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「ストリート以降/都市」& RLL新作発表会

毛利嘉孝『ストリートの思想 増補新版』(ちくま文庫)刊行記念イベント 「ストリート以降/都市」& RLL新作発表会

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「ストリートの思想」は、想像力をめぐる思想である。それは、すでに私たちの目の前にあるが、意識的に目を凝らさなければ見えなくなってしまう類のものだ。たえず、目を凝らし続けること-。(毛利嘉孝『ストリートの思想 増補新版』序章より)

ガタリと愚鈍な左翼、パンクとDiY、EP-4とじゃがたら、シチュアシオニスト、代々木公園フリーレイヴ、新宿ダンボールハウス村、カルチュラル・スタディーズ、だめ連、イラク反戦サウンドデモ、年越し派遣村、イルコモンズ、素人の乱、SAVE the 下北沢、RLL… etc.

カルチュラル・スタディーズを日本に紹介し、その後もさまざまな文化運動を考察してきた社会学者毛利嘉孝さん。毛利さんが深く関わったカルチュラルタイフーンという下北沢を舞台とした文化イベントの一環として、2006年まだオープン前の施行中の気流舎で行われたTyphoon Books!: Cultural Typhoon 2006 にぼくら(RLL)はトークゲストとして出演しました。これが気流舎(まだ完成前の)との最初の出会いでした。その時のお題が【レイヴ以降/都市】というものでした。

どんな話をしたのか全く覚えてないのですが、毛利さんとはその頃以来の縁で、当然著作にも多大な影響を受けてきました。今回、ちくま文庫から『ストリートの思想』の増補新版が出ると聞き、過去を懐かしむと同時に、今の位置から目を凝らして未来を展望したい気持ちにもなりました。お題は【ストリート以降/都市】。聞き手はアジアの自主管理空間を研究している江上賢一郎さん。本書でも紹介されているわれらRLLも10年ぶりの新作を披露します。 集いましょう! (RLL ハーポ部長)

日 時:2024年9月16日(月・祝) 17時〜23時(開場16時)
トークタイム:17時〜19時
RLL新作発表&交流タイム:19時〜23時
その後はストリートへ
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会 場:気流舎(下北沢)

会 費:入場無料、投げ銭制

企画・店番・出演:ハーポ部長(RLL)


トーク
毛利嘉孝
社会学者。専門はメディア/文化研究。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。特に現代美術や音楽、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『バンクシー』(光文社新書)『ストリートの思想』(NHK出版)、『文化=政治』(月曜社)、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房)、編著に『アフターミュージッキング』(東京藝術大学出版会)、共著に『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求』(東京大学出版会)等。

聞き手
江上賢一郎
福岡生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス校 文化人類学修士課程修了。2010年代におけるアジアのアート・アクティビズム、自主管理空間を中心にリサーチを行っている。執筆・ドローイング・写真のほか、近年は「脱境界:インターアジアの木版画実践」展(2023)、「第8回横浜トリエンナーレ」(2024)など、キュレーション活動も行う。福岡市内のアートスペース「art space tetra」運営メンバー。現在、東京藝術大学特任助教。

発表
RLL(Radical Left Laughter 改め Riot Love Letter)
2005年5月、ハーポ部長、インテリパンク、∞+∞=∞によって結成されたレヴォ・フェティシスト・グループ。「wearable ideas」をコンセプトにTシャツを多数発売するカルチャー・ジャマー。ポール・ギルロイ来日時のツアー Tシャツの製作・販売をきっかけに、大物外タレ来日記念グッズや人文系Wネーム商品の開発事業に進出。アナキスト人類学者ディヴッド・グレーバーには、アナキスト「大杉栄」、ハキム・ベイには「TAZ」、スピヴァクには「サバルタン」、ネグリとラッツァラートには自分の顔のTシャツを贈与。リスペクトする思想家/芸術家/活動家たちに向けて、ミーハーなポトラッチ遊びを繰り返す。また「だめ連」のペペ長谷川を所長に迎え「かくめい生活研究所(Revolution Lifestyle Laboratory)」を設立し、ネットラジオ「素人の乱」で毎週日曜日に研究報告をしていた。2024年久しぶりに3人が集まり、一人一Tシャツを作ることを夏の宿題として自らに課した。



