HarpoBucho Archive

茶室か、監獄か

貧困という監獄.jpg

パーティや宴会やお茶の間で自分たちの心地よい空間を作っていくと同時に、不安と不信を助長するディストピアへの動きにも常に注意を払い、想像力を働かせておく必要がある。ボクたちが仲間とお茶を飲みながら、楽しい意気投合の時間を過ごしている最中にも、世界の監獄化は進んでいるからだ。

世界の監獄化という表現はもちろん比喩だが、現実に監獄(刑務所って表現よりもこっちのほうがクール!)にぶちこまれる潜在性にボクらは常に晒されている(気がする、気のせいか)。実際、ここ数年、知人が何人も(代用)監獄に送られているから?

昨晩、警官に手錠をかけられた男が実際に何をしたかは知らないが、あの光景にボクが興奮したのは、もちろん野次馬根性もあるのだけど、まったくの他人事とは思えなかったからだ。ある日、道を歩いてたら突然手錠をかけられる、そんなカフカばりに不条理な世界を容易に想像できてしまったからだ。

個人的に注目しているアカデミックイベントの告知(貧困とタイトルにあるのだから無料にしてほしかった・・・)。昨年出版されたアンジェラ・デイヴィス『監獄ビジネス グローバリズムと産獄複合体』とロイック・ヴァカン『貧困という監獄 グローバル化と刑事国家の到来』(装丁は気流舎図案室!)を読んでおくとよいかも。パネラーの森千香子さんはヴァカン本の翻訳者のひとり。

ピエール・ブルデューの弟子であるヴァカンの刑罰論にすごく関心ある。ヴァカンは去年来日予定だったんだけど、奥さんの病気で延期になったので今年あたり日本に来そうですね。翻訳本もこれからどんどん出るでしょう。

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貧困と監獄
~厳罰化を生む「すべり台社会」~

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【日時】5月16日(土)午後1時30分~午後4時30分
【場所】明治大学リバティタワー 1 階 1011 教室
(御茶ノ水駅、神保町駅徒歩5分)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

【パネリスト】
○湯浅誠さん(反貧困ネットワーク事務局長 派遣村村長)
○浜井浩一さん(龍谷大学教授 刑事政策、犯罪学、統計学)
○森千香子さん(南山大学准教授 都市社会学)
○菊池恵介さん(東京経済大学ほか非常勤講師 哲学・思想史)
コーディネーター:海渡雄一(監獄人権センター副代表)

【参加費】800円(予約不要)
【主催】監獄人権センター/アムネスティ・インターナショナル日本

【問合せ】監獄人権センター
TEL&FAX:03-3259-1558
E-Mail:cpr@jca.apc.org
URL:http://www.jca.apc.org/cpr/

★新自由主義がもたらした社会的不安が厳罰化政策の根源
アメリカには現在200万人を超える受刑者がいます。経済のグローバル化・労働市場の規制緩和を推し進め、福祉国家を解体してきた新自由主義改革は新たな貧困層を生み出し、中間層には深刻な社会的不安感を与えています。罪を犯した人々を私たちの仲間と見て、その社会への復帰を社会全体の課題とみるのではなく、「私たち」とは根本的に異なる存在として社会から隔離してしまう厳罰化政策がアメリカ発で世界に広められています。ここ日本においても、深刻な犯罪は減少しているのに、重罰化の進展によって過剰拘禁が起きています。

★貧困の現場から見えてくる雇用破壊、福祉の貧困と弱者に対する厳罰化
2008年6月に起こった秋葉原の無差別殺傷事件では、背景にある「残酷な派遣労働」が注目されました。これが貧困と社会的な排除を原因とする犯罪なのであれば、厳しく罰するだけではこのような犯罪をなくすことはできないでしょう。社会的には福祉政策の充実が、罪を犯した人に対しては人としての誇りと自信を回復し、社会に復帰できる力を与えるような処遇が必要とされているのではないでしょうか。

