HarpoBucho Archive
〈近代〉の終わりと変性意識 Ver. 2.0−『観る』ことと『醒める』こと−
昨日、ヴィパッサナー瞑想帰りの加藤さんを訪ねに気流舎にいったら、『LSD プロブレムチャイルド&ワンダードラッグ』でホフマン博士の映像を作ったマイケルと加藤さんがディープな話をしていて面白かったなあ。10日間会話を禁じられていた加藤さんのトークはいま絶好調。
今日は変性意識の人類学的研究をされている蛭川立さんと瞑想あけの加藤さんのトーク。しかもボクの最近の関心事である「茶」の話! 楽しみです。
以下コピペ
気流舎
http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi/shop/event/090925a.html
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『風の旅人』38号+『新しい茶道のすすめ』刊行記念イベント
「〈近代〉の終わりと変性意識 Ver. 2.0−『観る』ことと『醒める』こと−」
気流舎では6月に、拙著『彼岸の時間』再版記念イベント、「〈近代〉の終わりと変性意識」を行いました。会場からあふれ出すほどのお客様の猛烈な熱気にうれしい悲鳴でありました。その勢いで、日食の後にでもぜひまた続編を、というお話になっていたのですが、このたび、私が連載をしている『風の旅人』の38号と、茶の湯の師匠との共著『新しい茶道のすすめ』(第5章:密林の茶道−茶道の人類学−を執筆)が刊行されるタイミングで、そしてまた、店長さんが瞑想のリトリートからお帰りになった翌日というタイミングで、第二部を行う運びとなりました。二つの出版物に寄稿した文章の共通点は、「瞑想」です。
前回は「変性意識状態」ということを強調するあまり、その状態が、なにか普通の日常生活からかけ離れた特殊な世界だという含意が強くなりすぎたかなと思いました。「トランス」とか「サイケデリック」とか、そういう言葉には「ここではないどこか」へトリップする、というニュアンスがあります。「瞑想」にしても、なにか特殊な意識状態に入っていくというイメージがあります。
しかし、われわれがほんとうに目指すべき地点というのは「ここではないどこか」ではないはずだ、と私は考えます。むしろそれは逆で、「今ここ」にあって、正確に地に足をつけることだと思うのです。じつは、われわれが「日常」と考えている、たとえば、月曜から金曜まで働いて、土日は休日。そういう、曜日という暗示を自明のルーティンワークだとして生きていること自体が、一種の社会的催眠状態という変性意識状態であり、むしろ、「今ここ」の感覚を明晰に観察し続けることによって、日常の中にありながら、その催眠トランス状態から「醒める」ことができる、という逆の視点もありえます。そして、その作業こそが瞑想という身体技法なのではないかと考えることもできます。
今号の『風の旅人』には、私自身がタイの山寺でプチ出家してヴィパッサナー瞑想を学んだ体験談を書きましたが、とくにこのヴィパッサナーは、『新しい茶道のすすめ』の中で触れた禅とともに、そのような指向性を強く持っている瞑想法だといえます。残念ながら、禅の伝統が形骸化してしまっていることが多い現在の日本で、特定の宗教とは無関係にヴィパッサナーを実践している人が増えているのは興味深いことです。瞑想を実践していらっしゃる方も、そうでない方も交えて、今回は「行く」ことよりも「戻る」という側面にフォーカスして、皆さんと語り合えればと思います。
◉『風の旅人』38号+『新しい茶道のすすめ』刊行記念イベント
「〈近代〉の終わりと変性意識 Ver. 2.0−『観る』ことと『醒める』こと−」
日時:2009年10月14日(水)19時〜
トーク:蛭川 立さん
入場無料(ドリンクオーダー)/予約不要/投げ銭歓迎
明治大学 蛭川研究室
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~hirukawa/indexJ.htm
