HarpoBucho Archive

イルコモンズをのびのびと解放。

イルコモンズデモ.jpg
写真=t.j.
mixiリンク先

FREE ILLCOMMONZ!って街中でアピールされても通行人にはわけわかんないよね。「イルコモンズのふた。」にはイルコモンズの普通名詞としての意味がこう書いてあります。

イル・コモンズ 【普通名詞】
01| ありふれて変なもの
02| 扱いにこまる共有物
03| 分けても減らぬもの
04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる

なるほど。ありふれて変なもので、扱いに困る、分けても減らぬ共有物を解放せよ!という意味であれば、昨日のデモ自体がそれを見事に実現していたと思う。そこにイルのは、普通で扱いやすい人間なんて皆無で、言うこと聞かない多種多様な「マヌケ」や「ヘンタイ」ばかり。ワタシはマヌケでもヘンタイでもありません!というデモ参加者がいたらゴメンなさい。でも、そんなあなたも昨日だけはイルな共同体の一員になっていたのですよ。

急遽決まった今回のサウンド・デモで高円寺界隈の人たちの運動神経の高さに改めて感心。RLLも一晩でチャリTを作って、ほぼ完売で4万ほどのカンパを作り出しました。intellipunkが夜なべしました。カンパ金額の詳細は後日きっちり報告しなきゃね。買ってくれた方、ありがとうございました。カンパが足りないようであれば追加して作るつもり。

デモのDJはレディオ・マルーンとマコッサ。DJマコッサは、なんとデモ当日、しかも仕事中にデモDJの要請がきて、早退して駆けつけたらしい。レディオ・マルーンがかけた曲は、当日の朝方、ボクのパソコンに入ってる音源から抜き出したもの。みんなギリギリ。

普段自分の部屋で聴いている音楽が馴染みの高円寺の街で鳴り響く光景にひとりニヤニヤ。カラジャ族やトゥアレグ族と遊ぶよりも楽しかった、そう自分を納得させるには十分過ぎました。

Youtubeで「illcommonz返せ!!デモ」って検索すると、マヌケなデモ光景が出てきます。空気までは現場にいないとわからないけど。「われわれは断固してのびのび生きるぞ!」という松本哉さんのアジのマヌケクールさは流石。


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  • By harpobucho / Jul 13, 2008 8:34 pm

レヴォコモンズ??

パッツンゲバラ.jpg

イルコモンズの別人格登場??

「みんなで前髪パッツンしてデモすれば」という陽光くんの発言が出もとだったのだろうか、なんだか知らないうちに最も有名な革命アイコンと融合してふざけたチャリTのキャラが出来ていた! ボクは何もする暇がなかったぞ!思いついたアイデアの中からブリコラージュでスピード仕上げってわけね。

イルコモンズさんはゲバラのようなオールド・スクールの革命家ではないが、今の時代、アートや人文学に対して真摯な姿勢でいると、知らず知らずのうちに革命家になってしまうらしい。しかも、弾圧の対象にも。なんとおそろしい不条理な時代!

明日の阿佐ヶ谷ロフトAの入場料はタダになりました。
その分をカンパにまわしましょう。

FREE FEE!
FREE ILLCOMMONZ!


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  • By harpobucho / Jul 11, 2008 11:54 pm

日本後進国化運動

いま、まさに刃物を持った男が少女に襲いかかろうとしている!一刻を争う緊急事態だ!

http://media.sanpal.co.jp/g8media/?q=ja/node/301

という映像ではまったくなく、無事にデモのトラックを運転しようとしている男に、いきなりテンぱった暴力集団が襲いかかった、というように見える。

だからさっきから、いろいろ考えることがあって頭がパンパンなのだ。

いろいろ考えた結果、日本は後進国の仲間入りをしたほうがいいという結論に至った。こんな映像が世界に流れたら(↓実際に流れてる)、日本は先進国ではいられなくなるだろう。

