RLL64
NO NUKES
耽美的かつ現代的な手法でエロティシズムを表現する画家kenta ueokaのイラストによる反原発Tシャツ。美人過ぎる海女さん(しかも人魚!)の二の腕タトゥーでNo Nukes!
福島第一原発から流れ出した放射性物質による海洋汚染は、未だ終わりすら見えない。
未曾有の惨事として、海の生きとし生けるものすべてに長い禍根を残すことになった。このような事態に直面してもなお、脱/反原発という大半の国民の世論を無視/操作して原発を推進し続けようとする狂った輩をどう止めればいいのか。
原発の誘致に揺れる漁村を舞台にしたATG映画『人魚伝説』(1984)を観よ。原発推進派に夫を殺された海女がたった一人で推進派を皆殺しにしていく復讐劇だ。次から次へと商売道具のモリで推進派を血祭りにあげていく様は、もはや人間の仕業ではない。大自然の怨念が具現化したような修羅っぷりだ。「何人殺したら終わるんやろ」という途方もないものを前にした海女/人魚の嘆き。得体の知れない力と対峙し、おもわず「原発いうんはどこや。うちん人殺した原発いうんはどこにおるんや」と叫んでしまう気持ちもわかる。いったい誰が責任を取ってくれるのか。
恐ろしいのは、現実のほうがこのスプラッター映画よりも酷い事態が生まれていることだ。1万5千テラベクレルとわけのわからない量の放射性物質が海に流出したという。人類がはじめて経験するレベルの危機! 無責任にも「海に流れこめば薄まるから大丈夫」といって放射能汚染水を意図的に海に放出した東電および日本政府をモリで突き殺したい衝動を抑え、今は平和的にすべての原発を止めることに賭けよう。
うちに秘めた物騒な想いとはウラハラに、Tシャツのデザインはお洒落でさわやか、誰でもどこでも着れるように仕上げています。
ボディはアクアマリンカラー、プリントはシルバー。
- Demo&Protests | Limited
- By harpobucho / Sep 11, 2011 12:02 am