Intellipunk Archive

クリスマスより自分の踊りを踊れ

今年三回目の素人の乱のサウンドデモ。セカンド・サマー・オブ・ラブのずいぶん変わって土着化した高円寺の流儀が、回数を重ね洗練されてきた感。これがナンセンスだという批判言説より、現実の経済の方が洒落にならず非合理でナンセンスだと馬脚を現した2008年。今年の街遊び納め気分で仕事をサクッと終わらせ高円寺へ。

警察バスかまぼこ2台が浮かれる高円寺駅前に不粋に横着けされていた。既に「じゃましマンの限界演芸展」で『日本心中』の大浦信行監督が言った通り、撮影スタッフを連れて来ていた。じゃましーのトラメガの饒舌さは、個展から続く芸人的本番モードが入ったままで頼もしい。警官いじりのネタの切れ味は冴え渡って、こちらのモードを談志の高座へ集うそれへ持っていってしまった。松本くんと陽光くんのトラメガの掛け合い漫談も調子良く景気良く弾けまくって滑らない話だった。

クリスマスという逆境の参加者には貪欲なモチベーションが有り余り、出発前から昂揚としていた。発泡酒は何種類かあり、寒さ紛らわせに呑み比べて出来上がっていた。クリスマスというモノの親しみやすさからか、イシューに対する解釈の自由さが伝わって来た。吊るし上げられたサンタクロース、パロディーでしかない聖歌隊。自分らしいクリスマスの誠実な回答を心に用意して集った、自分の祭をやる意気込みを、そのテンションの高さは現していた。クリスマスに託つけて2008年最後の祭をしようという奴らばかりだったに違いない、物好きな暇人ばっかが少数精鋭100人程だったか虎視眈々意気揚々。

サウンドトラックも∞+∞=∞セッティングで温めのダンス物やなんかかけて場を解してたいた。車体は紅白幕に「クリスマスはウソだった!」と東スポ冗談調なスローガン。この際、クリスマスの消費主義や恋愛主義以上にクリスマス価値観の同調主義や権威主義をちゃかしてやろう!ってな冗談企画。これが真面目にバカバカしいことに一生懸命になってみるってのか、既に車はお祭の山車だった。

一発目サクちゃんのDJ。「メトロポリタンミュージアム」でポップで和むスタート。でもやっぱり、シューゲイザーから「Love Your Money」へと雪崩れこんだ。完璧なDJとしてこの高円寺ええじゃないかのスタートを祝福した。何度も歓声をダンサーから勝ち取りながら青梅街道まで進んだのだ!

「ギリシャ(高円寺)暴動!」じゃましマン作プラカードを掲げる雨宮さん
「警察←エリートVS公安←労働者」じゃましマン作2枚目のプラカードを掲げる松本くん
三枚目の「パンクロッカー労動組合」は働の字がニンベンが抜けてて笑かす。

今日の最功労者「パンクロッカー労動組合」のメトロノーム村上/ヒマジンKIKUのDJ。杉並署にデモ申に行く途中に職質に合う村上君、彼の純粋なマヌケさが現れてて完全にヤラれた。露骨な社会的排除が非正規労働者には課せられる、正直だけど素直じゃないぜ!ClashはWhite RiotかComplete ControlかなんかでDamnedはNew Rose。反抗的で実直で真っすぐで由緒正しかった。ハロゥハロゥそっちはどれくらい酷い?「Smells Like Teen Spirit」はロスジェネの国歌の様に鳴り響いた。あとは色々かけてたけどもう騒ぎ過ぎてて忘れた。グランジ世代はプロザックジェネレーション。オルタナは、鬱で死にたくなる新自由主義時代の親よりも豊かにはもう成れないと確定した世代の音楽。
もう例えばアタリでもギターウルフでもストラッグルでもいいけど、テンション上げ過ぎてキックとノイズしか聴こえない状態の原始的なロックンロールになっていた。アンチノックかDOMがその場に現れたかの様なモッシュ。ガードレールが最前列前の柵に見えてきて、警備の警察もサマソニにいる海兵隊SPかのような仕事ぶり。駅前南口〜青梅街道〜環七〜高円寺中央通りをコの字に高円寺南二丁目をぐるり一周して最後は内巻きに古着屋の軒先を舐めてスタート地点の高円寺中央公園に帰ってくる。年末の世間では押し迫ってきた気分+クリスマスのちょっと異常な大事な日にしてる感、が合体した空気感を引裂きながらも、街のキャラクターで調和していた。何が鳴っててももう関係なかったのかもしれないってなぐらい、その空気に酔っぱらってしまっていた。そして身体は限界を超えているのにステップは止まらないトランス状態で、好き勝手な歓喜を上げていた。

