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Antonin Artaud
『神の裁きと決別するため』河出文庫復刊記念Tシャツ!
「身体は身体だ。それはただそれ自身であり、器官はいらない。身体は決して器官ではない。器官は身体の敵だ」 アントナン・アルトー
フランスの俳優、詩人、演劇家、『ヴァン・ゴッホ』論の評論家としても知られるアントナン・アルトー。彼を一言で言えば、イっちゃってる人である。しかし、そのイキ方(生き方)が凄まじいので、後世の多くの批評家、芸術家に絶大なる影響を与えた。
ジル・ドゥルーズやミッシェル・フーコー、ジャック・デリダといったポスト構造主義の思想家から、ドアーズのジム・モリソンやアインシュティルテェンデ・ノイバウテンのブリクサ・バーゲルトなどのロック/ノイズアーチストに至るまで。劇作家のピーター・ブルックはもちろん、映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーなんかも。そして日本に限っても、自らをアルトーの末裔と呼ぶ寺山修司やアルトーの死ぬ直前の叫びを体現し続けた舞踏家、土方巽など、音楽だったら、阿部薫や灰野敬二辺りの前衛的表現者たちが全身でリスペクトを表明している。
胸には、映画俳優時代の美青年アルトー、背中には精神病院時代の狂人アルトーをプリント!「大改造!!劇的ビフォーアフター」並の変化をお楽しみください。そして、電気ショック治療のおぞましさを想像してください。
さまざまな力の管理が進行し、資本主義の原理が剥きだしのまま世界中を覆い尽くそうとしている今だからこそ、あらゆるシステムにFUCKを表明するアルトーは超重要人物。最終的には自分の身体の在り方にまでケチを付けるような過剰さが本当に求められている。
ボディの色は燃えるような赤。アルトーを着て、かくめい的警戒心を高めろ!
- Respect
- By intellipunk / Nov 09, 2006 11:15 am