HarpoBucho Archive
利休のムスリム・ガーデン 後編
朝起きたら部屋からの風景が変っていたという話。
緑の絨毯のせいで太陽の光がほとんど入らなくなった1階住人が大家さんに相談、雇われた庭師が自分の仕事をしたまでだ。誰も悪くない。ボクの楽園は下階の住人の苦悩の上にあったわけだ。
無数のムクゲの花たちが消えた朝、偶然にも一輪の朝顔が咲いた。朝に花を咲かすムクゲは古くは朝顔と呼ばれていたそうだ。
この風景は千利休の有名なエピソード「朝顔の茶会」を思わせる。
利休の屋敷の庭に、朝顔の花が一面に咲く様子が大変美しいという噂を聞いた秀吉は、利休に「明日の朝、そなたの屋敷へ朝顔を見に行くから」と言いつけた。翌朝、秀吉が利休の屋敷へ行ってみると、朝顔の花などどこにも咲いない。秀吉は、あの噂は偽りだったのかとがっかりし、「まったく利休のやつ、朝顔の花が咲いていないなら咲いていないと、はっきり言えばいいものを」と腹を立てながらも、仕方なく躙口を開けて茶室を覗いてみると、床に一輪の朝顔が生けてあった。それを見た秀吉は、庭一面に咲いている朝顔とは違う、独特の美しさに深く感動したのだ。
あざとい希少価値の操作・・・。
しかし、堺の商人出身の利休の茶略には、野蛮を通り越した後の品がある。それは「侘び」という言葉で表現されるものなのだろう。緑の絨毯に乗って綺羅やかなアラビアン気分に浸っていたボクは、キンキンに派手な茶室を作らせ、いい気になっている秀吉だった。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 06, 2009 10:28 am
利休のムスリム・ガーデン 前編
ショック!ショクブツ!?
とても悲しいことがおきた。非常に残念だ。お塩先生のシド・ヴィシャス騒動とか森繁先生の96歳の入院もショックだが、それどころじゃない。今朝の悲劇は、テレビの中の話ではなく、ボクの生活空間に直接関わることなのだ。
ボクの部屋はアパートの2階にある。下の階には庭があり、そこから立派なムクゲの木が生えていて、ベランダはちょうどムクゲの花が鑑賞できるベストポジションにある。ムクゲはアオイ科の落葉低木で 夏から秋にかけて毎朝、とても美しい花を咲かす。夏の茶花としても欠かせない花である。
失業してから部屋で過ごす時間の長くなったボクにとって、毎朝咲くムクゲの花を数えながら、お茶を飲む行為は精神衛生上とても重要な儀式になっていた。ムクゲの花の咲き具合で今日一日の運勢を無意識に占っていたのだと思う。これは昨年の9月の部屋から撮った写真だけど、こんな感じのときは何かいいことがあった。
今年、そのムクゲに異変が起きた。春になって新葉をつけたムクゲの木が梅雨の長雨の影響もあり、その重さによろめき、ボクのベランダに向かって倒れかけてきたのだ。これは美しいと思った。そのときちょうどベランダーデビューしたタイミングでもあり、まるでベランダの植物と庭のしだれムクゲがお互い惹かれあう男女のように日に日に接近してついには合体してしまったのだ。モロッコインゲンのツルがムクゲの枝に絡まりついた。
そして、部屋の中に自然が入ってきた。ムクゲの木を伝って下界の昆虫たちがわがベランダにも侵入して野蛮を極めたことはこれまでブログでレポートしているとおりである。ボクはそこにヤヴァン・ガーデニングという名前をつけて愛でた。
昨年まで顔の高さよりも上にあったムクゲの花が今年はしだれて下にある。ベランダに出てミントティーを飲みながら、下を眺めるとアーチ状に曲がった枝から生える葉がまるで緑の絨毯のようであり、7月に入りムクゲの花が咲き始めてからその絨毯はアラベスク(唐草模様)となった。
OPEN FIELDなヤヴァン・ガーデニングのバックには緑の絨毯
野蛮な楽園の完成。「地上の楽園」 の創造を目指したイスラム庭園に憧れていたので、この自然の演出はボクを喜ばせた。古代ペルシャでは、壁や塀で 「囲われた庭園」 のことを、パイリダエーザと呼んだ。その言葉がヨーロッパに伝わって、楽園を意味する英語の 「パラダイス」 の語源となったのである。 ボクがイスラム文化に惹かれる最も核心的な部分はその楽園観である。厳しい規律や、過酷な生活環境の中で生きるムスリムの楽園への願望の強さは半端ない。
興味のある方はこの本を読むといいだろう。
『楽園のデザイン ― イスラムの庭園文化 ―』
今朝起きた悲劇に話を戻す。遅く目覚めたボクは窓を開けて愕然とした。「茶乃窓」から見える風景がまったく変っていたのだ。昨日まであったムクゲが忽然と消えている・・・。ボクは悪い夢を見ているのだろうと思い、二度寝をすることにした。だって蒲団の中にはいつも楽園があるから。