やっぱりベタな最良の大味な選曲が、警察や路上の人から見えるサウンドデモには合うのだろうか。DJイルコモンズの必殺連発、UNDERWORLD「Born Slippy」のremix?でグアッと大衆に突き刺さり蛸踊り、世界一高円寺が似合うアンセム的「TRAIN-TRAIN」でまた音楽的信仰心あるパンクスが大合唱しながらモッシュ、あれは誰のバージョンだ?「君の瞳に恋してる」で死ぬまで踊らされる気分になっちゃってそこら中がミロスガレージになってた。
TRAIN-TRAINでは、その価値観の純粋な信者となって、その唄世界と高円寺のこの今の情況とのシンクロに熱くなり、祭に陶酔する踊り子となった。日本シリーズ優勝時のようなビール掛けが、警備と称し取り囲む警察さん達にも振る舞われ、それが一つの様式にまで高まった。ヒロトの声がクリスマスの街中で、高円寺の公園側の古着屋通りに響き回った、聖歌のように愛誦される心情パンクスの人々の元へ。嬉し泣きするに近い感情で、警備と握手しながら公園へ。公園解散後も陽光松本お母さんDJ達のダイブのは続くなど、気分は沸騰したまま、幾分か収まるまでは、踊り疲れながらもお互いを讃え合ううちら。

打ち上げで「高円寺きのこ」の話をした。直接繋がってなかった友人たちが同じく出没していた「これから何かが興りそうだった場所(陽光くん)」場所。今夜はその熟した成果だったのではないだろうか。Yonchome Cafeから眺め下ろされる場所で集団は終電まで呑み語った。


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  • By intellipunk / Dec 26, 2008 3:12 pm

前日、こちらでも告知しとこう

クリスマスですね、明日は。
街はどこか浮ついてイルミネーションが発情中。
夜には、どこも飯屋はカップルで満杯なのか?
年末の慌ただしい中で誰もがラブラブモードなのか?
どうもそのテンションになれず、天の邪鬼に騒ぎたい吾人がいたらね、
明日の6時半に高円寺にくるといいと思うよ。俺も彼女と集うわ。
きっと同調圧力に屈しない、イカしたメンツが集ってやんやパーティーできるはず、楽しめるはず。

やっぱ 自分の踊り方で おどればいいんだよ。 江戸アケミ




以下、松本君の情宣です。









大変だ大変だ!!

いよいよ年末になるにしたがって、街はきらびやかになっていき、ボッタクリと金もうけばっかりだ。

やいやい! こうなったらデモしかないぞ!!
これは集まるしかない!!


クリスマス粉砕デモは、いよいよ明日!

明日はベジ食堂もあるので、ヒマな人は昼からゆっくりとランチでも食べてからデモに向かうのもいいかも!
さらに、なんと明日のベジ食堂では、デモ用テイクアウトのピクニックセットも販売予定とのこと!
これはすごい!

ってことで、明日は昼から高円寺でのびのびしてしまおう!!