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 14, 2009 5:39 pm
レアものに目がない
昨日は午前中から世田谷文学館で地域のおじいちゃんやおばちゃんたちと一緒に川島雄三監督、森繁久彌主演「青べか物語」を観るという贅沢な時を過ごす。なかなか観る機会ないよ。フィルムがボロボロのため、まったく狙ってないゴダールのようなジャンプカットにドキっとしたり。
川島作品を観ているときのあのなんともいえない幸福感はなんだろう、まったく説明できない。森繁の間の魅力も然り。あんなに抑えた演技で、どーしてこうも魅せるのだろう。
森繁ブームがきた。レアものには「目がない」ボクは、早速夜にはテレビ版座頭市の森繁がゲストの回「渡世人の詩」(前編・後編)を観てしまった。勝新と森繁の演技の応酬を観てるだけで飽きない。森繁は勝新にとっての「間」と「流れ」の師匠であり、森繁もそんな勝新の演技に惚れまくっている相思相愛な関係なのだ。
勝新太郎対談集『泥水のみのみ浮き沈み』という古本屋で入手できる中レアな本のタイトルは、「渡世人の詩」の中で森繁が歌う「ボウフラが人を刺すような蚊になるまでは、泥水飲み飲み浮き沈み」から取られている。勝新と森繁の両想い対談がなかなか泣ける。まあ、エロ話メインだけど。石原慎太郎とのビーフ(?)対談「侠気について」は今読むとかなり笑える。石原相手に大麻の有用性を説き、政界の人もやっているでしょ?と詰め寄る遊びごころが最高。石原たじたじ、まったく芸なし。
石原なんてどーでもいいや、森繁研究をはじめよう。やはり満州電信電話の放送局勤務時代が気になる。満洲映画協会の甘粕正彦、満州巡業に来た5代目古今亭志ん生、6代目三遊亭圓生らとの交流とか。レアなエピソードをハンティングしていきたい。
nametakeくんに教えてもらったUKレゲエのレア映像。このあたりはボクのツボ過ぎてたまらんです。
1976 – Aquarius – Reggae Documentary
http://www.veoh.com/browse/videos/category/educational/watch/v42541822hqFrSf#
http://www.veoh.com/browse/videos/category/educational/watch/v42541822hqFrSf#watch%3Dv425811HHyFk3Dn
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 11, 2009 2:14 pm
空の青
昨日は悪天候のなか気流舎お越しいただいた方、ありがとうございました。みんなであの映像を観れて良かったです。映像の力で予想以上に活発な議論に。店主とイベントオーガナイザーの両立は難しく、喫茶マスターとしては反省すること多し。
今日は、世田谷文学館の森繁特集の『青べか物語』を観に行こうと思ったが、すごい風。修理に出していた自転車が直ったので乗りたいんだけど、また事故ったらいやだなあ。電車もいろんなところで止まってるみたいだし、今日はやめておこう。土曜日の11時からもう一回やる。なぜかビデオにもDVDにもなっていない川島雄三の傑作(まだ観てないけど)。入場料500円。
雲の流れがダイナミック。映画より面白い。鮮やかな青のスクリーンにボリュームのあるもっこりとした白い塊が右から左に流れていく。そしていまや空の青のみ。
台風一過の和田掘公園を散歩。
野球場が一夜にして池に!
倒木に遭遇。まるで大地との抱擁を欲しているかのよう。
太陽肛門
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 08, 2009 2:41 pm
明日の気流舎(下流舎?)各種メニュー
明日、14時から23時まで下北沢の気流舎というブックカフェで一日店主をやらせてもらいます。その名もカフェ・タンジール。昼はまったり茶話、夜はディープに映像&社会派トーク。食べ物持ち込み大歓迎。あいにくの空模様なカンジですがよかったらぜひ遊びにきてください~
★カフェ・タンジールとは?
