自由とは危険なものだよ

と勝新を見ながらバルテュスは言った。





夏休みが終わってしまう焦燥感。もちろん宿題なんかやってない。たまにこんな風に絵日記を書くくらい。

子供の場合、夏休みが終わると憂鬱な新学期が始まるものだが、ある事情の大人の夏休みは、夏が終わっても始まるものがないから憂鬱になるのだ。

最近のヘビーローテーションは勝新の「反省してない」発言のサンプリングで始まるDj Hikaruの「Not-hansei」ミックス。反省は人を成長させるが、しすぎると人は堕落する。そんなときはやはり踊るのがよろしい。

日本一危ない音楽.jpg

『日本一あぶない音楽 河内音頭の世界』 全関東河内音頭振興隊編 1991 JICC出版局

ワールド・ミュージックなんぼのもんじゃい。ブルースよりもコクがあって、R&Bより軽快で、ジャズよりもススリングで、ラップよりも能弁で、ファンクよりもプッツンしてて、日本が何よりも世界に誇るべき超ド級の都市音楽、河内音頭たあぁ、こんな音楽だ。

執筆人:朝倉喬司、伊達政保、星野斉、飯田俊、鷲巣功、村井市郎、持田寿一、藤田正、佐原一哉、吉田成巳、大月隆寛、竹中功、団鬼六、小嶋さちほ、中川道弘、土田杳乎、柴山とも子、山口昌男、紅龍(上々颱風)、松田修、中村とうよう、河内家菊水丸、松林茂


犯罪・芸能評論家の朝倉喬司さんが隊長を務めていた「全関東河内音頭振興隊」の本。錦糸町に河内音頭を根付かせた先人たちに感謝。朝倉さんは去年でオーガナイザーを降りたとのことなので今年はどんなカンジになるのでしょうか。おそらく例年と変らない素晴らしい祭りになるはず。「変りゆく同じもの」ってやつか。

伊達政保による錦糸町河内音頭の私史、藤田正のダンス・ミュージック論、佐原一哉のワールド・ミュージック論(レゲエやカッワーリーとの比較)、山口昌男による錦糸町のウンベルト・エーコ(氏いわく「今回、日本で見聞きした、最も躍動的な空間だった」)エピソードが特に面白かったです。

河内家菊水丸の「ボブ・マーリー物語’97」聴きたくなってきた!
あとこの映画も観たい!

【予告編】河内家菊水丸 監督作品『田中徳三監督 少年河内音頭取り物語』

田中徳三監督『悪名』での勝新の河内音頭シーン!


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Aug 22, 2009 12:23 pm

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