12月24日(水)
★クリスマス粉砕デモ
もはや我々に金はない!ひたすら金を使わせようとするボッタクリクリスマスを蹴散らして、勝手な祭りをやってしまおう!!
18:30 集合 19:30 start!
高円寺中央公園(南口徒歩30秒/氷川神社となり)出発で、高円寺一周デモ。

DJ:
メトロノーム村上
ヒマジンKIKU
サクちゃん
ILCOMMONZ

※酒持ち込み自由
※寒いので厚着をしてきたほうがいいかも
※大雨等テンションが下がる気候のときは中止


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  • By intellipunk / Dec 23, 2008 11:22 pm

ジェーン・バーキン、RLLにTシャツ制作を依頼???!!!

9577731.jpg


「アウン・サン・スー・チーさんは死んで よく売れるTシャツの絵柄になるでしょう」



ジェーン・バーキンの新譜「冬の子供たち」に 収録されている「アウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)」。(制作:アムネスティ・フランス支部、提供:アムネスティ日本) ミュージッククリップ見て下さい。



RLLに依頼ではなく、日本の人にもビルマ(ミャンマー)のことに関心をもって欲しい、スーチーさんの解放への支援を欲しいということみたいです。


日本の皆さん、あなたがたは世界から尊敬も友情もそそがれる民主主義の国の人です。しかも、軍事政権下にあるビルマ(ミャンマー)と非常に深い関係を持っています。そういう日本が、ビルマの人たちを助けるために何をするのか、それとも何もしないのか。どちらにしても、ビルマへの影響はとても大きいのです。世界中があなた方の行動を見守っています。―――ジェーン・バーキン



詳しくはビルマ市民フォーラムのブログで。

http://pfbkatsudo.blogspot.com/2008/11/blog-post_28.html


アムネスティからも支援できます。
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1506





JaneBirkin.jpg

アウン・サン・スー・チーさんが亡くなったりする前に、今年もうTシャツを作って支援してるんは、心の兄貴いとうせいこう。
Tシャツはもちろんジェーン・バーキンも着用済み。


いとうせいこう公式ブログでフリービルマTシャツを詳しく
http://seikoito.ameblo.jp/seikoito/theme-10006238216.html
Tシャツで支援先は、ビルマ民主の声 Democratic Voice of Burma
http://www.dvb.no/
カタログハウスの、いとうせいこうフリー・ビルマTシャツ通販ページ
http://www.cataloghouse.co.jp/cat_order/tsuhan/burma/index.html






おまけ。
TシャツデザインはUNDER COVER。
ジョニオもゲバラやRATMに影響を受けたり政治的にパンクなところがあったりしますね。そのジョニオが以前スタイリングしたおり、パンクを感じたと、どっかの雑誌で語ってたのは沢田研二。

こちらはジュリーの「我が窮状」たしかにパンクかも。

 
 

 

 

 
 
 



最後は、あつあつのゲンズブールとバーキンで、じゅて〜む

おやすみなさい。


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  • By intellipunk / Dec 03, 2008 12:44 am

もっと色々見たい、読みたい!!ということで

RLLの自分以外二人とも書かないので、書かせてもらおうかな。


riddim.jpg


今出ているRiddim(Pushimが表紙のNo.308)で荏開津広さんがRLLのことを紹介して頂いてます。RING Ring Ringというご自身の連載ページで【RLLとミスター・カトラの巻】ということで、バイレファンキのミスター・カトラと連続で。いやー素直に嬉しい!

「幾つか思いついたように眺めるブログがある。その内のひとつがRLLのブログ」として、恐縮にもRiddim誌上でRLLのマニフィストを全文引用して頂いて!太っ腹な紹介ありがとうございます!!





EGAさん!読んでたらうれしいな!
まじずっとファンとして陰ながら文章拝読させてもらってました!!!!!