1956年に独立したモロッコに返還されてる以前のコスモポリタンな国際管理地帯、タンジール(タンジェ)の猥褻さと猥雑さに多大なインスピレーションを受けているが、実在のモロッコの都市とはほとんど関係ないタンジェリン・ドリーム空間。河原貴族と剽窃海賊が行き交う文化の自由港カフェ。別名、譚汁庵。雑談の中に潜む美味い汁を提供するアーバンな茶境。
関連商品(気流舎で販売中! 割引交渉承ります)
タンジールTシャツ
http://www.rll.jp/hood/tee/rll46_tangier.php
★スケジュール(予定)
14:00~ タンジール茶話
茶雑談。ハーポ映像ライブラリーを持っていくので、トークの流れによっては映像みたり、バックギャモンしたり、といきあたりばったりの一期一会のチャンスオペレーション。
18:00~ ベスト・オブ・シルクロード
1983年のNHK特集「シルクロード 第2部」から祭りや儀式など映像のフェティッシュ度の高いものをハーポ部長がセレクト。排外主義に抗すためのエキゾチック・ダンディー入門。
20:00~ カルチャーショッキング秋のスペシャル!
下流の鳴る音
-シャブ中通り魔、グンちゃん再考-
ゲスト:ペペ長谷川 (ハーポ・プロダクション契約社員)
ホスト:ハーポ部長
上映作品:『寿司屋グンちゃん』
(原題『深川連続通り魔殺人事件』)他
詳細→http://www.rll.jp/hood/text/harpobucho/20091003133906.php#more
22:30~ パラダイス・ガラージ(DJはもちろんラリー・レヴァン)のラストパーティ秘蔵映像で人間解放、そして解散。
▼映像メニュー
・ポール・ボウルズの告白
・ショック集団
・平岡正明 下流芸術の華(追悼映像)
・タモリ すばらしき仲間
・Deep Roots Music1~3
・山口組-知られざる組織の内幕-
・ヤクザ・マネー
・こども民主主義
・テレビ版座頭市の最終回
・モータウン25
他お好みに応じて。
▼音楽メニュー
・ブライアン・ジョーンズ収集のジャジューカ音源各種
・モロッコ呪術音楽グナワとムスリム・ミュージック各種
・ブラッド&ファイヤー(レゲエ・レーベル)音源各種
レゲエと呪術と虫の音。
▼ドリンクメニュー
・似非モロッコミントティー
・ミックスジュース各種(果物持参大歓迎)
・日本一の茶師、前田文男の「夢見茶」(高級緑茶)
~夢見心地へのいざない~
・日本一の茶師、前田文男の「緑の雫」(緑茶)
~心にしみいるひとしずく~
・日本一の茶師、前田文男の「こはく日和」(ほうじ茶)
・日本一の茶師、前田文男の「抹茶入り玄米茶」
・奄美ばんじろう茶(グァバ茶)
・ベトナムの蓮茶
・インドのバダムミルク
基本カンパ制。一部有料
※気流舎のレギュラーメニュー(コーヒー、チャイ、ビール他)は気流舎価格になります。
予定は未定。店が開いていることだけは確かです。
よろしくお願いします。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 06, 2009 2:43 pm
カルチャーショッキング 秋のスペシャル!「下流の鳴る音」告知
気流舎の日めくりカフェ週間でボクの店番の日だけ浮きまくってることに気付き、「下流舎」というコンセプトは気流舎の品位を落としてしまうのではないか、真木悠介先生に申し訳ない、と危惧していたところ、ある仮説が閃いた。大地康雄はディープ・エコロジーである。名前からして。あー、これなら気流舎っぽい。
TVデビュー作でいきなり川俣軍司を怪演した大地康雄からエコロジー(環境・社会・精神)をディープに考えてみたい。
沖縄宮古島にルーツを持ち、伊藤雄之助(『太陽を盗んだ男』で、バスジャックして皇居に突撃しようとする犯人役の怪優)の付き人を経験。その後、アメリカへ渡り、ニューヨークのアクターズ・スタジオでアル・パチーノやジャック・ニコルソンとともに演技を磨いたそのディープさは、『寿司屋グンちゃん』での神ががかった演技を見れば納得ものである。一説によれば大地ディープ・エコロジー康雄の演技はジャック・ニコルソンの演技にも多大な影響を与えたらしい。
ハーポ・プロダクション プレゼンツ
カルチャーショッキング 秋のスペシャル!
