Wearable Ideas RLL
文化と社会〜アートパスの発表を評しながら
東京芸術大学のこのイベントにひっそりと参加します。大学の授業の一環みたいなイベントなのでTシャツの販売はできないんだけど、今まで作ったTシャツを展示します。耳元でこっそと囁いてくれれば、裏の方でバレないように取引にも応じますよ。
「トーク&シンポジウム:文化と社会〜アートパスの発表を評しながら」
日時:12/17日(日) 14:00〜18:00
場所:東京芸術大学千住キャンパス第1講義室
ゲスト:バーナード・クリッシャー(元「ニューズウィーク」東京支社長、「カンボジアデイリー新聞」発刊者)
粉川哲夫(批評家、東京経済大学教授)
小田マサノリ(元現代美術家、民族誌家)
川上典李子(デザイン・ジャーナリスト、エディター)
司会 :インゴ・ギュンター(アーティスト、本学客員教授)
毛利嘉孝(社会学者、本学助教授)
- Action
- By intellipunk / Dec 16, 2006 1:58 am
サンタ
先日、地下鉄車中で5つぐらいの女の子とそのお母さんの話を聞いてしまいました。
女の子「サンタさんは本当はどうやってくるの?」
お母さん「ソリに乗ってくるんだよ」
女の子「ソリに乗ってくるの? サンタさんって人間?」
お母さん「サンタさんは人間だよ」
女の子「本物の人間がくるの?」
その後はお母さんが、プレゼントの方向へ話を逸らしました。
これは、その女の子の中でサンタクロースという存在の初めての疑問が生まれた瞬間でした。もしかしたらお母さんのいっている世界の説明は間違っているのではないかしら、とどこかで思ったのではないでしょうか。
これがサヨクの考え方です。世界が在るという状態を整合性をもって認識するということを、どう解釈するのかべきかできるのか。哲学的には認識論、もしくは存在論そしてフッサール現象学的思考です。う~ん、というかこれに関わらない哲学は哲学ではありませんね。それが今でも命題ですし、その哲学的な考えを現実に世界に引き戻すのがサヨクです。理不尽なことがあるなら、その問題を解決して世界を円滑に理解したい、という思考です。根拠のない世界のことわりを許しがたいという態度です。ですからそれらの哲学的思考がないのはサヨクではありません。
ってなヨタ話はおいといて告知。
「ヒップホップ塾 Lesson One」
@素人の乱 セピア
12月9日(土)start18:00
http://mixi.jp/view_event.pl?id=12732261&comment_count=10&comm_id=1210472
高円寺北中通り商店街にある飲み屋〈素人の乱・セピア〉にて、「ヒップホップ塾 Lesson One」を開塾!!豪華講師陣集結!!!!
上記パーティのフライヤー作りました。Bling-Blingなのを試してみました如何でしょう。
楽しそうなイベントなんで皆さん来るべし!
- Intellipunk
- By intellipunk / Dec 03, 2006 5:24 pm
GUCCIから飛び出してきたナマハゲを取り囲む公安警察官をロリィタメイドがヴィデオ撮影する@表参道
もはや何が言いたいのかわからないのだが、もともと言いたいことなんかあっても大して伝わらないのだから、適当に誤魔化してウヤムヤなことをやるよりは、思いっきり外側と内側をかき回して楽しむ方が生真面目にやって落ち込むよりは100倍マシってことに、ようやくみんな気が付き始めたのだった。サウンドデモが始まってからまだ数年だが、高円寺で生まれた滅茶苦茶な、だけど決して投げやりでも諦めでもない、むしろ確信犯的な悪戯心ってやつの新鮮で猥雑で堪えられない空気が、渋谷へと伝播し、ほんの少しズレつつ、以前の生真面目さをちょろっと引きずりながら、それでも、笑いと諧謔とハプニングで路上を満たし、僕達は爽快な足取りで空間をジャックしつつある。
時は満ちた。円は一瞬だけ閉じ、そして掻き消える。