AP通信

英国BBC

ロイター通信


今出てる『図書新聞』で小倉利丸さんも「日本はもう先進国であるということを止めるべきだ」と言っている。グローバルな権力の頂点である先進国のステータスとそれがもたらす利益はなかなか手放せないだろうが。

どのくらい後ろに進むかは昭和三十年代(浅羽通明『昭和三年代主義』)ではぜんぜん物足りないので、いっそのことバックビートに乗かって江戸時代まで後進したほうがいい。

江戸を生きるために再び落語を聴き始める。


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  • By harpobucho / Jul 09, 2008 3:45 am

頭の中の十冊

ここ数日は、いろいろ考えることが多くて頭がパンパンだ。楽しいことと悲しいことを同時に考えたり、悪いことと良いことを同時に考えたり。そんなわけで読む本もめちゃくちゃ。

毎回、図書館で本を十冊、そのときの気分で一気に借りるのだが、そのセレクトが自分の興味の文字通りブックマークとして機能している。実際、ほとんど読まないで返すはめになる本も多く、内容よりも、それをセレクトしたという行為が重要になってくる。下記のリストは3週間前に借りて今日返した本たち十冊。また次のフィーリングに合う本をセレクトし直す。そのリストはまた返却するタイミングでご紹介。


●世界の成功哲学50の名著 : エッセンスを解く / T.バトラー=ボードン [著] ; 宮原育子, 牧野千賀子訳. — ディスカヴァー・トゥエンティワン,

●例外状態 / ジョルジョ・アガンベン著 ; 上村忠男, 中村勝己訳. — 未來社, 2007.10.

●アーカイブズへの眼 : 記録の管理と保存の哲学 / 大濱徹也著. — 刀水書房, 2007.12.

●メディオロジー宣言 / レジス・ドブレ著 ; 嶋崎正樹訳. — NTT出版, 1999.10. — (レジス・ドブレ著作選 / レジス・ドブレ著 ; 1).

●一般メディオロジー講義 / レジス・ドブレ著 ; 嶋崎正樹訳. — NTT出版, 2001.3. — (レジス・ドブレ著作選 / レジス・ドブレ著 ; 3).

●薬物依存者の生と死 : 無頼派作家のパトグラフィ / 米倉育男著. — 有斐閣, 1982.12. — (有斐閣選書).

●戦後文壇畸人列伝 / 石田健夫著. — 藤原書店, 2002.1.

●金儲けが日本一上手かった男安田善次郎の生き方 / 砂川幸雄著. — ブックマン社, 2008.4.

●茶の湯空間とはなにか : 成立ちと構成 / 福良宗弘著. — 彰国社, 1995.10.

●こんばんわ小沢です : へへへ / 小沢昭一著. — 晶文社, 2007.10. — (小沢昭一座談 / 小沢昭一著 ; 4).


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  • By harpobucho / Jul 09, 2008 2:40 am

札幌で高円寺一揆!?

松本哉氏(素人の乱)、警官とのやり取り

7月6日明け方。
前日のデモでの逮捕者との面会を求め、松本哉氏が酔った勢いで警察署へ向かった。

不当逮捕を訴える通信社カメラマン

今日7月5日、チャレンジ・ザG8・市民ピースウォーク取材中、大手海外通信社のカメラマンが現行犯逮捕された。警察が背中を殴る瞬間から、連行されるまでの一部始終を、香港の市民記者が捉えた。カメラマンは、手を出してきたのは警察だとして、不当逮捕を訴えている。

マスメディアでは絶対に見られないエンターテイメントがここにある。
G8MediaNetwork TV


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  • By harpobucho / Jul 08, 2008 3:48 am

逮捕は犯罪

arrest_detail.jpg
デモの写真が見られます。知り合いの顔もチラホラ。
http://mainichi.jp/select/seiji/graph/summit2008/photo/1.html

フリージャーナリストのシバレイさんののblogの写真が生々しい。 
http://reishiva.exblog.jp/

以下動画。映像を読み取る力を養おう。





以下転送!転送!転送!