気流舎トークス:2020年ベスト本

気流舎トークスというポッドキャストで[Podcast]Ep.1 2020年ベスト本を紹介しました。

こちらで↓聞けます。
https://anchor.fm/kiryuusha/episodes/Ep-1-2020-epfgu8/a-a1pvrl

気流舎運営メンバーとして、ご隠居katokenと久しぶりに本の話をしました。
気流舎は本を語れる貴重な場だし、コロナ禍でお店の運営ピンチなのでカンパを受付中です!
気流舎baseで投げ銭用アイテムもご購入できますのでご協力を。

ポッドキャストでは、田中正造を思い出せなかったり、ルクリュを英語圏とかまちがえて(ベルギーでした)話してるし、フリーキートークであやふやなまとまらない独白みたいだったんで恥ずかしいんですが、聞いてくれたら嬉しいです。

intellipunk 2020 books 個人的BEST 10
①森元斎『国道3号線 抵抗の民衆史』共和国
②斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書
③東千茅『人類堆肥化計画』創元社
④ブルーノ・ラトゥール『地球に降り立つ 新気候体制を生き抜くための政治』新評論
⑤マイク・デイヴィス『マルクス 古き神々と新しき謎―失われた革命の理論を求めて』明石書店
⑥ジェームズ・C・スコット『反穀物の人類史 国家誕生のディープヒストリー』みすず書房
⑦シンジア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザー『99%のためのフェミニズム宣言』人文書院
⑧大澤正道『石川三四郎 魂の導師』虹霓社
⑨近藤和敬『ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する 〈内在〉の哲学試論』講談社選書メチエ
⑩山本圭『アンタゴニズムス ポピュリズム〈以後〉の民主主義』共和国
次点…山田広昭『可能なるアナキズム マルセル・モースと贈与のモラル』インスクリプト

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2枚目はzineマンガ雑誌

ミシェル・パンソン/原案 モニク・パンソン=シャルロ、マリオン・モンテーニュ『リッチな人々』 花伝社
スズキロク『よりぬきのん記
HAPAX 12 香港、ファシズム」夜光社
HAPAX 13 パンデミック」夜光社
現代思想 2020年3月号 特集=気候変動」青土社
現代思想 2020年5月号 緊急特集=感染/パンデミック-新型コロナウイルスから考える-」青土社
NEKKO issue1 特集「選挙をやってみた」」根っこマガジン
ポイズン通信DX [増補改訂版] アベをヤジったらポリスが来た!@札幌」ヤジポイの会

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3枚目は2020に今さら買いましたがもっと早くに手に入れたらよかった本

ジョルジュ・バタイユ『魔法使いの弟子』景文館書店 2018年
現代思想 2015年2月 臨時増刊号 総特集=網野善彦」青土社
藤原辰史『分解の哲学 腐敗と発酵をめぐる思考』青土社 2019年
オーギュスト・ブランキ『天体による永遠』岩波文庫 2012

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covid-19のおかげで読書するのが躊躇われないのがいい。みな蟄居して本を読むべし。

