シチュアシオニストと東映ピンキーバイオレンス
シチュアシオニストの映画といえば、ギー・ドゥボールの作品が有名だが、ボクにはルネ・ヴィエネの方が断然、親近感がある! ドゥボールの作品は退屈(「退屈は反革命的だ」と言ったのは誰か)だが、ヴィエネの作品は鼻血が出るくらいに刺激的! というか当時の東映映画が狂ってるって話。
The Girls of Kamare
http://www.ubu.com/film/vienet_kamare.html
石井輝男監督『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』のオープニングの後に鈴木則文監督『『恐怖女子高校 暴行リンチ教室』がまるごと一本。東映最強コンビのマッシュアップ! 性描写にフランスのハードコア・ポルノをインサートする悪戯心。字幕にルネ・ヴィエネの批評性があるみたいだが、杉本美樹と池玲子に目を奪われて、頭に入ってこないよ!
シネマテーク・フランセーズのプログラマーであり『ル・モンド』のコラムニスト、ジャン=フランソワ・ロジェの関連記事
http://www.yidff.jp/docbox/21/box21-3.html#name1
実はボクも鈴木則文の『徳川セックス禁止令 色情大名』と『エロ将軍と二十一人の愛妾』を使ってマッシュアップ作品を作っていたのだった。映像編集ソフト覚えたての初期衝動。
だから、ルネ・ヴィエネには親近感があるのさ。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jan 15, 2009 12:12 am