下流の鳴る音
-シャブ中通り魔、グンちゃん再考-
日時:2009年10月7日(水)20:00~23:00
場所:気流舎
※投げ銭制、ドリンクの注文をお願いします。
ゲスト:ペペ長谷川 (ハーポ・プロダクション契約社員)
ホスト:ハーポ部長
上映作品:『寿司屋グンちゃん』
(原題『深川連続通り魔殺人事件』)他
電波がオレにひっつくんだ・・・
1981年6月17日の白昼、下町の商店街を一瞬にして惨劇の舞台に変えた男・川俣軍司。白いブリーフにハイソックスという異様な出で立ちで連行される姿は、テレビという「電波」を通じて全国のお茶の間に強烈なショックを与えるとともに、現在につながる覚醒剤の悪のイメージを日本人の脳内に定着させた。今回のカルチャーショッキングスペシャルは、戦中から日本人に愛用されてきた覚醒剤(商品名ヒロポン)に「薬物論的転回」をもたらしたシャブカルチャー史に残る最重要事件をレアな映像作品を通じて検証する。
上映作品は、テレビ朝日系土曜ワイド劇場『深川連続通り魔殺人事件』(1983年放送)。この度ハーポ・プロダクションは、原題のおどろおどろしさを払拭し、身近な問題として捉えなおすためにタイトルを『寿司屋グンちゃん』に改変しソフト化(裏DVD)した(限定10枚販売予定!)。
このドラマは、昨年の秋葉原通り魔事件とのりぴー騒動を結びつけるだけではなく、現代社会のありとあらゆる問題を純度の高いシャブのように炙り出す。「寿司職人になろうと面接を受けたが、断られて腹が立った」と供述するグンちゃんの姿に、異常なまでの社会的プレッシャーによって下流(げりゅう)に流れ着いた今の若者たちの心情に重ねあわすことができないか。グンちゃんの頭の中にひっつき絶えず命令する声を、医学的疾患や電波系幻聴として片付けるのではなく、「下流の鳴る音」として新たに解釈することは可能か。
ゲストは、この映像の提供者でもあり、『寿司屋グンちゃん』を「人生で最も影響を受けたドラマ」だと断言するペペ長谷川氏。放送中に視聴者から「なぜ本人がドラマに出ているのか!?」というクレームの電話がテレビ局に入ったほどの奇跡的な演技を見せた大地康雄(なんとデビュー作!)になりきり、オーディオコメンタリー方式で実況解説してもらう予定。
このはや過ぎた傑作ドラマを徹底的にシャブり尽くすことで、現代の生きづらさ問題を考えたい。
下流の宴で交響するコミューンを夢想しながら。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 03, 2009 1:39 pm
10/7 気流舎やります
京都に瞑想に出かけた店主に代わって今日から気流舎は臨時店主による日替わり営業。東京でドン詰まり迷走中のボクは10月7日にやりますよ。悪所タンジールと悪者軍ちゃんの出口なしの二本立て。
気軽に遊びにきてください~
詳細は改めて告知します。
今日は禅茶をいただきにいこう。
http://www.kiryuusha.com/blosxom.cgi/2009/09/
コピペ
↓
9月29日(火)から10月12日(月)まで
京都の山の中で瞑想をしに行くので、その間はいろいろな方が
日替わりでお店を開けてくれることになりました。
みんなありがとうー。
楽しそうなカフェやイベントが盛りだくさんなので、
常連さんはいつもと違った気流舎をお楽しみください。
気流舎って行ったことなんだよなぁって方も
この機によければお立ち寄りくださいな。
日めくりカフェ週間@気流舎
09月29日(火) 店主:ビッケ 通常営業/禅茶が出ます
09月30日(水) 店主:ココペリ 通常営業/映像あるかも
10月01日(木) 店主:晶 通常営業/何か料理があるかも
10月02日(金) 店主:大野さん 通常営業/沖縄とか詳しいよ
10月03日(土) 店主:ヒロさん他 「てくてくカフェ」
10月04日(日) 店主:タカオカくん 通常営業/音楽あります
10月05日(月) 店主:MASAさん 「MASA’sカフェ」
10月06日(火) 店主:山本ペロ 「ペロタ屋〜野草茶としごとカフェ」
10月07日(水) 店主:ハーポ部長 「カフェ・タンジール」/カルチャーショッキング
10月08日(木) 店主:MIHO 「NOAH’S CAFE」
10月09日(金) 店主:岸畑/山本さん 「Y’s Kitchen ワインバー」
10月10日(土) 店主:植松さん 「世界の片隅カフェ」
10月11日(日) 店主:オークラさん 通常営業/NU☆MANやります
10月12日(月祝) 店主:MASAさん 「MASA’sカフェ」
#ゆるくやってますので出せないメニューもありますよ。