★どうやって厳罰化の流れを押しとどめるのか
フィンランドの犯罪学者ラピ-ゼッパーラ博士は、各国の受刑者率と犯罪率が「互いに独立した現象であること、つまり、相関がないこと実証的に確認している。その上で、受刑者率と所得格差や福祉予算等を比較して、『犯罪との戦い』よりも『貧困との戦い』を重視する福祉的国家ほど犯罪者に対して寛容であり、受刑者率が低いことを確認している」(CPR ニュースレター第57号より)。日本で起きている厳罰化の原因とこれを止めるための有効な政策をパネラーの皆さんでディスカッションをしたいと考えています。

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厳罰などいらない♪
お茶を飲みたい♪


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  • By harpobucho / May 05, 2009 10:04 pm

深夜0時、男と女と警官がいる舗道

昨晩のことだ。自転車でいつものようにスローに街を流しているときにみた風景。

深夜0時過ぎの東中野駅付近のコンビニの前で男と警官が揉めている。傍らで女が二人怯えている。男はチンピラ風、女は未成年のようにみえる。警官が男を女から引き離す。男は女たちに「いいから早く帰れよ!」と叫ぶ。女たちは泣き始める。

自転車の速度をさらにおとし動向を見守っていると、男暴れだす。警官が三人がかりで男を鎮圧。馬乗りになって後ろ手に手錠をかける。

何があったかはわからない。これからはデジカメをすぐに取り出せるようにしとこう、と思いながら自転車の速度をあげる。目的地に着くころにパトカーの音が聞こえてくる。


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  • By harpobucho / May 05, 2009 11:58 am

過激にして愛嬌あり

渋谷陽一の社長はつらいよ
http://www.ro69.jp/blog/shibuya.html?2009/05/03

昨晩、忌野清志郎の訃報を聞いて、何かを書かなくてはとmixi日記に個人的な想いをダラダラと連ねてみたが、渋谷陽一のブログにある「俺をネタにセンチになっているんじゃねえよ。」という清志郎の言葉が聞こえてきたので、センチになるのはやめる。でもネタにはする。

定番といえばこれ。
タイマーズのテーマ FM東京 デイドリームビリーバー イモ


その昔、芸大で「スバラシキナカマ」というイベントをRLLで主催したときにゲストの野田努さんが持ってきてくれた秘蔵ビデオ。痛快とはまさにこのこと。今はYoutubeで簡単に見られるけど、当時は貴重映像だった。演奏の後のセクハラなやりとりも面白いんだよね。

次のこれはめちゃくちゃ。

RC Succession – つきあいたい


アントニオ猪木の肩に乗り、ビートたけしをコーラスに従え、ギターをかき鳴らす姿はまさにキング・オブ・ロックンロール!


2006年にNHKで放送されたHISのライヴ。作詞:忌野清志郎、作曲:細野晴臣、歌:坂本冬美。



幸せだ。ハッピーだ。 それがすべてだろ。 いやーまったく異論ありません。こんなタイミングでハッピーとかいうのは不謹慎かもしれないけど、センチになるな、というのであればこのハッピーの思想を肯定するしかない!

このライヴはお茶の間でリアルタイムで観ていたんだけど、いきなり「パープル・ヘイズ音頭」というマリファナソングをNHKの番組で、しかも日の丸の上で演奏していてビックリしたね。

タイマーズではこんな曲もあるよ。
http://www.youtube.com/watch?v=mcAb13Bh3pg&feature=related

宮武外骨ばりに諧謔の人でありました。少しでもその精神を引き継ぎたいですね。
今日の「自由と生存のメーデー」デモでも清志郎の歌声が渋谷の街中で鳴り響くことでしょう。


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  • By harpobucho / May 03, 2009 12:50 pm

飼いならされるか 抵抗するか

飼いならされるか.jpg

散歩、日向ぼっこ、お茶、将棋、園芸、読書しながらのうたた寝・・・と最先端の老人文化に浸りっぱなしのカラダにオールの夜遊びはちときつい。ヘビーシックゼロでの「高円寺一揆」と「ベッドメイキング」で遊ぶ。抵抗と性の交差する領域がダンスするカラダなのだ、と若年老人は久方に思い出すのであった。

明日はこれ。旧ポエトリー・イン・ザ・キッチンが新宿二丁目に移転して「Cafe★Lavanderia(喫茶 洗濯屋)」として再生。Manu ChaoやCHE☆SUDAKAなどのバルセロナの音楽シーンが好きな方はぜひ!