つづく
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 04, 2009 12:36 pm
旅の話を聞かせてよ/志賀ちゃん報告会〜精神の旅編〜@気流舎
以下コピペ
http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi
ハードコア・バックパッカーの志賀ちゃんが
世界をまわって三年ぶりに帰ってきたので
それはそれは旅の話を聞かせてもらいましょう。
なかなか刺激的な旅をしている志賀ちゃんですが、
じつはインドのお寺で修行をしたりもしていて
精神の旅も目的の一つだったとか。
クリスチャニアにも行ってるし。
そのヘンの話をメインにお酒を飲みながら
ゆるく歓談しましょう。
日時:2009年8月4日(火)20時〜
場所:気流舎
参加費:食べ物カンパ
志賀ちゃんを知っている人も知らない人も
どなたでも自由に参加できます。
食べ物の持ち込み歓迎!
志賀ちゃんとは何者か。IRAに転載されてるブログ。
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/search/label/shiga
志賀ちゃんの旅路
家ー神戸港ー中国ーモンゴルー中国ーベトナムーカンボジアーラオスータイービルマーインドーネパールーインドーパキスタンーウイグル自治区ーキルギスタンーカザフスタンーウズベキスタンーアゼルバイジャンーグルジアーアルメニアーグルジア-トルコ-シリア-レバノン-シリア-ヨルダン−パレスチナーイスラエルーパレスチナーヨルダンーエジプトーオランダーベルギー−ドイツースイスーフランス−スペイン−フランス-ドイツ-ポーランド-ドイツ-パレスチナーヨルダンーエジプトースウェーデンーイギリスーグアテマラーメキシコーキューバーメキシコー高円寺ー下北沢(2009年8月4日予定)
ワンダーウォール・キャンペーンの回顧と展望(仮称)
http://illcomm.exblog.jp/7218401/
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 04, 2009 1:30 am
みのるモロッコ 後編
太田越知明『きだみのる 自由になるためのメソッド』によると、『モロッコ紀行』はA5判で360ページを越す本で、冒頭には、きだ自身が撮影した約160点、64ページ分もの写真構成がついた、戦争中に刊行されたにしてはかなりぜいたくな本だったらしい。
まぎらわしいことに、きだみのる名義で『モロッコ』という本が岩波新書から出ていて、これは今でも読めるが、この本は『モロッコ紀行』の序文の三分の二、本文の前半二分の一を使った短縮版なのである。なぜ、そんなことになってしまったのか。
『きだみのる自選集』(第3巻)にも岩波新書版『モロッコ』は収録されている。
太田越氏が詳しく分析しているが(本の半分くらいが『モロッコ紀行』の話)、戦時中の時局的な要請もあり、植民地主義の肯定や天皇制賛美とも取れる内容が書いてあることから、戦後、きだ自身が封印したということらしい。
当のきだには戦意高揚の意図などなかったもんだから、戦後に戦時迎合的な危険思想とみなされたことに一番本人が驚いた。実は、彼が一番、封印したかった内容は、満州国においての税収確保のための阿片公許発言、という説あり。あー、最先端な情報をいろいろ持っているからって調子にのってあんなこと言わなければよかった、ときだは後悔しながら『モロッコ紀行』をセルフミックスしたとか。
『モロッコ紀行』自体がそもそもコラージュ的作品だったらしい。一冊には収まり切れないほどの多様な要素を詰め込み、検閲を突破するための時局的サービス文をちらつかせながら、発覚したら命取りになるようなきわどい記述を随所にちりばめられているという。これはぜひ読みたい。読めないといわれるとどうしても読みたくなるのが人間の性である。復刊リクエストしよう。
復刊リクエスト投票『モロッコ紀行』
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=10986
モロッコでコラージュといれば、カット・アップ・メソッドを開発して、ウィリアム・バロウズに伝授したブライオン・ガイシンのことをつい連想してしまう。きだとタメを張るくらい魅力的な人物。