ちなみに 2019 books 個人的BEST 10
◉岩野卓司『贈与論―資本主義を突き抜けるための哲学──』青土社
◉マーク・フィッシャー『わが人生の幽霊たち―うつ病、憑在論、失われた未来』Pヴァイン
◉マニュエル・ヤン『黙示のエチュード:歴史的想像力の再生のために』新評論
◉パブロ・セルヴィーニュ、スティーヴンス・ラファエル『崩壊学:人類が直面している脅威の実態』草思社
◉フランコ・ベラルディ(ビフォ)『フューチャビリティー: 不能の時代と可能性の地平』法政大学出版
◉エリック・アリエズ、マウリツィオ・ラッツァラート『戦争と資本:統合された世界資本主義とグローバルな内戦』作品社
◉デヴィッド・ハーヴェイ『経済的理性の狂気:グローバル経済の行方を〈資本論〉で読み解く』作品社
◉酒井隆史『完全版 自由論: 現在性の系譜学』河出文庫
◉イアン・スクーンズ『持続可能な暮らしと農村開発―アプローチの展開と新たな挑戦 (グローバル時代の食と農1) 』明石書店
◉マーク・エデルマン、サトゥルニーノ・ボラスJr.『国境を越える農民運動 ―世界を変える草の根のダイナミクス (グローバル時代の食と農2) 』明石書店



〈警察〉と〈暴力〉

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“ 警察は、たしかに法目的のための(処分権をもつ)暴力だが、それと同時に広範囲にわたって法目的をみずから設定する権限(命令権)をももっている。こういう官庁の非道さは、わずかなひとびとには感得されているが、それというのも、それが権限をも逸脱して粗暴きわまる干渉をおこない、繊細な領域へも盲目的に泥足をつっこみ、法律では国家に従属させえない知的なひとびとを取り締まることを、許されているからだ。その非道さは、この官庁のなかでは法措定的暴力と法維持的暴力との分離がなくされている、というところから来る。前者の暴力が、勝利することによって自己の資格を証明することを、もとめられるとすれば、後者の暴力は、新たな目的を設定しないという、制約のもとに置かれている。警察暴力は、その二つの条件を免除されている。警察暴力は法を措定する――というのは、その特徴的な機能は法律の公布ではないが、法的な効力をもつと主張するありとあらゆる命令の発動なのだから。また警察暴力は法を維持する――というのは、法目的の御用をつとめるから。警察暴力の目的は、他の法のそれとつねに同一だとか、あるいは、とにかく結ばれてはいるとかいった主張は、まったくの嘘である。むしろ警察の「法」が根本において表示しているのは、国家が、なんとかして押し通したい具体的目的を、無力からか、それともあらゆる法秩序に内在している因果関係のためか、もはや法秩序によっては保証しえなくなっているところ、まさにそのところにほかならない。だから警察は、明瞭な法的局面が存在しない無数のケースに「安全のために」介入して、生活の隅々までを法令によって規制し、なんらかの法的目的との関係をつけながら、血なまぐさい厄介者よろしく市民につきまとったり、あるいは、もっぱら市民を監視したりする。法は、時と場所とがはっきりした「決定」のかたちをとれば、形而上の範疇では批判がなされることを認めるが、これに反して、警察制度を考察してみても、なんら実体らしいものにめぐりあわない。文明国家の生活における警察という現象は、どこにも捉えどころがなく、いたるところに偏在する化けものであって、その暴力も無定形である。どこの警察も個々の点では似通ってみえるが、しかしそれでも、絶対君主制――そこでは支配者の暴力が、立法と執行との全権力を統合しており、警察がこれを代理している――における警察の精神よりも、民主制ーそこでは警察の存在は、絶対君主制でのような関係を特徴としてはいず、考えられる限りでもっとも歪んだ暴力の証示となっている――における警察の精神のほうが、より有害であることは、誤認されるべくもない。 ”

ヴァルター・ベンヤミン「暴力批判論」

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ポリス・ブルータリティとは何か? (In Japanese)
日本語環境では少ない警察暴力の問題の記事。


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  • By intellipunk / Jul 23, 2020 3:48 pm

さぁ、火を焚きなさいってサンセイが言ってるよ

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さぁ、火を焚きなさいってサンセイが言ってるよ

山尾三省『火を焚きなさい』(野草社)出版記念

2月2日(土)19時~
投げ銭
at ameen’s oven
西宮市若松町6-18-101
Tel : 0798-70-8485
火を焚きなさいA
「三省さんの詩の朗読と音楽」
IsaGuitarra:guitar
yamsai:朗読
ミシマショウジ:朗読
下郡知子:朗読