■2009.04.30 thu 19:00-

Lavantate a te splastarian
飼いならされるか 抵抗するか
@ 新宿 Cafe★Lavanderia
entrance free!!!

公共空間の民営化、表現の規制などを中心にグローバリゼーションの暴力に対して国境を越えた連帯は可能かを探る。

Live : EKD、Dr.Sushi
DJ : Hamachan、ebita
Guest Speaker
海老原ヒロコ(ラジオチャンゴJP)
小川てつオ(みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会)
権田菜美(「持たざる者」の国際連帯行動)
司会:平井玄


今日は三軒茶屋でマイミクの背骨さんたちがパーチーしてます。残念ながらいけないんだけど。

http://orphee.jp/radiochango/spip.php?article90

Fiesta de Radio Chango JP supported by CHE☆SUDAKA!!
Date: 4月29日(水・祝)17時~22時
Local: 三軒茶屋Midnight cafe DUNE
Charge: 一杯目のドリンクオーダー時に¥300

DJs: EL TAMUSON、S☆KEN、TSUGE(VIENDA!)、 Doc. Koyamantado & SAUDI (未来世紀メキシコ)、ebita (RadioChango JP)
VJ: SEBONE (RadioChango JP)

Time Table
17:00 ebita, S☆KEN, EL TAMUSON
18:00 EL TAMUSON
18:40 S☆KEN
19:20 TSUGE
19:50 Doc. Koyamantado
20:35 SAUDI
21:20 ebita

★勝手な奴らの店の月刊総合情報誌「tokyoなんとか」5月号出ました。
下記からダウンロード!
http://a.sanpal.co.jp/irregular/tokyonantoka/200905_01.pdf
http://a.sanpal.co.jp/irregular/tokyonantoka/200905_02.pdf
http://a.sanpal.co.jp/irregular/tokyonantoka/200905_03.pdf
http://a.sanpal.co.jp/irregular/tokyonantoka/200905_04.pdf


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  • By harpobucho / Apr 29, 2009 12:28 pm

ディック・ミネはこう言った

「ボクは、遊びとは、人生を豊かにするものだと思っている。すべてが生きた経験になり、人間の幅を広げて行く。これほど男性にとって大切なものはない。それを知らない男なんて、世の中に出ても、たいして役に立たないのではないかと考える。だからボクは若い人たちに、遊びを無駄にしないようにと申し上げたいのである。 」

ディック・ミネ

澁澤龍彦全集なんかが売っている怪奇幻想文学、フェティシズムの専門書店「オメガスイーツブックセラーズ」が今月で閉店につき全品半額だという噂をきいてRLL一味で行ってきた。

結局、買ったのは、澁澤ワールドからほど遠いディック・ミネの『すりこぎ随筆 わが歌と女の半世紀』(カッパブックス)という本。カッパブックスこそがボクのフェティシズムをくすぐるのだ。

まえがきを読んでみると、おっ、平昼ズ族を擁護するいいこと言ってるね! これは『快楽主義の哲学』あたりの澁澤ワールドをちょっとかすめてるんじゃないかと思うわけだが、次の行には「剛刀」やら「名器」やら「粗チン」などの古き良き猥語がわんさか出てきて澁澤ワールドから遠のく。だって、愛すべきカッパブックスだもの。

Dick Mine 最後のステージ  1990.9


PS,よく街中で看板を見かける『ディック』という恥ずかしい名前の会社に就職する奴の気がしれない、よっぽどジョークが好きなんだな、と思っていたが、兄の働いている会社であることを数年前に知る。もうやめたから書くけど。


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  • By harpobucho / Apr 28, 2009 12:47 pm

「裸で何が悪い」とニーチェは言った

Boys Be Dionysos!


