HarpoBucho Archive
「ラ・マシン」横浜に上陸
小人? いや、彼らは巨大オブジェ使いのかっこいい変態紳士たち。
フランスの大道芸カンパニー、ロワイヤル・ドゥ・リュクスから派生したのがこの「ラ・マシン」ってことでいいのかな。
Royal de Luxe(ロワイヤル・ドゥ・リュクス)とは何者か。
http://dlmblog.jpn.org/2007/09/21/royal_de_luxe.php
日本初上陸となる巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」、
横浜に登場するスペクタクルの正体が明らかに
http://event.yokohama150.org/event/bayside/detail1.html
この巨大クモ、17日昼前に横浜赤レンガ倉庫付近に引き揚げれ、さらに夕方、音楽で目覚めたクモが、炎などの中で、大暴れする場面が見られるらしい。翌日、午前11時頃から、赤レンガ倉庫から新港ふ頭まで公道を練り歩くそうです。子供の反応を見てみたいな。あっくん状態でしょ。
ラ・マシンのパペット、デモのときに貸してくれないのかな。動く巨大なゲバラやチーチ&チョンがいたらとても心強いんだけど。シチュアシオニストの流れを汲んだメンバーがいれば素敵。アンチ・スペクタクルのためのスペクタクル・ショー。なんてね。
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- By harpobucho / Apr 17, 2009 12:55 am
つめたくておいしい
PR学園、ついに始動!『山下陽光十番勝負!』
http://ameblo.jp/pr-gakuen/
あっくん! なつかしい! 「人を見た目や偏見で判断しない」といっても宅八郎はムリなのね。
『美術手帖』誌のweb連動企画! 会えるのか?
4月17日発売「美術手帖」5月号で「山下陽光十番勝負」と題してフルカラー16ページでいろんなことをやらかしているそうです。久しぶりにBTを手にとることになるなあ。
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- By harpobucho / Apr 16, 2009 2:03 am
Evil Moisture exhibition
Evil Moisture(エビル・モイスチャー)exhibition
4/13(月) 20:00~22:00 オープニングレセプション
DJ:Andy Bolus(Evil Moisture)
会場:素人の乱12号店
Evil Moisture http://www.evilmoisture.tk/
with
五木田智央
小林亮平
箕浦建太郎
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- By harpobucho / Apr 13, 2009 12:58 am
ヘーヒルズ族の日々
桜満開、公園で平日昼間からラジカセで音出しながら、ワイン飲んでたら、自分が貴族のような気がしてくるから不思議だ。平日昼間の河原者的貴族、誰がいったかヘーヒルズ族。オフィス労働者のときに比べると、遥かに優雅で贅沢な時間を過ごしているなあ。思い立って「こだまや」のインドカリーを食べに九十九里浜までドライブしたり。
オフィス労働のストレスは主にコミュニケーションだ。日々、空気を読みながら言葉を発することを余儀なくされる。会話は内容の充実ではなく、形式の洗練さが求められる。企業は採用時にやたらコミュニケーション・スキルの高さを求めてくるが、それはコミュニケーションが優秀な管理ツールだからだ。不機嫌な職場はゴメンだが、ご機嫌な職場も善意に満ちているだけに、たちが悪い。自分がまたその世界に戻るために活動中なのが不思議だ。人間は懲りないなあ。
今日、ハローワークでラブホテルのフロント業務の求人を見つけた。3日に1回の出勤で月給はフルタイム並み。毎回働くと2連休と考えると、毎日が金曜日だ。それも考えものだな。だが、観察者にとってラブホは退屈しない職場であることは間違いない。それに『さらば青春の光』のスティングみたいでバビロンワークとしてのホテルマンには妙な憧れがあるものだ。
と、最近は「労働」のことを常に考えながら、遊んでいるわけだが、春風のラブステージで「働くおっさん劇場」の野見さんが踊っているのをみたときは目を疑った。アシッド感のある親父だと思ってたらやはりそうか。
働くおっさん劇場第1回野見隆明48歳自己紹介
“>
思わず労働の相談をしたい衝動に駆られたが、ギャルグループに発見され、握手やらハグやらでマレビト的な歓迎を受けて喜んでいる野見さんの姿を見たら、彼の仕事を邪魔してはいけないと思ったのだった。
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- By harpobucho / Apr 07, 2009 12:01 am
4/2 ハーポプロ花見
ハーポ・プロダクション主催による「河原者文化研究会」お花見を善福寺川沿いにある和田堀池周辺で開催します。平日昼間からお酒が呑める逆特権階級たちが集い「しのぎ」や「加齢」などの人生の問題についてトークして知識を共有したり、しなかったり。まあ、フツーの花見なので暇な方はお気楽にご参加ください。
場所はカワセミが生息するまさに市中の山居的スポット。桜も満開のことでしょう。生前の丹波哲郎が糸を垂らしにきていたといわれる釣り堀も異界度高くてオススメ!
