部長、『ソトコト』にカルチャー・ジャマーと認定される。
ボクの有名な口癖に「ロハス!」(「健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイル」って意味)ってのがあるんだけど、この言葉を流行らせた権威ある雑誌『ソトコト』に、われらがハーポ部長(=ボクの一部)が、日本を代表するカルチャー・ジャマーとして認定されました。ハハハッ!笑いましょう。どうも!ボクがカルジャム界の権威です。以前、某カード会社の「東京VIP」というサイトで、重要人物のように紹介されたときと同じような快感ですね。ライターとの共犯関係を結ぶような気持ち。
えっ!部長ってそんなお洒落なことしてたの?って驚きのあなた!ボクがカルチャー・ジャマーたりえているのは、ほとんど何もやっていないインチキ野郎であるにもかかわらず、ちゃっかり、カルチャー・ジャマーの第一人者のように取り上げられちゃっている、そのことにおいてジャマーなのです。
実際に雑誌を手にとって書評のコーナーを印字で読んでいただいた方がおかしくて良いのですが、ライターさんに許可をいただきましたので、ここに掲載させていただきます。
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エコ活動の手段、 カルチャージャムってご存じ?
『さよなら、消費社会
カルチャー・ジャマーの挑戦』
著:カレ・ラースン
訳:加藤あきら
大月書店刊 2310円(税込)
ソトコト読者ならば、『アドバスターズ』という雑誌の名を一度は耳にしたことがあるかもしれない。本著は、『アドバスターズ』の設立者、カレ・ラースンによるカルチャージャム論だ。カルチャージャムとは、メディアと消費とエコロジーの因果関係に目覚めた者のための、文化闘争における抵抗のデザイン術&頓知術。和製ジャマーのハーポ部長によれば、カルチャージャムの定義は「ひねりの効いた頓知で、偉そうな奴ら(制度)をギャフンと言わせる行為」。精神的先駆者として、ダダイストやシュチュアショニスト、パンク、フルクサスらを持ち、知的で芸術的な創カルチャージャム造的破壊を手段にした、アナーキーでユーモラスな精神を持つムーブメントなのだ。
カルチャージャマーたちが狙う敵は、新古典派経済主義者たちの理論。「地球のキャパシティには限界がない」(世界銀行の前チーフエコノミスト)、「世界は天然資源がなくともやっていける」(ロバート・ソーロー)と不埒な説で無駄な消費をあおり、自然環境のみならず、市民の精神的環境を破壊してきた消費主義文化を転覆させちゃうのがジャマーたちの目的。現在、ジャマーのゆるやかなネットワークは世界中に広まっている。普通の市民から、エコロジスト、エコ企業家、詩人、哲学者、スローフーダー……。しかし、邦題の『さよなら、消費社会』というのは、ちょっとアンクールだ(原題は『Culture Jam』)。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 10, 2006 4:50 am