読書の秋
朝は小鳥たちのさえずり、夜は虫たちのオーケストラ。窓をあけておくといい声聴こえてくる季節になりました。いつもは音楽を聴きながら読書をするのですが、季節の自然音もいいものです。今夜は雨の音と虫の音のミックス。読者が進みます。一気に読みきった最近の二冊。
毛利嘉孝 『ストリートの思想 転換期としての1990年代』
しばらく前に即日読破したのですが、紹介がいまさらになってしまいました。素人の乱とともにRLLの活動も写真入りで紹介されています。あまりに身近な事柄が活字になってNHKブックスから出ていることに妙な気分になりながらも、自分の思考と取り違えてしまうほどサクサクと読めました。そういえば毛利さんとの出会いも道端だったなあ。渋谷でのサウンドデ中に歩きながらのトーク。
菊地成孔・大谷能生『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』
おもろい仮説のオンパレードでお腹いっぱい楽しませてくれる似非人文科学講義。それにしても饒舌ですねえ。これぞ見立て狂い。正しさを主張する理論書読むより、軽狂な仮説読んでるほうが読書体験として純粋に楽しいなあ。続編楽しみです。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Sep 16, 2009 12:17 am