#あんまり難しい要求はしないでね。
#基本的に14時くらい〜23時くらいのはずですが店主の都合と気分によるでしょう。
#別カフェ営業の日でも本だけの利用もできます。
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09月30日(水)通常営業
店主:ココペリ
営業時間:17時〜24時
いろんな方とお会いできると嬉しいです。
たぶんアンビエント系の音をかけます。
場合によっては珍しい映像を上映するかも。
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10月03日(土)「てくてくカフェ」
スタッフ:7generations walk (きみ、ひろ、すなお、ともえ)
営業時間:14時〜23時
「持続可能な未来社会の価値観を見出だそう」がテーマの7generations walk。
2009年春、大阪・箕面から東京・高尾までみんなで歩きました。
その中で知り合った女子によるイベント出店ユニット「てくてく」です。
今回はフェアトレード・手づくり・脱原発などをテーマに、
食べ物、飲み物をご用意します。上映や販売も〜
のんびりゆるゆるした時間をご一緒に^^
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10月04日(日)通常営業
店主:たかおか&オレリアン
営業時間:14時〜23時
日本語堪能な音楽好きのフランス人の
友人が滞在中なので、一緒に店番します。
最近のお気に入り曲を流しつつ、歓談できれば!
掛けたい曲がある方は持ち込み、ウェルカムです。
先月、海外旅行先で入手したフリーペーパーも
山盛りで持参しますので、回し読みOK!
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10月06日(火)「ペロタ屋〜野草茶としごとカフェ」
スタッフ:山本ペロ(ペロタ屋・greenz.jp)、伊達信晴(自由大学ナリワイ1期生)
体があったかくなる野草茶やプーアル茶、
おいしい中国駄菓子をお持ちして、お待ちしております。
昼はフリータイム。のんびりしております。世間話、グチ、その他、お話伺います。
夜20:00〜イベント「新しいしごと討論会」
新しい「仕事」との関わり方を自由大学ナリワイ1期生と一緒に考えます。
いらしたお客さんがゲスト! 新しい「この世のサバイバル法」を考えましょう!
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10月07日(水)「カフェ・タンジール」
店主:ハーポ部長
営業時間:14時〜23時
14時〜 「カフェ・タンジール」
20時〜 カルチャー・ショッキング
ハーポ・プロダクション プレゼンツ
カルチャーショッキング 秋のスペシャル!
「下流の鳴る音 −シャブ中通り魔、軍ちゃん再考−」
ゲスト:ペペ長谷川
ホスト:ハーポ部長
上映作品:『寿司屋軍ちゃん』(原題『深川連続通り魔殺人事件』)他
1981年6月17日の白昼、下町の商店街を一瞬にして惨劇の舞台に
変えた男・川俣軍司。白いブリーフにハイソックスという異様な出
で立ちで連行される姿は、テレビという「電波」を通じて全国のお
茶の間に強烈なショックを与えるとともに、現在につながる覚醒剤
の悪のイメージを日本人の脳内に定着させた。今回のカルチャー
ショッキングスペシャルは、戦中から日本人に愛用されてきた覚醒剤
(商品名ヒロポン)に「薬物論的転回」をもたらしたシャブカル
チャー史に残る最重要事件をレアな映像作品を通じて検証する。
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10月08日(木)「旅するフェアトレードカフェ”NOAH’S CAFE”」
店主:MIHO
営業時間:14時〜23時
19:30〜 コトトイ茶屋番外編 ゲスト:大月啓介さん(ジャーナリスト)
【NOAH’S CAFEのご案内】
アジア・アフリカ・中南米などで生産された商品を長期的に、適正な価格で
取引するフェアトレード。生産者の生活と生産が持続可能になるように、
人権や環境などに配慮して活動しています。
NOAH’S CAFEは、そんなフェアトレードの理念を大切に、途上国に限らず
「フェア」で「顔の見える」食材を使って、ココロにやさしく、カラダに
うれしいMENUを揃えて、皆様のご来店をお待ちしています。
おいしいコーヒーでホッと一息。
世界のこと、明日のこと、自分のこと。のんびりと想いを馳せてみませんか?