日時:4月2日(木)14:00~日没
場所:和田堀公園内和田堀池周辺
↓旗の立っているあたり。ラジカセが目印。
http://standard2.pmx.proatlas.net/p4589j29/user_page.php?id=p4589j29&c=35/40/56.158,139/38/34.611&layer=2&t=%E5%92%8C%E7%94%B0%E5%A0%80%E5%85%AC%E5%9C%92&pos=I1:P35/40/56.158,139/38/34.611
※各自、飲食物持込でお願いします!
※4月1日開催予定でしたが、雨天っぽいので翌日に変更しました。
※事情により場所が急に変更になるかも!
※RLLのTシャツ、リクエストあれば持っていきます(在庫次第)。ご質問あればメッセください。
和田堀公園へのアクセス
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/access095.html
園内マップ
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map095.html
駅から距離あって辿り着くまでけっこう難あるかも。
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- By harpobucho / Mar 31, 2009 10:59 pm
有罪者、夜まで幽閉
今日は一日部屋に閉じ込められている。ハローワークに行こうとドアをあけたところ、足がとまる。アパートの外廊下にゴム素材の下地を朝一で塗ったため、乾くまで外出できないことに気づく。
たしかに昨日、業者さんが挨拶にきて、この事態を把握していたつもりだが、具体的な作業時間を聞いていなかった。時すでに遅し。さきほど大分乾いていたので恐る恐る靴下を履いた足を地面におろしてみたが、靴下の生地がメリっとが地面にひっついた。まずい。足跡を残してはいけない。完全に乾くには夜まで待たなければなるまい。ハローワークに行けない。夜が待ち遠しい。
鎌倉のお洒落カフェやギャラリーを廻ったり、ハーブやイチゴの苗木を入手してベランダでボタニカル・ライフをはじめたり、週初めからグラスルーツで踊ってみたり、今日なんかは幽閉生活=読書のチャンス、ってことで20世紀の思想の星座を頭の中に散りばめてみたり、なんだが優雅な無職生活なのだ。仕事への切迫感がないのは、「百年に一度の大不況」という言説のせいか。百年の蓄積には敵わない。
本日のエピソードハンティング読書は矢代梓『年表で読む二十世紀思想史』、今村仁司『思想の星座』、青土社の新刊、酒井健『バタイユ』。矢代氏の逸話細部への執着、今村氏の西洋思想家への毒舌、酒井氏の「夜」への探究心に刺激されながら、今後の「しのぎ」問題について考える。あー暗くなってきた。気分が、じゃなくて、外の明るさが。夜は近い。
「私は、一人のまま、こみあげてくる笑いの潮に溺れていく。海の動きのように穏やかで、屈託のない笑い。私は夜の広大な光のなかに、私の非情な陶酔のなかに、私の不安のなかに、横たわる、すべてを空しいと知ることで、私は耐えているのだ。これほど気違いじみた仕方で戦争を捉えている者は一人もいない。そうすることができるのは私一人だけだ。他の人々は、心身を存分に責めさいなむ陶酔とともに生を愛してはいないし、悪夢の闇のなかで自分を見出すこともできずにいる。幸福な笑いから出口なしの興奮まで続く夢遊病者の道を、彼らは無視している。」
(ジョルジュ・バタイユ『有罪者』第一章「夜」)
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- By harpobucho / Mar 31, 2009 6:39 pm
新自由主義は終わるのか?