表参道に入りかかったサウンドカーからはペペ長谷川氏のめちゃくちゃな前口上が始まっていた。曰く「日本の伝統行事ナハマゲが、今日、ここに降臨する!!」だとか、「貧乏人を搾取するネオリベはいねえがぁ、フリーターをいじめる悪い資本主義はいねえがぁ。」だとか。クリスマスを予感させるイルミネーションに飾られた木々や人通りが静かに舞い降りてきた闇の中に浸り輝き、そっと忍び寄った夕凍みが、光や歓語や夕餉の匂いなんかを引き立てるような時。デモ隊は表参道に雪崩れ込んでいった。そんな奇妙な一群が警察の先導者に導かれ、ピカピカの表参道に入っていくのはどことなくパレードのようにも見えた。
そういった意味でものめずらしげに通行人やらハイソなビルから僕らを見下ろしていた人々は、一体これはなんなのだろう?と、ニコニコしながら観ていた。そんな中、いきなり、ペペさんの「アーーーー!!ナマハゲだ!!キター!!!」の一言で表参道のGUCCIから飛び出してきた二体のナマハゲが包丁を振りかざして車道や歩道を見境無く走り回ると、もう、公安警察も制服警官も真っ青になって、リアル鬼ごっこが始まったのだった。そしてそれを撮影するロリィタメイドさん。アガる音楽に、デモ隊。歩道からはいつにもまして携帯で撮られる撮られる。走り回る鬼を追いかけて取り囲んだ公安警察官とナマハゲがもみ合い、怒鳴りあい、問答になるが、もはやその光景はシュールの一言。観ている誰もが笑顔を絶やさない。特に、公安警察官はフツー?の親父の格好(チノパン、もしくはケミカルジーンズにチェックのシャツにベストに野球帽)なので、そんないい親父が5人も6人もナマハゲを囲み、説教している光景自体が普通の通行人には異常なものだ。(おそらく、公安警察の存在さえ知らないのだろう。そして、だからこそこの光景が面白いのだ)
スペクタクルな勝利を僕らは勝ち取りつつある。
ちなみに、以前の高円寺家賃廃止サウンドデモでも登場し、大盛況だった路上居間も今回のデモで登場したのだが、残念なことに警察官の弾圧によって人が乗れなかった。高円寺では乗れたにも関わらず・・・・ それだけは残念だった。さて。高円寺では最後に神輿が合流するというハプニングがあって、今回はナマハゲだった。伝統行事というか、お祭ネタのハプニングデモが流行り出しているというのは、「デモ=祝祭」であり、「蕩尽」であるというバタイユ論を援用しているRLLとしてはますますサウンドデモから目が離せない。逃亡の想像力がサウンドデモを通してどこまで広がっていくのか?その答えはこれからのサウンドデモのデザインをどこまで快楽に結び付けていくことが可能か?という問いにあると思う。音楽やパフォーマンス、ファッション、メディアの路上実験として、サウンドデモがもっとめちゃくちゃになってくれればいい。
PS 今回は前日に買った機材を使用したために、2回も音を止めてしまったのが本当に無念。やっぱ緊張したらダメだねえ。ほんと。
あと、12月3日にもあるらしい。サウンデモパレードって何だよ!!デモかパレードかどっちかにしてほしい。主体は・・・
http://www.kyokiren.net/_info/profile
小森陽一や高橋哲哉。リベラル左派ですな。個人的にはクラブ活動で体育館や教室をクラブに!!運動場をレイヴに!!にして欲しい。これはめちゃくちゃな提言ではなく、初期ヒップホップが生まれたのは学校の運動場で勝手にDJブースを出して皿を回してた黒人達なんだから、運動場でパーティーするのはクラブカルチャーでは正統派だ!!
▲▼▲▼サウンドデモパレード詳細▲▼▲▼
♪【日時】12月3日(日)
12:50~13:00 オープニング☆
13時~14時 パレード
14時~15時 駅前宣伝
♪【場所】宮下公園出発→渋谷1周パレード→宮下公園着
その後、渋谷駅駅前で街頭宣伝
♪【参加対象】40歳くらいまでの若い人、及び気持ちが若い人。
♪≪サウンドデモパレードとは≫・・・車の荷台にDJと音響機材を乗せて
音楽を流しながら、その後ろを歩くデモパレードのことです。
心地よい音楽に身をゆだねて、街を歩くのは楽しいですよ。
♪ 【その他】
着ぐるみ、変装大歓迎!
楽器、鳴り物、もちろんOK!
派手におしゃれに表現しましょう!