「ブライオンは触媒のように人々を結びつけ、非常に慇懃に友人を迎えました。一杯の紅茶しか提供できないような時でも、人はまるで王様のところにお茶に呼ばれたような印象を受けたのです」 と友人に語らせるほどの人間力と、「ブライオンは私にとって唯一敬愛を抱くに値する人間だった。りっぱだと思える人は他にも大勢いたし、尊重し、たいせつに思える人もいたが、敬愛できたのは彼だけだ」とバロウズに語らせてしまうほどの変態力を兼ね備えた男。
そんな彼が生まれながらのもてなし上手(ちなみにきだのモロッコでの人類学的興味は客礼について)で切り盛りしていた「千夜一夜」というレストランが気になっていた。一流のレストランがはやった快楽の町で、千夜一夜ファンタジーは成金顧客を獲得して大繁盛していたらしい。後にブライアン・ジョーンズが猛烈にハマることになるジャジューカの楽士たちの生演奏が目玉だったらしい。音源は残っていないものか。
そこで発掘したのがこれ。タンジールでわずかな期間だけ営業していたガイシン経営の伝説のクラブ「1001」での一夜を収録したカルトな二枚組。別世界へ誘うトランシーなジャジューカの演奏の1枚目と、自作を朗読するガイシンの声が流れるマジカル・ポエトリー・リーディングな2枚目。
「ONE NIGHT @ THE 1001」
ヤヴァン・ガーデニングに実ったモロッコインゲンの姿はもうない。半分は収穫できたが、半分は野蛮にもネズミに食べられた。バンクシー然り、平井玄『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』然り、地下を駆け巡る神出鬼没なネズミのイメージは確かにわれわれの味方だ。だが実際のネズミは倒すべき敵だった。残念ながら。
きだみのるもブライオン・ガイシンも実際に付き合いのある人間の一部からはそうとう嫌われていたらしい・・・
愛車ドブネズミ号で日本を旅するビートニクのようなきだみのる
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 01, 2009 1:50 pm
みのるモロッコ 前編
高く伸びるためには、根は野蛮の底まで沈んでいなければならない。 きだみのる
4月にベジ食堂でもらったモロッコインゲンの種があっという間にヤヴァン・ガーデンの天井を突き抜けるまで成長した。部屋から見ると、天井で見切れているので、「ジャックと豆の木」のように本当に天まで延びているような錯覚に陥る。
6月下旬には大きな実がみのったので、軽く茹でた後、ごま油で炒めて食べた。美味しかった。モロッコインゲンが成長し続けた3ヶ月ほど、ボクの中のモロッコ熱も成長をし続け、その間、ベランダで収穫したスペアミントで作った酔うほどに甘いモロッコスタイルのミントティーを飲みながら、書物の中を旅し続けていた。音楽はもちろん、ジャジューカとグナワだ。
ポール・ボウルズの著作や、彼の翻訳者でもある四方田犬彦の『モロッコ流謫』に親しんでいたから、どうしてもボクのモロッコはボウルズ中心になってしまう。10年ほど前、就職活動を放棄してやってきたモロッコの港町タンジールで「ボウルズの家まで案内してやる」といった男に強盗にあって以来、モロッコ=タンジール=ボウルズという連想の癖が定着してしまった。今回の旅もそこから始めよう。
まずは、ロベール・ブリアットの『ポール・ボウルズ伝』。実は、ボウルズの書く小説よりも、ボウルズ自身に興味があるので楽しく読めた。映画『ポール・ボウルズの告白/シェルタリング・スカイを書いた男』を観ながら読むと、登場人物のビジュアルがわかってさらに旅のリアリティは増す。
次にこれもボウルズ中心のモロッコ本、ミシェル・グリーンの『地の果ての夢、タンジール―ボウルズと異境の文学者たち』。タンジール庵の茶人ボウルズを訪ねてくる無粋な欧米アウトローたちの面白エピソード集だ。ボウルズの人柄がよく表れているこんな話とか。ちなみにマジューンとはジャム状の強烈な大麻である。
「ボウルズとヤクービは人々にマジューンを与えて怯え上がらせることで悪名高かった」と、ウィリアム・バロウズは語る。彼らの標的となった者が、そのために悪い時を過ごしている時、ボウルズは必ず、『何てことだ、時にそういった状態に陥って、そのまま正気に返らないことがあるんですよ。・・・・・ほんとうに、マジューンなんか差し上げて申し訳ありませんでした。とてもひどい反応を起こしていますね』といったようなことをいうんだ。まったく彼は恐怖の発作を起こしている人にはすばらしい救い主だった」p159