「The Road to Yakushima
スライド映像と屋久島への旅の話」
宮脇慎太郎
みやわき・しんたろう 写真家。1981年、香川県高松市在住。著書に、日本三大秘境と言われる四国最深部の天空の集落・祖谷渓谷の四季を記録した写真集『曙光——The light of Iya valley』(サウダージ・ブックス)。瀬戸内国際芸術祭2016公式カメラマン。2019年以降、初のノンフィクション『ローカル・トライブ』、写真集『rias land 』を刊行予定。
公式ウェブサイト https://www.shintaromiyawaki.com/

IsaGuitarra(イサギターラ)
声とギターのあいだを泳ぐさかな
素朴な日本語とヴォーカリーズで描く楽曲達、ワールドミュージックとジャズ、クラシックと大衆音楽の余波を水面に映し静謐な弾き語りの世界を継承する
WebSite http://suzume138.wixsite.com/kazemeguru

火を焚きなさいB
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  • By intellipunk / Jan 29, 2019 10:01 pm

第四屆《意象萎縮》「獨立出版聯合展覽」 The 4th Spectacular Atrophy Independent Publishing Exhibition

こちらのzineイベントに、RLL作「E/M」が登場。2008年に思想家・革命家のアントニオ・ネグリの来日(できなかった)記念に作ったzineが10年ぶりに、採種されて展示されているらしい。
馴染みの遊動社とか気流舎とハーポプロダクションのzineもあるってさ。

いまをときめくアーギュメンツやバーバリアン・ブックスもセレクトされていますねー

第四屆《意象萎縮》「獨立出版聯合展覽」
The 4th Spectacular Atrophy Independent Publishing Exhibition
https://batonic.neocities.org/yxws4.html
意象萎縮2 「意象萎縮」とは、台湾を起点にして外へと伸びていく”ほんの展示”です。独立系出版社、ジンスター、アーティスト、ブックメーカーによる作品を集めています。また、実験的なパフォーマンスを行うアーティストの演奏・発表が行われます。

【ほんの展示】
>>>> 意象萎縮 獨立書展 YXWS4 Independent Print Exhibition
1月26日㊏ ~ 2月3日㊐ 15:00~24:00 (free entry) @SUBstore
(26日は19:00から … ㊋ 定休 … ㊌ 17:00~)

意象萎縮1


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  • By intellipunk / Jan 25, 2019 8:51 pm

talk! つくること、食べること、考えること

talk! つくること、食べること、考えること
藤原辰史×小笠原博毅×ミシマショウジ

2018年11月2日(金)19:30-
@ameen’s oven(西宮市若松町6−18ヴィラドコアン 1 階/夙川)

Food 友来り (パン弁当:有料、要予約)
Fee 投げ銭

★当日は友来り(トモキタリ)さんがameen’s ovenのパンを使って、旬の野菜などを使った 和なお弁当を作ってくれます。
要予約です、10月30日(火)までにお申込みください。
パンのお弁当 ¥1000 (学割600円)
ご予約はameen’s ovenまで。
tel : 0798-70-8485
Email : yumyum@ameensoven.com
Facebookページへのメッセージでも受け付けます。

★★★★★

藤原辰史 
京都大学教員、歴史学。
研究テーマは、ドイツ・日本の食と農の歴史。11月に岩波書店より『給食の歴史』を刊行予定。
主な著作に『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房、2005年)、『ナチスのキッチン』(共和国、2016年)、『トラクターの世界史』(中公新書、2017年)、『戦争と農業』(集英社インターナショナル新書、2017年)など。