街を歩く人に届くようなメッセージをプラカードにして
持ってくると、アピール効果大です!
【問合せ先】
<問い合わせ先>教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
〒113-0033 東京都文京区本郷5-19-6坪井法律事務所内
Tel&Fax 03-3812-5510(平日午後2時~5時半以外は留守電の場合あり)
メールinfo@kyokiren.net
<ホームページ>
http://www.kyokiren.net/
- ∞+∞=∞
- By ∞+∞=∞ / Nov 28, 2006 6:08 pm
ぞろ目の指向と偶然の思考と混沌の嗜好
hiphopをいかに聴いて解釈するか。
匿名性と快楽性のエレクトロニカやハウスの様に聴くか、大時代ロックや大文字のジャズの様に聴くかは重要だ。
物語では読めない音響の叙事、徹底したトラック主義か。それとも実存の張り付いた叙情、主人公の独白としてか。
計算され計画された精巧なデザインか、狂気をはらむ真実である私小説か。
また、例えば越路吹雪や美空ひばりや勝新太郎の様な芸能や演芸、つまりネタのあるエンターテイメントとしてとらえるか。それともアートやジャズやシネフィル映画や大時代ロックの様に、人間の世界の芸術概念の新しい提出と更新という歴史的意味を持つベタと捉えるか。
音の意図か音の意味か。
どのようにして撮るかがカメラマン。何を何故撮るかがフォトグラファー。さてラッパーはどうか、トラックメイカーはどうか。聴くものと作るものの意図はどうズレているのか?
とかを考えると、ロックはある時代の流れに乗って生成して衰退したんだとわかる。
50年代[芸能(叙事)]→60年代[芸術(叙情)]→70年代[芸術(叙事)]→80年代[芸能(叙情)]→解体
と。ひとりでくだらなく考えていたりします。
ドゥルーズ曰く差異を見つめて概念を創出することが哲学の仕事らしい。んじゃ哲学的な妄想は好きなんだな。
RLLのハーポ部長が駄ジャレ好きで、似ている所を見つけたり、無理矢理似せて結び付けたりして考えるタイプで面白い。僕は区切りを付けたり、系譜や流れの道筋をたどったり、それによる物のジャッジをしたりする裁きのタイプだから。真逆の思考を絡めて物を作っているので、表現の幅があってRLLには可能性感じる。
例えば、ひとりで区切りを妄想。
餡トーストはご飯か? おはぎはお菓子か? ホットケーキは?
ダンスとスポーツの境界はどこに? フィギアスケート/シンクロナイズドスイミング/新体操は? そしてそれぞれのジャンルのダンサーの境界範囲は?
近代とはどこからか? 18世紀後半のフランス革命とナポレオン? 18世紀のイギリスの産業革命? 17世紀オランダ海上帝国の株式資本? 17世紀の神聖ローマ帝国衰退とウェストファリア体制? 16世紀ドイツのプロテスタンティズム? 15世紀イタリアのルネサンスと金融? 15世紀スペインのレコンキスタ(イスラム再征服運動)と異端審問? それとも15世紀ポルトガルの大航海時代?
