー人生で一番歓びがある。
面白いと思う本を装幀させて頂いている幸せ。
自分を含めた読書する人の歓びを増やしているという幸せ。
非常に知的で新しくて大事なことを日本語界に伝えようとしている本たち。


2012books
本のデザインのお仕事、募集しています。
2012年は7冊もデザイン出来て幸せだった。
関われた本ぜんぶ中身が面白いのもほんと多幸です。
デザインする前にかならずゲラを読ませて頂いてからとりかかります。
本の外と中がズレていたりしないことは、装幀の一番大きな仕事だと思ってます。

そういえば『312の思想』装幀にひかれて本屋で購入したという人と友人になったり。
デザイナー冥利につきますね。
今年もいい本をデザイン続けられたらいいな。



Inbouspectacle Inbouspectacle_ 陰謀のスペクタクル 〈覚醒〉をめぐる映画論的考察
吉本光宏
以文社



312nosisou 312nosisou_ 3・12の思想
矢部史郎
以文社


kaizokunodilemma kaizokunodilemma_ 海賊のジレンマ ユースカルチャーがいかにして資本主義を作ったか
マット・メイソン 著
玉川千絵子、八田真行、鈴木沓子、鳴戸麻子 訳
フィルムアート社



Contrelesdispositifs Contrelesdispositifs_ 反-装置論
『来たるべき蜂起』翻訳委員会+ティクーン 著
以文社




wallstreetwosenkyo wallstreetwosenkyo_ ウォール街を占拠せよ
ライターズ・フォー・ザ・99% 著
芦原省一 訳
大月書店


hanecosihon hanecosihon_ エコ資本主義批判―持続可能社会と体制選択
ショラル・ショルカル 著
森川剛光 訳
月曜社



freudPassion freudPassion_ フロイトの情熱 精神分析運動と芸術
比嘉徹徳 著
以文社



一枚目はアマゾンの書影だからけっこう汚く見えるけれど、実際はもっと微妙な光彩と色相があるです。
書影って難しいですよね。
書店のその本の置かれるジャンルの棚を想像しながらデザインしています。よい目立ち方をするように、類書との差別化もできるように、読者に長く愛される顔を持ってくれるように。



intellipunk 2012 BEST BOOKS

例年やっているRLL BEST BOOKSが遅れたので、個人ベストも10冊選書したのでお茶濁しにお茶受けにお茶らけに。



12kojinBEST

1.ジョルジョ・アガンベン『到来する共同体(叢書・エクリチュールの冒険)』(月曜社)
http://getsuyosha.jp/kikan/isbn9784901477970.html
ナンシー『無為の共同体』ブランショ『明かしえぬ共同体』(そしてリンギス『何も共有していない者たちの共同体』)へと続く共同体論真打ち登場。全編金言なのだが特にここ!→15階級のない社会「惑星的プチ・ブルジョアジーとはたぶん人類が自らの破壊に向かって歩んでいくさいにとる形態であろう」必読。同じこと考えてました! かぼちゃ色の用紙も素敵です。


2.廣瀬純『蜂起とともに愛がはじまる――思想/政治のための32章』(河出書房新社)
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309245744/
連載をまとめたモノで前著『シネキャピタル』ほど一貫してはいないし喰い足りなさを感じるくらいの短さではあるが、映画/哲学/運動の三題噺が続く思想駄洒落形式がいい。「頭痛」と題された長めの巻頭では、知識人の役割と責務を「叛乱の叛乱」と指し示す。固有名詞のマリアージュとそれを強引に婚姻させる笑えるほどアクロバットな数々の発想、心底かくありたい。


3.ジュディス・バトラー『戦争の枠組:生はいつ嘆きうるものであるのか』(筑摩書房)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480847195/
ポスト構造主義フィミニズム理論家バトラーが911以後の暴力を解き明かす。2章「拷問と写真の倫理」ではグアンタナモからソンタグを引き寄せたように、5章「非暴力の要求」では一方的に向井孝を引き寄せて読む。ヨーロッパの移民の問題などは個人的にバリバールなどのを先に読んでいたお陰で問題は具体的ではあったが、全体に抽象性が高いままの戦争批評は悠長だと感じる。


4.ジャンニ・ヴァッティモ『透明なる社会(イタリア現代思想)』(平凡社)
http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/viewer.cgi?page=query&newissue=201210
平凡社がイタリア現代思想シリーズを本気出してきたよ。今のネット批評としても読むことが出来るネット以前のメディア環境論だが、そこはヴァッティモ。ハイデガーを基礎にニーチェ、ベンミン、アドルノといったドイツの哲学者から引きながら弱い思考へ。理想的理性は不可能で割り切れない不透明なコミュニケーションと多元性がポストモダンなのだと語る彼は、欧州議会の政治家。


