5月革命広報室広報部よりみなさまへのお知らせ。

今、ここに、ぞくぞくと終結した全国の最も先鋭的、前衛的、革命的な学生、労働者、フリーター、ニート、引きこもり、だめ人間、ジャンキー、クラバー、レイバーのみなさん!!90年代以降、不況とグローバリゼーションへの適応を通じてますます突き進む権力と資本家の策動が、われわれ無産者階級(お金も土地も会社も持ってなくて毎日誰かの下で働かないと飯が食えない膨大な数の人々!!)を新しい「勝ち組み経済システム」に適応できない無能力な貧乏人へと追い詰め、安い賃金とかなえようの無い馬鹿げた理想(勝ち組みセレブ!!)で搾取しているのはもはや自明となった!!

 全球レベルで進む資本の統合と集積はフランスで100万人規模のデモを起こし、ロシアでネオナチを復活させ、中国を巨大な工場に作り上げ、子供の学費を払えない足立区の主婦に売春をさせる。増加する100円ショップに、企業名の載ることの無い求人フリーペーパー、100円のハンバーガーや、無料で配布される消費者金融のポケットティッシュに、インターネットのルーターといった街中のアイコンの群れが静かに僕らの欲望を包囲し、やさしく、だけど、残酷に包み込んでいる。

 「全ては消費者のため、あなた個人のために」と謳われる。時に無料で。しかし、企業の広告料によってまかなわれるTV番組のように、本当に無料で配られているもの、提供されているものなど何一つとしてない。収益や利率を上げるためだけに、より搾取される人々を企業と消費に結びつけるためだけに、厚顔無恥な顔をして「無料」といいつつ、労働力とお金を吸い上げていくシステムが、網の目のように僕らを取り囲んでいる。

 恋愛もセックスもオナニーも暇つぶしも仕事も、友達や同僚との思いでも、家族との団欒も葬式も大学生活も老後の楽しみも、新しい生命の誕生も、全て商品とサービスの消費の組み合わせの中で行われる。それはこの網の目の中で、僕らが作り出すもの、吐き出すもの全てが有用に交換され、利潤を生み出し、戦争好きの企業と国家の元へ!!と吸い上げられていくということだ。ゴミを出すことや排泄すること、病気になることさえ無数の交換(下水道の整備、維持や、医者の給料、保険、製薬会社)を発生させる。自殺でさえ膨大なコストを発生させ、お金を動かす。逃げ出す場なんかどこにもない。徹底的にITによって効率化された、出口無しの交換と剰余価値のシステム。安心と安全と最高のサービスを選択可能だと思い込まされた奴隷達によって増えていくリスクとカオス。自分を取り囲んだ無数の商品の主人だと勘違いしないと生きていけないこの世界の虚無。実は商品の奴隷にすぎないのに。老後まで全てぴっちりと詰め込まれた商品とサービスと退屈な労働の線路。これが「本当の豊かさ」なのかい?決まりきった奴隷の日常の反復。そこからはみ出して生きることなどできないのだろうか?

 僕らがマックのバリューセットを選ぶように、僕らの葬式や結婚式、マイホームや余暇のプランもバリューセットのように組み合わせられる。それは人生が、生が、それ自体を創造する自由な主体性の結果として存在するのではなく、あらかじめ用意された組み合わせからしか主体性が生成しないということだ。商品とサービスの多様性がそれを覆い隠しているが、商品とサービスと労働に関わらないで生きていけない以上、もはやこれは否定できない。にも関わらず、それが「自由」だと、その資本制経済の可能性だけに限定される「自由」が、自己責任と自己努力に結果すると信じなければ生きていけないという、徹底した不自由な主体。この不自由な主体を疑うこと。そこから逃げ出すこと。消費や生産やシステムから。もしくは、その場をめちゃくちゃにかき乱してやること。全て壊れてしまう前に。


 ちょっとシリアスすぎたのかもしれないけど、僕とハーポ部長(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=125281)とインテリパンク(http://mixi.jp/show_friend.pl?id=40221)でやっているRLL(Radical Left Laughter)http://mixi.jp/view_community.pl?id=206778というれレヴォリューション・ポップ・ユニットが目指していることは、こういったつまらないし最低な世界を、音楽やTシャツやレイブやクラブやハーブや路上や笑いによってかき乱していくことだと思う。POPでラディカルな抵抗。カウンターカルチャーという、文化に、文化で抵抗する文化を、もう一度取り戻すこと無しに僕たちは生きていけない。


さてさて、そんなRLLの一大イベントが一ヵ月後くらいにあるのでみんな遊びに来て!!いろいろ話しましょう!!