いやそれは順序があるのかな。レコンキスタでユダヤ人がヴェネチアへ行き、そこで金融が栄えルネサンスが開き、大航海時代で文化が混ぜ返され、ギリシアローマ文化の復興から印刷が発明され宗教改革が興り、三十年戦争で主権国家体制を作った西欧に文化の中心が移り、政治と宗教が分かれ、東インド会社貿易で株式からブルジョアが生まれ、国民国家の市民革命と産業革命が帰結される、と。
中世から合理主義と啓蒙主義と人文主義と国民国家と資本主義と民主主義が順次弾け飛んだわけだ…近代は歴史の流れの中の偶有性の帰結か。で、その先は…
- Intellipunk
- By intellipunk / Nov 26, 2006 5:06 am
存在論的、RLL化するポストモダン
大澤真幸 東浩紀「自由を考える—9・11以降の現代思想」 読了
http://www.amazon.co.jp/dp/product/4140019670/
現代はポストモダンへ移り、対応して権力概念も変容。
ただし二項対立的弁証法的な形而上の区切りではなく繋がっている
様々な実証を交え思想を現在のアクチュアリティにつないでゆく
以下大ザッパに図式化してみる(小さな論過は見逃して)。
人間→動物化
大きな物語→データベース、島宇宙化と情報管理化
第三者の審級→第三者の審級の撤退
神・ビッグブラザー→管理のネットワーク、セキュリティー上昇
規律訓練型権力→環境管理型権力
価値観の共有→価値観の共存
キセルする自由個人で音楽を聴く自由匿名の自由→OA化セキュリティー化ユビキタス化iD化著作権化DM化
虚構の時代→動物の時代
大儀→動機の不透明さ
ビオス(政治的身体)の「生の形式」→ゾーエー(生物的身体)の乖離と管理
ドゥボール。スペクタクル化
アウシュビッツとポストモダニズムの近似性。スペクタクルの有無。
アガンベン。例外状態の全面化(アウシュビッツ・阪神淡路震災の残りの者)ホモ・サケル
フーコー。生権力と生政治
ヴァーチャルな政治的身体→ムーゼルマン剥き出しの生
ハーパマス。レジシマティー正統性の危機
デリダ。固有性→確率的状態、交換可能性
スターリニズムとポストモダニズムの近似性。固有性→偶然性=偶有性
セキュリティ化した権力は偶有性を奪う権力
ヘーゲル。理知の狡知
社会全体を覆う共感→シミュラークルな共感(交換可能性の低下)
個人の偶有性の領域を持つ大きな物語→個人の認証管理
「超越」した抽象身体→原身体性
アーレント。人間の条件アクション(活動)→ワーク(制作・仕事)→レイバー(労働)
コミュニケーション=アクション(活動)→2ちゃんコミュニケーション=動物化
ジジュク。9.11は象徴界が現実に侵入されたというイメージが侵入した
ベンヤミン。カフカの「掟の門」の解釈
「聖書のない状態」→「聖書」→「聖書の読めない状態」
コジューブ。ヘーゲル的人間→アメリカ型動物化家畜化
不純な愛から純愛への昇華崇高化→純愛と性欲処理の共存
ロールズの「普遍」のモダニズム→ローティのポストモダンなシニシズム
哲学者文芸批評家、加藤典洋竹田青嗣→社会学者、橋爪大三郎宮台真司
レッシング。法・規範→市場・アーキテクチャ(ゾーンニング/フィルタリング)
著作権の肥大とコモンズ
ベック。リスク社会
バーリン。積極的自由→消極的自由のフィルタリング
エンデ。自由の牢獄
酒井隆史。「匿名」の自由→排除のメカニズム
アーレントのいう人間の活動の区分に対応する権力の変容。権力は従来の政治活動であるアクションにかかるのではなく、レイバー/ワークに作用する。
アーレントの三層構造の崩壊。消費=労働の固有化記名化
権力の、内面的イデオロギー管理→群れの効率的管理=家畜化
警察国家等古典的権力観→ディズニーランド・マクドナルド・ウィンドウズ化
フクヤマ。ヘーゲル哲学「人間性」→「歴史の終わり」バイオテクノロジー(プロザック)で人間の本質の変容
平等選挙思想→イシューの利害調整
デカルト「コギト」→ロールズ「無知のヴェール」
匿名の自由→多重人格的、記述主義的還元、データの固有性の上昇
柄谷。単独性→特殊性
「誤配可能性」の低下、運命やヨブ的神のきまぐれ超越性の消滅
多数意見の偶然の正しさ→多文化主義的多様性
キャラ化確定記述の固有性
広義の資本主義的必然の運動
デリダ。ハイデガーの人間「世界を作る」現存在/石「世界がない」存在者という西洋哲学→世俗化動物化「世界が貧しい」
ハイデガー。ゾルゲ→ダス・マン
スピヴァク。西欧→オリエンタル、サバルタン
ネグリ。プロレタリアート→マルチチュード
