Wearable Ideas RLL
Michael Hardt
記憶と残響のない新自由主義空間とは!
昼過ぎまではパペット作りに12号店!
デヴィッド・ソルニットはナイスガイ!
それから新作Tシャツ引取りに工場へ!
RLL版NOG8アクション的Tです!
初外語大はアナキストを辿って着いた!
水嶋先生の話が実は一番楽しみなのだ!
岩本先生のおかげでこの会は開かれた!
聴衆は緊張感あってナイスな客層だし!
マイケルのインテリジェンスが響いた!
通訳の橋本先生は今日一番の功労者だ!
講演は終始興味深く聞き逃せなかった!
珍しくメモったので後日アップします!
驚きはなかったけど全てに納得したね!
〈帝国〉未読のツレは感動してたなぁ!
イルコモンズさんいい質問で引き締る!
マイケルにポトラッチ贈与できました!
笑ってくれてD&Gも爆笑してて最高!
初来日のお土産がこんなTシャツとは!
名刺渡して握手するおいらはミーハー!
G8対抗フォーラムのポスターゲット!
フォーラムは月曜火曜も楽しみが続出!
職場に北海道休み取得切り出さなきゃ!
洞爺湖までは行けないけど行きたいわ!
日曜は初の反グロテーマサウンドデモ!
弾圧も厳しそうじゃないですか新宿で!
日曜のかくめい生活研究所も聞いてね!
- Intellipunk
- By intellipunk / Jun 28, 2008 12:29 am
本日のパーティ情報★★★★
今日は各地で対抗的なパーティが勃発。トリは、マイケル・ハートか、「メディアとアクティヴズム」か迷うところだが、今のボクの関心は後者かな。
学生会館を破壊した後に建てられたシュッピングモールのような建物の最上階にある大ホールというシチュエーションがよろしい。バスク地方あたりからきたゴリゴリのアクティヴィストたちが大挙して押しかけて、過剰なほどに配置されている警備員をビビらせたらもっと面白いんだけどなー。
★デヴィット・ソルニット パペットワークショップin東京
[日時] 6月27日(金) 10:00-16:00
[場所] 高円寺「素人の乱 12号店」
「現在、東京に滞在しているアクティヴィスト/アーティストのデヴィッド・ソルニットさんによるパペット(人形)づくりのワークショップが開催されます。デヴィッドさんは、アメリカで長年、演劇活動やパペット制作を通じて文化的表現と政治的運動を繋ぎ、新しい直接民主主義的な社会における表現形態を追求/実践してきました。今回、28日、29日に行われる東京での反G8直接行動の為のパペットや、バナーを制作する予定です。パペットのアイデアやバナーの標語のアイデアも募集中です。D.I.Yをやってみたい、パペットの興味のある方、なんでもいいから自分で手を動かしてみたい方はふるってご参加下さい。」
★<緊急企画> 東大情報学環吉見俊哉研究室オープンセッション
◆◆グローバリゼーションと対抗メディアの現在◆◆
◆オートノメディアのジム・フレミング氏との対話◆
●日時 6月27日(金)14:00~16:00
●場所
東京大学本郷キャンパス 工2号館(新館)9階
情報学環プレゼンテーションルーム
●講演者 ジム・フレミング Fleming, Jim
(オートノメディア Autonomedia)
●司会 吉見俊哉(東京大学大学院情報学環)
●主催 東京大学大学院情報学環吉見俊哉研究室
●言語 会話可能なあらゆる言語
●申し込み 不要
●参加費 無料
●ジム・フレミングとは?
