高円寺のLKJ
久しぶりに新宿タワレコに行ったら、買いたいCDが20枚くらいあって、頭がクラクラした。レゲエの再発モノコーナーにて。最近いつも思う。商品に殺されるって。DJの人たちってカッコつけてヴァイナルジャンキーとかいうけど、あれって買い物依存症のことでしょ?
とにかく情報=商品が多すぎる。鈍感にならないとこれはやっていけない。だから、みんな文化に鈍感でいるのだな。一番身近なテレビを付けて、あゆとかB’zとか聴いて暮らしていた方が楽チンだもんな。八百屋や床屋で濃厚なコミュニケーションするより、コンビニで済ましたり、美容院ですました会話する方が楽チンチン。
情報や商品じゃない形で文化の一番おいしいところを頂きたい。そんなことを考えている。やっぱり街頭に出るのがいい。そこには生きた文化がある。これから生まれるであろう文化がある。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.youtube.com/watch?v=rQUmxHbIO5Y
昨日の明け方にアップしたYoutube画像へのアクセス数がもう2千を越えている。はてなブックマークでも注目されてる。
でも
マイミクから批判もあった。火炎瓶を投げるような(実際投げないにしてもそんな考えを持った)デモには参加できない、と。それは映像に対してピア過ぎやしないか?それともあんな映像を気軽に使うボクの方が麻痺しているのだろうか?ユーチューブ・リテラシー問題。
デモのプロパガンダとして作った映像なので、一人の人間にこのデモに行くのはよそうと思わせたってことは、効果として成功である。それが反対方向への導きであっても、人の心を映像で動かしたという自信がボクに生まれた。調子に乗って、第2弾、第3弾と作っていこう。
今、これを書きながら観ているドキュメンタリー映像「ドレッド・ビート・アンド・ブラッド」がやばい。今日、雑誌『スタジオ・ボイス』と『マッサージ』と一緒に買った。CDは買いたいのがあり過ぎるので、一枚も買わないことに決めた。代わりに本を買った。平岡さんとの仕事(遊びに限りなく近い)も一段落ついたので、シメに阿部嘉昭さんオススメの『官能武装論』を。これを読んだら、ちょっと平岡離れをして、次の遊び相手を探そう。昨日、NHKに出てた赤瀬川源平さんなんてイイね。屋根からニラが生えている家に住んでるんだよ。平岡さんと赤瀬川さんの共通点は思想的変質者ってとこ。結局のところ変質者好きの凡人なのだ、ボクは。ボクは変態じゃないと最近、強く主張しているのだが、あまり周囲に認められないのが最近の悩み。
って話をドキュメンタリー映像に戻と、これは1979年英国製作のリントン・クウェシ・ジョンソン主演の幻の16mmフィルム。もうこの時代に幻なんてないのだ。同じく幻のUKレゲエ映画『レゲエ・イン・バビロン』もDVD化されるし。ただし、『ハーダー・セイ・カム』と『カントリーマン』とのボックスセットを買わなきゃ観れないので、両方ともビデオ持ってるボクとしては単体で欲しい。誰かボックス買って焼いてください。
って今日は話がそれまくる。誰かの影響だ。LKJが若い。ブリクストンの町並みがいい。70年代~80年代町並みファンにはたまらない。この時期のニューヨークの町並みも素敵なんだな。ブリクストンは西インド諸島の移民たちの町なので、雰囲気はキングストンに近いわけだが、ボクには高円寺に見えて仕方がない。いや、マジで。
LKJが現代日本に若者として生きていたら、きっと高円寺でフリーター詩人やってるはず。そして9月16日の「家賃をタダにしろ!中野→高円寺一揆」(あるいは「家賃廃止要求デモ」)に参加しているんじゃないのかな。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Sep 08, 2006 4:43 am