小笠原博毅 
神戸大学教員、社会学/カルチュラル・スタディーズ。
アミーンズ・オーヴンのパンがゼミのクリスマス・パーティーに欠かせなくなってはや7,8年経過。
シュトレンも今から楽しみです。直近のヒットは夏の味ルバーブのバトン。
研究テーマはイギリス現代文化と人種的思考。
著書『セルティック・ファンダム―グラスゴーにおけるサッカー文化と人種』(せりか書房、2017年)など。

★★★★★

ameen’s ovenのロゴにはOrganic Bakingとあって、そのまま日本語にすると、有機的なパン屋、変な英語なのかもしれない。
だけど、オーガニックという言葉を入れたかった、身体にいいとか、安全だとか、自然にやさしいとか、それはそうなんだけどそれだけじゃくて、イーストでしかパンはつくれないの? 大量生産のパンってどうなの? この社会のあり方は随分おかしくないの? そして、オルタナティブなもうひとつの生き方があるんじゃないか?
そんな思いがあってameen’s ovenをはじめる時のショルダーコピーとしたのです。
それはオーガニック文化発祥の地、アメリカ西海岸のカウンターカルチャーを受け継いだものです。

そんなパン屋を営んでいる者として、ナチス・ヒットラーの農業政策は有機農業だった、シュタイナーのバイオダイナミック農法さえ視野にあった、有機農業の発想を今後生かしていくためにも、こうしたファシズムの過去と向き合う必要があるだろう、という藤原辰史さんの発言には足元をすくわれる思いがしたのです。
足をすくったものは何だろう?
すくわれた足は何に立っていたのだろう?

そんなことを藤原辰史さんにお伺いしたい!
そして、そこをうまく仕切ってくれるのはわれらが小笠原さん。秋の夜長、そんなオーガニックな話をして、ごはんを食べてともに過ごしましょう。

★★★★★

夕日に照らされる里山はたしかに清らかな心安らぐ風景だが、そう感じる人たちは、たとえば、古い団地のペンキの剥げた白壁を街灯の光が照らす風景が美しいという人の感受性や、大都市の歓楽街の早朝の道路に積まれるゴミ袋の山に魅惑される人の感覚を、やはり排除しがちである。
自然の美への偏向は「不自然」な存在への蔑視を生み出し、前衛芸術家たちが試みようとする不調和・不穏の美を排除しようとする。

「食の空間論 フードコートで考える」 藤原 辰史



∞ 乱世・共生・養生 ∞

∞ 乱世・共生・養生 ∞
ソーヤ海(Tokyo Urban Permaculture)× 冨田貴史(冨貴工房)
第壹回〈世の動く刻の茶会〉
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 経済的豊かさの残照から目を移せば、放射能やら戦争やらひどい話は枚挙に遑がない。もう一億総中流という共同幻想は崩れた。よくも悪くも世間の価値観は廃れたし、とっくに時代は乱世に突入している。あの頃の日常は非日常になっているから、これからの新しい日常を見つけよう。私たちは自由だから、積極的に既存のものにかわるオルタナティブな生活に目を向け、ピースな共生する未来を探そう。さぁ、さばいばる暮らしと生活革命の第一人者に話を聞きこう。
 利休らが戦国の世に刀を預けて茶室に籠ったように、膝を突き合わせて未来と平和を語り合う〈世の動く刻の茶会〉を催します。二人の著名アクティビストをお招きして「乱世 共生 養生」を茶趣に一期一会の革命茶会をもうけます。
 東京からのお客様。東京アーバンパーマカルチャー(TUP)を主催し、昨年『Urban Permaculture Guide 都会から始まる新しい生き方のデザイン』を出版した、注目の共生革命家ソーヤ海氏。海氏の盟友で、大阪中津で冨貴工房を主宰し、味噌作りや塩焚き、茜染めや麻炭染めといった手仕事のワークショップを行い、アースデイ永田町や保養キャンプも主宰する、養生家の冨田貴史氏。
 茶室は、夙川の天然酵母パンの銘店「ameen’s oven」。特別に冨貴工房で仕込んだ味噌を持ち込み、発酵文化の東西ミクスチャー茶席。自家製味噌をチーズのようにアミーンズの自家製天然酵母パンに塗って食べる又とない一席です!
 三月四日は桃の節句と啓蟄の間、春の胎動を感じる宵、奮ってお集いください。