ジム・フレミングは、ニューヨークで「Autonomedia」 という独立出版社の活動を通じ、ポストモダン思想と 現実の運動とを接合させながら、新しいラディカリズ ム/対抗メディアの可能性を実践している人物である。 具体的には、フランスのポスト構造主義とニューヨー クの実践、アメリカのマイナー文学や思想とを、ラジ カルに衝突させつづけ、対抗グローバリゼーションに いたる理論的・実践的地場をメディアを通じて、形成 している。これからの、そして特にポスト・シアトル のメディア状況を考えるうえでの重要人物である。 ジムの詳しい経歴については、「ポスト・アウトノミ アのメディア状況―オートノメディアのジム・フレミ ングに聞く」(酒井隆史によるジム・フレミングへの インタビュー)『インパクション』2005年、6月号、 p100-p113.を参照のこと。
●報告の概要
独立出版社「Autonomedia」という名前に明らかなよう に、ポスト・アウトノミアの政治あるいは美学の追究 を行ってきたジム・フレミング。氏の来日にあわせて、 今回、緊急対話を企画した。ジム・フレミングを囲み、 対抗/自律メディアについての自由な意見交換を行い たい。当日は、よリアリティをもつ<対抗メディア の可能性>を議論する場となるだろう。対抗/自律メディアに関心のある人々の多くの参加を期待したい。
★WINC6月特別例会
http://www.tufs.ac.jp/insidetufs/doc/08061207.pdf←このチラシはやばい
《記憶と残像のない新自由主義空間で考える:革命と民主主義》
■日時 2008年6月27日(金曜日) 午後6時半から
■場所 東京外国語大学 研究講義棟 1階 101教室
※ 東京外国語大学の住所は「府中市朝日町3-11-1」です。 西武多摩川線(中央線武蔵境駅にてのりかえ)多磨駅下車徒歩4分。あるいは、京王線飛田給駅下車北口からの循環バスで5分、「東京外国語大学前」下車です。心配な方は、東京外国語大学のホームページ上の案内図を参考にしてください。
地図:http://www.tufs.ac.jp/common/is/university/access_map.html
■講演 マイケル・ハートさん(デューク大学)
■討論者 水嶋一憲さん(大阪産業大学)
■通訳 本橋哲也さん(東京経済大学)
※ どなたでも参加できます
※ 入場無料です
★メディアとアクティヴズムの現在
ブランドン・ジョーダン氏 (インディー・メディア系ビデオグファー)
ハリー・ハルピン氏 (エジンバラ大学・認知科学者)
【通訳・Discussant】高祖岩三郎氏(翻訳家・批評家、NY在住)
【司会・Discussant】森村修氏(法政大学国際文化学部)
日時 2008年6月27日(金)18:00〜
場所 法政大学市ヶ谷キャンパス
外濠校舎・薩埵〔さった〕ホール
〒102-8160 法政大学千代田区富士見2-17-1
JR総武線 市ヶ谷駅徒歩10分
飯田橋駅徒歩10分
東京メトロ・東西線・南北線・有楽町線 飯田橋駅徒歩10分
インディー・メディアとして様々に活躍されているジョーダン氏と、認知科学を研究する一方で情報学の側面からアクティヴィストの一人として活動されているハルピン氏をお呼びして、メディアとアクティヴィズムとの関係について議論していきたいと思っています。主に、ハルピン氏には講演をお願いし、ジョーダン氏にはビデオ記録を上映していただく予定です。 なお、高祖氏に通訳とDiscussantをお願いし、森村が司会ならびにDiscussantとして参加します。
法政大学国際文化学部学生・大学院生を中心にした、学生向けの企画ですが、インディー・メディアや、情報学を駆使したアクティヴィズムの現在にご興味のある方はぜひご参加ください。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 27, 2008 2:30 am
CHANOMAD合宿計画
CHANOMADの話が出てきたついでにもうひとトピック。7月になんともエキゾな企画があり、CHANOMADメンバーで茶合宿を行う予定です。理想をいえば、カラジャ族やトゥアレグ族の皆さんに楽しませてもらうのではなく、こっちが彼らを歓待の意を込めて楽しませたいですね。お金を払ってまで。
参加費が一万円と非常に高額なのでが、仕事の都合で行けなくなってしまった友人から、3枚一万五千円で譲り受けました。半額の費用で参加。だからその半分は彼らに返さなきゃいけない気がするのです。
