レアものに目がない
昨日は午前中から世田谷文学館で地域のおじいちゃんやおばちゃんたちと一緒に川島雄三監督、森繁久彌主演「青べか物語」を観るという贅沢な時を過ごす。なかなか観る機会ないよ。フィルムがボロボロのため、まったく狙ってないゴダールのようなジャンプカットにドキっとしたり。
川島作品を観ているときのあのなんともいえない幸福感はなんだろう、まったく説明できない。森繁の間の魅力も然り。あんなに抑えた演技で、どーしてこうも魅せるのだろう。
森繁ブームがきた。レアものには「目がない」ボクは、早速夜にはテレビ版座頭市の森繁がゲストの回「渡世人の詩」(前編・後編)を観てしまった。勝新と森繁の演技の応酬を観てるだけで飽きない。森繁は勝新にとっての「間」と「流れ」の師匠であり、森繁もそんな勝新の演技に惚れまくっている相思相愛な関係なのだ。
勝新太郎対談集『泥水のみのみ浮き沈み』という古本屋で入手できる中レアな本のタイトルは、「渡世人の詩」の中で森繁が歌う「ボウフラが人を刺すような蚊になるまでは、泥水飲み飲み浮き沈み」から取られている。勝新と森繁の両想い対談がなかなか泣ける。まあ、エロ話メインだけど。石原慎太郎とのビーフ(?)対談「侠気について」は今読むとかなり笑える。石原相手に大麻の有用性を説き、政界の人もやっているでしょ?と詰め寄る遊びごころが最高。石原たじたじ、まったく芸なし。
石原なんてどーでもいいや、森繁研究をはじめよう。やはり満州電信電話の放送局勤務時代が気になる。満洲映画協会の甘粕正彦、満州巡業に来た5代目古今亭志ん生、6代目三遊亭圓生らとの交流とか。レアなエピソードをハンティングしていきたい。
nametakeくんに教えてもらったUKレゲエのレア映像。このあたりはボクのツボ過ぎてたまらんです。
1976 – Aquarius – Reggae Documentary
http://www.veoh.com/browse/videos/category/educational/watch/v42541822hqFrSf#
http://www.veoh.com/browse/videos/category/educational/watch/v42541822hqFrSf#watch%3Dv425811HHyFk3Dn
- HarpoBucho
- By harpobucho / Oct 11, 2009 2:14 pm