荏開津広を音楽ライターとして認識したのはいつの頃だったろう。気が付いた時には『routine』聴いていたな。クラブで音楽を聴きながら各種雑誌で、氏が書くアンダーグラウンドだった日本のスカやレゲエやラップシーンの紹介、ルーツロックレゲエやオールドスクールやブリストルシーンの解説、UKダンスカルチャーやブラックカルチャーやグラフやサブカルの情報を、若い頃はいつも食い入るようにチェックしていた。EGAさんのDJで青山mixで踊ったし、まだ江古田にあったDISC SHOP ZEROのイベントでは客が少なすぎて前でバカ踊りしたこともありました。残念ながら以前翻訳した小説は未見だけど、Riddimの記事はもちろん今でも読んでます。

個人的には、ずっと正体を明かさない事情通の雰囲気で、コスモポリタンで小洒落たかっこいいイメージのテクストを紡ぐ人だって認識。代わりになるライターが想像出来ないくらい独特の切り口の、いい意味でスノッブ語彙と豊富な知識が実際の音とかけ離れてなくて、フェイバリットな音楽ライターで。SOUL SETの「自由についてのアナーキスト」ってEGAさんなんですか?
やっと今年3月のネグリ未遂の芸大デングリイベントでご挨拶できた程度でした。


あー未発表のTシャツでEGAさん好きそうなデザインあるんですけどポトラッチしてもいいすかね?


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  • By intellipunk / Nov 15, 2008 10:11 pm

カルチャージャマーとして、ぐっとくる

http://www.nytimes-se.com/

NYtimes.jpg

イラク戦終結、ブッシュ氏訴追?=本物そっくり偽新聞120万部−NY
11月13日6時49分配信 時事通信

 【ニューヨーク12日時事】「イラク戦争終結、部隊帰還へ」−。米ニューヨークのマンハッタンなどで12日、こんな見出しのニューヨーク・タイムズ紙「特別版」が大量に無料配布された。といってもその正体は左派系活動家団体が制作した精巧な偽物。準備期間6カ月、発行部数120万部という大掛かりなプロパガンダだ。
 特別版は計14ページ。「活字にしたいすべてのニュース」を標語に掲げ、一面で戦争終結を「報道」。日付は来年7月4日で、リベラル志向のオバマ上院議員の大統領選勝利を踏まえ、天気予報欄に「今夜、強い左の風」と記載する念の入れよう。紙の質感や構成も本物そっくりだ。
 このほか、イラクに大量破壊兵器はないと知りながら開戦のため情報を改ざんしたとして、「ブッシュ前大統領」が国家反逆罪で起訴されたなどとする記事も掲載。社会、経済問題でも、急進左派勢力の主張実現を伝える「報道」が並んだ。






偽NYタイムズ紙、「イラク戦争終結」と伝える
2008年 11月 13日 09:57 JST

 [ニューヨーク 12日 ロイター] ニューヨーク市やロサンゼルスなどで12日、1面に「イラク戦争終結」の記事を掲載した偽物のニューヨーク・タイムズ紙120万部以上が配られる出来事があった。
 新聞は2009年7月4日付で14ページつづり。以前にも世界貿易機関(WTO)当局者になりすまして、WTO解散を発表したことのある「イエス・マン」と呼ばれる集団による仕業とみられている。
 ニューヨーク・タイムズ(NYT.N: 株価, 企業情報, レポート)のスポークスマンは「新聞は偽物であり、現在調査をしている」と述べた。
 偽新聞のウェブサイト(www.nytimes-se.com)が発表した声明では、「オバマ氏や他の民主党員には、われわれが彼らに期待して選出した通りのことをしっかりしてもらわないといけない」などとしている。


