言いたいことを言う
昨晩、イーストウッドの新作「グラン・トリノ」を観て震える。好き嫌いはあるだろうけど、イーストウッドの映画史を総括するようなすごい映画。雨上がりの夜空を見上げると満月がギラギラと輝いていた。
ボクは好きなのです。そーゆー世界が。東映映画と勝新映画にヤラれた人間なもので。今日の代々木公園でのレゲエ・パーティでも感じたけど、たまに内なるマッチョが騒ぐのです。草食動物は狼に憧れるのか。でも狼に近づきすぎると食べられてしまうので距離をとってしまう。ダンスホール・レゲエとの距離感もそんな感じ。でもたまには味わいたい。
今夜の満月は妖しい美しさがありますね。どうか皆さん、ハメをはずしすぎないように。
明日は言いたいことを言ってる人ののドキュメンタリーを観に気流舎へ行く予定。 今日のタクシーハイファイ@代々木公園で女性のDeeJayが「言いたいことを言うってのがロックでしょ、リスペクト!」って青山に向けてタイマーズのテーマをかけた瞬間が良かった。そうだ、レゲエもロックだ。
★Brian & Co. Photo Gallery
http://www.flickr.com/photos/34146111@N08/sets/72157612318480305/
★上映会@気流舎(下北沢)
2009年5月10日(日)19時〜
入場料:500円
トーク:早川由美子監督、MASA
▼「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」
(Brian & Co. Parliament Square SW1 )
[監督・撮影] 早川由美子
[編集] 早川由美子+Paul Wright
[音楽] YANEKA/Paul Wright
2008年 97分 カラー 日本語字幕つき
[公式サイト] http://www.brianandco.co.uk/
▼「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」の内容
「ブライアン・ホウは、2001年6月2日にパーラメント・スクエアで抗議活動を始めた。彼は、このロンドンのど真ん中で、「イラクの子供たちを殺すな!」「嘘つきブレア!」などと書かれた大きなプラカードや横断幕を堂々と掲げ、年中無休のデモを展開している。ブライアンがこの場所で抗議活動を始めて以降、世界中から彼を支持する人々が訪れ、平和を願うメッセージやプラカードを彼に託していった。それらは日々増殖し、やがてパーラメント・スクエアの横幅40mまで広がる、大きなディスプレイとなった。さらに、彼と共にテントを張って寝泊りをしながら抗議活動をするサポーターたちも現れ、現在、国会の目の前には常に10前後のテントが張られている状態だ。これまでに、イギリス議会は何度もブライアンをパーラメント・スクエアから追い出そうと試みてきた。議会は2005年にSOCPA法(重大組織犯罪及び警察法)を制定。この法律は「パーラメント・スクエアの半径1km圏内で抗議活動を行う場合には、事前に警察の許可が必要」という内容のもので、ブライアンの排除を目的として制定された法律といわれている。その法律の下、彼の40mのディスプレイは警察によって奪われ、抗議活動には様々な条件が課せられることとなった。サポーターの人数の上限、スピーカーマイクの使用時間の制限など、一方的な条件を加えられ、その条件違反を理由に何十回も逮捕されながらも、彼らは独特のユーモアとアイデアで対抗しながら、今日まで抗議活動を続けている。彼らの存在は社会的にも注目を集め、ブライアンは、2007年に、イギリスのテレビ局・チャンネル4の視聴者投票によって、「政治的に最もインスパイアされる人物」に選ばれた。さらに、奪われてしまった40mディスプレイが、アーティストのマーク・ウォリンジャーによって再現され、イギリス現代美術界最高の賞・ターナー賞を受賞するなど、彼らの活動は今や社会現象にまでなっている。」
- HarpoBucho
- By harpobucho / May 09, 2009 10:37 pm