ミスター・クール・ルーラー逝く
レゲエ・シーンの大御所シンガー、GREGORY ISAACSが死去
http://tower.jp/article/news/71186
ヴェテラン・レゲエ・シンガーのグレゴリー・アイザックスが10月25日、ガンのため療養先のロンドンで死去した。享年59歳。BBCの報道によると、彼は昨年にガンと診断され、家族の居るロンドンで治療を受けていたが、そのまま帰らぬ人となってしまった。
ジャマイカで生まれ育ったグレゴリー・アイザックスは、60年代後半よりプロ・シンガーとしての活動をスタート。甘く切ない歌声を武器に“All I Have Is Love”“Love Is Overdue”などのヒット曲を放ち、デニス・ブラウンらと共に70年代のレゲエ・シーンを牽引していった。82年にはタフ・ゴング・スタジオで録音したアルバム『Night Nurse』がUKでスマッシュ・ヒットを記録。その後も近年に至るまで精力的にリリースやライヴ活動を行うなど、レゲエ界を代表するスターとして華々しく活躍していた。
1978年の Earl Chin’s Rootsman show。チープなセットがいい感じ。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=Cnw1nAVTmKY&feature=player_embedded[/youtube]
1978年公開映画『ロッカーズ』からの名シーン。ドラマーはホース・マウス。観光客相手にぼったくり商売した後に王者の貫禄で奴隷主人への嘆きの歌、これこそがレゲエ。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=LhmTZRGzUw0&feature=player_embedded[/youtube]
1983年サンスプラッシュでの『夜の看護婦』。ルーツ・ラディクスのタイトな演奏(スタイル・スコットのワンドロップが気持ちいい)、観客のナイト・ナース合唱、グレゴリーのセクシーな身の動きと、とろけそうな歌唱、夜が徐々に明けていく様・・・この映像が好きで何回も観たよ。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=lyEP_st9csI&feature=player_embedded[/youtube]
ほんとうのレゲエを聴かせてくれたひとり。
だらだらクールネス。ルードな色気があるシンガーでした。
R.I.P
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 26, 2010 11:41 am