カルチャー・ショッキングな地下大学

毎月第一土曜日、下北沢の気流舎で徹子の部屋形式で行っているカルチャー・ショッキングですが、今回は外に出ます!深く潜ります!

予告していた「タイ刑務所終身刑受刑者の日本人をゲストに迎えて」は延期になりました~たぶん来月やります。

カルチャー・ショッキング vol.5
「地下大学に潜入せよ!」

6月7日(土)19:00~21:00 

「【地下大学】のためのRAP/TAZ」

気流学舎のライバル校!?と噂されている「地下大学東京」に潜入してスパイ活動をするのが今回のカルチャー・ショッキングのミッション。高円寺の地下でいったい何が始まるのか!?(実際の会場は2Fだけどね)

地下に潜れ、決して浮上するな!!!!!!!!!!

建学理念の説明:平井玄
スパイ:ハーポ部長

無料+投げ銭

会場:高円寺・素人の乱12号店 
※今回の会場は気流舎ではありません。気流舎は通常営業していますのでご注意ください。

以下、地下大学東京の入学案内パンフレットより抜粋。

非正規労働者のための、非正規教員による、非正規大学
【地下大学/東京】のために

言葉は奪われている。
歌は奪われている。
思想など、とうの昔に消えてなくなった。

だが今、喰うためには、少なくとも死ぬその日まで生きていくためには、
一塊の言葉が必要だ。今のこの自分は、どんな物質でできているのか。
なぜ、どうして、オレタチ/ワタシタチの生はこんな形になったのか?
そして一体全体、これからどうなっていくというのか?

TVは、人を殴りつける鈍器である。だから、それをすべて叩き壊して、
言葉を創り出さなければ、創られた言葉を貪り喰らわなくては、
死ぬことさえできないだろう。

だが、そうした言葉が生まれ、じっと寝かされ、あるいは煮立てられ、
苦く甘い酒のように醗酵させる「場所」は奪われた。

広場は奪われた。劇場は奪われた。新聞は奪われた。公園は奪われた。
街は盗まれた。ブルーシートも、段ボールも、ドヤも、川沿いの土手も、
ガード下も、カフェの片隅も、何もかも奪われようとしている。
組合も、教会も、家さえ消え去ろうとしている。

そしてとりわけ、ありとあらゆる「学校」が死んだ。
大学は、今や gated city (要塞都市)と化した。
それは、国家と企業に奉仕する犬や、その下でこき使われ駆除される
ネズミたちの製造所である。そこで教えられる「知識」や「技術」や
「教養」は、犬を繋ぐ鎖であり、ネズミを取る鉄の歯である。


ーーーそして、【地下大学】が始まる。

そこで語られるのは、鎖を切る「知識」であり、鉄の歯を砕く「技術」
である。教養主義を破壊する「教養」である。

それは、対抗シンポジウムを、大学の外へ、街へ、夜へ、押し開く試みである。
かつてソ連支配下の東ヨーロッパに、ヤン・パトチカたちの地下大学があった。
デリダたちの「条件なき大学」の試みがあった。
今、韓国に「スユ=ノモ」があり、ラテン・アメリカにはノマド大学がある。

【地下大学】は、呻きが声になり、声が歌になる、その一歩手前に踏みとどまる
だろう。
なぜなら、歌は奪われているから。
【地下大学】は、夜の街、その泥沼を彷徨うTAZ(一時的自律空間)となるだろう

なぜなら、場所は奪われているから。


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Jun 06, 2008 3:44 am

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