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運動部15周年

chainarogo

運動部宣言

我々は、カール・マルクスなんて知らない。しかし、我々は確固たるマルクス主義者である。<運動>するイマージュ、つまりは映画の中のマルクス達を我々は愛する。なぜならば、彼らの笑いこそが真のシュルレアリズムであり、アナーキズムであるからだ。グルーチョ・マルクスは、そのインクで書かれた口髭において運動部員である。ハーポ・マルクスは、その無邪気さにおいて運動部員である。チコ・マルクスは、そのペテン師ぶりにおいて運動部員である。ゼッポ・マルクスは、その地味さにおいて運動部員である。ガンモ・マルクスは、その不在性において運動部員である。

我々は、マイナーであることを恐れない。我々の<運動>は、社会を支配するメジャーな価値観から逃れ、自己の欲望を生き抜くための、流れの総体である。マイノリティであること、すなわち、都市の遊牧民であることは、時として、自分の身体を粒子の流れの<運動>の中に投げ込むことであり、散乱する粒子の流れそのものとして生きることである。我々は、街を徘徊する分裂症者に深く嫉妬する。

我々は、既成概念を破壊する以外は何も破壊しない。<武装>する代わりに<部装>し、<闘争>する代わりに<逃走>するだろう。我々は何の<正義>も掲げない。なぜなら、自らの正義が他者の正義と衝突したときに起こるのが戦争であり、<正義>は容易に平和を破壊するからである。それよりも我々は平和に戯れよう。<〜主義>を捨てて、<〜趣味>を持つこと。仏語<jeu>(戯れ)とは、<運>を<動>かすことであり、世界を<ゆらめく>ことである。さあ、ゆらゆらと革命ごっこを開始せよ!

2000年5月1日、メーデー



この宣言が高らかに謳われてから15年になろうとしている。
今はネットアーカイブにひっそりとただよっている伝説的サイト「UNDO部」のことを少しだけ記そう。謎めいた駄洒落サイト「運動部」は、もう若いネットネイティブには知れてはいないだろうが、当時は一部に熱狂的な読者を持った個人ページであった。

2000年当初は個人が無料でサイトを作れるサービスが始まっているも、チャット&掲示板文化以降〜SNS以前というIT民主化黎明期であり、ウィキペディアや青空文庫のようなアーカイブ系サービスは、まだまだ未熟で物足りない。掲示板で同好の士を見つける匿名のまどろっこしい時代、ネット空間は好き者だけが悠々と泳ぐもっとも濃いひとときであった。そんなタイミングで、知る人ぞ知るというターム、例えば「シチュアシオニスト」「カルチャー・ジャミング」「リー・ペリー」「コントル・アタック」「ホドロフスキー」「中国女」をぐぐると、最高にテンションの高いアジテーション(与太)を飛ばしている「UNDO部」ここがひっかかってきた。僕は「ここヤベェ、でもディープすぎて共有出来ないから自分ひとりでこっそり楽しみたい」みたいな欲が出たのは後にも先にも「UNDO部」と野中モモさんの「bewitched!」ぐらいだった。

とりあえず運動部のオリエンテーションで並ぶ部活の駄洒落を眺めたら、ダブ顔研究(惜しくも画像が落ちている)や運動会仁義なき占いフィッシュマンズの小宇宙を観よう!そして140字では表しきれない長文も濃密だった『メキシコの夢—アルトー、ホドロフスキー、レイジ、そして・・・・』「 グルーチョ・マルクス主義に関するテーゼ 日本語訳(ver.1.01)」「運動部認定映画」。 思想書のサンプリングセンスやベンヤミンとバタイユの脳内mixの思想模写、そしてこの企画力と実行力! その後の制作者のテンションを見るにこの頃がもっとも仕事していたときだったのかも、とも思ってしまう。

のちに僕は、この尊敬する戯作者の部長とは、2005年にMixi上で再度遭遇し邂逅することとなる。彼はMixiでひじょうに面白い日記をかきまくりそれに飽き、一緒におもしろTシャツをRLLとして発表するも飽き、スペクテイター誌上で連載するも飽きて休載し、幾多の雑誌立ち上げ頓挫し、単行本企画が編集者に通るも頓挫を繰り返し、引越を繰り返し瞑想し迷走し、未だ路の途中である。

ハーポ部長 カンバーーーーーーーーック!!!!!!