チケットを受け取りに西荻のハンサム食堂へ。こだま和文さんが飲みに来ていてなんだかラッキー。友人いわく、最近はこだまさんがハンサムに現れるのはレアとのこと。なんかいいことあるかな。
CHANOMAD合宿
<東京の森と遊ぶ>
アマゾン・インディオとサハラ遊牧民と行く
奥多摩の森、音楽キャンプ
■ 日時 : 7月12日(土)~13日(日)
■ 会場 : 東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村 (→地図)
■ チケット : 中学生以上:¥10,000 小学生以下:¥3,500 3歳以下無料
募集人数:80名(事前申込制/2日間とも参加できる方)
アリオンチケットセンターのみ取り扱い
※参加料金には、プログラム参加料、7月12日の夕食が含まれます。
東京の西の端、豊かな森の息づく奥多摩湖畔で楽しむ特別な一日。
ブラジル・アマゾンのインディオ、西アフリカ・サハラ砂漠の遊牧民とともに、
大自然の只中で体感する森と砂漠の音楽
音楽祭の舞台となる東京にも、豊かな森が存在します。
三頭山などの緑豊かな山々が連なり、清流が走る奥多摩地域。東京屈指の豊かな自然を誇ると共に、古くから山岳信仰の伝統を持ち、鹿島踊り(国指定無形文化財)などの数々の貴重な民俗芸能を受け継ぐ、文化豊かな地域でもあります。
音楽キャンプは、音楽祭で来日しているアマゾンのインディオ、カラジャ族と、サハラの遊牧民トゥアレグ族の音楽家たち、そして一般参加の皆さんが、音楽ホールを飛び出して奥多摩湖畔に集い、1泊2日を共に過ごす催しです。カラジャとトゥアレグの文化体験ワークショップや、東京の貴重な水源である奥多摩湖畔周辺の森のウォーキングも予定し、互いの文化、そして東京の自然を丸ごと体験して頂きます。東京の豊かな森に抱かれて過ごす、貴重な二日間です。
日伯交流年認定事業
後援:林野庁
参加予定
- ブラジル・アマゾンのインディオ、カラジャ族
- サハラ砂漠トゥアレグの音楽家たち ほか
-カラジャ族の伝統的なボディー・ペインティング体験
-カラジャ族の伝統的な踊りのワークショップ
-トゥアレグ族の音楽ワークショップ
-トゥアレグとカラジャ族のライブ・パフォーマンス
-湖畔周辺の森のガイド・ウォーク などを予定
※雨天決行(荒天時は中止)。雨天時にはプログラムを変更する可能性があります。
※宿泊は、テント泊かログケビン宿泊(別料金、下記)をお選び下さい。
※駐車場あり。また奥多摩駅-会場間の無料送迎バスもあります。(事前申込要)
※未就学児可。なお、中学生以下は保護者の同伴が必要です。
※ペットの持ち込みはお断りいたします。
※参加料金には、プログラム参加料、7月12日の夕食が含まれます。
(12日・13日の昼食、13日の朝食、ログケビン利用料、貸しテント・寝袋・毛布レンタル料は含まれません)
【オプション料金】
○ケビン利用料(ベッドルーム・キッチン・シャワー・トイレ・冷蔵庫完備。相部屋利用のみ。
ケビン内の設備については こちら をご参照下さい。)
・相部屋利用:2500円/人 (4人部屋・男女別)
○貸しテント(4~5名用):2000円/1張り ※ご利用は2名様以上
○寝袋・毛布:各200円(ケビンには毛布があります)
5月15日(木) 10:00受付開始 中学生以上:¥10,000 小学生以下:¥3,500 3歳以下無料
募集人数:80名(事前申込制/2日間とも参加できる方)
アリオンチケットセンターのみ取り扱い
※参加料金には、プログラム参加料、7月12日の夕食が含まれます。
- アリオンチケットセンター TEL: 03-5301-0950
営業時間: 土・日・祝日を除く10:00 ~ 18:00
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 26, 2008 1:15 am
フライヤー作りました〜
やばいメンツが揃ったパーティになりそうです。バカ盛り上がりな踊り最近してないけど、久々に火がついちゃうかもよー
いまいちG8関連のムーブメントは快楽主義がなくストイックだったけど、DJはかのGODFATHERの高橋透だし、箱は美大時代のダチのやってるとこだし、享楽悦楽モードみたいなので、北海道イコウカナー行けるかなー
SOUND ACTION MOVEMENT – WHY!? G8 SUMMIT
Supported by NO G8 ACTION JAPAN
洞爺湖G8サミットに疑問を持つ人たちのための夏祭り!
