快楽目的
新しい職場は、今までの無法地帯な職場に比べると断然かたい。前の職場はたまにここはネットカフェなんじゃないかと錯覚してしまうほどのゆるさ(ネット見放題、コーヒー飲み放題、お菓子完備)だったが、今の職場はオフィス空間そのもの。まあ、それが普通なんだろうけど、しかしそれはボクのフツーではない。今日電車のなかで草森紳一の『オフィス・ゲーム オフィス空間の生理と心理』を読んでいたもんだから、なおさら強くそう思う。
管理職席の配置、効率良くするために改善されたいろんな仕掛け、朝礼と夕礼という一日二回の儀式、などに日々触れていたら、自分がサラリーマンだということに久しぶりに気がついた。そしたら急に肩や腰や首がドーンと重くなって辛抱たまらんな感じになった。
高円寺に帰り、前から目をつけていた接骨院にふらり。ここは保険証が使えるのがウリ。しかし、疲労回復のためのマッサージは保険の対象にならないので、ボクは自転車が真っ二つに折れ、身体を捻ったことになっている
「スポーツは何かやっていますか?」と受診のときに聞かれ、「自転車に乗るくらいですかねー。」と答えたら「じゃあ、自転車で転んで怪我したことにしときますねー。」ってすげー融通の利く接骨院で非常に助かる。ビアンキが最近壊れたので、アリバイもバッチリだ。
しかも疲労回復というよりは、むしろ快楽目的の方が大きいわけで、リアル怪我人の横で気持ちよく肩を揉まれながら、若干申し訳ない気持ちになったけど、気持ちいい気持ちのほうが勝ったので、これはありだな。30分くらいトーク付で揉み揉みしてくれて600円(初診代は別)。30分三千円のマッサージ屋行くのが馬鹿らしくなる、と言ったのはボクではなく、接骨院の人。定食屋に入る感覚で通うことにしよう。
すべてのオフィス空間をマッサージ空間に!
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 21, 2008 9:14 pm