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  • By intellipunk / Apr 21, 2015 12:43 pm

座•高円寺ドキュメンタリーフェスのパンフより

arata
『赤P-remix』Tシャツの昔話が続きます。
模索舎で御購入され、その後ボディ指定の別注もつくりました。まだARATAという名前でリヴォルバーやってらした頃の話。懐かしや。

Tシャツはソールドアウトです。



赤瀬川原平とのひとつの思い出

赤瀬川原平さんが逝った。

ぼくも御多分にもれず学生時代、ちくま文庫『東京ミキサー計画―ハイレッド・センター直接行動の記録』と『超芸術トマソン』で彼の栄光の時代を知ったくち。その間の政治の時代の活躍のは新潮文庫『櫻画報大全』で確認出来るかと思います。(だれか僕に『桜画報・激動の千二百五十日―赤瀬川原平資本主義共和国』をください)
ネオダダ、前衛美術、見立て、茶化し野次馬ほめ殺し、カルチャージャム、もろもろの反権力的な表現、通貨フェティシズム、色んな刺激的な物を教えてもらった気がする。あと外骨を知ったのも赤瀬川さんから。
赤瀬川原平ベストワークはあり過ぎて困る…宇宙の缶詰、零円札、朝日ジャーナル回収茶化し、正義の味方警察バンザイ私達は言いなりになります!、天下泰平(日の丸星条旗)、植物ワイパー、パリ開放、新解さん…過剰に刺激的だった。世間では穏便な、カメラを持ってライカ同盟と称して路上観察うろうろするおじいさんだとおもうけど、そこには毒をいつもはらんでいたように思う。


RLLは2007年に、足立正生さん35年ぶりの新作『幽閉者(テロリスト)』公開記念で『赤軍-PFLP・世界戦争宣言 remix by 赤瀬川原平』をリリースした。これは足立正生の名作『赤P』のポスターを赤瀬川さんが制作し、そのリミックス(どもりバージョン)を『映画批評』1972年9月号のサクラグラフ連載最終号で自ら行ったもの。その後足立さんはパレスチナに渡りこの過激なリミックスは、予示的な色が加わってしまった。

akap1 akap2 akap3
その後、強制送還された足立さんは『幽閉者(テロリスト)』撮り復活した。ひと伝にRLLの「赤P remix」Tシャツを受け渡したとき、喜んで受け取ってくれたという。昨年山形国際ドキュメンタリー映画祭のパーティで再会した折にも、「あのTシャツのお前かー」とワインを飲んで上機嫌でツーショット写真を撮って交流出来た。

しかし賛辞を込めたTシャツを赤瀬川さんにポトラッチしたときには、老人力でボケたふりをしてバツが悪そうに「いまは、こういうのは…」と言葉を濁して去っていった。赤瀬川さんは穏やかな晩年には似つかわしくなかったんだな。という原平さんにまつわるRLLの7年前の思い出。


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  • By intellipunk / Oct 27, 2014 2:33 pm

三宅洋平イベント

今週末のアミーンズオーブンでの三宅洋平イベント( オルタナティヴ グリーンカルチャー)で、司会というか三宅洋平のトークコーナーの質問する役を仰せ使ったので、今からちょっと緊張してます。『zine砂漠』でインタビューしたいと思っていて企画が流れていたので、気を取り直してるとこです。事件だった「選挙フェス」を過大評価するわけではないけれど、その後の「大デモ」はオーソドックスな想定内の記号だった。現実は、事件と記号を綱引きすることで進んでゆくわけだが、出来事や事件なしには世界は変わらない。三宅洋平には、その出来事をアーティストとして魅せて欲しい気持ちは大きい。