なぜにG8?先進国だけ?勝手に決めるわけ?意味がわからない。
G8って何?説明せんかい。 そんな気持ちを抱えて悶々としている人にこのイベントを。
音楽がたくさん。人もたくさん。ぶつけろ。そしてカオスを。
■ごあいさつ
今年7月、北海道洞爺湖でG8サミットが開催されます。世界の新しいルールをたった8カ国で決めてしまうというやり方に対し、世界中から疑問の声があがり、サミット期間中を通してさまざまな対抗アクションが企画されています。私たちNO G8 ACTION JAPANは、数あるアピールのひとつとして、この疑問を、音楽を通して表現したいと考えました。何故G8?そんな疑問を音楽と共に一緒に考えていく、そんな場にしたいと考えています。場所は札幌です。
▽日時:7月5日 18:00~all night
▽会場:札幌 サウンド・ラボ・モール
▽OPEN/START 18:00 /day.¥2,000 ※別途ワンドリンクオーダー¥500
ローソンコード:*******(近日公開)
出演者:
七尾旅人
ランキン・タクシー
高橋透
DJ AYASHIGE
LIVE:
鉞 -mathakari-
FUTURELESS SYSTEM
CHAOTIX
STRENGSATZ(from Germany)
anti-pride(八王子)
DJ:
DJ MAYHEM (激ロック/keep it louuud!!)
DJ KO→KI (a.k.a.3-SYSTEMS)
tkc
ngi
WAN (Voice of People)
ステカセキング (sloppy)
DJ TAKASIXX(ZOOL)
ライティングパフォーマンス:
猛毒アヒル
and more
七尾旅人:
79年8月生まれのシンガーソングライター。リア・ディゾンの生まれ変わり。98年のデビュー以来、いくつかの問題作を発表。昨年9月11日には3枚組というボリュームで、驚異に満ちたインディペンデント・ミュージカル作品≪911ファンタジア≫を発売した。「七尾旅人」で検索すると情熱的なブログがみつかるはず。Check it!
ランキン・タクシー:
言わずとしれたジャパニーズ・レゲエのオリジネーター。83年の初渡ジャマでクラってハマって 84年からDJ、MC、セレクター兼務で活動開始。05年発表の大傑作”アミシャツ魂”に続き、06年”Let’s Go Rockers”、08年”死ぬまで生きる”でも、閃くアイデア、軽妙で説得力あるリリックが光る。チャラレゲ撲滅DJとして毒を吐き続ける」覚悟をきめた食えないオヤジ。意外に直球も速い。
高橋透(Smoker/GODFATHER/Luv&Dub Paradise):
76年、DJ活動を開始。80年代にニューヨークへ移住しDJとして活動しながら、”PARADISE GARAGE”へ通いレジデントDJの(故)ラリー・レヴァンと交流を深める。89年にメインDJ兼サウンドディレクターとしてGOLD(芝浦)のオープンの為に帰国。 その後、DJ NORIのパーティーSMOKER@LOOP(青山)、また宇川直宏とMOODMANと共に『GODFATHER』を開始。2005年DJ活動30周年を迎えた。
DJ AYASHIGE(WRENCH):
96年から本格的にオリジナルトラックの制作を始めると同時にDJもプレイするようになる。国内外のアーティストのREMIX (Coolio/Prey Victory Groove remix,LOUDNESS/CrazyNightremix,NIRGILIS/Another crash mix, 等)を多数手掛ける。また、浅野忠信、Bryan Burton-Lewisからなるテクノライブユニットでも精力的に活動中。
イベントに関するお問い合わせ:mantronix0220
