無駄遣い労働力
労働力とは「人間の身体のうちに存在している肉体的、精神的性向すべての総体」のことなのです。すべて、という点に特に注意して下さい。労働力について語ることで、すべての種類の能力に暗に触れることになります。すなわち、言語活動能力、記憶力、運動能力などです。今日、すなわちポストフォーディズム時代に至って初めて、労働力という概念は、肉体的あるいは運動的な素質の総体に還元されることなく、「精神の生活」をも申し分のない資格で含むこととなったのです。
パオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法 現代的な生活形式を分析するために』より
昨日は特別な用事があって愛読書『俺・勝新太郎』持参で朝から宇都宮行って、帰りに「みんみん」で焼餃子2皿、水餃子1皿昼飯として食べて、午後に東京駅にある派遣会社で「労働力」として隅々まで点検されてるうちにヴィルノの言ってることがよくわかったり、丸善のビジネス書コーナーで本を物色している人々が救いを求めて聖地に集まってくるネオリベ教信者のように見えたり、上の階の松岡正剛プロデュースの「松丸本舗」で5万冊の本の迷宮を彷徨ってるうちに自分がセイゴー教の信者であることに気付いたり(脱退しよう)、その前に不慣れな東京駅で丸善の場所を交番に聞いたら、「丸善って何ですか?」って場所じゃなくて存在自体を警官に聞き返されてその教養(っつーかプロ意識?)に唖然としたり、夜は新宿で友人ともーやんカレー食べながら、もーやんなっちゃうって愚痴ったり、と行動と感情の動きが珍しく忙しい一日だったのである。
丸善×松岡正剛=松丸本舗
松岡正剛氏プロデュースの丸の内本店の中の書店、
「松丸本舗」が丸の内本店4階にオープン!
http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/8515.aspx
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 30, 2009 11:32 am