「ポールは人をからかうのが大好きでした」と彼はいう。「彼の家に行って麻薬をたっぷりやった後、彼は死にたくなるほどぞっとするような音楽をかけるんです。だから少しでも偏執狂の気があるとすぐにばれました。でも最後にはファッツ・ワーラーをかけて安心させてくれるんです。彼はまるでぼくたちを顕微鏡で観察している科学者のようでした」p349
ボウルズがタンジールに茶室を設けたのが1947年。その8年前の1939年にモロッコを旅した日本人がいた。きだみのるだ。マルセル・モース教室の優等生で『贈与論』(当時は『太平洋民族の原始経済』というタイトル)の翻訳者であり、林達夫との共同訳で『ファーブル昆虫記』も手がけている。ボウルズときだに共通する姿勢が「観察」である。ボクがベランダの昆虫観察に熱中してたのはきっと彼らの影響だろう。
きだは本名の山田吉彦名義で1943年に初の自著『モロッコ紀行』を出版。この本は今では、幻の書、謎の書、禁じられた書とされていることを知る。
(続く)
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- By harpobucho / Jul 30, 2009 10:49 am
ハローワークでいい求人見つけた!
根本敬が「いい顔」という語法で使う香ばしい「いい」だけど。
その名も「社団法人 機動隊員等を励ます会」。凄い団体名。「等」ってのが気になる。自分の名刺にこの団体名が書かれてたら笑えるなあ。活動家の友人たちに配りまくってツッコミを受けたい。
応募したいという方もいると思うので求人票の概要も書いておきます。どなたか潜り込んでください。
●会社の特長
純粋に民間有志による社会貢献活動
1.殉職警察官に対する弔慰・慰問
2.大規模警備活動に対する激励・慰問
3.優秀機動隊員の海外研修派遣
4.機関紙の発行
●事業内容
全国の民間有志の会員により、機動隊員等の各種警備活動に対する激励・支援
「支援」は職務としてわかるが「激励」とは何ぞや。魂のこもった励ましってことかしら。あと会社の特長に「純粋」って言葉を使ってる時点で不純がちらちら隠れ見える。
求人票には一応年齢は「不問」と書いてありますが、「必要な経験等」という項目に「事務経験15年以上」と書いてあり、実際は年齢不問ではなく敷居は高めに設定されています。募集も1名でどうせ縁故で決まるんだろうけど、公募したというアリバイ作りのためにハロワに求人票を出しているって感じでしょうか。
冗談じゃなくて実在してます。
活動内容も詳しく書かれています。ウェブサイト↓
http://www.hagemashi.com/aboutus/index.html
理事長さんはどこ出身なんだろう。「はげまし」の会の理事長の条件は確かに満たしてますね。
会員の声を聴いてみよう。
「機動隊員を応援する喜び」
東京本部会員 G.M.ナイル (カレー研究家)
日々鍛錬を重ね任務を遂行する機動隊の存在は、国家安寧のために不可欠であり、この「機動隊員等を励ます会」において陰ながら応援できることは、私自身の誇りでもあります。機動隊と本会が末永く共にあることを願ってやみません。
世界屈指と言われる日本の警察において、機動隊の存在はなくてはならないものです。この「機動隊員等を励ます会」で機動隊を応援できることは私にとってこのうえない喜びであり、一人でも多くの方に本会に賛同していただき、この喜びを感じて頂きたいと思います。
私たち市民が安心して暮らせるのも、日夜尽力を続ける警察、そして機動隊があってこそです。私がその力強さ、偉大さに惹かれて永い年月が経ちました。これからも本会を通じて機動隊の素晴らしさを伝えていきたいと思います。
G.Mナイルの警察トーク(00:07:08)
http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00131/v05463/v0546300000000505158/
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jul 29, 2009 11:52 am
自分を見失うための祭
8月下旬はタイヘンなことになります。ヘンタイなことにもなります。それが祭の本質だと思います。
詳しくはまた書くけど、とりあえず今から手帳に記入しておこう。1日休憩を挟んで祭3連チャン。
●8月21日~24日 なんとかフェス