5.ジャック・ドンズロ『都市が壊れるとき:郊外の危機に対応できるのはどのような政治か』(人文書院)
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b94404.html
フランス国内の2005年の暴動で顕在化した郊外から記述しはじめているが、これはマイク・デイヴィスの名著『要塞都市LA』と『スラムの惑星』の変奏曲と読める。福祉国家からネオリベラルへの移行によりあぶり出された社会問題を都市問題として解析する見事な手さばき。もちろん打ち捨てられた”くず(ラカイユ)”側として脱領土化するために読んだ。


6.竹村和子『彼女は何を視ているのか――映像表象と欲望の深層』(作品社)
http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/jinbun/tanpin/24180.htm
一昨年惜しくも急逝した、日本に於けるフェミニズム思想の第一人者だった竹村和子氏の遺稿集。映画をジェンダーの無意識が表れている対象として(当たり前だが映画は監督の表れではない)まとめた、映像映画論集。若干の喰い足りなさを感じさせるが、もちろん読みくだすにはそれなりに力がいる。付録に記された氏を看取ったチームKの闘病記は泣かせる。


7.田中東子『メディア文化とジェンダーの政治学――第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社)
http://sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=1568
カルチュラルスタディーズの手法で構築主義的ジェンダー観を日本のポピュラー文化から読み解くのは類書がないのでは。それに絶対に標準インストールすべき第三波フェミニズムへ理解し易い! これは女性学をわら人形叩きしない最短距離だ。田中東子せんせい、日本のカルスタを引き受けてる感が男前いや女前っす。


8.赤尾光春、早尾貴紀、ダニエル・ボヤーリン、ジョナサン・ボヤーリン、上野俊哉、ポール・ギルロイ、浜邦彦、合田正人、鵜飼哲、本橋哲也、田崎英明、竹村和子『ディアスポラの力を結集する――ギルロイ・ボヤーリン兄弟・スピヴァク』(松籟社)
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-87984-306-7.html
2009年のシンポジウム「ディアスポラの力を結集する」が本になった! シンポの最前列に仕事さぼっていって興奮したんだよね。そのときのに、スピヴァクとギルロイと竹村和子さんのテクストが追加された。ジャケは最悪だけど、震災ディアスポラたりえる列島民にはその問題意識はリアルでアクチュアル。


9.こだま和文、磯部涼、毛利嘉孝、ハーポプロダクション、Likkle Mai、Rumi、二木信、鈴木孝弥、平井玄、気流舎店主、児玉雄大『Shall We ダンス?――3・11以降の暮らしを考える』(メディア総合研究所)
http://www.mediasoken-publish.net/blog/2012/03/shall_we311.html
個人なのにプロダクション(制作集団)名義のハーポ部長をはじめ、ほぼ知り合いが書いている雑誌的なにか特別な本。大杉栄の「みんなが勝手に踊って行きたいんだ」という巻頭言からはじまり、311からのリアクションとしてはものすごく重要な至言が並ぶ。死ぬまで生きる間は踊っていたいよねってこと。児玉さんりすぺくと!


10.小椋優子、菅谷昭『食で対策!放射能:大切な人を守るレシピと、今できること』(筑摩書房)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480878571/
312以後に食べることを語ることは野蛮である、とまで言いきりたくなる程にベクれたかもしれない食事が苦痛になっていた。知的であることは拒食の正当な理由になる。だから食と放射能を正面から考えることをしないとダメだというド直球の本で救われたわけだ。生活改善という意味で『脱資本主義宣言』とともに読むべき一冊。



こっから下は、未読ですがとっても良さそうな2012年出版の本をセレクト。たぶんこれから読むよてい。前年に出た本が凄くよかったというのはよくある話。
2012年に読んで一番よかった本は、山内明美『こども東北学(イースト・プレス)で、2011年の本なのでした。
http://www.eastpress.co.jp/panse/rensai.php
誰にでも推薦するわけではないですが、東北という自分の地の記憶を久しぶりに思い起こさせてくれるおいらの魂を揺さぶられた一冊でした。自身のマイナーなセンターから外れた存在からモノを考えることが出自だと、ドゥルーズ「マイナー性」の系譜ではないけど改めて実感したわけです。赤坂憲雄の東北学の先攻研究もあり(個人的にイタリア南部問題と近い構造的なものだとも考えていたし)綴り方運動の実践の後に育った自分ではあったが、まったく山内さんの素敵な語り口にやられてしまったんですね、感涙。