ご予約 札幌 サウンド・ラボ・モール
札幌市中央区南3条西2丁目ニコービルB1(狸小路2丁目内・旧Bridge)
TEL : 011-207-5101 Mail : info
- Intellipunk
- By intellipunk / Jun 26, 2008 12:38 am
ビリン闘いの村ーパレスチナの非暴力抵抗
『Vol』のインタビューは1月下旬に行われたもので、『ワンダーウォール・キャンペーン』の成功の余韻さめやらずのタイミングだったので、そのことについてハーポ・プロダクションの視点から答えています。ハーポ・プロダクションはその後も業務を拡大し、今では自分でもいったい何をやっているのかわからない会社に成長しました。
『ワンダーウォール・キャンペーン』を映像化したものがこれ『FAR FROM CHANOMA』(茶の間から遠く離れて』。現地にいるクリス・ランシーさんが撮影した素材を使って、CHANOMADというボクも参加しているグループが料理したもの。英語字幕をつけて恐れ多くも世界に発信。現地ではパレスチナ人やインターナショナルな人々に好評のようです。パレスチナで座頭市が流行ればオモしろい。
下記は『ワンダーウォール・キャンペーン』の勃役者としてビンビンに活躍したKITOU SEISHI さんからの告知。これは観にいくしかない!
ドキュメンタリー映画「ビリン闘いの村ーパレスチナの非暴力抵抗ー」が8/2(土)より渋谷UPLINKXにて上映開始されます。是非、ひとりでも多くの方がこの映画を観ることを願っております!!是非、足をお運びくださいませ。
「ビリン・闘いの村」の公開日。
8月2日(土)~8日(金) 11:30/16:30
8月9日(土)~22(金) 16:30
23日以降は未定。
UPLINKXへのアクセス
http://www.uplink.co.jp/info/map.html
詳細
http://www.uplink.co.jp
「ビリン闘いの村ーパレスチナの非暴力抵抗ー」
監督・撮影・編集:佐藤レオ 製作:HAMSAFilms
2007年/日本/ビデオ/カラー/16:9/61分/ステレオ/英語、アラビア語、ヘブライ語、日本語字幕
協力:NPO VOICES /配給:HAMSAFilms
8/2(土)よりUPLINKXにてロードショー
パレスチナ暫定自治区・ヨルダン川西岸にあるビリン村。
イスラエル政府が作った分離フェンスを境に、生活格差は広がる一方だ。
そして、さらに止まない抑圧の毎日―
若者たちがとった行動は、非暴力の闘いだった。
ストーリー
パレスチナ暫定自治区・ヨルダン川西岸にあるビリン村では毎週金曜日、イスラエル政府の建設した分離フェンスに対するデモが繰り広げられる。強大な軍事力を持つイスラエル軍に対し、ビリン村の民衆委員会はパレスチナ人、イスラエル人そして外国人の活動家たちを率いて、非暴力を掲げ闘う。
分離フェンスにより生まれているのが経済格差。グリーンラインと分離フェンスの間の土地にはイスラエル人の高層マンションが次々に建ち並ぶというのに、パレスチナ側ではヤギを追う生活なのだ。その差たるや、東西ドイツの場合の比ではない。そして、パレスチナ側には水さえも十分に送られない。イスラエル兵による検問や尋問は日常茶飯事に行われれ、人々の暮らしに支障をきたしている。あらゆる面で”兵糧攻め”にされた村は、ますます窮地に追い込まれていく。
長く続くが故に、人々の心深くまで侵すこの問題。「解決には、イスラエルへの外からの圧力が必要だ」(イスラエル人ドキュメンタリー作家のシャイ・ポラック)だからこそ若者たちも、非暴力のデモで状況を世界にアピールしようとする。そして、「デモは、カメラがないとデモにならない」(イスラエル人活動家・ヤーリ)