(仮)ALBATRUS – DEMO (Official Video)記号であってもカッコイイはチカラだ。

でも、311以前の三宅洋平の強烈な印象って、「DJ HIKARU @grassroots 2009-2010 live mix」で、ベラベラしゃべっていている音源なんだけどね。

「突然ですが
ただ今グラスルーツ店長のQさんの携帯電話によると、日付けが変わるまであと2分となりました
終わりの始まりは、始まりの終わりなんで
どんなにファジーに生きている人も、この節目は避けられないということで
もうあと90秒ですからね
ま大体で、ふはは、大体で
いかにファジーな光くんでも月光を飛ばした事はかつて一回しかないっていう、
姫路で、こだまさんたちと飲み過ぎてたらしい
今ニューヨークとかすごいことになってるんだろうね
あの人たちのハッピーニューイヤーやばいもん
ちなみに日本人は2月に旧正月で盛り上がるチャンスがあるんで
敗者復活戦という感じで
30秒
俺もこの10年でこんなちゃんとカウントダウンするのはじめてなんですけど、フフフゥー
申し遅れましたけれども、犬式やってた三宅洋平です!イェッサーイ!
じゃ10秒前から、10!9!8!7!6!5!4!3!2!1!
あけましておめでとうございまーーーーす!
ハッピーーーーーーー!!!!ニューイヤ!
今年の一曲目です!
今年もよろしくおねがいします!
踊りあかそーーかーーー」

ってなノリのいいだけのアンちゃんだったわけだし、音楽家でも運動家でもないところに魅力がある。だからもっと気楽に三宅洋平の愛嬌が伝わればいいと思うんだ。
ちょっと期待し過ぎに昨年『ピープルズ・プラン』(風通しのいい左翼批評誌)に書いていた選挙フェスのレビューを、この機会にアップします。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
新しい時代は始まった――三宅洋平の選挙フェス

彼の興した選挙フェスは、政治に距離のあった若者を振り向かせた。たとえば選挙カーからの名前の連呼、ドブ板の挨拶回り、駅前の朝立ち、出馬・選挙戦・出陣式などの戦争比喩、などを廃止して形骸化した従来の選挙運動の形式刷新したことは大きい。

「ぼくらの色にちょっと染めさせてほしいんですよ この日本を」
ミュージシャンとして立ち、半パンTシャツ髭キャップサンダルにギターを携えた川上音二郎のように歌舞いた姿で「ヤーマン」というラスタ式の挨拶を交わす。応援のためにミュージシャンがフェスを興す「“政治”っていうのをそういう“マツリゴト”――音楽・文化のような、愛のあるものに取り戻したい」祭政一致スタイル。

600万円の供託金の高さや今までのカネの無さを演説するし、放射能や不正選挙や国際金融権力などネットジャーゴンやスピリチュアルや陰謀論すらも開陳した、開けっぴろげな人間性。Twitterで直接対話し、総ての演説をツイキャス中継してYouTubeでアーカイブ化する、交流も情報も交歓するネット選挙時代の水平開放コミュニケーション。シニシズムやニヒリズムやルサンチマンがなく、屈託のないしなやかな存在感だけがあった。

311後に逃げて沖縄に来てもそこにオスプレイが来た、どんなに逃げても政治は追いかけてくるのなら政治をぼくらの手に取り戻そう、デモ・嘆願・陳情・院内交渉と色々やったけど、と立候補の動機を明かす。僕らが政治家を遠避け孤独にしたから闇が産まれた、専門家へのお任せを辞め、候補者には当選後も手伝いに行こう、と「愛と応援の循環型社会」を提案。Twitterフォロワーをノマド秘書とし、バブル以降に育った同世代達に各地方議会へ立候補しようと誘い、「ボブ・マーリーはいらないし、ゲバラもいらない、皆フラットでひとりの重さは変わらない、あとはあなたが行動する時だ」と呼びかける新手の直接民主制志向。