折口信夫(編:安藤礼二)『折口信夫芸能論集』(講談社文芸文庫)

デヴィッド・ハーヴェイ『資本の〈謎〉――世界金融恐慌と21世紀資本主義』(作品社)

市田良彦『革命論 マルチチュードの政治哲学序説』(平凡社新書)

アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート『コモンウェルス――〈帝国〉を超える革命論』(NHKブックス)

ポール・ド・マン『盲目と洞察――現代批評の修辞学における試論 (叢書・エクリチュールの冒険)』(月曜社)

ジネット・ランボー、キャロリーヌ・エリアシェフ『天使の食べものを求めて――拒食症へのラカン的アプローチ』(三輪書店)

ジャン・ルイ・シェフェール『映画を見に行く普通の男―映画の夜と戦争(エートル叢書)』(現代思潮新社)

ナンシー・フレイザー、アクセル・ホネット『再配分か承認か?: 政治・哲学論争(叢書・ウニベルシタス)』(法政大学出版局)

ジャンニ・ヴァッティモ、ピエル・アルド・ロヴァッティ『弱い思考(叢書・ウニベルシタス)』(法政大学出版局)

マリオ・ペルニオーラ『無機的なもののセックス・アピール (イタリア現代思想2)』(平凡社)

上村忠男『ヘテロトピア通信』(みすず書房)

赤坂憲雄、小熊英二、山内明美『「辺境」からはじまる ―東京/東北論―』(明石書店)

ロベルト・ボラーニョ『2666』(白水社)



日本人は何を考えてきたのか 女たちは解放をめざす ~平塚らいてう

NHKの「日本人は何を考えてきたのか」で平塚らいてうが放送!(市川房枝には興味がないんす)
http://www.nhk.or.jp//nihonjin/schedule/0127.html
幸徳秋水と堺利彦をやりながら、より過激な大杉栄や片山潜をスルーという不満もありつつ、やっぱNHKですから。。。
つうことで、日本の女性解放運動の始祖のひとり平塚らいてうならば日本の淑女紳士は避けて通れないであろうと取り上げたわけですねー

このタイミングでRLLの青鞜&平塚らいてうTシャツもアップ!?
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日本人は何を考えてきたのか
1月27日(日)午後10時~11時30分
第12回
女たちは解放をめざす ~平塚らいてうと市川房枝~

「元始、女性は太陽であった」。雑誌「青鞜」で高らかに女権を宣言した平塚らいてう。彼女と共に、新婦人協会を設立し、婦人参政権の獲得を目指した市川房枝。二人は戦争に向かう時代の激流に否応なく飲み込まれていく。「母性主義」を掲げた平塚は国家による母子の保護を主張、市川は選挙粛正運動を進め太平洋戦争の総動員体制に協力していく。
敗戦後、最初の総選挙で女性に参政権が認められるが、市川は公職追放された。その後、追放解除となった市川は参議院議員として活躍。平塚と市川は手を携えて、再軍備反対と平和を訴えていった。
番組では、祖母が平塚らいてうの「青鞜」に影響を受けたという法政大学教授の田中優子さんが、ゆかりの人々を訪ね、女性解放運動の歩みをたどっていく。

【出演】田中優子(法政大学教授)、上野千鶴子(NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長)、伊東敏恵アナウンサー

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追記:「1955年「世界母親大会」でこの人ら、核兵器に反対しながら「原子力の平和利用」は支持したという「負」「汚点」は踏まえといたほうがよいかとおもわれます」とFBからのコメントもシェア!



ドゥルーズ・知覚・身体

おもしろそうなシンポジウムなので行こうかな。
廣瀬純、佐々木中ほか、みなさん面白そうな方々がドゥルーズで話される!
ひろじゅん、タイトル未定。そういやビブリオテックの連続講座 「Ainsi s’insurgent les amoureux(こうして恋人たちは蜂起する)」がドゥルーズ哲学についてだったな。もの凄く面白くって「おお、なんたるサイケデリア。」ってのまで書いた位にして。

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立教大学心理芸術人文学研究所主催シンポジウム
「ドゥルーズ・知覚・身体」12月22日(土)立教大学新座キャンパスにて開催


