初めて・・・
初めて、浪曲を生で聴いた。玉川福太郎だ。フェラ・クティのような存在感、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのような声量。圧倒された。一緒に聴いていた平岡正明さんがボクに言った。「どーだ、浪曲凄いだろ!これが人間サウンドシステムだ!」キンタマ主義者の平岡さんのためにも芸名を玉袋筋太郎に改名して欲しい。
初めて、自転車で信号待ちしている間に寝てしまった。一瞬意識を失ってたとは思ってたけど、職場への到着時間がいつもより5分遅かったので、ビアンキに跨って、5分ほど寝ていたということになる。
初めて、DJをやった。10円で買ったレコードを10枚もかけずに終わったので、100円未満のプレイだ。DJ界にもデフレ現象が起こっている。ゲイ・ディスコと演歌と歌謡曲。何の思い入れもない曲を、何の工夫もなしに、ただかける。数分で飽きる。一晩DJするプロの人たちって凄いね。レゲエのセレクターやるんだったら、ボクも一晩楽しめるかな。やっぱ自分が本当に聴きたい/聴かせたいレコードをかけたいものだ。
初めて、ピンク映画に感心した。『OLの愛汁 ラブジュース』。ビデオ版のタイトルは『はたらくお姉様 アフター5は我慢できない』。ピンク映画はいつもそうだが、内容の本質から、タイトルは遠く離れている。わざとセンスのないタイトルを付けているような節があるのだが、そーゆうところ、嫌いじゃない。20代後半~30代前半の独身女性の日常がしっかり描かれていて、妙にリアル。セックス描写然り。女性にオススメ。
初めて、誕生日を元彼女と過ごした。20代前半の彼女はボクと別れた後、60歳の男性と同棲していたはずだが、今はその家を出て、19歳の女性とルームシェアをしているんだが、その家の家主の男性に襲われそうになり、そこも出ることになった。そして今度は、なぜか谷村新司のマネージャーとの同棲生活に入るらしい。彼女はノマドなのだ。ボクは単なる彼女の旅の通過点に過ぎず、タニマネ(谷村のマネージャーの略、彼は婚姻届を用意している)もまた然り。彼女の理想はゲイとの友情結婚らしい。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Dec 12, 2005 2:30 pm