札幌サウンドデモ7・5救援会設立とカンパのお願い

2008年7月5日、札幌市大通公園で開催されたチャレンジ・ザG8
サミットのピースウォークで、「サウンドデモ」部分に対して
不当な弾圧がくわえられました。荷台に音響機材を積んだ「サ
ウンドトラック」を公安警察が襲った経緯などで、マスコミ記
者も含め最終的に4人の方々が逮捕されました。

すでに様々なマスコミの報道がありますが、この弾圧は機動隊
の過剰警備と公安警察の暴力的な介入によって引き起こされた
ものです。札幌中央署は被疑事実を「道交法違反」「公安条例
違反」「公務執行妨害」としていますが、もちろんピースウォ
ークは事前に申請され、北海道公安委員会に許可されたもので
す。「サウンドデモ」スタイルによる荷台乗車も、許可された
行進形態に含まれていました。

DJをしていただけで逮捕、あるいは運転席の窓ガラス割った上
で運転手を引きずり出して逮捕、などという暴力的なふるまい
に対して、現在、有志による救援活動が続けられています。救
援活動に際しては、差入など様々な出費が必要になるため、多
くの皆さんに衷心よりカンパを呼びかけます。よろしくお願い
申し上げます。

札幌サウンドデモ7・5救援会

【連絡先】
080-3538-7596
j5sapporo(at)yahoo.co.jp

【カンパ振込先】
郵便振替口座:00200-5-38572 名義:S-16
※札幌救援カンパとご明記ください

●広告 ハキム・ベイの「TAZ」Tシャツ

32.jpg<

RLLのTシャツは不当逮捕から身を守る。
ARREST IS CRIME!


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  • By harpobucho / Jul 07, 2008 11:45 am

フリーマン・シンポジウム

来週、ボクらと一緒にキャンプする遊牧仲間が、シンポジウムやコンサートに出演します。これは貴重な機会だ! モデレーターは毛利嘉孝さん。


ボディーペインティング&ダンス・ワークショップ
フリーマン(自由人)・シンポジウム

<ロビーコンサート>アマゾンを知ろう。カラジャと遊ぼう。

<ワークショップ>
アマゾンのインディオ、カラジャ族による
ボディーペインティング&ダンス・ワークショップ

7月14日(月)15:00 アサヒ・アートスクエア

自生する果実や種子を身にまとい、色とりどりの荘厳な羽飾りを身につけて儀式を行うカラジャ族。歌や踊りは生きる幸せや、祖先から受け継がれた知恵を表現する。カラジャの文化を体験する貴重な機会

参加費(実費):\1,000・事前申込み要

[申込方法]ホームページにて受付

[定員]50名 ※定員になり次第、締め切らせていただきます

◎主催:アサヒビールロビーコンサート実行委員会


——————————————————————————–
<シンポジウム>
森と遊ぶ、砂漠にうたう
フリーマン(自由人)・シンポジウム
7月14日(月)19:00 アサヒ・アートスクエア
命ざわめく森と、沈黙の砂漠とのつながりを、水や環境、そして心の自由をキーワードに語り合うシンポジウム。広大なサハラ砂漠を移動しながら暮らす自由の民、トゥアレグ族による音楽デモンストレーションあり。

■ パネリスト
伊沢紘生(人類学)、伊藤キム(振付家、ダンサー)
ズビダ・ララブ(トゥアレグ文化研究、アルジェリアより来日)

■ モデレーター
毛利嘉孝(社会学)

無料・事前申込優先
[申込方法]ホームページにて受付
[定員]150名 ※定員になり次第、締め切らせていただきます
◎主催:アサヒビールロビーコンサート実行委員会


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  • By harpobucho / Jul 06, 2008 7:48 pm

カオティックな日々々々

あーもう飽きた!

