出発は常に不安で帰りはいつも不確か
私の人生を表現するなら、出発と帰還の連続です。出発は常に不安で、帰りはいつも不確かなのです。
エドワード・サイード『Power,Politics,and Culture』より
0時越えてそわそわマックス。今日からスーツ着て電車乗って朝から晩まで毎日働く(しかも土曜隔週出勤)というライフスタイルの大転換。その変性意識体験が不安でもあり楽しみでもある。
サイードの言葉に触れて、手元にある佐藤真監督の『エドワード・サイード OUT OF PLACE』を観たい衝動に駆られているのだが、今から観ると夜更かし確実で、朝起きられるのだろうか、などと不安がる思考と行動の保守化は避けられない。早く新しい環境に慣れたいなあ。
水曜日は『ビリン・闘いの村』の監督、佐藤レオさんの追悼イベント。志賀ちゃんが東京来てます。反戦と抵抗フェスタでは足立正生監督とネットラジオで対談予定。この組み合わせは興味深い。
■ 佐藤レオ 追悼上映会
映画監督の佐藤レオさんが9月半ばに亡くなりました。レオさんは、パレスチナの非暴力闘争を描いたドキュメンタリー映画「ビリン・闘いの村」を作りました。レオさんの思いを今後も伝えてゆくために、追悼上映会をやります。
ゲストにジャーナリストの大月啓介さんをお呼びして、パレスチナや上映作品などのお話を伺います。また佐藤レオさんが助監督を務めた、八木健二監督作品「THE WALL」から「ブレイキングサイレンス」を同時上映いたします。
■ 日時
11月25日(水) START 19時半ぐらいから
■ ゲスト
大月啓介(ジャーナリスト)+ 司会 志賀直輝(アナルコ旅人)
■ 上映
「ビリン・闘いの村―パレスチナの非暴力抵抗」(監督佐藤レオ、61分)
「THE WALL」より「ブレイキングザ サイレンス」(監督八木健次 編集・助監督 佐藤レオ 2004年/11分)
■ カンパ
300円(場所代)。金が全くない方は無料。できたらドリンク注文をお願い致します。
■ 場所
高円寺・素人の乱12号店
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F 奥の部屋 (北中通り沿い素人の乱シランプリ向かい。アヤマ接骨 院脇の階段を昇って奥)
JR中央線高円寺駅下車徒歩7分
■ 問い合せ
志賀直輝 osasimiichiban@gmail.com
佐藤レオ
CGデザイナー、ノンリニアエディターを経て、映像ディレクションを手がける。2002年より、見聞を広めるため、タイ、台湾、アメリカ、ヨーロッパ各地、中東など、40カ国以上を歴訪。2004年6月に帰国し、イスラエル/パレスチナで知り合った写真家・八木健次氏と共にドキュメンタリー「THE WALL」を編集、助監督。2006年、イスラエル・パレスチナを再訪問、ビリン村を取材。「ビリン・闘いの村」がドキュメンタリーの初監督作品となる。
大月啓介
1973年 東京都生まれ。報道・ドキュメンタリー番組の制作会社を経てフリー。パレスチナは2004年に現地の大学に留学後、取材を始める。TV,雑誌、新聞等で発表。
これは凄い!
アクティヴ過ぎるアクティヴィストたち。
11月9日(月)
パレスチナ西岸地区カリキシヤで、ベルリンの壁崩壊20周年のデモがあった。その時、パレスチナ人と外国人活動家がイスラエルの隔離壁の一部を破壊した。覆面の活動家が、イスラエル軍から催涙弾を浴びる中、大型トラックで2メートルの壁ブロックを破壊した。約50名のデモ参加者が破壊された壁のあとを通った。
志賀ちゃんのmixi日記より
まずは自分の中の壁を壊したい。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Nov 24, 2009 12:33 am