ニーチェ1.jpg

『ニーチェ伝  ツァラトゥストラの秘密』(ヨアヒム・ケーラー/著 五郎丸仁美/訳) 青土社

草なぎ、叫んだ「若者よ、我が道を行け」

公然わいせつ容疑で送検後に釈放されたSMAPの草なぎ剛(34)が、全裸で大騒動を起こす直前に「若者よ、我が道を行け」と謎のメッセージを残していたことが24日、サンケイスポーツの取材で分かった。草なぎは逮捕前に2軒で約6時間にわたりビールや焼酎を計10杯以上も痛飲。帰り間際に、スペイン料理店店員に思いを託した。一体どういう意味があったのか-。

 熱き心の叫びか。はたまた、自身の行動を暗示していたのか-。草なぎが逮捕直前、謎のメッセージを残していた。

 23日午前2時ごろだ。2軒目に立ち寄った赤坂のスペイン料理店「バル グランビア」で、草なぎは泥酔状態となっていた。「イケメンだね」と声をかけていた24歳の男性店員に歩み寄り、正面から両肩に手を置く。店員の帰り際、「若者よ、我が道を行け」と3回繰り返した。

 草なぎは22日午後8時、なじみの日本料理店に1人で入店。23日午前1時ごろまで飲み続けた後、日本料理店の男性店長、女性従業員と、はす向かいの「バル-」へ移動した。同店の金子裕二店長(56)によると、初来店だった草なぎはハンチング帽をかぶっており、「フラフラしてたり、多少ろれつが回っていなかったけど、笑いながらすっごい楽しく飲んでた」という。

 3人はビールを1杯ずつと、スペインの定番料理「クロケッタ」(小さいクリームコロッケ、6個入り、850円)を注文。草なぎは食べた瞬間に「あ、うまい!」と絶賛し、ビール1杯を飲み干した。だが、2時ごろには2杯目を飲み干せないほど泥酔しており、店の判断でタクシーが呼ばれた。そのまま女性だけがタクシーに同乗し、公園の近くで別れたが、直後に一糸まとわぬ姿に変貌したようだ。2軒の店に滞在した約6時間で、飲酒量はビールのジョッキと焼酎のロックを計10杯以上とみられる。

 若者に進言した通り、自ら「我が道」を行った果て。取り返しのつかない事態を招いてしまった。
(サンケイスポーツ – 04月25日 08:03)

コボちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コボちゃん.jpg


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  • By harpobucho / Apr 25, 2009 2:29 am

ぶらぶら失業日記

移動(ぶらぶら歩き)の実践を通じて、地球全土で起こっている新しい運動にと出会い、学び、コミュニケートし、共に歌い叫び、それらの間の団結のネットワークを組織し、同時にそれを記述していく。それがアナキスト地理学の作業。
新しいアナキズムの系譜.jpg

某月某日
失業保険の手続きをしにハローワークへ。満室。3時間待たされる。おかげで読書が進む。『ベーシック・インカム入門』読了。

某月某日
ハローワークのキャリアアッププログラムに応募。ボクの担当者はKさん。40台くらいの男性。少し疲れている。それなのにボクに適した求人を探してきてくれたり、応募書類のアドバイスをしてくれたりする。ありがたい。でもなんか管理されている気分。

某月某日
正社員になるぞ!プログラムのセミナーに参加。午前中は「面接対策」。午後は「求人票の読み方」。1分間で的確に話せるためのトレーニングとして隣の人と組んでアドリブ対決をするはめに。朝起きてからここにくるまでを1分間で話せ、というお題。時間の編集力が試される。話をした相手に「完璧ですね」と褒められる。オチが時間ぴったりにオチたからか。同じセミナー室に昨晩、気流舎で会ったと思われる人を発見するが人違いを恐れて声かけられず。セミナー続きで息苦しくなったので休憩時間に歌舞伎町徘徊。昼キャバの醍醐味について風俗紹介所のお兄さんに熱く語られる。そうか、定額給付金か。

某月某日
失業保険をもらうための説明会に参加。ビデオを見せられる。失業保険について女性が親切に説明している。が、不正受給の話題になると急に不穏な音楽が鳴り始め、強面のおじさん登場。「不正受給は絶対に見つかります!」とカメラ目線で渇。

某日某日
いきいきと働く人の姿に学びたい、と思い横浜にラ・マシンの巨大クモを見に。寒い雨のなか動き出すまでに2時間近く待つ。メカ芸術集団ラ・マシンと、クレーン車を提供している日本の建設会社のコラボな風景が美しい。ドレッドのフランス人と土方のおっちゃんの共同作業に労働の美しい部分を見る。野毛をぶらぶら歩き。ダウンビートに行こうとしたが開いてない。