オチだけ書く。

二日間に渡るG8対抗国際フォーラム の催し物がすべて終わった火曜日の夜の酒場がカオスだったのだ。宴会とはカオスの別名である。

知識人、アクティヴィスト、編集者、学生、フリーター・・・いろんな人間がゴチャまぜになって、まったくわけがわからない。顔つきや身のこなしで、あ、この人は学者さんだな、とか、あの人はアクティヴィストだな、とか勝手に判断して、見切りで話してみる。昨日ラッツァラートにあげたはずのネグリ来日(しなかった)記念Tシャツを着た外国人は瞬時に後者だと判断できた。。

スキンヘッドに後髪ドレッドといういイルな落ち武者スタイル。ひとりパンキー・レゲエ・パーティ? 確かにラッツァラート自身が着るよりも、彼のような現場のファンキーなアクティヴィストが着てくれて、知識人の顔を権力と対峙させる構図の方が愉快に思えてくる。ラッツァラートの判断は間違っていなかったのだ。

覚悟を決めて彼に尋ねてみる。「そのTシャツ、どこで手にいれたの?」

「モサクシャ!」

模索舎かよ!
ラッツァラートさん、疑ってごめん!
そして、オーストラリアから来た愉快なアクティヴィストの方、買ってくれてありがとう!


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  • By harpobucho / Jul 05, 2008 12:37 am

カオティックな日々々

午前中に書いた前日記「カオティックな日々」を読み返してみたら、全然カオス感がないな。ボクの中では物凄くカオスだったのだが、文章にまとめるという時点ですでにカオスは消滅してしまう。カオスはその体験の最中にしかない。カオスはそのつど滅びてしまうのか。

月曜日 有給休暇取得。

カオスの教科書、ハキム・ベイの『TAZ』Tシャツを以前プレゼントしたニューヨークの独立出版社Autonomediaのジム・フレミングのパネルを覗きに中央大学駿河台記念館へ。「自律メディアは増殖する!」というお題で日本人のパネラーが三人並んでいる。Irregular Rhythm Asylumの成田圭祐さん、気流舎の加藤賢一さん、 トランジスター・プレスの佐藤由美子さん。司会は酒井隆史さん。みんな知った顔だ。特に気流舎はハーポ・プロダクションでレギュラーイベント(今月はG8のためお休みです)を持っているくらい馴染み深い場/メディアである。 加藤さんや成田さんみたいな同世代の仲間がこういう場所に出ていることが誇らしい。

ジムとパネラーの対話が時間オーバーな感じで残念だったが、もう次のパネラーである高祖軍団が続々教室に入ってくる。「戦術家」を名乗るアクティヴィスト、リサ・フィシアン、「ザ・パペット・ガイ」として有名な、人形劇を通じて主張を行うアーチスト、デヴィッド・ソルニット、アルゼンチンの”Horizontalidad” (horizontalism) 運動を調査しているマリーナ・シトリン、他にもグラフィティをやってる若者や、学園闘争を組織したレヴォっ娘(キュート!)が集結して「戦術の多様性をめぐって」というパネルに流れ込む。とてもタメになり、楽しい時間だったのだが、ボクにはやらねばならない大事の仕事が待っていた。後ろ髪を引かれる思いで教室を去る。

negriTee.jpg

そのミッションとは、「プレカリティは創造する」というパネルの出演者の一人、マウリツィオ・ラッツァラートにネグリ来日記念Tシャツを渡すことであった。「盗みの品格」を重んじるRLLは、勝手にネット上で拾った写真をTシャツの根多にしてしまったことを詫び、同時に感謝したいわけだ。これをしてはじめてTシャツが完成するというものだ。マイケル・ハートは喜んでくれた。はたしてラッツァラートの反応は?

lazzarato.jpg

パネルが終わると同時にラッツァラートに即アプローチ。喜んでもらえる自信はあった。1週間ほど前に京都のラジオ・カフェ という場で、彼を囲んで酒を飲みながら交流する贅沢なイベントがあり、そこにネグリ来日Tシャツを着て参加した方から報告があった。ラッツァラートはそのTシャツに非常に驚き、「このTシャツはどこで手に入るのか!?」と尋ねてきたという。世界的なベストセラー『<帝国>』の著者がTシャツになっているのは、まあ想定内だが、まさか自分の顔がそのTシャツに刻まれているとは思ってもいなかったのであろう。なんでも商品化されてしまう。まったくもって資本主義は恐ろしい。ラッツァラートはそう思ったかもしれない。