亭主〈さばいばる暮らしの手帖〉yamsai × intellipunk

日 ✴︎ 3月4日 菌曜日 啓蟄前日
時 ✴︎ 19時~21時
於 ✴︎ 夙川 ameen’s oven
金 ✴︎ 投げ銭(1dオーダー)
  リンクの「TOKYO URBAN PERMACULTURE ∞費用の理念∞」を読んでね!


ソーヤ海
共生革命家。世界の最新情報やスキル(技術)を学び、それを体感型のワークショップで日本に紹介している。パーマカルチャー、ゲリラガーデニング、非暴力コミュニケーション(NVC)、禅(マインドフルネス)、システム思考、ユースのエンパワーメントなどを活動の軸に、サステナブル(持続可能な/共生的)社会を育み、平和で希望のもてる社会を創作するための実験と実践を行っている。
http://tokyourbanpermaculture.blogspot.jp/


冨田貴史
大阪中津にて養生のための衣食を自給­する「冨貴工房」を営み、茜染め、塩焚き、鉄火味噌、黒炒り玄米、麻褌、梅干黒焼、養生味噌作り、藍の栽培、暦、陰陽五行、自家発電、ファシリテーションなどを取り組みながら、全国各地で年間200本以上のワークショップを行っている。疎開保養「母笑み疎開保養大作戦~海旅camp」共同代表。
http://takafumitomita.blogspot.jp/


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  • By intellipunk / Feb 25, 2016 9:48 pm

Pirate Utopia(intellipunk)がSpectator(HarpoBucho)に!?

Spectator Vol.35 特集「発酵のひみつ」に、Pirate Utopiaが掲載されました!

天然酵母パン屋Pirate Utopiaをはじめて一年余りですが、そこで考えてることとか屁理屈とか弁明とかを、RLL活動での相方だったハーポ部長さんに取材してもらいました。それも創刊以来のファンである、一番編集がかっこいい雑誌SPECTATORにとりあげてもらって、万感の想い。編集の赤田さんとRLLは以前、昔の植草甚一時代の小さい「宝島」と西海岸ニューウェイブマガジン「WET」と今日的なアナキズムを混ぜた雑誌を企画して大頓挫した苦い思い出があったんですが、これでリベンジなコラボレーションができました、赤田さんありがとうございました!(RLLはこれまで、2006年には野田努&毛利嘉孝とストリート誌、2008年に赤田さんとのアナキズム誌、ブルース・インターアクションズの反グロ文化辞典、2009年にはちくま文庫から本の読み方の本を企画し、頓挫している。無念。。。。)
SPECTATORは以前から∞+∞=∞くんが『小商い』『ボディートリップ』で執筆してたり、HarpoBuchoは後半のコラムページでほぼ連載していたりで、何かと縁があったけど僕がPirate Utopiaで掲載とはなんていう縁なのだろう。僕の興味が発酵へ移り、SPECTATORの編集も発酵へ目を向けたタイミング!

ハーポの作り込む芸風と、今の僕のやっている味覚の直感的でダイレクトな表現のズレも、オモシロいと思います。自画自賛できる傑作「気流舎通信SOMA」を2013年に作って以来ひさびさの共同作業、従来の彼のおもしろい発案を僕が体裁を整えるコラボではなく、僕の考えていることを彼がまとめるとこうなるのか〜という、いつもやっていた馴染んだやり方とまったく違う合作です。

なぜ、海賊(Pirate)が発酵・菌と結びつくのか!? 私たち(実はPirate Utopia二人組です)がどんな経緯で出港し、どんな思想を持って航海しているか。そして、私たちに影響を与えてくれた仲間たちについても語っています。 宮脇慎太郎さん(http://uztziyyon.jimdo.com)撮影の写真も本当に美しく撮っていただきました。もちろん、おいしい話も出てきます。

ぜひ読んでみてください!

