re-cycle!
ここ最近、RLLを立ち上げて人と知り合い、その関係で耳にする音楽ジャンルの幅が戻った。なにしろRLLクルーの3人は音楽フィールドもサブカル範囲も年代も測った様にズレていて、それが刺激になってるんだ。
「Radical」名乗る僕は一番保守的なのかもしれない[rock'n'roll]を指向、「Left」こと∞+∞=∞君はレイバーで[Techno]を至高、「Laughter」なハーポ部長は黒人趣味で[Reggae]を嗜好している。そしてその間にある音、例えば [electro/DUB/hiphop/House/R&B]といったダンスミュージックや [jam/Funk/Soul/Jazz/Blues/Ethnic]ってな生ものを絶えずBGMに僕らは語らう。Tシャツ販売に呼ばれたイベントもハウスからトランスからレゲエからロックからノイズまで幅広くって雑多だ。
実は僕は2001年以降は、自分が拡散することを避けるべく、そして苛烈な日常の摩擦に対応すべく、音楽を購入して聴くことをロックンロォルに制限してきた。
持ってたフロアモノや日本のhiphopや映画のサントラも売っぱらってストロークス以降のロックンロール・リバイバルに身を任せた。この起源と前線がはっきりしていて、既に衰退しかけている一音楽ジャンルに固執することが、相対的にスリルがないことはわかっている。
けど日々トップランナーがかわるフロアシーンや過去を掘り続けるDig環境に嫌気がさしたこともあるし、なによりロックとロールが共犯関係になった営みとグルーヴは他の音には替えられない。そして淡々としたバックビートとギシギシしたディストーションが同居するこの座り心地は、僕自身の生活のリズムを裏打ちしている。
過日、「抵抗的re-cycle!!」という∞君の発想を具現化すべくRLL主催の第一回目の探検隊がリサイクルショップの餌箱漁りをした。収穫は上々で詳細は∞+∞=∞君の日記(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=52702930&owner_id=194631)にアップしている。
アイドル歌謡曲や映画のサントラ、歌謡ロックにニューミュージック、アニメに演歌、ハードロックにメタル、環境音楽にフュージョン、ビルボードポップスにディスコ、テクノポップにラテンと節操ない中身(けれどクラシックやジャズやインディーズ物が皆無!)だったけれど、案の定僕は保守的に自分のフィールドを守ったに過ぎなかった。でもまぁそれが他の参加者との差異としてキャラ立ちして面白い、みんな80’s小林克也ベストヒットUSAやナイアガラポップだったし。
狙っていたNW物が惨敗して結果的にオールドウェイブに溺れてしまったけれど、大ネタばかりなんで解説渋谷陽一伊藤政則な盤の価値は決してhiphop時代に落ちてなんかいないだろう。プリンスを押さえたんで他の人の収穫に橋渡ししてみるつもりだけど、大方の耳にはギターの音が違和感あるんだろな…
というわけで、12月10日(土)早稲田のあかねで「抵抗的re-cycle!!」収穫DJイベントが開催される!(時間等詳細は逐って書きます)
RLLクルー揃ってのDJは始めてだし、DJマコッサやタカオカ君のプレイはかなり楽しみ。つうかアナログ久しぶりだから大丈夫かオレ。皆さんオールジャンルでもこんないいかげんな掘り出し物だけのイベント無いよ!
- Intellipunk
- By intellipunk / Nov 26, 2005 12:30 pm