「あなた」とはまた「わたし」である(これはI&Iというラスタファリズム用語で捉えられる)として安倍首相やワタミや幸福実現党ですらリスペクトし対話したい、アイヌ由来の和合のための言葉の戦争「チャランケ」や、ネイティブアメリカンのイロコイ連邦民主制を国会で施行したいとする絶対対話主義。

ベクレル検査機を各県にと提案し、祝島に馳せ参じ、緑の党のネットワークで全世界400基の原発の廃炉を目指し、反グローバリズムや反TPPを説明し、オーガニックTシャツやR水素を紹介し、食器洗剤を辞め自然農を実践した、惑星意識を持ったエコロジーの分かる新世代グリーンアクティビスト。

ステルス戦闘機やイージス艦の費用があれば「文化は最大の輸出品」を使ってスペシャル文化外交をやれて日中・日韓の摩擦をなくすと断言し、戦争経済から脱出したくないですか!と全世界の軍事産業を廃しようと謳うインターナショナルウルトラ平和主義。最終日の最後には憲法9条を詠み世界最高の憲法を称揚して聴衆を泣かせた。

そしてウンザリして政治から離れていた層から全国比例の得票17万得票した。当選した東京選挙区の山本太郎の66万票に比べ低いという面はあるだろうが、それを補うほどの若者達が熱狂して現象化したのは事実だ。それを選挙アドバイザー斉藤まさしが「革命」と語るが、三宅はこれを「革命ですらない!」「皆一人一人の意識と生活の変化」「世の中はもう変わりましたよ」と形容するパラダイムシフト。今までにない新しい希望だ。

(『季刊ピープルズ・プラン』第62号)
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気流舎ブックコレクティブ

下北沢のカウンターカルチャーを伝えるブックカフェ気流舎が共同運営になって2年ですが、今年から「気流舎ブックコレクティブ」が発足し、その一員としてintellipunkは本の仕入れ担当で、都内の古書店や古書市を足繁く通っております。おかげさまで最近は本棚の回転がはやくなってきたようで、若い読者がカウンターカルチャーに出会う切っ掛けを作れている充実も味わえています。カウンターカルチャーの王道の気流舎の本棚を作るのって楽しい!


↓僕が仕入れた本たちの一部。
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気流舎の小さな空間をつつむ本棚は、いちおう「ヒッピー思想、サイケデリックス、ビート、コミューン、バックパッキング、アナキズム、シャーマニズム、ニューサイエンス、レイヴ、オープンソース、海賊党、カルチュラル・スタディーズ、社会学、民俗学、文化人類学、現代思想、反グローバリゼーション、反原発、市民運動、NPO、うさぎ!、カスタネダ、ソロー、レヴィ=ストロース、真木悠介/見田宗介、中沢新一、芦沢一洋、エコロジー、パーマカルチャー、瞑想、ヨガ、からだ、意識、神話、東洋思想、皆既日食、宇宙」を大枠としてますが、それだけじゃありません。先代ご隠居が残してきた美意識を引継ぎつつ、Flying Books(http://www.flying-books.com/)やブッククラブ回(http://www.bookclubkai.jp/)やナワ・プラサード(http://www.nabra.co.jp/hobbit/nawaprasad/default.htm)といった先輩書店とセレクトが被るようでいてキャラ立ちした、自分なりのひと味違った世界を見せられたらと考えています。また気流舎通信SOMAでも披露した通り、今日的なカウンターカルチャーに対する目配せは気流舎にしか出来ないと自負しております。いちどカウンターカルチャーAtoZを使って、その概論を説明出来たらと思います。流動的ではあるけど、今の気流舎の本棚はちょっとおもしろいはず!

