グローバリズム時代のデザイン講座
「生に意味を与えるという、ブルジョワ社会における芸術家の自負は、彼らの現実面での活動が実践上ゼロまで切り縮められ、拒絶されていることと表裏一体の関係をなしている。これにたいして、あらゆる現代芸術は、パック詰めの一方通行的な表現のために現在さまざまに分化している専門を捨てた上で、もつと別の仕事を求めようという革命的要求なのである。」
「われわれは、現代の文化や文化の否定にはいささかも拘泥することなく、さらに先へと進まなければならない。われわれが力を尽くすことを望むのは、世界の終焉のペクタクルのためではなく、スペクタクルの世界の終焉のためなのである。」
「芸術の消滅の意味」『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』第3号
じつはシチュアシオニストってのが多分一番マヂな自分の立ち位置なんじゃないかと思ってます。
茶番が大嫌いなはずなのに、何時の間にやら見世物世界(スペクタクルの世界)の片棒担いだ、斬った張った(cut and paste)のデザイン家業、風来坊(フリー契約)で視客商売。こんなはずじゃなかった、ってな後悔先に立たず。
江戸の仇を長崎で討つじゃないけど、意匠家チンピラ風情が仇花散らせます★
明日です。
【気流学舎 002/003】
「グローバリズム時代のデザイン講座」—もうひとつのデザインは可能だ。
気流学舎二回目は革命のためのデザイン講座です。資本主義と広告とデザインは深く結びついて世界を駆動しています。そのなかで、デザインの果たす役割とはなにか、デザイナーの責任とはなにか、を考えます。
講師:intellipunk(ex. サイ○ウマコ○デザイン室/RLL)
:かとけん(ex. 日○デザイン○ンター/気流舎)
vol.1 8月31日(金)20:00〜
〈デザイナーのためのカルチャー・ジャミング講座〉
『アド・バスターズ』を中心に、消費社会の拡大に反旗をひるがえすカルチャー・ジャミング文化を紹介します。
・資本主義と広告とデザイン
・『アド・バスターズ』
・First Things First 2000 宣言文
・カルチャー・ジャミング etc.
テキスト:
カレ・ラースン『さよなら、消費社会』大月書店
ナオミ・クライン『ブランドなんか、いらない』はまの出版
高木徹『ドキュメント 戦争広告代理店』講談社
vol.2 9月7日(金)20:00〜
〈ノン・デザイナーのためのフライヤー講座〉
ワークショップ形式で実際に効果的なフライヤーの作り方を学びます。
・反G8ビラにみる反グロのトーン&マナー
・効果的なフライヤーのつくりかた
・イラレとフォトショのつかいかた
・パソコンいらずのフライヤー etc.
テキスト:
ロビン・ウィリアムズ『ノンデザイナーズ・デザインブック』毎日コミュニケーションズ
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どちらの講座もデザイナーであってもなくても参加できます。どちらか一方でも参加できます。参加自由/申し込み不要/無料!
「デザインは若者がそれによって社会変革に参加できるようなものであるべきだし、そうならなくてはならない。」—ヴィクター・パパネック
「デザインと広告という、互いに他を前提し媒介しあう〈情報化〉の二つの様相を両輪として、消費社会の「繁栄」の走行は駆動している。」—見田宗介
「われわれの問題解決能力には、もっと価値のある使い道が残されているはずである。」—First Things First, A Manifesto
「メディアをうらむな、メディアになれ」—カレ・ラースン
- Intellipunk
- By intellipunk / Aug 30, 2007 4:37 pm