レアな職を物色中
若くして老成し過ぎ! 求職中のBGMは高田渡。
あまりに冴えないと言い続けていると自己暗示のようにより冴えなくなってくるのでまずい。高田渡の歌がリアルに心に染みるようになったら、それはそれは贅沢だが非常にまずいことだ。そんなときは、生涯好きなことをやり続けた「ご機嫌な」評論家、植草甚一に元気をもらうことにする。本の中身はどうでもいい。正直読んだことない。スタイルの問題。
親友の淀川長治さんが語るJJってのがいいね。あと古本屋で値段を安く書き換えるセコさ!といったら。
RLLも最近はTシャツ屋というよりは、古本ハンターみたいになっており、古本狂いという点ではRLLで一番JJ的なのが∞くんなのだが、古本を漁りに街を歩き回りながら、同時に携帯電話でヤフオクやらアマゾンの古本をチェックしまくってるその様子は、古本依存症と診断しても誤診ではない。履歴書の趣味欄が試行錯誤したあげく「古本屋巡り」(あとジョギング)に決定したので、アリバイ作りにボクもこれから古本を求めて街を彷徨いたい。
http://www.rll.jp/hood/text/intellipunk/20090211224352.php#more
今日、新宿のハローワークに初めていったのだが、これが意外にも楽しい。冴えないことも突き詰めていけば冴えてくるのか。求人票を探す気分は、まるで古本屋で珍書を発掘しようとしているJJのようであり、レコード屋でレア・グルーヴをディグっているMUROのようであり・・・と本当はそんなに楽しいもんじゃないけど、そんなに遠い感覚ではない。キャリア・アドバイザー(手配師)との駆け引きもなかなか楽しい。引きこもり気味で話す相手のいない人はぜひ、ハローワークで話し相手を見つけるとよい。たまに若くて綺麗な女性もいるらしく、ある友人はそのコ目当てに毎日ハローワークに通うのが楽しくて仕方なかったとボクに語ってくれた。告白もしたそうだ。
そう、仕事さがしは楽しい(という自己暗示をかけている)。とても楽しそうにしていたからか、求職中の冴えないおっさんだと思ってた人がいきなり近づいてきて、ある新聞社の名刺を出してきた。彼は新聞記者で若者の失業現場の取材中らしいのだ。その場でインタビューが始まったので彼のリクエストに応えたかったのだが、彼が求めていたのはもっと業の深い世界だったようで、ボクの話す言葉はちょっとお気楽過ぎたみたいですぐに終了。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Feb 20, 2009 12:39 am