【NOAH’S CAFEのメニュー】
フェアトレードのオーガニックコーヒー・紅茶・ハーブティー・オーガニックビール・
マスコバド糖チーズケーキ・フェアトレードクッキー など
【コトトイ茶屋番外編】
ーこの夏パレスチナに行っていたコトトイ茶屋世話人づっきーさんこと
オオツキさんに、いろいろお話聞いてみよう会
時間:19時30分〜21時30分くらいまで
チャージ:なし。1オーダー以上お願い致します。
予約:だいたいの人数把握ため、noashcafe@qd.main.jp まで
ご連絡いただけると幸いです。多いときはご予約を優先させていただきます。
づっきーさんに世話人をお願いして、NOAH’S CAFE主催で不定期で続けている、
気軽に想いやコトバを交わし、皆で大きな問いを問う、そんな「言問い」の場
「コトトイ茶屋」。今回はこの夏パレスチナに行っていた世話人づっきーさんに、
とれたてほやほやの現地情報や、づっきーさんがかの地で感じた現地のこと・
日本のこと、いろいろお話うかがってみようと思います。
以下、づっきーさんからのメッセージです、
◎ ◎ ◎
この夏、久々に2ヶ月ほどパレスチナのガザを取材しました。
すでに忘れられつつありますが、
昨年末からの攻撃で多くの人々の命が奪われ、
そして監獄のように周囲を封鎖された地、ガザです。
いろんなことを話したいのですが、時間も限られているので、
ざっくりとガザの現状とその背景をお伝えしたあとは、
参加したみなさんの興味にしたがってのやりとりにしたいと思います。
パレスチナのことなんか知ったことか、な人から、
パレスチナ問題わが人生、な人まで、
いろいろな人がいるとコクのある場になるのでうれしいです。
◎ ◎ ◎
みなさまのお越しをお待ちしております。
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10月09日(金)「Y’s Kitchen ワインバー」
シェフ=岸畑有輝、マダム=岸畑/山本/淑子
営業時間:17時〜23時(22時半L.O.)
メニュー:
自家製スモークサーモン、自家製スモーク豚舌、
イベリコ豚リエット、パン、
ワイン赤白、ビール、自家製黒糖ジンジャーエール
小さな秋の焼き菓子、ネルドリップコーヒー
幡ヶ谷の諸国料理・ポポンタレストランを閉めて4ヶ月。
腕がなまってはいけませんので
再び気合いを入れて、
簡単につまめる手作りフレンチ小皿料理とワイン、
小さな手作りお菓子とコーヒーを
気流舎さんにてお出しします。
なるべく国産やオーガニックの材料を使い、
化学調味料と白いお砂糖は使いません。
キャッシュオンデリバリー(注文ごとに支払い)で
ワイン1杯+おつまみ盛り合わせで1000円程度。
バール感覚で気軽にお立ち寄りくださいね!