カメラとはつまり私たちの目であり耳。彼らが闘いを通して伝えてくるメッセージを、まず受け止めなければ―。この作品は、遠く離れたビリン村と私たちの対話の場でもある。
佐藤レオ 監督コメント
私とパレスチナ、そしてイスラエルとの関わりは2004年に遡ります。
当時、長期旅行中だった私は、ヨーロッパ各地を転々とし、トルコ・シリア・レバノンを経て、聖地エルサレムへと向かいました。 まず、イスラエル入国で待っていたのは過剰なセキュリティでした。レバノンやシリアのビザを持っていた僕は半日ほど待たされ、やっとイスラエルに入国できました。 たまたま泊まった安宿には、普通の旅行者だけでなく、ジャーナリストや活動家がたむろしていました。 そのなかに、八木健次さんという写真家がいて、ちょうど分離壁に関するドキュメンタリーを作っているのだと聞きました。 私自身、日本を旅立つ前にビデオ編集を仕事としていましたので、そのプロジェクトに興味を持ち、同行取材するようになりました。そこで目にしたのが、美しい旧市街とは対照的な、パレスチナとイスラエルを分断する壁やチェックポイントでした。
これまで40以上の国を見てきましたが、ここまでの紛争を目の当たりにすることはなく、少なからず衝撃を受けました。 アザウィア村の壁建設反対デモの取材では、初めて催涙ガスを経験しました。 パレスチナ人に混じって兵士たちに涙ながらに抗議する女性に心動かされました。 また、ヘブロンの元兵士たちが主催した写真展「ブレイキングザサイレンス」も取材し、 元イスラエル兵士の中にも自分たちの行いに疑問を投げかけている人々がいるのだな、ということを知りました。 そうして私は、このプロジェクト「THE WALL」の編集を買って出て、日本に帰りました。それが2004年7月のことです。 「THE WALL」が数ヶ月をかけて完成し、小規模ながら上映を何度か手伝ったりもし、そして2年が経ち、今度は自分で何か出来ないかとカメラを買って、2006年の5月から6月にかけて、パレスチナに再訪問しました。 現地の人々の協力と、半年ほどの翻訳と編集を経て出来たのがこの作品「ビリン・闘いの村」です。
彼らの非暴力の闘いはすでに3年以上続いており、2007年9月には壁のルートを変更するようにとのイスラエル最高裁の判決がありましたが、それが本当に実行されるのかどうかはまた別の問題だと聞いています。 イスラエル政府は、国際社会が決めたグリーンラインを無視し、パレスチナに与えられたはずの西岸の土地に120以上の入植地を建設し、主な入植地を分離壁・フェンスでさらに囲み、チェックポイントを設けてパレスチナ人たちの行動を制限しています。 この政策は、国際司法裁判所から停止勧告を受けています。 そういった見えにくい土地収奪、水資源の確保などが民族浄化の一手段として継続的に行われており、そういった日常が、パレスチナ人の困難をさらに難しいものとしているということを、この映像を通して広く理解されるきっかけになればと思います。
佐藤レオ・監督略歴
東京芸術大学 美術学部デザイン科卒。
CGデザイナー、ノンリニアエディターを経て、映像ディレクションを手がける。
2002年より、見聞を広めるため、タイ、台湾、アメリカ、ヨーロッパ各地、中東など、40カ国以上を歴訪。 2004年6月に帰国し、イスラエル/パレスチナで知り合った写真家・八木健次氏と共にドキュメンタリー「THE WALL」を編集、助監督。 2006年、イスラエル・パレスチナを再訪問、ビリン村を取材。 今回の「ビリン・闘いの村」がドキュメンタリーの初監督作品となる。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 26, 2008 12:31 am
今週日曜の「G8サミット直前東京行動サウンドデモ」でDJします!!