帝国主義→〈帝国〉
ドゥルーズ=ガタリ。モル的状態/モレキュレールの逃走線→数学的カオスの秩序
ハッカー。ウェーバー「プロテスタンティズムの精神」→ドーヴァルズ「それがぼくには楽しかったから」
批評される文化→身体的快楽の技芸
自然な選択肢を抑えることで現れる自由の感覚(ネガティブな発見)→自由が奪われている感覚自体を奪う(「無」の奪われ)
冷戦構造の思想・文学→ポスト冷戦のエンターテイメント
確定記述に固有名、特殊性に単独性、石に現存在→「anyoneの思考」、民主主義の「偶有性へのポテンシャル」
愛とは個人への特定の性質への愛ではないはずだ。真の愛とは偶有性への愛だろう。
単一他者への愛や共感が普遍的な愛や共感と矛盾しない方向がある。
これはバトラーの戦略、本質主義→構築主義にもかかってくるだろう。
マッケンジー・ワーク「ハッカー宣言」も「快楽」という同様の出口を提出している。民主主義の進化と「愛」で締めるのはネグリ=ハート「マルチチュード」と同じ。しかし彼らの議論に欠けているのはグローバリズムであったりキャピタリズムだったり黒人文化そして音楽と快楽だったりする。そのあたりは[VOL]界隈の言葉が進んでいる。
そういえば「RLLは政治でアガる人たち?!」と野田努に驚かれた、どうやらニュースクールらしい。確かに従来の人間的正義感(大きな物語)から現れる政治主体(左翼)の枠組みからRLL外れている。今までの彼らは労働者階級をまだ信じているし政治は大文字だし、この本を理解出来なかったりするだろう。RLLはそうしたものと関係ない楽しいことの為に小文字の政治を文化として享受している。「着る思想」ってヘーゲルに怒られそうなコンセプトだしね。あと密かに妄想するRLLの左翼再生プロジェクトとは楽しさに目覚めさせること。
RLLは正義の政治ではなく、政治の悦楽(JOY)へ視線は移っている。快楽的抵抗の「文化=政治」として黒人文化や陶酔文化や聖社会学を接種している。全ての文化から政治を読みとることを〈悦〉とする。ネグリの生政治とは、アガンベンのストレートな読みとは逆に、フーコーの生権力を反転させ生命賛歌にした。そこにB感覚でアガるRLLの戦略がある。RLLがサウンドデモに見るのはその「B感覚」からだ。プロザックを怖がるフランシス・フクヤマは、セカンド・サマー・オブ・ラブを知らない。あとJOYを知らないダサい社会学者が多くって困る。本当のポストコロニアル研究ってこうゆうことだと勝手に思ってるんだけれど。
以下はメーデーサウンドデモのDJ逮捕の時の僕らRLLの支援メッセージ。
「弾圧者たちは、踊るという快楽行為がリアル・ポリティクスとつながることを、警戒し恐怖している。Bio-politics感覚に酔いしれるサウンド・デモという新世代の快楽を前提にした祝祭=意志表明が、権力者にとって緊急な弾圧対象に思えたということだ。大きい音楽でこころ踊る楽しさ、連帯しながらそれぞれに路上を跳ねる喜び、メッセージ以上にノリを大事にするスタイル、政治を音楽を通して体現できる気軽さ、そしてそれらによって普通の若い人が新しい自由に開かれることを、懸念し恐れ予防しようという意図があったのだ。
だからこそ、僕らはこれからも抵抗として踊り続けなければならない。踊れないファシストに抵抗するために、自由と喜びのために踊るのだ。
逮捕拉致監禁された仲間を解放させよう。また一緒に踊るために。」
この本と無関係に書いたこのメッセージは、911以後の世界を(もっとも1999世界と読み替えたいが)反映していると考えている。
「自由を考える—9・11以降の現代思想」は特段新しい事を、僕らRLLには提示してはいない。ドゥルーズやネグリやファノンやフーコーやギルロイやグレーバーや平岡正明で思考していたRLLだけれど、しかし現状認識としてそれほど離れた場所には居ないこともわかった。とりあえず今まで通りでいいらしいな。
- Intellipunk
- By intellipunk / Nov 22, 2006 5:29 pm
コロガルカイ
イベント名:特になし
11月19日(日)
15:00〜22:00
@素人カフェ(素人の乱セピア)
素人カフェでTシャツ展示&販売します。RLLクルーの∞+∞=∞君がDJしたり、15時ぐらいからたむろってます。素人カフェのアイコンがネパールに旅立つので、ネットラジオ素人の乱土曜日パーソナリティYOYOさんがおいしいチャイを振舞うYO!
それからintellipunkの誕生日イブにもイベントがあります!