http://keita.trio4.nobody.jp/info/publish/tokyonantoka.html
(情報未決定)
長野の山の中で、世の中の様々な困難に対して助けあい、つながり合う完全DiYフェス。何が起こるか全くわからない、潜勢力先走り系の祭。山中に闇市的なコミュニケーション(ソヴィエト?)が成立しちゃうかもな4日間。なんとか生き延びれるか。
●8月26日、27日 すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り2009
http://www.geocities.jp/iyakorase/
河内音頭のグッド・ヴァイブスな生演奏にノって死者と生者の集団トランスダンス大会。錦糸町のゲットー感と高架下のダブ音響も手伝って奇跡的に素晴らしい祭になっている。朝倉喬司さん、ありがとう! 今年はもっと上手に踊りたい。
●8月29日、30日 高円寺 阿波踊り
http://www.koenji-awaodori.com/
説明不要。街が発情する二日間。錦糸町河内音頭もそうだけど、異郷からやってきた祭は、その土地の場の力と交じり合い、ホントに面白いハイブリッド感をかもし出す。偽者の優位性。もちろん連にも注目だけど、阿波踊りのエネルギーを利用して商売している店や、もはや商売を放棄してしまっている店など、中心よりも周縁が楽しみな二日間。ドムスタとぱちか村、あと他にどこに行こう。オススメスポットがあったら教えてください~
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- By harpobucho / Jul 28, 2009 3:19 pm
7/27 世界一蹴男との交流会
旅人は歓待すべし。なぜならオモロイ話をいっぱい持ってるから。
というわけで、来週月曜日(27日)の19時から、素人の乱12号店で、世界一蹴トリップから帰還した志賀ちゃん(aka KITOU SEISHI)を囲んでの交流会やります。
場所:高円寺 素人の乱12号店 エンジョイ☆きたなかホール(仮)
地図:http://keita.trio4.nobody.jp/shop/12/map.html
時間:19時くらいから適当な時間まで
※飲み物持ち込み不可だけど、食べ物の持ち込み大歓迎!
旅の写真スライドショーとか秘蔵映像の上映とかあるみたいなので、それを肴に飲みながら歓談しましょう。
志賀ちゃんに会いたいというお知り合いの方から、週初めから何か口実作って酒飲みたいってだけの方まで、どなたでも自由にご参加ください。
▼志賀ちゃんとは何者か。IRAに転載されてるブログ。
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/search/label/shiga
▼志賀ちゃんの旅路
家ー神戸港ー中国ーモンゴルー中国ーベトナムーカンボジアーラオスータイービルマーインドーネパールーインドーパキスタンーウイグル自治区ーキルギスタンーカザフスタンーウズベキスタンーアゼルバイジャンーグルジアーアルメニアーグルジア-トルコ-シリア-レバノン-シリア-ヨルダン-パレスチナーイスラエルーパレスチナーヨルダンーエジプトーオランダーベルギー-ドイツースイスーフランス-スペイン-フランス-ドイツ-ポーランド-ドイツ-パレスチナーヨルダンーエジプトースウェーデンーイギリスーグアテマラーメキシコーキューバーメキシコー高円寺(2009年7月27日予定)
「ワンダーウォール・キャンペーン」@パレスチナでは、ハーポ・プロダクション/CHANOMAD/RLL、共謀しました。
イルコモンズのふた。
▼ワンダーウォール・キャンペーンの回顧と展望(仮称)
http://illcomm.exblog.jp/7218401/
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- By harpobucho / Jul 26, 2009 4:13 am
反グローバリゼーション運動の可能性/資本主義の終わりのために
▼「反グローバリゼーション運動の可能性/資本主義の終わりのために」
[日時] 2009年7月25日(土) 14時~17時30分
[場所] 早稲田大学 早稲田キャンパス10号館 109教室(大隈銅像後方)
[基調講演] デヴィッド・グレーバー(ロンドン大学ゴールドスミス校准教授)
[対論者 李珍景(スユ+ノモ研究員)池上善彦(『現代思想』編集長)
参加無料/日本語通訳有
