アワー・ダンス
週末は土日とも高円寺阿波踊りをがっつし観戦。70連の踊る阿呆に1万2千人の見る阿呆。表情でわかる人間解放の2日間。
パル商店街のアーケード内が毎年、音楽的に盛り上がる。というか毎年ここにしかいないので他のコースがどんな感じかわからない。
連の若者におけるDJカルチャーの影響はあると思う。前の連の音に重ねながら、だんだんと自分たちの連の音を出していく。リズムやグルーヴのハイブリッド感と繋ぎの欲望。単にボクの耳がダンスミュージック耳になっているだけという説あり。
空間叛乱の強度という観点から阿波踊りを批評する人はいないのか。いや、そんなものはなくていい。ゴシップさえあればいい。どこの連の誰の踊りがやばい、とか、誰が可愛いとか、そんなレベルの。
カーニバル終了後は、各店が街の発情を利用して金儲けに励む。楽しいから人々は金を積極的に落とす。蕩尽こそ祭りの本質なり。スペクタクル万歳!でも自分でも踊りたい!という欲求不満者たちが、アワー・ダンス求めて都市のスキマで踊りだす。実はこれが本番との噂あり。
ぱちか村ではピースフルで気持ちぃ~ハウス、ドムスタではパンキーで最狂のカオス。生活者という立場から離れて、旅人のような非日常感で眺めてみると、高円寺ってホント面白い街だなー、とつくづく。あーメタモ行かなくて良かった。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 26, 2008 1:19 am