ゆっくりチャイやアブサンを飲みながら、人生を変えてしまうかもしれない読書をお楽しみください。


気流舎
〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-29-17飯田ハイツ1F
http://www.kiryuusha.com/
https://twitter.com/kiryuusha
https://www.facebook.com/kiryuusha


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  • By intellipunk / Apr 30, 2014 4:39 pm

気流舎スピノザ研究会 第二回

第二回目スピノザ研究会は12月21日(土)19:30から下北沢の気流舎にて開催する予定です。G.ドゥルーズ(鈴木雅大訳)『スピノザ-実践の哲学』(平凡社ライブラリー)の第二章を読んでいきます。 会費は無料(1ドリンクオーダーお願いします)

Spinoza2

気流舎コレクティブのUEKENと映像作家の中森くんとintellipunkがいっしょにはじめた「気流舎スピノザ研究会」では、読書会形式で月1ペースゆっくり四方山スピノザトークをしております。ゆるくやってるので、気楽に遊びに来て下さい。

翌22日は冬至ですね、かぼちゃ食べたい。冬極まる寒い寒い季節ですがお躯ご自愛ください。


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  • By intellipunk / Dec 18, 2013 4:13 pm

映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」

今晩、映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」の完成試写会に行ってきました!

SturmUndDrang1 大逆事件後の動乱の大正後期、大杉栄が殺される関東大震災の前後に、彼を慕う若きアナキストたち「ギロチン社」の青春の蹉跌を描く大正浪漫活動写真。

大正十一年冬、東京
我は知る テロリストの 悲しき心を

SturmUndDrang2

実は縁あって、劇中に小道具として使われる大正時代の新聞を制作いたしました。映画や演劇のフライヤーやカタログはデザインしたことはあっても、銀幕に映されるモノを作ったことは初めてなので、試写中に見え隠れした新聞や効果的に使われていた号外を目にして感慨深いモノがありました。ギロチン社の彼らの気持ち、活動で心折れることある自分は沁みました、日本酒をぐい飲みしたくなる! それと大杉栄役の川瀬陽太さんの佇まいが(見慣れた空族映画とも違っていて)かっこ良かった! そして新人ながら準主役で気合い入った演技のイケメン毅くんお疲れさま!!
下の新聞は作ったけれども使われなかったモノ。
SturmUndDrang0

鈴木清順映画や幻想的な大正ロマネスク好き、反権力・無政府主義に興味ある理想主義者やアクティビスト、儚きエロス滅びのニヒリズム美しき虚無主義に魅かれる御仁は、是非鑑賞してみて下さい!!
SturmUndDrang3
11月16日(土)に開かれる「大杉栄・伊藤野枝没後90年集会」にて特別先行上映します!
http://2013n16.tumblr.com/



気流舎通信 SOMA号発売!

SOMA0 気流舎通信 SOMA号発売!
オルタナティブ社会学会で先行発売!
フルカラー100ページで500円! 安い!
限定500部なので早めのゲットをオススメします。
soma1 soma2 soma3

充実のコンテンツ!

GALAPHIX
気流舎秘蔵書御開帳 第一回『幻覚共同体 エロスの第三世界』
BE HOLY NOW / 気流の鳴る方へ ★ ホリム・ベイ

特集 キノコのアナキズム
聖なるキノコ ソーマの効用 ★ ハーポ部長
群島のアナキズム ★ 樋口拓朗
フィリピンのグリーン・アナキストたち ★ モリテツヤ
奥共同点REMIX ★ 加藤賢一
組合=アソシエーションの可能性 ★ UEKEN
贈与とお返しの経済 ★ 鶴見 済
「贈与と共有」の思想 ★ 石倉敏明
「Tokyoなんとか」 勝手な奴らの自主連合 ★ ハーポ部長
サパティスタコーヒー物語 ★ cafe★Lavanderia
共に道を歩くこと-東アジアの場所作りと自主連合 ★ 江上賢一郎
『うさぎ!』を読む会について ★まり+もも+pit
スラバヤとジョグジャカルタのDIYシーン ★ 成田圭祐(IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
WOMEN IN BLACK ★ 文 原田淳子  写真 矢郷 桃
虹の来た道 ★ 加藤賢一
COMBAT ★ 鈴木孝弥
チートスとゴールドフィッシュ ★ Love S. Dove
Direct Democracy ★ 写真 矢郷 桃

