Antonio Negri
来日しなかった記念1周年でとうとうリリース!!
以下は来日出来なかったネグリ祭@藝大で、準備しながら発表しなかった幻のライナーノーツ。
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RLLが発表する、2007年の来日記念「ポール・ギルロイ」Tシャツに続く、哲学者来日記念「アントニオ・ネグリ」Tシャツ!
“Get Up Stand Up” 昨年ギルロイからもらったサインにこんなベタなことが書いてあった。ネグリの来日予定日が近付き、気付くとRLLも大ネタ『Burnin’』ジャケの現代思想ジャミングに手を染めていた。来日イベント「ネグリさんとデングリ対話@東京芸大・上野<マルチチュード響宴>」でTシャツ発表しネグリにプレゼント。自称中央線マルチチュードって自己紹介する予定でさ。
もちろん中央のボブ位置にはネグリ、いい笑顔で和む。そこから左に『〈帝国〉』『マルチチュード』の相棒マイケル・ハート。右には「生権力」を見 いだしたスキンヘッドのミシェル・フーコー。真上には、ネグリがフランス亡命時代に世話になった二人、『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』のジル・ ドゥルーズと相方フェリックス・ガタリ。これは『自由の新たなる空間』でガタリ&ネグリのコンビに連なってくるコモンな著述の系譜だ。そして残りのひとつ、フーコーの上にいるもう一人のスキンヘッズが誰だがわかる方は、相当現代思想に興味ある方かもしれない。実は『Burnin’』においても、ここはマニアック枠で、キーボード担当のアール・ワイア・リンドなのだ、地味~。彼はポスト・ネグリ世代の政治哲学者マウリツィオ・ラッツァラート、昨年『出来事のポリティクス』で日本デビューしてG8対抗サミットで来日もしていた。ちょっと強引に、ネグリの想起する「マルチチュード」を用意した〈共〉の思想星座がグラフィックでネグリ祭を盛り上げる!
しかしネグリ歓待のアゲアゲ感を権力が嗅ぎつけちゃったのかもしれない、来日2日前に政府官僚に入国拒否されちゃった。ちょうどTシャツが工場から出来上がった日だった、怒りと同時に笑いすら出て来た。「マルチチュード」は国境を越える、少なくともボクらのTシャツのプリントの上では。
そういや『太陽を盗んだ男』のジュリーは、原爆造りに成功して”Get Up Stand Up”で歓喜のダンスを踊ってたっけ。そのジュリーのストーンズ来日要求よろしくRLLも以下の要求を声明する。相手は菅原文太でも法務省でもなくてね。
ーネグリ来日公演を実現せよ!ー
要求がやっと決まったよ。〈帝国〉さん。
ネグリ再来日講演、一週間以内に発表、三週間以内に〈共〉を実施すること。
以上
がんばれ、ニッポン!
黒ボディにシルバープリント。サイズはXS S M L XL。マルチチュードは〈共〉を生成する!
sold out!!
- Demo&Protests | Respect
- By intellipunk / Mar 29, 2008 4:08 am