[主催] 早稲田大学 梅森直之研究室 グレーバー来日シンポジウム実行委員会
「金融危機以降、次第に明らかになってきたグローバルな資本主義の破綻は、世界各国で深刻な社会不安や対立を生み出してきました。しかしこうした危機の認識は、資本主義への対抗を模索する人々の間に、世界的な連帯の必要性と可能性の新しい自覚をも育てています。現在、世界中で展開されている様々な反グローバリゼーション運動は、新しい人と人とのつながりのかたちを生み出しながら、ひとつの大きなうねりとなって、現存する社会秩序に大きな変化をもたらそうとしています。
わたしたちの共同研究プロジェクト「『帝国』の遺産と東アジア共同体」では、これまで、「帝国」をキーワードに、国際的な支配秩序の形成と展開を、それへの対抗運動の分析とともに、とりわけ東アジアという空間に定位しながら検討することを試みてきました。本シンポジウムでは、アナーキズム人類学者のデヴィッド・グレーバーさん、「研究空間スユ+ノモ」の李珍景さん、『現代思想』編集長の池上善彦さんをむかえて、資本主義に対抗し、オルタナティブを創出してきた世界各地の運動実践と、その意義について討論をおこないます。
デヴィッド・グレーバーさんは、2000年に北米のDirect Action Networkに参加し、以後、反グローバリゼーション運動のエスノグラフィーを記述し、その理論化を行ったことで、世界的な注目を集めています。近年では、日本でも『アナーキスト人類学のための断章』(高祖岩三郎訳、2006年、以文社)、や『資本主義後の世界のために』(高祖岩三郎訳・構成、2009年、以文社)が翻訳されています。
李珍景さんは、80年代後半の民主化闘争の時代に学生運動の理論的リーダーとして活躍し、現在は研究空間「スユ+ノモ」の代表的メンバーとして、グローバル資本主義の外部へと向かう生と思考を探求されています。研究者たちのコミューンとしてつくられた「スユ+ノモ」の実践は、昨年出版された『歩きながら問う』(金友子編、インパクト出版会)などで紹介され、近年日本でも注目を集めています。
池上善彦さんは、『現代思想』の編集長として、グローバル資本主義の問題や、それに抗する運動実践について、誌上で先駆的に取り上げてきました。また、近年では50年代の東京南部のサークル運動の研究に取り組むなど、「民衆」の民主主義の実践について思考してきた研究者でもあります。
多くのみなさまの参加をお待ちしております。」
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jul 24, 2009 11:12 pm
今日は降るような。日和やない。
今日は皆既日食。天気が心配だ。テレビの報道も加熱。カメラに向かって「子供のときから2009年を楽しみにしていました!」と語り、40万円もする撮影機材のリハーサルに余念のない天文マニアの方のマジな情熱を見ていると、雨が降って全く見られませんでした、という展開はとてつもない悲劇だが、滅多に見られない喜劇であるような気もしてきた。
もちろん、晴れてほしい。友達も何人か日食を見るためにトカラ列島の方まで行ってるし、エリカ様に不機嫌になって欲しくないし。毎回思うが、一人の女性の機嫌の動向がここまで注目されるとは驚くべきことだ。現代の天照大神か。ここでエリカ様が不機嫌になったら日本の経済もさらに冷え込むことになりそうなのでそれは避けたい。
ご機嫌エリカ様、日食見物で奄美大島へ
福岡管区気象台によると、22日の県内の天気予報は「曇り一時雨」で降水確率は60%で日食の観測は難しいだろうと言われている。しかし、諦めてはいけない。桂枝雀の「日和ちがい」の枕を晴れを願うすべての人に見て欲しい、聴いて欲しい。枕でこの重さというか壮大さはすごい。
驚くことの重要さ。
平岡正明『哲学的落語家!』
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480885227/
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- By harpobucho / Jul 22, 2009 3:06 am
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2006/9/16 家賃をタダにしろ!中野→高円寺一揆!予告編
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