こっちが以前話題になったプロジェクト
「YES MAN」
http://www.theyesmen.org/hijinks/tampere/index.shtml
http://www.veoh.com/videos/v625744542f6hWYH?rank=16&
偽WTOページプロジェクト!
本物:http://www.wto.org/
偽物:http://www.gatt.org/

http://www.moviecitynews.com/arrays/media/2004/yes_men.html
WTOをコメディータッチで痛切に批判したドキュメンタリー映画。
監督:クリス・スミス/ダン・オルマン/サラ・プライス
出演:アンディー・ビックルバウム/マイク・ボナンノほか
(全米9月24日公開/ウェルスプリング・メディア作品)
反企業活動家マイクとアンディは世界の会議から会議へと旅をする。彼らはWTOフィッシングサイトを使いWTO役員のふりをして、世界の飢餓救済を訴えたりするという異色ドキュメンタリー。「ニセもの」とは誰も気づかないで、彼らの講演を聴くということらしい。






New York Timesはちょっと嫉妬するぐらいの情熱とバカバカしい仲間との共同作業の結集だね!
WTOのときよかセンスと完成度上がってるから、各メディアも無視出来なくなってるのかも。
サイトの方もかなり作り込んであって、完全にトーンマナーをトレースしてますね。

なによりいいのは、BANKYや赤瀬川はやっぱり孤独だけれど、こいつらジャッカスのりのダチとの〈コモン(共)〉感があって!!
やーRLLひとりで始めないでよかったわー

そういや、こんなのも動き出してますよ。
本家http://fffff.at/
分家http://tokyo.fffff.at/



そうそう、これが見たい。

あの1999年末にWTO会議を頓挫させた伝説の’Battle In Seattle’劇映画!!!


2008年9月19日(US)
スチュアート・タウンゼント監督作。
1999年にシアトルで開かれたWTO閣僚会議の反対運動を描く群像劇。

‘Battle In Seattle’オフィシャルサイトhttp://www.battleinseattlemovie.com/






この’Battle In Seattle’も先日NYで見てきた、いるといらのNYの最新〈文化〉=〈政治〉レポートイベントがあるよ。


いるといら、ニューヨークへゆく。
アクティヴィスト・イン・ニューヨーク
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2008/11/blog-post_12.html

ill_ira_ny_flyer.jpg

いるといら(イルコモンズとIRAの成田圭祐)は、今年の9月下旬、EXIT ARTギャラリーでの「Signs of Change」展に参加するため、経済危機と大統領選でアタフタするアメリカ・ニューヨークを訪れた。
ガイドブックには載らないオルタナティヴ・スポットを、現地のアクティヴィストや、『ニューヨーク列伝』の著者である高祖岩三郎氏にガイドしてもらいながら、まいにち早寝早起きして駆け回った一週間を、写真や映像とともに報告。
Josh MacPhee (Just Seeds) のポスター展も同時開催。

[日時] 2008年11月23日(日) 19時
[場所] 高円寺・素人の乱12号店
[料金]無料+投げ銭 
小田マサノリ(イルコモンズ)
成田圭祐 (IRREGULAR RHYTHM ASYLUM)

▼この、いるといらNYフォトガイドがマジ面白い。
nyfg.jpg


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  • By intellipunk / Nov 14, 2008 12:21 am

大統領と踊ろう♪



3分25秒あたりから出てくるのがバラックさん。
ソウルトレインで華麗にステップを踏む、ファンキー大統領ならぬクール・ダンス・プレジデント!
ダンスと同じでクールでスムースな政治スタイルは、白人受けいいでしょうね。



彼は黒人といっても、母親は白人のハーフです。

PC的にはアフリカ系アメリカ人と言うべきかな。
肌の色わけという人種主義自体が、植民地主義の中で近代以降に創られた自己弁護的トンデモ概念ですね。白人が有色人種を奴隷に出来る方便だったわけですが、そのあたりはフランツ・ファノンを参照のこと。
人種差別助長をさせるジム・クロウ法は各州に偏在していました。例えば1924年成立のヴァージニア州法「人種の統一性を保存する法律」では、祖先にコーカサス人種以外の血が一滴も混じっていない者のみを「白人」としていて(別名ワンドロップルール)、異人種間の同居も違法でした。それらはリンカーンの奴隷制度廃止以降、地域ごとに決められた過去の産物で、現在では公民権運動によってようやく消えたのでした。