「コロガルカイ」
11月26日(日)
17:00〜
¥1500-
@幡ヶ谷HEAVYSICK
RLLはTシャツ販売とネットラジオ素人の乱「レヴォリューション・ポップ・ラジオ」生中継!
久しぶりの人前に出てのトークイベント。当日の、反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2006「逃亡の想像力を手放さない」サウンドデモ報告やこのイベント「コロガルカイ」の生レポート、あと新作Tシャツについて話す予定。
出演
NOINONE
L?K?O
R領域
RLL
DEEP THROAT X
Dr.TEA
・ギャンギャンウルサイエレクトロなバンドNOINONE
→WEB更新しました
・たーんてーぶるでいろんな音を出して混ぜこぜL?K?O
→音楽に興味があるなら見たほうがイイ。
・廃材輪廻転生MISSING LINK JUNKART SPACECIENTIST=R領域
→ARTに興味があるなら見たほうがイイ。
・着る思想+ネットラジオ+CLUTURE JAMMING POSSE=RLL
→カルチャーが好きなら着るべし。
・陽気なDr.MAGICちょい電気仕掛けのBREAKBEATS=Dr.TEA
→ドラムバカ(敬称)=名人芸に興味があるなら踊るべし。
・エロ男子+1010class気分はDE LA SOUL=DEEP THROAT X
→http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1000019031
- Action
- By intellipunk / Nov 18, 2006 6:07 pm
ズラっと紹介、ノリっしょたいがい、読書案内、自意識肥大
「おらぃ勉強不足だなんぅすゃ こらぁ読まねばまいねはんでなぁ(故郷訛)」ってな個人的課題、
いまだ積読してしまい、もしくは購入予定で踏み込み甘い、すぐに飛びつくタイミングじゃない。
追々とって思い置いてく老いてくおいおい何時まで?
おいらはいつもは火急のごとく、
ことごとく新刊の出版ネグリや上野俊哉やフーコーやサイード、平岡正明やドゥボールや酒井隆やアガンベンを、
柔らかい本と混ぜて読むのでホント精一杯なんだな。
根気と時間があったら基礎教養用として読みたいもんだな、
新規の時間を作るのは難しいもんだな、
そんでっと大学ってそんな時間を過ごすもんだろうな。
でも自主制作美大生時代の後悔はしない、
部長のジュンク堂大学を公開は偉大、
基礎目録一人大学の紹介は肥大。
とりあえず「帝国主義」という概念、歴史的推移、その関連領域。問題は、そこから射程は「近代」全てなのかもしれない、ということに漠然と。ただし「歴史」の止まった東洋回帰は絶対にない。
『文化』カルスタ文化研究から音楽やアートまで。ここがメインフィールドのはずなんだけど…
ホミ・K.バーバ「文化の場所—ポストコロニアリズムの位相」
http://www.amazon.co.jp/dp/4588007785/
今福龍太「クレオール主義」
http://www.amazon.co.jp/dp/4480087575/
山口昌男「文化と両義性」
http://www.amazon.co.jp/dp/4006000162/
粉川哲夫「花田清輝評論集」
http://www.amazon.co.jp/dp/product/4003319214/
ガブリエル・アンチオープ「ニグロ、ダンス、抵抗—17~19世紀カリブ海地域奴隷制史」
http://www.amazon.co.jp/dp/4409030620/
ロジェ・カイヨワ「遊びと人間」
http://www.amazon.co.jp/dp/4061589202/
ジョルジュ・バタイユ「呪われた部分 有用性の限界」
http://www.amazon.co.jp/dp/4480087478/
廣瀬純「美味しい料理の哲学」
http://www.amazon.co.jp/dp/4309243533/
『権力/暴力』ベンヤミン+萱野+(?)フーコー〜酒井の範疇(?)