資本主義解体講座
By 地下大学東京
「新自由主義は終わるのか?」
───『金融危機の資本論』(本山美彦+萱野稔人)から
萱野稔人(哲学)+山口素明(フリーター労組)
コーディネート:平井玄
・ 3月28日(土)14時から
・素人の乱12号店 北中ホール
・資料代500円+できたら投げ銭
貧乏人は生き延びることができるのか?そんな言葉がこの身に食い込む。
今、私たちはかつて経験したことのない「時間」を生きている。
製造業の派遣切りや正社員削減ばかりがメディアで取り沙汰された。
だが彼らの行き着く先、都心部フリーターこそ食えない。
1月から仕事がゾッとするほど激減した。
月10日以上仕事のある者など、周りにはまったくいない。
1月はまだ去年の蓄えがあった。2月になると、ATMが吐き出す
残高記録を見るたびに痩せていく数字が眼に痛痒い。
やってくる春のことなど考えたくもない。彼らのメールで囁かれるのは、
「これがいつまで続くのか?」ということばかりだ。
終電が終わった新宿駅の地下に行けば、まだ油染みの少ないジャンパー
で段ボール1枚持って寝場所を探す人たちに会うことができる。
JRから地下鉄へ向かう通路の脇で、邪魔にならないように縦に並んで寝る。
これまで見たこともなかったその「縦」の列が日ごとに長くなる。
ハウスの作り方を、この元派遣や元フリーターたちが覚えるのは早いだろう。
毎日毎日、アパートの部屋で携帯を握りしめながら就活と失職を繰り返す
女たちや男たち、食い物を探して街の隙間から隙間へと身を隠すように移動する
人間たちの姿を、当局者はどうカウントするというのか?
この国が発表する統計数字は人を騙すためにある。
目の前で地下に流れ込む人間たちの濁流こそが、今起きていることである。
これは大地震や巨大津波のような、どうにもならない「自然災害」なのか。
「百年に一度の大恐慌」とは、そんな「自然循環」の幻に人を閉じこめる言葉。
「恐慌、貧困、危機」とタイトルされた本はみな、企業タワーの最上階でエリー
トたちが自分のために語る言葉か、「這いつくばってどうにかやり過ごせ」とい
う奴隷の言葉で書かれている。貧乏人にはブックオフで買う気も起こらない。
2年前まで院卒フリーターだった萱野稔人が、68年を経験した経済学者である
本山美彦と語り合った『金融危機の資本論』は、この閉じた「時間」をこじ開け
ようとしている。今はちょっとした「調整」の時、と値の下がったネオリベ株に
しがみつく亡者どもと、生き延びるための具体性になかなか手の届かない
「プレカリアート運動」との間に、きわどい「逃げ道」を作り出そうとしている。
この落ちていく「時間」は、どこから来たどんな時間なのか?
貧乏人たちは、この「時間」をどう生き延びたらいいのか?