しかし今回の黒人大統領というトピックも、疑似科学な人種本質主義者の根強い蔑視が露呈した感がありますね。





Yes We Can


さてこちらは逆に現在アメリカ13州で非犯罪化された例の問題。
こちらも奴隷同様に解放して欲しいですね。


好戦的なチンパンジー大統領からクールダンス大統領に変わって、これからの時代がよくなるといいですな。


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  • By intellipunk / Nov 06, 2008 10:55 am

来るべき民主主義へ

「民主主義」と「政治的なもの」を勉強しませう。


Mouffe.jpg
『政治的なものについて』シャンタル・ムフ 明石書店
http://www.amazon.co.jp/dp/4750328197
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20081014bk06.htm
http://kazuyaserizawa.com/transynodos/?p=10


Jacques.jpg
『民主主義への憎悪』ジャック・ランシエール インスクリプト
http://www.amazon.co.jp/dp/4900997188
http://book.asahi.com/review/TKY200809230080.html





ちがいがわかってる皆さんのブログ。考えさせられます。


九州帝國ブログ板「フリーターの引力」
http://blog.livedoor.jp/hesalkun/archives/51531975.html

mukofungoj ĉiuloke 「ただ歩くということ」
http://autonome.blog7.fc2.com/blog-entry-23.html

無産大衆「合法マフィアはくたばれ」
http://d.hatena.ne.jp/madashan/20081028/1225214922

回虫「しかし、それでも日本は民主主義国家だと無邪気に信じている人々のなんと多いことよ!」
http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20081029/1225161960

過ぎ去ろうとしない過去「「デモ」と「ただ歩くこと」」
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20081027/p1


麻生でてこい!!リアリティツアー救援会ブログ
http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/



「条例や法律」と「憲法」、「逮捕」と「その条件」を順番取り違えて無限円環に陥っていると、民主主義は見えなくなるぜ。

デモクラシーのためのデモンストレーションとしての存在と、政治的なるもの(司法・行政・立法・警察)の恣意的な政治(届出制度や逮捕特権についての権力)について、「無届けだから逮捕当然」というショートカットした無能な回答は、民主主義を無自覚に殺している。


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  • By intellipunk / Oct 30, 2008 10:42 am

ゲットした本とか

oruta.jpg
『オルタ』2008年9・10月号 PARC

K8.jpg
『K8 vol.8』こだま屋

memai.jpg
『後期近代の眩暈(めまい)—-排除から過剰包摂へ』ジョック・ヤング 青土社

anokoro.jpg
『あのころ、ぼくは革命を信じていた —-敗戦と高度成長のあいだ』大牧冨士夫 編集グループ〈SURE〉

gachinou.jpg
『がちんこ農業生活』そがしんいち ブルース・インターアクションズ

hanbunka.jpg
『日本反文化の伝統―流行性集団舞踊狂の発生根拠としての』上林澄雄 エナジー叢書

kajoushakai.jpg
『過剰社会の想像力-近代デザインの呪われた部分』小野雄一 弘文堂

rizo.jpg
『エピステーメー:創刊二周年記念・十月臨時増刊号:リゾーム』 G・ドゥルーズ/F・ガタリ 朝日出版社

goui.jpg
『合意形成、その促進そして解放 —-合意形成プロジェクト』ロックダブコレクティブプロジェクト poetry in the kitchen翻訳部

nyfg.jpg『new york photo guide』遊動社


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  • By intellipunk / Oct 27, 2008 10:11 pm

「オレのチャリを返せデモ写真集」と「Tokyo Book Fair #3」

去年は、ラジオ「かくめい生活研究所」にもゲスト出演していただいた、アーチストで写真家の富永剛総さんのweb写真集が、リトルモアとBCCKS共催の「写真集公募展」の中でアップされました。
なんとプライベート版しか流通していなかった伝説の『オレの自転車を返せデモ!!』写真集が誰でもWebで観られるなんて!!!