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Spectator Vol.35 特集「発酵のひみつ」 2016年1月8日発売
パン、日本酒、納豆、醤油、味噌…日本人の暮らしに欠かせない発酵食品。その調理法だけでなく、歴史や文化、生産者の哲学、カルチャーに焦点をあてた、「ひと味ちがう」発酵特集です!
http://www.spectatorweb.com/index.html


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  • By intellipunk / Jan 16, 2016 12:40 am

シミズ キよトからの手紙

今年もっとも刺激を受けたネオビートニクな友からの書簡を公開する。
2015年のぼくからのクリスマスプレゼント。

このメッセージくれていたのは7月、ありがとう!天才キよト!
かれはサルバドールから年末に帰ってきた。
帰って来れなくなるんじゃないかとドキドキしていたので、いまはブラジルで書かれたこれら言葉が、ちょっとした奇蹟の残り火にも思える。

この他に中編『SF サイバーパンク憂国』(児童文学)と短編『サルバドールの野獣』『ポケットの中の15ユーロ』を書いている。もっとあるのかも。

もっと賭けをしながら書け!



シミズ キよト

新しい頭に新しい針を落とそう。地球が動き出すぞ。


元気かい。

海外の危険地帯に行きのバス代のお金だけもって、
初見の景色を見ながら、一切相手国の言葉を覚えることを拒否して、
何処か知らないもう降りたらバスの乗った所のバス停名も分からないので、
どうやったら無銭でそんなどっか遠くから帰って来れるかみたいなのにハマってしまっている。

自分でもどうしようもない。ハマってしまっている。
適当に歩きまくり、いいヤツとジェスチャーで仲良くなり一期一会でネタをご馳走になる。
でもみんなサルバドールのイキが良いのは自分より遥かに若い10代とか。
自分と同じ歳ぐらいはみんなギャングで遊びがなくて真面目に危険でハッピーじゃない。
危なければ危ないほどそこでぶっ飛んで動けなくなって倒れて寝ると、みんなハッピーになる。という結構不思議なことがある。
クラック中毒で終わってるヤツがいるんだけど、
そいつと遊んだ時、
どうやらそいつは家があるらしいのに、
家で寝ない。帰れないんだ。
それで、道の脇の下水が流れる網みたいなのをサクッと開けて、
そこに何を隠しているって、ペットボトルなんだよ。
で、水を飲んでまたギャギャー車のタイヤとかに話しかけながら車を磨いているんだけど、
お互い言葉を喋れないんだけど、
日本語を永遠と話しかけても聞いてくれて気にしないのはそういう人らだけで、とても文学じゃなければ表現できない感情が溢れてくる時がある。目があってしまった時とか。

で、何とか無銭乗車したりして帰宅したり繰り返す。
自分の心の宇宙の果てみたいなのはワクワクする。
中学の時に戻ったみたいでヤッパリ、こういうトランス聴いたり、パラダイスガレージやデビッドマンキューソー聴いて頭がもうもうグチャグチャのグチャグチャになって野原でションベンをチビるみたいなのが止まらない。

蛆を培養させて食うのに飽きたので、市場のゴミを拾ったり池で魚を釣ったりしている。

コレが子どもの頃からしたかった椎名誠的なことなのかとも思ったりしている。

そっちは相変わらずカッコよくパン焼いてる?
一緒に遊びたいよー!!

