ネクタイ・スワッピング
ネクタイ=男性自身という見立ては、古き昭和の香りがするものだが、久しぶりにアレを首に絞めていると、いったいこの紐?布?はなんなんだ、という疑念が深まってくる。実用性はまったくないし、食事のときなどブラブラして邪魔でしょうがない。唯一効果があるとすれば、頭脳と肉体の繋ぎ目をぎゅっと絞ることによってもたらされる緊張感が、いままさにショーの最中であることを意識させてくれることくらいか。
それでは勿体無い。どうせ無駄なものを首に巻きつけるくらいなら、お洒落して楽しみたいものだ。だが、ネクタイのない人生を歩んできたので、手元に3本しかない。いったいプロサラリーマンは何本くらいアレを持っているものだろうかが気になって仕方なく、気付くと電車の中のスーツ族のアレに目がいってしまう自分がいる。
失業生活コンサルタントとしての最初の活動をネクタイ・スワッピングと名づけよう。失業者のネクタイをボクが代わりに身につけ労働現場に復帰させるプロジェクトだ。ご主人が失業してもネクタイは職を失わずに済むし、ボクのネクタイのバリエーションが増えるしでウイン・ウインな関係というか、まあボクの利益が大きいわけだが、コンサルタントビジネスとはそんなものである。
ネクタイで遊びたい。
ネクタイピンもいいね。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Dec 19, 2009 2:08 am