ジュディス・バトラー「触発する言葉—言語・権力・行為体」
http://www.amazon.co.jp/dp/product/4000233920/
エマニュエル・レヴィナス「レヴィナス・コレクション」
http://www.amazon.co.jp/dp/4480084916/
ルイ・アルチュセール「再生産について—イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置」
http://www.amazon.co.jp/dp/4582702562/
ピエール・ブルデュー「ディスタンクシオン」
http://www.amazon.co.jp/dp/4938661055/
岡田温司「芸術(アルス)と生政治(ビオス)」
http://www.amazon.co.jp/dp/4582702619/
『日本思想』J社会学から先達まで
宮台真司 仲正昌樹「日常・共同体・アイロニー 自己決定の本質と限界」
http://www.amazon.co.jp/dp/4902465043/
大澤真幸 東浩紀「自由を考える—9・11以降の現代思想」
http://www.amazon.co.jp/dp/4140019670/
見田宗介「社会学入門—人間と社会の未来」
http://www.amazon.co.jp/dp/4004310091/
中江兆民「三酔人経綸問答」
http://www.amazon.co.jp/dp/4003311019/
丸山眞男「日本の思想」
http://www.amazon.co.jp/dp/400412039X/
林達夫 久野収「思想のドラマトゥルギー」
http://www.amazon.co.jp/dp/4582760023/
『政治』統治、共同体、そして民主主義?
ジャック・デリダ リチャード・ローティ エルネスト・ラクラウ シャンタル・ムフ「脱構築とプラグマティズム—来たるべき民主主義」
http://www.amazon.co.jp/dp/4588007416/
ジュディス・バトラー スラヴォイ・ジジェク エルネスト・ラクラウ「偶発性・ヘゲモニー・普遍性—新しい対抗政治への対話」
http://www.amazon.co.jp/dp/4791759575/
マックス・ホルクハイマー テオドール・W・アドルノ「啓蒙の弁証法—哲学的断想」
http://www.amazon.co.jp/dp/4000040545/
http://www.amazon.co.jp/dp/4791758234/
チャールズ・テイラー エイミー・ガットマン「マルチカルチュラリズム」
http://www.amazon.co.jp/dp/4000021524/
『資本』廣松から岩井からセンまで。この辺りは全く門外漢の勉強不足
岩井克人「ヴェニスの商人の資本論」
http://www.amazon.co.jp/dp/448008004X/
ピエール・クロソウスキー「生きた貨幣」
http://www.amazon.co.jp/dp/4791761111/
廣松渉「世界の共同主観的存在構造」
http://www.amazon.co.jp/dp/4061589989/
柄谷行人「世界共和国へ—資本=ネーション=国家を超えて」
http://www.amazon.co.jp/dp/4004310016/
アマルティア・セン「不平等の再検討—潜在能力と自由」
http://www.amazon.co.jp/dp/4000028782/
『歴史』国民国家成立やanti-Faまで。広義のナショナリズム批判
モーリス・ブランショ「明かしえぬ共同体」
http://www.amazon.co.jp/dp/4480083510/
ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体」
http://www.amazon.co.jp/dp/487188516X/
小熊英二「〈民主〉と〈愛国〉」
http://www.amazon.co.jp/dp/4788508192/
網野善彦「無縁・公界・楽」
http://www.amazon.co.jp/dp/458276150X/
網野善彦 鶴見俊輔「歴史の話」
http://www.amazon.co.jp/dp/4022598514/
『世界』自分の立っている場所以外のフィールドとつながる。
エメ・セゼール「帰郷ノート/植民地主義論」
http://www.amazon.co.jp/dp//4582764983/
松田素二「抵抗する都市—ナイロビ移民の世界から」
http://www.amazon.co.jp/dp/4000263757/
ジェイムズ・クリフォード「文化の窮状—二十世紀の民族誌、文学、芸術」
http://www.amazon.co.jp/dp/440903068X/
ジョン・トムリンソン「グローバリゼーション—文化帝国主義を超えて」
http://www.amazon.co.jp/dp/4791758013/
エドゥアール・グリッサン「“関係”の詩学」
http://www.amazon.co.jp/dp/490099703X/
『運動』果たして有効な未来を創出することが出来るのか…
ナオミ・クライン「貧困と不正を生む資本主義を潰せ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4893613839/
太田光 中沢新一「憲法九条を世界遺産に」
http://www.amazon.co.jp/dp/4087203530/
サスキア・サッセン「グローバリゼーションの時代—国家主権のゆくえ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4582841910/
イグナシオ・ラモネ「マルコス・ここは世界の片隅なのか—グローバリゼーションをめぐる対話」
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- By intellipunk / Nov 14, 2006 7:27 pm
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