某日某日
ハローワークで求人票ディグり。勤め人としてやりたいことなんてないので、なるべく穴場なレア求人を物色。大不況のためレア物件にも応募者多数。すごい倍率。ある専門学校のスクールカウンセラー(要は入学を迷っている人に心理学を悪用して説得させる役)に応募しようと紹介状を発行してもらう。その足でその専門学校に入学希望者を装って、これから自分がやるであろう仕事見学。大変そうなのでやめる。

某日某日
今日もハローワークで求人票ディグり。そんな毎日いい職もあるわけなく、早々とベローチェで安いコーヒーを飲みながらの読書に変更。隣の外国人のチェス盤に駒並べてメモをとってる姿がやたらかっこよい。しばらくすると彼の友人がやってきてゲーム開始。ルールぜんぜん知らないんだけど勝敗が気になってゲームが終わるまでいたら3時間経過する。また読書が進む。高祖さんの『新しいアナキズムの系譜』読了。こんな本ばかり読んでいると就職できないのではないかと不安になる。もーやんカレーのバイキングでお腹いっぱいになり、新宿の雑踏をぶらぶら歩いていたら不安なんて忘れる。

某日某日
マイミクJUNQUOさんとフランス人福太郎さんに墨田区を案内してもらう。廃校になった木下川小学校のなかにある「産業・教育資料室きねがわ」訪問。ここ木下川は全国でも屈指の皮革産業の街で、そのためこの小学校では同和教育が非常に進んでいたらしい。いわれなき差別との戦い的なシリアスさはもちろんあるのだが、みんなで皮を使って太鼓を作りました!的な明るくクリエイティブな取り組みなどが紹介されていて楽しい。発想が奇抜な子供達の作文を読むのも楽しい。ぶらぶら自転車をこぎながら、歩きながら、労働についていろいろ考える。荒川の流れを見ながら人生の流れ方について思いを馳せる。

某日某日
息抜き。ペペさんと平昼ズ族活動。和田堀公園のボクの定番コースをぶらぶら散歩してたら、ヤクルトスワローズの帽子をかぶった文盲(本人が言ってた)のおじいちゃんにつかまる。半分以上何を言っているのかわからないが、マスコミや政治の批判をよどみなくしゃべる。面倒なので聞き流していると「そこんとこどうなんだい? ダンナさん」とはっきりとした口調で意見を求めてくるから油断ならない。日が落ちるまでトークして平昼の同志としての絆を深める。志ん生の言葉をリー・ペリーがミックスしたような話し方が印象的。

某日某日
日本一のアイドルグループの草食系メンバーが裸で逮捕される。裸で悪くないと思う。息苦しい世の中に対する猛抗議か。ダダカンの再来か。公然わいせつで捕まったはずなのに家宅捜索なんてやりすぎ。当局はいったい何が出てくるのを期待していたのか。失敗に寛容な社会であって欲しいと願う。昨日、気流舎で著者の方から直接購入した幻冬舎新書『大麻入門』読了。 過去に『ナチュラル・マインド』のアンドリュー・ワイル博士が日本の法廷で証言していた事実を知り驚く。


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  • By harpobucho / Apr 24, 2009 1:11 pm

ゴシップ・リテラシー

「北朝鮮のテレビ放送のアナウンサーを笑えねえぞ、でございます。」などの恐喝丁寧調な文体が癖になる村西ブログ
http://www.policejapan.com/contents/muranishi/20090420/

腰くだけマスコミに渇をいれ、芸能界のドンをゆすってます。ドンVS帝王でございます。

同日の自称「最右翼」デヴィ夫人ブログ
http://ameblo.jp/dewisukarno/

「日本の屠殺者、日本の獣、日本の殺人鬼」などと残酷な写真(機内誌ってのが驚き)をわざわざキャプション付きで掲載してさらに右翼を挑発しています。前日記では警察に対して「FUCK THE POLICE」を表明しています。


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  • By harpobucho / Apr 21, 2009 9:10 am

パリは燃えているか? ─パリ大学占拠レポート

「われわれはみなテロリストだ」ソルボンヌ大学前


今週は月曜からまじめに地下大学に出席予定。 働かない代わりに、よく学び、よく遊ぶことを心がける。

http://www.chikadaigaku.net/events/

パリは燃えているか?
─パリ大学占拠レポート
4月20日(月)19時より
素人の乱12号店北中ホール
http://trio4.nobody.jp/keita/shop/12/index.html
資料代500円+できたら投げ銭