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10月10日(土)「世界の片隅カフェ」
店主;└|∵|┐uematsu(植松青児)
時間;14時〜23時
料金;オーダーのみ
こうの史代さんの漫画作品「この世界の片隅に」をモチーフ(動機)に、
カフェを開いてみようという試み。
自分で言うのもなんですけど、ちょっと素敵な名前ですね、「世界の片隅カフェ」。
・飲み物;たんぽぽコーヒー、その他
・食べ物;蒸したさつまいも、その他
・音楽CD;ロバート・ワイアット、その他
穏やかな飲み物、簡素なおやつ、静かで繊細な音楽。
「その他」の部分は、いろいろな人とコラボしていこうと思います。
・「この世界の片隅に」(上・中・下)の作品解説・感想会
(17時〜、19時〜、21時〜、各30分程度)
もちろん当日読むこともできます。各巻3冊ずつ用意しますです。
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10月11日(日)通常営業
店主:オークラさん
NU☆MAN in 気流舎
飯田橋の「poetry in the kitchen」ではじまり、現在新宿の「IRA」で
毎週木曜日に開催されているソーイング・サークル「NU☆MAN」が、
店主が留守にしている下北沢の「気流舎」で一日店番します。縫い物や編み物などなど、
布や糸を使ったあらゆるクラフト好きは大集合。みんなでごはんを食べる
「KU☆MAN」も、参加者持ち寄り形式で、いつも通りやりたいと思います。
「『NU☆MAN』には興味あるけどIRAはなんか行きづらい」という人や、
「気流舎に行ったことがなかった」という人にとって、この日は絶好のチャンス!
*ワンドリンク・オーダーお願いします。
*基本的な材料や道具(針、糸、端切れ布)は用意します(=手ぶらでもオーケー)。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Sep 29, 2009 12:38 pm
ラジオチャンゴJP講座 CHE SUDAKA ドキュメンタリー
ラジオチャンゴJP講座
Música y revolución #2
CHE SUDAKA ドキュメンタリー
「逆さまに世界を見ている」上映会
(日本語字幕付き)
出演:CHE SUDAKA/他
監督:Marta Pujol(マルタ・プジョル)
2009年9月26日(土)19:00〜
Café★Lavandería入場無料(ドリンク代別)
南米出身のミュージシャンが、
バルセロナで出会い結成された、
ストリート・ミュージックシーンの代表的なバンド、
「チェ・スダカ」。
路上からスタートした彼らは、
移民の問題、社会的な不公正、
戦争などをテーマに自らの視線で歌い上げている。
この「チェ・スダカ」のドキュメンタリー
『逆さまに世界を見ている』は、
不法移民としてバルセロナに到着したメンバーが
直面する数々の困難について語る一方で、
様々な文化や民族が混ざりあった
コスモポリタン都市バルセロナだった頃の姿と、
都市開発によって変化していく
現在の姿についても取り上げている。
今回は、このドキュメンタリーに
日本語字幕をつけたものを上映。
またゲストにAPFSの山口智之さんを招き
移住労働者の問題、
公共空間の民営化などを通して
新自由主義を基礎にした
グローバリゼーションの暴力についての
お話も伺います。
ラジオチャンゴJP
http://orphee.jp/radiochango/spip.php?article119
カフェ・ラバンデリア
東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1F
TEL03-3341-4845/FAX03-6380-5891
- HarpoBucho
- By harpobucho / Sep 26, 2009 11:45 am
茶、ブルース、天皇制
公開初日舞台挨拶(工藤夕貴のだけど)付きのジム・ジャームッシュの新作をシネマライズで観て、その後、代々木公園のベトナムフェスでフォー食べて蓮茶を買う。
ジャームッシュの新作もベトナムの文化もいろんな意味で老成しているな、と感じた。わびの世界入ってるというか。映画の中の茶礼は「エスプレッソ2杯、携帯なし、仕事中のセックスなし」。
舞台挨拶
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090919-OHT1T00246.htm
リミッツ・オブ・コントロール
http://loc-movie.jp/index.html
