ハーポ部長、明日から火曜気流舎店主役に就任
毎日働かないで何してるの?と問われると、う~ん、けっこう忙しくヒマしてるよ、と答えるわけだが、ヒマが忙しいとはいったいどういうわけか。
一人でいるときは主に本の相手をしている。積読本は家に山ほどあるし、図書館に行けば読みたい本だらけだし、ありがたいことに出版社から本が送られてきたりすることもある。まったくお金のかからない娯楽であり勉学なのである。PCの電源を落として携帯の着信も無視して本の中にどっぷり浸る。時間の流れも大変に贅沢である。
目が疲れたら空を見る。雲の動きを読む。秋空は澄みきていって美しいし、男心や女心に喩えられるように移ろいやすく、人の生のように儚い。見上げると常に上映している自然のスペクタクルショー。まったくお金のかからない娯楽であり詩学なのである。そして秋の夕暮れほど無業者の心情をくすぐるものはない。
空との対話に孤独を感じたら人と会う。人付き合いに関しては高いフレキシブル能力が要求される。働いている人の都合にあわせて生活を組み立てるのが無業者の努めだからである。急に入ったお誘いにも対応できるように予定をなるべく固定しないようにしている。これは雲の流れから学んだことである。人との交流はどんなトークショーよりも楽しくためになる。あまりお金のかからない娯楽であり遊学なのである。交遊費をどうおさえるかがもっぱらの悩み。最小の経費で最大の喜びを得るのが遊学の基本である。
そんななか気流舎店主の加藤さんがボクにおいしい機会をくれた。火曜気流舎店主役。ホントにおいしいことだらけなのである。
コーヒーやビールを飲みながら一日で多くの人と交流できる。誰も来なければそれもよし。読書ができる。空を見ることはできないけど「そら」で変換して出てくる漢字は「宇宙」。やり残したインターン課題のひとつであったロフト空間を心地よい宇宙(スペース)にするという創造行為にも携われる。こんな贅沢な時間を過ごしてまったくお金がかからないのがうれしい。持ち込み大歓迎なので、ひょっとしたらおいしいお菓子にありつけるかもしれないなどとイヤらしい期待もしている。明日から火曜日はBuy Nothing Day に決めた。
火曜はぜひ気流舎にお越しください(そして他の曜日も)!
来週から夜は毎回楽しげな上映&トークイベントを企画する予定。RLLTシャツの特別価格販売も。
ヒマな古本屋の店主は憧れの職業のひとつなので、誰も来なくてもそれはそれでいい時間である。
気流舎
http://www.kiryuusha.com/
営業時間:14時くらい~23時くらい
定休日:月曜日。ずる休み有り。
住所:世田谷区代沢5-29-17
飯田ハイツ1F(MAP)
電話:03-3410-0024
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 25, 2010 11:17 am