気流舎の庭 ★ 福冨岳
宇宙・世田谷・気流舎(『ToKyoなんとか』2011年12月号 再録)
「エネルギーは永遠の喜び」 ★ ゲイリー・スナイダー(再録)
  『オーム12号』40075年4月20日発行 編集ナナオ、ポン

編集:Harpo Production
装幀:intellipunk


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  • By intellipunk / Oct 11, 2013 2:22 am

三宅洋平の選挙フェス

参院選に立候補したミュージシャンと役者のふたり、三宅洋平(比例全国区)と山本太郎(東京選挙区)が仕掛けた選挙フェスに、ここ数日夢中だ。
ふたりはマジで国会議員になろうとしている。そのために能力をフル回転させて、ぶっ飛ばしている。彼らの態度には、ネットに溢れるシニシズムやニヒリズムやルサンチマンが全くない。これは驚嘆することだし311後にとっては当たり前のあり方だとも云える。

選挙フェスCM

日本を僕ら色にちょっと染めたい

初日の吉祥寺
吉祥寺は彼のホームですごかった。
一昨日の昼の新宿
昨夜の渋谷駅前

三宅洋平フェス ‎#ライブ (7/4吉祥寺)「ヤバい」「泣ける」どんなフェス?
http:/togetter.com/li/529002
今夏最大の野外フェス!!三宅洋平「選挙フェス」 #ライブ ‎#イベント 日程(7/4~20)まとめ
http://togetter.com/li/528142
参院選全国比例区に出馬、三宅洋平の選挙フェスが熱すぎる件 – NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2137303390336449901

選挙フェスのスケジュール
ライブ中継はここ

フェスと選挙活動を兼ねたものだけど、2007年杉並区議選を松本君を担いで遊んだ「高円寺一揆」の記憶がよみがえってくる。マツリゴト政祭一致なところまったく同じ。
http://www.youtube.com/watch?v=8RtNZXBk8cs

そこと同じ場所で、高円寺駅前での昨年末の衆院選のときの山本太郎応援のパーティがあって、そこでの三宅洋平にいたく感じ入ってしまったから、ハマってしまったのかもしれない。
http://www.youtube.com/watch?v=8FcjHfO4GQA
特に三宅洋平の吐く言葉が、政治と詩と音楽のその高度な融合が、今までにない現代的な表現としてアートとしてキていると思ってしまった。バンド時代ミュージシャンとしての彼もとうぜんカッコよかったんだけど、そこはまだ音楽だった。聴いている間は最高の時間だけど、翌日には忘れてしまう多くの音楽のひとつだった。年末のパーティでは、この乱世の時代になったリアリティを、言葉と音をシンクロさせたムーブメントとして、忘れられない体験として刻み付けられた。特にボブの反原発の「Redemption Song」を三宅洋平が現代日本に意訳したこの曲で、僕は涙を流した。
Redemption Song
Redemption Song

2006年に「B感覚」ってブログを書いている。
http://www.rll.jp/hood/text/intellipunk/20060218060938.php
B感覚とは、身体が政治と出会うことであがる、変成意識のこと。ある種の覚醒効果。もちろん、機動隊にボコられて両手に手錠をかけられ取り調べを受けた僕の2011年911体験のときもバッドではあったがB感覚でバッチしキマった。その春の原発やめろデモ!の高円寺での吹き上がった瞬間でも。2007年の高円寺一揆でも、2008年反G8での大阪府警に人間の鎖にタックルされたときも。昨年の紫陽花革命の車道決壊のときも。イラク反戦サウンドデモでも。この10年はこれにずっと痺れてきた。

昨年の山本太郎応援ライブの三宅洋平の「Redemption Song」から〜今回の選挙フェスまで、そのB感覚を感じてビリビリしている。でも、そこに警察官の姿はない(公安は居たけど)し暴力を感じる瞬間も一切ない。であるがどうしようもなく感じ入ってしまっている。その場で政治的な回路が開き、群衆が繋がり時間を共にすることでアガる、変成意識を感じる。
「からだが動けばこころが動き出す♪ こころが動けばからだが動き出す♪」

YAHMAN!
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  • By intellipunk / Jul 08, 2013 1:02 am

GO WEST!!

