RO MUNCH ST
遠藤ミチロウ率いる THE STALIN は82年の名曲『ロマンチスト』でアナーキスト/ナショナリスト/スターリニスト/オポチュニス/スタイリスト/フォーマリスト/リベラリスト/ヒューマニスト/ソーシャリスト/ナチュラリスト/ジャパニスト/モラリストを次々に「吐き気がするほど~ロマンチックだぜ~」と揶揄し、愛憎入り乱れる思想状況に対し嘲笑による相対化を図った。これは当時のニューアカの「主義者」に対する態度のパンク版だったともいえる。アレクサンドル・コジェーブが日本的「スノッブ化」と称した現象である。
さて時代はポストモダン?既に「主義者」を相対化させるどころか「ロマンチスト」を標榜出来る程の何かを持てずに人々は「動物化」する一方だ。『「欲求」とは、特定の対象をもち、それとの関係で満たされる単純な欲望を意味する。たとえば空腹を覚えた動物は、食物を食べることで完全に満足する。欠乏-満足のこの回路が欲求の特徴であり、人間の生活も多くはこの欲求で駆動されている。』(東浩紀『動物化するポストモダン』)という状態である。
なんだか読んでみると、これってマンチ(=MUNCH)ってるの変らないじゃん?って思うわけ。説明すると、マンチとは元々スナック菓子を指し、転じてスラングでは梵がキマって食べ物が異常に美味しく感じられること。酔っぱらうより、この多幸感を楽しむのが主流になってるカンナビストも多いはず。ハーゲンダッツ最高!
RLLはその様な「動物化」する「MUNCH」に「ロマンチスト」である「カンナビスト」を見いだす。「MUNCH」=「カンナビスト」≒「ロマンチスト(主義者)」≠「動物化」≒「MUNCH」という円管状態!「動物化」と「主義者」を容れ子にした思考でRLLはコジェーブも東も混乱させちゃう★ 「ロ マンチ スト」最高!
ボディの色は白と黒。プリントは発砲インクで食欲をそそります。
sold out!!