RLLの∞+∞=∞がまたまたサウンドデモでDJしまーす!!
ちなみに北海道でもやるかも!!
手っ取り早くサウンドデモ情報だけ知りたい人は一番下の「連絡先」の上を見て!!!
2008/06/29
G8サミット直前東京行動
〜SHUT DOWN!貧困と環境破壊のG8サミット
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G8サミット直前東京行動
SHUT DOWN!貧困と環境破壊のG8サミット
2008年6月28,29日(土、日)
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◇◆◇ 6月最後の週末、東京で会いましょう ◇◆◇
G8サミットが北海道にやって来ます。来たる7月7〜9日、たった8カ国の首脳たちが洞爺湖に集まって、警察や自衛隊に守られながら世界の将来を決めてしまうというのです。日本政府によるサミット歓迎キャンペーンの一方で、G8首脳たちが世界の多くの人たちの将来にかかわる決定をおこなうことに疑問を持つ多数の市民が、様々な行動を計画しています。
サミットを構成する世界の大国は、公正、人権、社会保障を無視して、経済的な効率性を優先させる新自由主義の推進者です。また、これらの国は、対テロを口実に世界的な軍事支配の強化を進めています。私たちは、このようなG8サミットのあり方に疑問を持っています。そこでサミット直前、6月最後の週末に、 G8サミットへの対抗アクションを東京で開催します。
私たちは、それぞれの現場で貧困、労働、差別、暴力、戦争、ジェンダー不公正、社会的排除、環境破壊、食と農業、人権侵害、マイノリティ、治安管理の強化などの問題に取り組んでいるみなさんと一緒に、この行動を作っていきたいと考えています。メディアの注目が集まっている今、サミットに対するたくさんの疑問を集めて、広くアピールすることが、行動のねらいです。
賛同団体・個人はこちら↓
http://www.jca.apc.org/alt-g8/ja/node/240
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇◆◇ 東京行動では、なにをするの? ◇◆◇
☆★☆ 6月28日(土) ☆★☆
≪≪ 分 科 会 ≫≫
◎貧困と不安定雇用と社会的排除に抗議する反G8東京行動
主催:G8サミットを問う連絡会貧困労働WG
開始時間:13時
会場:新橋区民会館大集会室
交通:各線「恵比寿」駅から徒歩8分
フライヤー:http://www.jca.apc.org/alt-g8/ja/node/246
◎自由貿易が食料危機を招く!!
主催:脱WTO/FTA草の根キャンペーン
時間:14時〜17時
会場:アカデミー茗台学習室B
交通:メトロ丸の内線「茗荷谷」駅から徒歩7分
詳細:http://www.jca.apc.org/alt-g8/ja/node/253
◎非正規の仕事に正当な評価を!
主催:均等待遇アクション21+CAWネット・ジャパン
時間:14時〜17時
会場:文京シビックセンター3階和室
交通:メトロ「後楽園」駅、都営「春日」駅徒歩1分等
詳細:http://www.jca.apc.org/alt-g8/ja/node/266
◎生活の営みを破壊する「軍事化」を許すのか?