立教大学心理芸術人文学研究所(埼玉県新座市、所長:宇野邦一)は、12月22日(土)13時30分より、新座キャンパス6号館3階 N636教室にて、シンポジウム「ドゥルーズ・知覚・身体」を開催します。

哲学者ジル・ドゥルーズ(1925-1995)は、数々の著書の中で、行動的図式に収拾されない潜在的な知覚・身体の在り方を問題化・概念化してきました。精神科医フェリックス・ガタリとの共著にもしばしば表れる「器官なき身体」をめぐる身体論もまた同じ問題系の中にあり、現代社会に生きる身体の状況と、それに敏感に反応する芸術表現を考える上で、多くの貴重な示唆を残しました。このような問題系において、改めてドゥルーズを解読し、これを起点として、身体、知覚、芸術表現を新たな文脈で再考します。

■日時:2012年12月22日(土)13:30~19:00
■場所:立教大学新座キャンパス 6号館3階 N636教室(ロフト2)
   (住所:埼玉県新座市北野1-2-26)
■参加費:無料、申込不要
■定 員:178名
■プログラム

13:30-14:00 問題提起/宇野邦一

●第1部(司会:堀千晶)
14:00-14:30 報告/松本潤一郎:また消えるために――幾つもの召命
14:30-15:00 報告/江川隆男:器官なき身体と超越的感性について
15:00-15:30 質疑応答
15:30-15:45 休憩

●第2部(司会:松本潤一郎)
15:45-16:15 報告/廣瀬純:タイトル未定
16:15-16:45 報告/堀千晶:無知の砂漠――皮膚・補綴・ダンス
16:45-17:15 報告/佐々木中:ジル・ドゥルーズにおける身体と政治 ――その美的決定(ドグマティック)
17:15-17:45 質疑応答
17:45-18:00 休憩

●第3部(司会:宇野邦一)
18:00-19:00 質疑応答

■講師略歴:
廣瀬純 氏(龍谷大学経営学部経営学科准教授)
1971年生まれ。著書に「シネ・キャピタル」(洛北出版・2009年)「蜂起とともに愛がはじまる―思想/政治のための32章」(河出書房新社・2012年)、訳書に「未来派左翼」アントニオ・ネグリ著(NHKブックス・2008年)がある。

江川隆男 氏(哲学者、首都大学東京 都市教養学部助教)
1958年生まれ。著書に「存在と差異―ドゥルーズの超越論的経験論」(知泉書館・2003年)、「死の哲学」(河出書房新社・2005年)、訳書に「ニーチェと哲学 ジル・ドゥルーズ」(河出文庫・2008年)がある。2013年2月に新刊の出版予定。

佐々木中 氏(法政大学非常勤講師)
1973年生まれ。主な著作に「定本 夜戦と永遠」上・下(改訂増補 文庫版、河出書房新社・2011年)、「切りとれ、あの祈る手を」(河出書房新社・2010年)がある。

松本潤一郎 氏(立教大学兼任講師)
1974年生まれ。共著に「ドゥルーズ―生成変化のサブマリン(哲学の現代を読む2)」(白水社・2005年)、ドゥルーズ関連の寄稿論集に「ドゥルーズ/ガタリの現在」(平凡社・2008年)、「ドゥルーズ 千の文学」(せりか書房・2011年)等、訳著に「ドゥルーズと創造の哲学 この世界を抜け出て」ピーター・ホルワード著(青土社・2010年)等がある。

堀千晶 氏(早稲田大学非常勤講師)
1981年生まれ。共著に「ドゥルーズ キーワード89」(せりか書房・2008年)、「ドゥルーズ 千の文学」(せりか書房・2011年)がある。訳書「欺瞞について」セルジュ・マルジェル著(水声社)が近刊予定。

■司会:宇野邦一(立教大学心理芸術人文学研究所長、現代心理学部映像身体学科教授)
■主催:立教大学心理芸術人文学研究所
■共催:立教大学現代心理学部

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そういやさいきん、行ったシンポや発表会↓は全部アタリだったのだ!
「政治とアートとまちづくり エリック・ライル 堀田真紀子と対話する」「危機とコモンズ:フクシマ以後の予示的政治」「書くことのアナーキズム -歴史・蜂起・『通天閣』-」「世界文学におけるオムニフォンの諸相」
なんだろ、この遊び方。ぶちょうはこれをアカデミシャン・スタディーズと名付けてたな。
アカデミシャンではないので、興味本位で中途半端な知的好奇心で物見遊山で行けるので、愉しい趣味なんだなー


年末年始はもう少し本を読みたいね



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