ビフォの来る下記のイベントのために大阪北加賀屋のremoへ行きます。関西圏で面白い所は廻りたいな。

京都の出町柳は絶対行こう。陽光くん一押しの酒場村屋、最近zineを出したNOT PILLAR BOOKS、通称 出町柳文化センターのナミイタアレ、西のノンベクレル野菜買おうかフランク菜ッパ……人見知りコミュ障なんで大丈夫かオレ。

大阪はコーポ北加賀屋以外は、コレ↓に行きます。
田村尚子展「ソローニュの森」@中之島デザインミュージアム de sign de
昨年写真集が出たラ・ボルド精神科病院の写真展。ガタリリバイバルが沸騰中でタイムリー!

ClazyMarket presents 『T-sht展 2013』 @ GalaxyGallery
ギャラクシーギャラリー一度行きたかった! Tシャツ展はKATAでロス・アプソンさんがやるTシャツ展に似てる????




CrisisSpasm Symposia
23, Jun. 2013. Crisis/Spasm: 恐慌に内在する理論とは(仮)
http://www.remo.or.jp/ja/2013/0619-377.html
未来のついえた現在ただパンクだけが哲学でありうる、のか?
スパズム(痙攣)。金融恐慌の詩学、労働と疲労、認知と病理、絶望の蜂起……

2008年以来5年ぶりの来日がいよいよ実現するフランコ・ベラルディ(ビフォ)を招き、杉村昌昭(フランス思想)伊藤公雄(社会学)水嶋一憲(経済学)酒井隆史(社会思想史)はじめ錚々たる面々を登壇者に迎え、危機とともに・理論とともに・未来なきポストメディア時代を思考する大討論会!

参加:無料
主催:オペライズモ研究会
日時:2013年06月23日 14:00-17:00
会場:NPO法人 記録と表現とメディアのための組織

フランコ・ベラルディ(ビフォ)
現代作家、メディア理論・実践家。雑誌”A/Traverso”創刊者にしてイタリア初の自由ラジオ Radio Alice を展開し、77年にパリへ逃走してフェリックス・ガタリと協働。粉川哲夫『メディアの牢獄』(1982)にもアウトノミア運動におけるスポークスマンの1人として登場、〈運動〉から弾圧にいたる過程を分析した「アウトノミアのアナトミー(解剖学)」が紹介されている。80年代には Semiotext(e), Chimères, Metropoli, Musica 80 などの雑誌に寄稿、90年代から労働・精神・芸術等について著書多数。邦訳書に『ノー・フューチャー』(洛北出版)『プレカリアートの詩』(河出書房新社)および『フェリックス・ガタリ そのひとと思想と未来図法』(水声社)近刊予定。

討論者(予定):
杉村昌昭 フランス文学・思想、1945年生まれ。龍谷大学名誉教授。1973年、名古屋大学文学部大学院修士課程仏文学選考修了。大阪女子大学専任講師を経て、龍谷大学経営学部教授を2011年に退職。著書・翻訳書50冊以上
伊藤公雄 社会学、1951年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。1981年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪大学人間科学部教授を経て、2004年より現職。2008年より放送大学客員教授。共編著多数
水嶋一憲 経済学・経済思想、1960年生まれ。大阪産業大学経済学部国際経済学科教授。1984年京都大学卒、京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。アントニオ・ネグリらの〈帝国〉三部作ほか翻訳書・論文多数
酒井隆史 社会思想史、1965年生まれ。大阪府立大学准教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2001年より大阪女子大学専任講師、改組により現職。大作『通天閣』(青土社)によりサントリー学芸賞受賞


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  • By intellipunk / Jun 21, 2013 2:55 pm

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