これはまだ知る人ぞ知る状態だった勃興直後2005年8月、素人の乱関係では最初の、もっともハードコアでフレンドリーな時代の貴重な記録。2トン車にバンドセットとDJ機材が詰まれ、当時異常にアナーキーだったのが伺えます。写真も被写体と対等な強度ですばらしい。とくに陽光くんのトラメガを携えたテンションの高い見開きはグッときます。



http://bccks.jp/bcck/info/19844?viewer
「このデモからどの程度の時間が経ったか、伝えるすべを持たないが、今でも私は、素人の乱の松本 哉、山下 陽光、スタジオDOM、そして、RLL、電話で呼びかけたら、自転車で駆けつけてくれた澤田 純に、大きく感謝している。」と謝意を頂きました。こちらこそzine用に写真を使わせてもらったり毎回感謝っす!








それと「Tokyo Book Fair」のためにIrregular Rhythm Asylumに残りわずかのzine[E/M]を数部卸しました。これを逃すとネグリTシャツ(ご注文は承ってますが、Webアップが遅れています、今年中には…すみません。)につくおまけ分しか残っておりません!!

今回で3回目になる「Tokyo Book Fair」はD.I.Y.のジンや本が中心のブックフェア。去年は終わってから駆けつけた思い出がありますが、今年はちゃんと26日に覗きに行って「I am PMS!!!」Tシャツの営業もできたらなーと思ってます。
興味ある方ぜひ「Tokyo Book Fair」お越しください。



tokyobookfair3_+flyer.jpg

Tokyo Book Fair #3
We sew words, and we are connected.
ことばを縫う。そして私たちはつながる。

2008年10月25日(土)~26日(日) 1:00pm~10:00pm頃まで

@ poetry in the kitchen
東京都文京区水道1-2-6 タトルビル2F
TEL:03-3812-6434
FAX:03-5684-0139
Email: poetryinthekitchen(at)y5.dion.ne.jp
http://tokyobookfair.blogspot.com/


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  • By intellipunk / Oct 22, 2008 11:56 am

ディストピアな

先日のラジオの備忘。

●『監獄ビジネス–グローバリズムと産獄複合体』アンジェラ・デイヴィス
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/5/0224870.html

●『要塞都市LA 増補新版』マイク・デイヴィス
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%CD%D7%BA%C9%C5%D4%BB%D4%A3%CC%A3%C1%A1%A7%CC%DC%BC%A1
http://www.amazon.co.jp/dp/479176434X/

●『後期近代の眩暈(めまい) 排除から過剰包摂へ』ジョック・ヤング
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%B8%E5%B4%FC%B6%E1%C2%E5%A4%CE%E2%C1%DA%F4
http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20080911

『現代刑罰国家の生成とその〈外部〉–米国不法移民の日雇い労働=生活世界–』
http://ca-mp.blogspot.com/2008/09/talk-1006.html
●『路地裏の身体文化』田中研之輔
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_d97a.html
関連
http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/sensingcities-2.html

●『ルポ 貧困大国アメリカ』堤 未果
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0801/sin_k395.html
関連『アメリカばんざい』http://www.america-banzai.com/

●『新しい貧困–労働、消費主義、ニュープア』ジグムント・バウマン
http://book.asahi.com/review/TKY200809300097.html

『ショックドクトリン――災厄資本主義〔ディザスター・キャピタリズム〕の台頭』ナオミ・クライン
http://democracynow.jp/submov/20070917-1

ヤバい裁判員制度
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/8e2558afdb37d497aae9a00efcfa6c4c
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/101077f32fd7ca24dd31a539284adf2c


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  • By intellipunk / Oct 16, 2008 11:07 pm

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