コッチの野外に潜り込んで、カッコいいDJ見つけたから送るよ。
この録音の時にパーティー会場にいてよかったよ。多分コッチの主流の音だと思う。会場にアーミーがいてショットガン持って警備しながらパーティーするんだよコッチは、でないと死人が出るから!

https://soundcloud.com/progcarmezim/carmezim-dj-set-aurora-13-pro-dia-nascer-feliz





真っ赤に流れ出る血を目の前でみた。
一緒に並んで歩いてた友達が撃たれた。

みんな関わりたくないからポリスと叫んでも逃げて行く。
無力感を味わった。
カンドンブレが警官に憑依して取り調べをしてくれない。

多分、あかるくなるんだよw

ありがとうオブリガード



中津文化祭 連続公開シンポジウム!

さぁ関西に来てぼくの最初の文化活動企画ともいえる中津文化祭が開催中です。


そこで明日明後日は、連続公開シンポジウム「都市生活のいま」と称して、いま話を聞きたい人を大胆にブッキングしました!

◉フランソワ・ドス『ドゥルーズとガタリ 交差的評伝』、ガタリ『分子革命』『三つのエコロジー』、ネグリ『構成的権力』『野生のアノマリー』、マルタン『フェルメールとスピノザ 〈永遠〉の公式』(intellipunk装幀)など多数の翻訳で知られる関西の重鎮 杉村昌昭
◉サントリー学芸賞『通天閣』や『自由論』『暴力の哲学』と射程の深い批評でいつも力をくれる我らが兄貴 酒井隆史
◉『3・12の思想』(intellipunk装幀)『放射能を食えというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言』『原子力都市』311後の思想家 矢部史郎
◉『釜が崎のススメ』編者、大著『ジェントリフィケーションと報復都市: 新たなる都市のフロンティア』翻訳の単著(洛北出版)が待たれる政治地理学者 原口剛
◉「いける本」大賞『大杉栄伝: 永遠のアナキズム』『現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す 』『はたらかないで、たらふく食べたい「生の負債」からの解放宣言』『学生に賃金を』でブレイク必至のアナキスト 栗原康
◉東南アジア(ベトナム・マレーシア・タイ等)東アジア(台湾・香港・韓国)有象無象の自律空間を旅する人類学者/インディペンデントリサーチャーMR.EGAMIこと 江上賢一郎

これは豪華だ! 人文と運動の架橋に興味ある人は万難を排し来るしかない!!!!!




中津文化祭
中津文化祭フェイスブックページ

9/11(金)19時
江上賢一郎(&栗原康 + 矢部史郎)
コモンズ大学「自由の空間のために(仮)
カフェコモンズ 大阪府 高槻市富田町1-13-1
http://cafe-commons.com/

9/12(土)中津 カフェ空夢箱にて場所を確認。

13時 矢部史郎「魔女になること、海賊になること、放射脳になること」
14時  栗原康「「あばれる力」を取り戻す!」
15時 小路まき子コミテル「〈帝国〉の人種主義」
16時 共生経済フォーラム櫨畑敦子藤野郁哉「DROPOUT COOP」
17時 原口剛 × 酒井隆史「中津から、また考えるジェントリフィケーション」
18時 メイントークセッション 栗原・矢部・杉村昌昭「都市生活のいま」

そもそも中津文化祭ってなんなん?
元町Cafe LEADマスターにして摂津国の若きのまぬけ軍団ふわふわリーダー、文化活動自律空間ネットワーク研究家で自律研究者問題の野良研主催、一徳が妄想した、大阪梅田の裏にある中津開催のイベント。他にワークショップ部ライブ部あり、連夜開催中。今年の関西のカルタイであまりおもしろいことができなかったぼくと彼が「じゃぁなんかやりますかぁ。⚬○○○⚪◯⃝」となってブッキングしたのがこの研究発表会部。彼は、スユノモに憧れる同好のビフォファンってとこでセンスを信用しているのです。


ぼくは土曜日の矢部さんの質問者と、あとは美味しいパンも持っていくよー


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  • By intellipunk / Sep 10, 2015 1:46 pm

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