茶の湯本来の目的は、茶の湯のかもすわびの雰囲気で、人生の何たるかを瞑想し、普遍を実現することにある。作法は、茶をとおしてわびに到達しようとする日本的な手段にすぎない。もし茶の湯の作法が、あわただしい近代日本で旧式となり、実行に不向きなものにとなったなら、わびの精神をそこなうことなく、社会の要求に応じた変った一組の作法がつくられることだろう。 ジョン・ヤング『茶の理想』
ジョン・ヤングが何者かよくわからないのだが、外国の人に言われると、「変りゆく同じもの」か、なるほどーと思ってしまう。彼がブルースを愛する黒人ではないにしても、ブラックミュージックを愛する者であって欲しいという勝手な願望をもってしまう。
なぜか昨日、カフェ・タンジールに60歳近い渋いブルース数寄のアメリカ人がやってきて接待したのだが、口から出る言葉はオンナの話ばかり。「わび」になくて「ブルース」に溢れているのはエロ(ス)の喜びと悲しみか。 交差した露地での悪と魔の世界。
明日、東京の臍、大宮八幡で野点茶会。「奉祝 天皇陛下御即位二十年 大宮八幡祭り(秋の大祭)」の一環。盆栽展やいろんな儀式も。
http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/001main/06gyoji/
- HarpoBucho
- By harpobucho / Sep 20, 2009 1:44 am
アタリまえだのクラッカー
早稲田大学のジャック・アタリ講演会に行ってきた。ビシっとしたスーツを着こなしたエリートサラリーマンみたいな人種に混じって、よれたアセファルのTシャツで挑む。仕方ない。アタリといえば、「十代の暴動」を連想してしまう少数派だ。
アタリの本ちゃんと読んだことないけど、図書館で見かける『カニバリスムの秩序──生とは何か/死とは何か』とか『ノイズ──音楽・貨幣・雑音』みたいな魅力的なタイトルのような変態発言を期待して行ったら、経済成長を前提としたあたりまえのことしか言わないの。
「今さえ楽しければいいという享楽的な考えはよくない」とボクの依拠している江戸っ子美学も批判されちゃって。エリート官僚には、下々の者の気持ちなんてわからないんだわ。
田中康夫が聴衆にいてアタリに質問してたけど、人前で話し慣れている人のマイクを通じた声は美しいな、とか質問の内容とはまったく関係のないことを考えていたわけ。脳裏をかすめるのはたとえばこんなフレーズたち。
「モノを持たない得 出生しない得 悩まない得」
「今日いいもん食べておかねえと明日はわからねぇ」
「お天道さまと米の飯はついて回らぁー」
「若いが二度ある物でなしと知りながら 道楽せぬはあほうの頭取」
「夢の浮世を ただ狂へ」
「研鑽を積んだ学文も色恋の世界には及ばない」
「柳やなぎで世を面白う うけて暮らすが命の薬 梅にしたがひ桜になびく 某日そのひの風次第 虚言も実も義理もなし」
「明日がわからないから今日が楽しい」
「楽に生き楽に死に おあとがよろしいようで」
以上、藤原千恵子 編『図解 江戸っ子のたしなみ』より
ボクのような就職活動家にとっては有害思想だけどね。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Sep 18, 2009 8:29 pm
読書の秋
朝は小鳥たちのさえずり、夜は虫たちのオーケストラ。窓をあけておくといい声聴こえてくる季節になりました。いつもは音楽を聴きながら読書をするのですが、季節の自然音もいいものです。今夜は雨の音と虫の音のミックス。読者が進みます。一気に読みきった最近の二冊。
毛利嘉孝 『ストリートの思想 転換期としての1990年代』
しばらく前に即日読破したのですが、紹介がいまさらになってしまいました。素人の乱とともにRLLの活動も写真入りで紹介されています。あまりに身近な事柄が活字になってNHKブックスから出ていることに妙な気分になりながらも、自分の思考と取り違えてしまうほどサクサクと読めました。そういえば毛利さんとの出会いも道端だったなあ。渋谷でのサウンドデ中に歩きながらのトーク。
菊地成孔・大谷能生『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』
おもろい仮説のオンパレードでお腹いっぱい楽しませてくれる似非人文科学講義。それにしても饒舌ですねえ。これぞ見立て狂い。正しさを主張する理論書読むより、軽狂な仮説読んでるほうが読書体験として純粋に楽しいなあ。続編楽しみです。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Sep 16, 2009 12:17 am
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