語られる「アジアに開かれた経済的ナショナリズム」はどんな「迂回」なのか。
そこに危険はないのか。その先にどんな未来があるのか。
萱野稔人によるこうした提起は、新自由主義にぶつかった晩年のピエール・
ブルデューが抱いた強い危機感を思わせる。腹の減った者たちは、このヤバさを
何よりもまず共有するだろう。食えなければ死ぬからだ。
ここから議論を始めよう。
私たちの友人が投げかけたこの貴重な提起について、
フリーター労組を担ってきた山口素明と共にしぶとく語り合いたい。
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- By harpobucho / Mar 27, 2009 11:45 pm
藍色のブルース
昨日引用したベンヤミンの元ネタは『すばる』4月号の今福さんの『群島-世界論 特別編』なわけだが、そのサブタイトルが「ふたたび南に還る アメリカという藍色の希望」なのだ。そして今、ボクは強烈に藍色(ブルーブラック)の気分を味わっている。
今日、10年近く務めた職場を退職した。失業や失恋など「失」に最も合う音楽はブルースのほかにない。ロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、ジョン・リー・フッカー、アルバート・コリンズ、ブラインド・レモン・ジェファーソン、ハウリング・ウルフ、ボ・ディドリー、ハウンド・ドッグ・テイラー、ライトニン・ホプキンス、レッド・ベリー、リトル・ジョー・ワシントン、ジミ・ヘンドリックス、忘れてはならない偉大なる三大キング、吾妻光良&スインギン・バッパーズ、高田渡、そして何といってもスリム・ハーポ(以上がボクのPCに入ってる数少ないブルースマンのリストである。ブルース筆おろしの恩師エリック・クラプトンはあえて排除)の力強く腑抜けた声が心に染み入る。
ボクが一番信頼しているレゲエという音楽も広義においてブルースである。今福/ヒューストン・ベッカーJrが言うようにブルースとは移動性を凝縮した、極めて洗練された音楽表現なのだ。ある場所からある場所への移動の心象に深く訴えかける音楽がブルースの本質なのだと思う。60年代イギリスの移民音楽レゲエが「ブルー・ビート」と言われる由縁もそこにあるんだな。たぶん。
スーダラスタ・イエロー・ニグロなボクはどう転んでも黒人にはなれないのだが、「変りゆく同じもの」(リロイ・ジョーンズ aka アミリ・バラカ)としてのブラック・ミュージックには恩返しできないほどの負い目を感じている。その負債をどのように返済していくかが今後の最重要な課題なわけだ。
最近、やたら「河原者」という言葉が気になる木。失業という好機に恵まれ、失われた「業」について深く考えてみると、いつも辿り着く源泉が河原者なのだ。芸能のルーツであり、映画(活弁士)のルーツであり、庭師のルーツ。気違い部落としてのブラックカルチャー・アプローチ。
河原者文化研究会明日発足。まずは近所の善福寺川を歩くことからスタート。暇な方は限りなく透明に近いブルーな河原を斜め向いて一緒に歩きましょう。
以上、ブルーブラックな酔いどれ感傷日記でした。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Mar 27, 2009 12:33 am
市中の山居
明日一日お勤めしたらオフィス労働者から失業労働者へ生成変化。やっほー! 有休休暇消化しきってちょい早めに降りる。
変化はすでに始まっている。今日は昼で仕事を切り上げ、新宿の百貨店地下にて職場の人にお別れのプレゼントを物色。今までの感謝と皮肉のメッセージをモノに込めるため、必死にセレクト。百貨店のヨリドリミドリ感にくらくらしながら、ふらふらフラヌールしてるとなんだか今まで体験したことのない世界に迷い込む。おもわず出費が嵩む。次回は財布を持たずに消費の密林に挑もう。街の中に金のかからない獣道を探せ。
「群集のなかに無理やり割り込んで消えてゆく通行人もいたが、自分のまわりにゆとりある空間を確保し、無職渡世を捨てようとしない遊歩者もいた。大多数の人々は自分の仕事に精を出さねばならないわけで、遊歩者が都市をほしいままに徘徊できるのは、彼がまさに無職の渡世人としてすでに社会の枠組みからはみ出している場合だけである。完璧に安逸な金利生活者の世界からも、都市の熱病的な雑踏の世界からもはずれた、彼は文字通りの制外者であった。」(ヴァルター・ベンヤミン『ボードレールにおけるいくつかのモティーフについて』)
百貨店にて大量に羅列された商品を前にアタマクラクラなベンヤミン
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- By harpobucho / Mar 25, 2009 11:28 pm
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