土屋和之(パリ第4大学大学院生、スカイプ中継参加)
岡山 茂(早稲田大学教員)
白石嘉治(上智大学非常勤講師)
谷口清彦(パリ第4大学大学院生) 
コーディネート:井形和正(一橋大学大学院生)

——————————————————————————–

フランスでは現在、68年五月革命より長いと言われる、大学関係者によるストライキとデモが行われています。

これはサルコジ政権の経済政策や教育「改革」に反発する動きで、多くの大学では教職員を中心として無期限ストライキが続いています。軌を一にして8つの労組が呼びかけたゼネストはフランス全土に広がり、500万人が参加したと伝えられます。また全国195か所で集会とデモが行なわれ、250万人の労働者・市民が参加したと報じられています。高等教育部門について、サルコジは「全国大学評議会(Conseil national des universites)」が現在持っている権限を大幅に縮小しようとする「改革」を打ち出しました。高等教育の自由と研究の自立の原則は教員・研究者に特別な地位を保証をしているわけですが、この「全国大学評議会」は、教員・研究員の採用と昇進について意見を述べる専門ごとに分かれた全国レベルの評議会です。その地位や権限を縮小して各大学の学長に人事の決定権を与えようとする画策に対して、大学教員や研究者が叛旗を翻しているという現状です。

また、このストライキは、非常勤講師の首切りに対して常勤の教員が支援したとも聞いています。これは東大、京大、琉球大など日本の大学での状況と酷似しています。このように伝聞調にならざるを得ないのは、日本ではこの問題がほとんど報じられていないことにも因ります。日本に伝わってくる情報は余りに少なく、私たちは「蚊帳の外」に置かれた状態です。このようなフランスでの状況について、フランスからはパリ在住の土屋和之さん、日本からは『現代思想』4月号でストライキについて書かれた白石嘉治さんと谷口清彦さん、および岡山茂さん(アレゼール日本事務局長)を招いて、スカイプによる実況中継で語っていただきます。フランスの状況は対岸の火事ではありません。

多数の方々のご参加をお待ちしています。

参考:
http://daigakuseishiwomaku.blogspot.com/ (大学生詩を撒く)
http://www.emancipating-education-for-all.org/ (Emancipating Education For All)
http://www.edu-factory.org/edu15/ (EduFactory)
http://www.vagueeuropeenne.fr/ (Vague européenne – Louvain2009)
http://www.sauvonslarecherche.fr/ (Sauvons la recherche)


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  • By harpobucho / Apr 20, 2009 1:00 am

今夜からNHKスペシャル「マネー資本主義」

マネー資本主義.jpg

昨日、半蔵門線車内の中吊り広告でNHKのひとつの番組が大々的に宣伝されていてびっくり。まるでNHKが総力を挙げてひとつの時代を終らせようとしているのではと邪推してしまうような広報っぷり。面白そうな番組なのでボクも宣伝に協力しておきます。

マネー資本主義 第1回
“暴走”はなぜ止められなかったのか
~アメリカ投資銀行の興亡~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090419.html

人生幸朗師匠のギャグに「責任者出てこいっ!」ってのがあるけど、まあ、そんな番組になることを期待しています。

<シリーズ マネー資本主義>

■第1回 ”暴走”はなぜ止められなかったのか ~アメリカ投資銀行の興亡~
2009年4月19日(日)午後9時00分~ 総合
■第2回 超金余りはなぜ起きたのか? ~検証 アメリカの金融・通貨政策~(仮)
2009年5月17日(日)午後9時00分~ 総合
■第3回 「老後の備え」もマネーゲームに踊った ~年金基金とヘッジファンド~(仮)
2009年6月21日(日)午後9時00分~ 総合
■第4回 天才たちが作り出した「禁断の果実」 ~金融工学・夢と暴走の軌跡~(仮)
2009年7月19日(日)午後9時00分~ 総合
■第5回 世界はバブルの誘惑を断ち切れるか ~世界の賢者に聞く~(仮)
2009年7月20日(月)午後9時00分~ 総合


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  • By harpobucho / Apr 19, 2009 7:24 pm

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