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Jose Bove
ジョゼ・ボベは、1999年の南仏ミヨーでの「マグドナルド解体事件」で世界的に名を馳せたフランス農民運動の指導者であり、今や全世界でのオルタ・グローバリゼーション・ムーブメントのシンボル的活動家。
EUは1999年に、発ガン性が指摘されていた米国産ホルモン牛の輸入止措置をとったが、米国はWTO協定違反の制裁としてEUの輸入食品に100%の報復関税をかけた。この輸入食品にはフランス・ラルザックの特産であるロックフォール・チーズ(ブルーチーズ)が含まれていた。
これ対して、ボヴェら農民や住民たち約300人が、事前に予告の上、建設中のマクドナルド店に異議申し立てに赴く。ドアやパネル、壁などを取り外して解体し、資材をトラクターで県庁前まで運び積み上げた。沿道の住民は彼らに拍手喝采!そこでブルーチーズを振る舞い、歌やカーニヴァルが繰り広げられた。ボヴェは自首して「健康な食品ときれいな農業のための闘いに、農民が拘留される必要があるなら、私は刑務所に残る」と保釈金を払わず6週間投獄したが、フランス国民の45%が同氏を支持(不支持4%)した。
これが「マクドナルド解体事件」。エコ・ロビンフッド的パフォーマンスは瞬く間に全世界に伝わり、彼はオルタ・グローバリゼーションの象徴になる。翌年のフランスの片田舎の裁判にはわざわざ世界中から4万人が集結してまたパーティ「世界は商品じゃない!」が開かれた。
ボヴェの言葉「まずいメシ食わすな!(La malbouffe!)」はフランスで流行語にもなった。美味い飯が喰いたいって、何も間違っちゃいない。その後も遺伝子組み換えトウモロコシ引っこ抜き、パレスチナではオリーブを地元農民と一緒に収穫しつつ人間の鎖になり国外退去を命じられたり、相変わらず世界中を飛び回っている。
ネオリベなグローバリズムは人々を幸せにしない。農業生産額至上主義の多国籍企業による、食の画一化やマクドナルド化、遺伝子の特許化や水資源の独占化、自然破壊を引起す大規模農業や遺伝子操作品種の危険など“食と環境の商品化”の問題は反グローバリゼーションの大きな要因だ。
2006年、スーパーマリオの生みの親にフランス政府は芸術文化勲章「シュバリエ章」を授与した。その記念にわれら民衆のスーパー・マリオであるジョゼ・ボヴェTシャツを制作するがリリースするタイミングを逃してお蔵入り。2010年横浜でのAPEC開催を記念してこの度正式リリース!
Welcome!
Anarchism
Peace
End Capitalism Organically
Commune
ボディはイエロー。「まずいメシ食わすな!」と食いしん坊キャラの色。
sold out!!
- Demo&Protests | Respect
- By harpobucho / Nov 07, 2010 11:33 pm