突然、段ボール
段ボールとはいつも突然なものである。引越しの予定日が決まっていても、かさばるので段ボールを予め集めておくような真似はしない。当日、近所のスーパーとか家電屋とかに行って、店員に「段ボールください」と伝えれば、「そこのコンテナに入ってるの自由に持ってていいよ」とタメ語で応えられ、話は済む。
そこで敬語を期待してはいけない。段ボールを貰いに行くボクは客でも何でもなく、燃えるゴミを恵んでもらう乞食的立場であり、その身分の低さを自覚しなければならない。彼らのお客様への貴重なサービス時間を盗む泥棒だと思うくらいでちょうどいい。敬語を欲するなら、買い物ついでに段ボールをリクエストすべし。あと、段ボールとは全然関係ないけど、今日ウチに来た新聞の勧誘員の態度がヤクザ過ぎて呆れた。彼らの弱点は「インターネット」って言葉。この言葉を聞くと無言で去って行っていった。
今日はパレスチナに物資を送るハーポ・プロダクションの業務のため、急遽仕事を休む。お金を蕩尽する虚業のために、お金を稼ぐための仕事を休むなんて本末転倒だが、その本末転倒を楽しもうというのがわが社のビジネスモデルなのだから仕方ない。
ちょうどいいサイズの段ボール探しにけっこう手間取った。幅が広くて高さのないのを探していたんだがなかなか見つからない。お店回り五件目にしてやっとジャストなサイズの箱を発見。
26人分の想いを詰め込み、さらにボンドや洗濯糊まで入れちゃったら、それゃ重いよ。11kg。財布は軽くなったけどね。
というわけで、本日、高円寺からパレスチナへのidea運び屋業務完了。あとは到着の知らせを待つのみ。皆さんご協力ありがとうございました~
先日、突然段ボールのライヴを結成31年目にして初めて見たのだ。かっこよかった!ボーカルの蔦木俊二さんの恍惚顔が素晴らしい。ガールズのダンスにもやられた。
こんなことなら、兄の蔦木栄一さんが健在のときに見ておかけば良かった、という種類の後悔の念を薄めるのに貢献するのがいつもYoutube。
「ニュー・ウェーブってどういうのですか?」って返しが良い。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jan 25, 2008 9:05 pm