スペクタクル社会(La Societe du Spectacle)
1957年、シュルレアリストの乗り越えをめざし、ヨーロッパ各国の前衛芸術家たちによって結成されたシチュアシオニスト・インターナショナル(SI)。そのリーダーであるギー・ドゥボールが提唱した概念「スペクタクルの社会」(La Societe du Spectacle) が掟破りのまさかのスペクタクル商品化!
ECDが「失点 IN THE PARK」でジャケ写に使った写真、「反戦落書き裁判」のトイレにで書かれたのが「反戦」と「スペクタクル社会」だった。「スペクタクルの社会」とは、多くの人々が受動的な観客の位置に押し込められた世界、映画の観客のようにただ眺めることしか残されていない、資本主義の究極の統治形態をいう。特に日本のようなテレビを中心としたマスメディアが異常なほどの影響力を持っている国は深刻である。この罠にハマってしまうと、退屈な観客席に押し込まれていることにさえも気付かず、「自己実現」と「消費快楽」という名の人参をぶら下げられ、主人公になったかのような錯覚の中で、終わりなき茶番のサポーターを演じ続けるハメになる。例えば、落書きを「建造物損壊」とする異常も、スペクタクルの社会にハマると盲目的に「当然の判決」と反応するようになる。
今回RLLは、独自な回路のオルタナティブ・ライフスタイルを毎号レポートする『Spectator』誌に共感し、強管理情報資本主義社会を抜け出すポップ・ジャミングを仕掛けてみました。退屈な日常に辟易してる方は、これを着て街に飛び出し、喜びに満ちた新たな状況の構築を試みては如何でしょう。
『T.A.Z』と同じく機関紙『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』も左翼のお家芸コピーレフト。テクストの一部はウェブ上(シチュアシオニスト・オンライン文庫)にて日本語で読め、すべてのテクストは、特に出典を明記しなくても、自由に転載、翻訳、翻案することができるので、じゃんじゃん活用しよう。
ボディの色は白、文字の色はハッと目が醒める蛍光緑。
sold out!!