脳にNO!

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いやー寝る前日記ぜんぜん続かないや。意欲がない。なんか脳に欠陥でもあるのかしら。今日、紀伊国屋行ったら、あらゆるコーナーに茂木健一郎が自ら翻訳しつつ、内容を絶賛している『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』 が置いてあって、とても憂鬱な気分になった。著者は米国自己啓発セミナーのカリスマ女コーチ。『ザ・シークレット』に登場する賢者の一人。げー。それにしても書店にはタイトルに「脳」がつく自己啓発ビジネス書が多すぎて眩暈がする。

こんな内容。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=4837956963

「脳をいかに活性化させて、幸せになるか」を決めるのは、たった7つの要素。脳のすごい力を引き出すこの7ポイントをイラストもまじえてわかりやすく紹介。もっとポジティブで楽しい人生を送れるようになる1冊。

[BOOKデータベースより]
1 「脳の使い方がうまい人」には7つの特徴があった!―日常生活で、仕事で、勉強するとき…脳のすごい力を引き出す方法;
2 簡単で効果抜群の脳の「大そうじ」!―ワンパターンの脳から、いつも「刺激的」な脳へ;
3 脳に「ポジティブな回路」をつくる法―毎日、脳に「毒」を与えている人、「良薬」を飲ませている人;
4 「脳が一番喜ぶこと」を毎日する―こんな簡単なことに、なぜ気づかなかったのか!;
5 食事・運動・生活…脳細胞が元気なら、何でも思い通りに!―タフな脳にする「夜十時ルール」;
6 夢を楽々実現する、ハイパーエネルギーの秘密!―わけもなく楽しく、ハッピーな日々をつくり出す脳の力;
7 眠っている才能を目覚めさせる脳の刺激法―あなたの脳の得意技を探す「ミニ・パッションテスト」;
8 こんな人とつき合えば、脳はいい刺激を受ける―「アクビがうつる」ように、人の脳のレベルも伝染する

あーきもい。これには河野哲也の『暴走する脳科学』で対抗。
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9983902435

[BOOKデータベースより]
脳研究によって、心の動きがわかるようになるのか。そもそも脳イコール心と言えるのか。脳を調べることで心の状態を読むことは可能か。人間の行動は脳によって決定され、自由などは幻想に過ぎないのか。脳研究が医療や教育、犯罪捜査、裁判などに応用されることは、どのような社会的インパクトを持ち、どのような倫理的問題が生じるだろうか。―”脳の時代”を生きる我々誰しもが持つ疑問に、気鋭の哲学者が明快に答える。現代人必読の”脳科学リテラシー”入門書。

第1章 脳の時代と哲学;
第2章 脳と拡張とした心;
第3章 マインド・リーディングは可能か;
第4章 社会的存在としての心;
第5章 脳研究は自由意志を否定するか;
第6章 脳神経倫理

立ち読みしたけど、新書ってこともありあんま刺激的じゃなかった。河野哲也の本だと『環境に拡がる心:生態学的哲学の展望』 『善悪は実在するか』『<心>はからだの外にある』あたりのアフォーダンス応用哲学本が脳科学バスターにオススメか。

最近のマイブームはギブソンとバフチンの交錯と倒錯。


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Dec 04, 2008 7:54 pm

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