☆スバラシキナカマ─ Come Together! Common Rockers! ─

東京藝術大学のマルコム・マクラーレン!?
野田努とRLLが音楽×サブカル×思想×政治でtalk about!!!
presented by RLL(Radical left laughter)
TOKYO-GEIDAI 26 MAY (FRI) 2006

RLLが東京藝術大学にて『スバラシキナカマ ─Come Together! Common Rockers!─』と題して、世界的音楽雑誌『remix誌』編集長で宇宙的名著『ブラック・マシン・ミュージック』の著者としても知られる野田努を迎え、オーガナイズ・イベントを開催。現実のグローバリズムと現代思想のマルチチュードを繋ぎ、パーティピープルやフリーターの日常に引き下ろして、いかに想像/創造的に生きるかをトークセッション。サウンドデモなど政治的サブカルチャーを映像や漫談で紹介、文化政治における〈悦び〉の重要性について語ったり、語らなかったり。またプレ・セッション「東京皐月革命茶会」としてお茶会もホッコリ併催。ゲストに漫読家の東方力丸、高円寺オルタナティヴ・ショップ「素人の乱」などなど、マルチチュードな面々! ポップ・ストリート政治のギャザリング・パーティを見逃すな!!

2006年 5月26日(金) 18:00─
@東京藝術大学 音楽学部 上野キャンパス 5-401教室
(当日15:00─17:30@藝大上野キャンパス 不忍荘1F大広間(正門入って右手奥)一服プレ・セッション「東京皐月革命茶会」)
出演:野田努(remix)、RLL(Radical left laughter)、毛利嘉孝 (東京藝術大学・コーディネート)
Guest:東方力丸(漫読家)、松本哉 (素人の乱)、山下陽光(素人の乱)、aya(茶事)
ENTRY:Free \0
INFO:
RLL 080-5380-6865 http://www.rll.jp/
音楽学部音楽環境創造科 毛利嘉孝 mouri@ms.geidai.ac.jp


RLL:
Radical:intellipunk
Left:∞+∞=∞
Laughter:Harpo Bucho
ラジカル・レフト・ラフター。「wearable idea」コンセプトTシャツを制作する3人組。日本におけるカルチャー・ジャミングの第一人者。自称「中央線マルチチュード」として、生政治概念を用いたオルタナティヴな生き方を提示。文化政治ユニットとしてネットラジオ「レヴォリューション・ポップ・ラジオ」、出版編集、イベントオーガナイズ等で活躍中。
HP■http://www.rll.jp/
e-mail■radical_left_laughter@yahoo.co.jp
Mixi■http://mixi.jp/view_community.pl?id=206778



『2006東京五月革命』と題して藝大-東大を連続でBomb!
RLLの26日藝大ギャザリングの後は、FRUTHが27、28日に東大本郷キャンパスの五月祭で「KOMAMORPHOSE06 “Spring”」フリー・パーティを開催。藝大で悦び東大で踊れ!
FRUTH:イベントオーガナイズするクリエイター集団。昨年11月は東大駒場キャンパスでフリー・パーティを敢行。
http://www.geocities.jp/komamorphose/

『2006東京五月革命』

移動、労働、移動、睡眠…/試験=屈従、社会的昇進、階級的社会/形式的な行動は感情を殺す/我々は飢餓で死なない代償が退屈であるような世界を拒否する/我々は生きたいのだ/退屈しているのに気付いた時、人々は退屈するのを止めるだろう

教授、あんたはおれたちを年寄りにしちまうよ/あんたはあんたの言う「文化」と同じくらい古くさいぜ、あんたのモダニズムとやらは単なる警察の近代化にすぎない/教師を変えるのではなく、生き方を変えよう/死んだ時間なしに生きろ/官僚が君の中にいる/君の頭の中から警官を追い出せ/今、この時を生きろ!

芸大生よ── 芸術は死んだ。死骸なんかにカネを払うな/ゴダ-ルは何も変えられなかったのさ/壁に耳あり。君の耳に壁あり/まずは君自身に異義を申し立てろ/我々みんなが好ましからざる者/身を隠せ、そして反対しろ!/コート&ネクタイ野郎の革命に「ノー」を/自由の敵に自由を許すな。

東大生よ── 人はバカか利口かじゃない。人は自由かそうじゃないかだ/君が学んだすべてを忘れてしまえ、踊ることからはじめよう/踊れ、仲間よ、古き世界が君のすぐ後ろに迫っている/君のズボンのファスナーを開くように、君の頭脳を開放せよ/想像力が欠けていると、欠けていることが想像できない/想像力は贈り物ではない。獲得するものだ/想像力を権力に。


1968年パリ五月革命は、革命を成し遂げられなかったが、その代わり、街頭に美しい詩を残した。上記の文章は若干のアレンジがあるものの、当時の有象無象による落書きによって構成されている。そして今、世界を注意深く見渡してみよう、68年以来の大きな祭の季節がやってきている! 芸大と東大で連続して行われる一連のギャザリング&パーティは、68年に複数の何者かによって書かれた詩を新しく更新する試みである。とりあえず肩の力を抜いて楽しもう! 喜びは新しいアイデアだ。



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