グルーチョ・マルクスのような大袈裟な身振りで驚いてくれると思い込んでいたボクは、実際の彼のリアクションに拍子抜けした。ボクの手からTシャツを受け取ると、それを急いでカバンにしまおうとしたのだ! え~グレーバーのようにその場で着てくれないの~。ノリ悪いネ~。

彼は言った。「ドゥルーズやガタリと自分は同じレベルにいないから、なんだか恥ずかしいんだ。でも、ありがとう。」

イタリア人の謙遜。ガブリエル・タルドの研究者でもあるラッツァラートは、本当にD&Gを尊敬しているのだろう。握手をしてミッション完了。

翌日、明治大学のパネルで見かけたスキンヘッドに後ろ髪ドレッドの落ち武者スタイルなアクティヴィストが、ラッツァラートにあげたはずのXLサイズの「ネグリと愉快な仲間たち」を着ているのを目撃。ちょっと悲しい気持ちになる。

カオスはまだまだ続く!


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  • By harpobucho / Jul 03, 2008 11:36 pm

カオティックな日々

カオティックな日々に身を投じるために、職場の有給休暇をとりまくり。周囲からはもうすぐやめる人に思われているかもしれない・・・面白いからそう思わせておこう。

先週の金曜日は、法政大学に高祖岩三郎さん通訳でインディー・メディア系ビデオグファーのブランドン・ジョーダン氏と認知科学者で情報学の側面からアクティヴィズムにアプローチしているハリー・ハルピン氏の話を聴きに行く。

両者は反G8アクションの一環で来日したわけだが、今回のイベントは反G8色は隠し気味。中核派との関係がこじれまくり、被害妄想といえるほどの過剰な警備体制を布いて疑心暗鬼になっている大学当局を刺激しないためだろう。学生向けのイベントなのに学内の広報もほとんどなし。当然、大きなホールの客席はガラガラだ。

ボクが会場に着いたとき、関係者以外はボクだけ。関係者の中にデイヴィッド・グレイバーを発見し、アントナン・アルトーTシャツをプレゼントする。前回の来日時に「アルトーのTシャツが欲しい」といわれ、アメリカの住所まで教えてくれたのに、面倒くさくて送り忘れていたら、イギリスの大学に行ってしまったので、次回来日した際に渡そうと企んでいたのだ。

「お、アルトーのTシャツじゃん、これ、オレにくれるの?」なんて、これまでの経緯なんてたぶん覚えていないようなリアクションだったが、まあ、そんなものだろう。でも、その場ですぐに着て喜んでくれる彼のサービス精神はすばらしい。酔っぱらった子供のような無邪気な笑顔もキュート。そのころ、外大では、インテリパンクがマイケル・ハートにネグリTシャツをプレゼントするという同時多発贈与が勃発していたことも付け加えておこう。

日曜日はホー娘。のストリート活動に同行。ゴミをまとって高円寺の街を徘徊する彼女らをストーカーのような距離感で追っかける。今回の拠点として場を提供してくれたASOKOでCHANOMAD主催のインスタントお茶会。今回の活動を区切りに北海道に行ってしまうホー娘。メンバーのバンブーのために、竹の和菓子とほうじ茶で作ったチャイ、名づけてホーじチャイ。を振舞う。素敵な和菓子を作ってくれたCHANOMAD御用達お菓子職人もりもりさんもホー娘。の一員として見事に溶け込んでいたのが面白かった。

海外からの知識人、アクティヴィスト、ゴミと女の子とお茶。
カオスはさらにつづく。


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  • By harpobucho / Jul 03, 2008 11:24 am

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