主催:ピープルズ・プラン研究所+アジア女性資料センター+新しい反安保行動をつくる実行委員会
時間:13時15分〜17時
会場:文京区男女平等センター研修室A
交通:地下鉄「本郷三丁目」駅徒歩5分、「春日」駅徒歩7分等
詳細:http://www.jca.apc.org/alt-g8/ja/node/264
◎私たちの税金が貧困を作る—-アジア・アフリカそして日本
共催:Jubilee South、聖コロンバン会、アジア太平洋資料センター(PARC)、ATTAC Japan(首都圏)、債務と貧困を考えるジュビリー九州
時間:13時30分〜16時30分
会場:アジア太平洋資料センター(PARC)2F会議室
千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル(Tel:03-5209-3455)
交通:都営地下鉄「小川町」駅、メトロ「淡路町」「新御茶ノ水」駅から徒歩2分等
◎生命特許
主催:聖コロンバン会
時間:10時〜13時
会場:アジア太平洋資料センター(PARC)2F会議室
千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル(Tel:03-5209-3455)
交通:都営地下鉄「小川町」駅、メトロ「淡路町」「新御茶ノ水」駅から徒歩2分
JR「御茶ノ水」駅から徒歩6分
※分科会は5/22現在のものです。
※詳細は各分科会の主催団体までご連絡ください。
≪≪ 全 体 会 ≫≫
◎スーザン・ジョージ講演「G8サミットの何が問題なのか?」
◎分科会の報告
◎北海道行動の紹介
など
場所:文京区民センター3A
交通:都営地下鉄春日駅1分、東京メトロ南北線後楽園駅3分、JR水道橋駅10分
地図:http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
時間:18時開始
会場費:前売りチケット500円、当日800円
《スーザン・ジョージ》
多国籍企業や第三世界の問題などについて発言・行動する現代を代表する知識人の一人。デビュー作『なぜ世界の半分が飢えるのか』は世界の人々の魂を揺り動かすベストセラーとなる。『WTO徹底批判!』『徹底討論 グローバリゼーション』『オルター・グローバリゼーション宣言』『世界銀行は地球を救えるか─開発帝国50年の功罪』『債務ブーメラン─第三世界債務は地球を脅かす』『食糧と女性─フェミニズムの視点から』などグローバリゼーションの問題に取り組んだ著書多数。
※全体会のチケットの購入方法
全体会のチケットは、各分科会の会場でも前売り券をセットでお求めになれます。また、メールなどで事前に申込みを頂いた方は前売り扱いとさせていただきます。以下の連絡先までお名前をお知らせください。
☆★☆ 6月29日(日) ☆★☆
≪ ♪ オルタナティブサウンドデモ ≫
場所:新宿柏木公園
住所:東京都新宿区西新宿7丁目14
交通:都営大江戸線「新宿西口」駅2分、JR「新宿」駅7分等
時間:14時30分集合、15時出発
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇◆◇ 連絡先 ◇◆◇
メールアドレス:g8tokyo@gmail.com
weblog:http://www.jca.apc.org/alt-g8/?q=ja/blog/10
◎ピープルズ・プラン研究所
東京都文京区関口1-44-3信生堂ビル2F
電話:03-6424-5748
FAX:03-6424-5749
◎ATTAC Japan(首都圏)
東京都文京区白山1-31-9小林ビル3F
電話:03-3813-6492
FAX:03-5684-5870
- Action
- By intellipunk / Jun 26, 2008 12:25 am
VOLにインタビュー掲載!? 嗜好は現実化する!?
明日発売の『VOL』第3号に、なんとボクのインタビューが載っています。まるで冗談のようですが本当の話なのです。『『VOL』はボクにとっては嗜好品のような雑誌です。その紙面を4ページも盗めてハッピーです。まあ、ボクのところはお茶濁しコーナーですが、その他は目次のとおり非常に充実した内容になっています。書店で見かけたら手にとってみてください。特集が反資本主義だからって、盗んじゃダメ!
『VOL03』
以文社 08年6月 2,310円 B5変型判並製カバー装208頁 ISBN978-4-7531-0263-1
いま世界で何が起こっているのか? 重苦しい日常生活から飛翔するように日々拡張を続ける文化的生産領域と、それをとりまく資本主義的経済社会の関係を、巷で氾濫/叛乱をはじめた思考や実践をとおして徹底的に捉えなおす。対抗G8運動からの活力も注入した、渾身の『VOL』第3弾。
★目次
*巻頭特別インタビュー
マイケル・ハート:「「コモン」の革命論に向けて」(聞き手・高祖岩三郎)
*NO! G8からはじまる
辺見庸:「洞爺湖サミットへの熱いメッセージ――「幻想の絶頂」をことほぐのか」
ハンネ・ヨブスト+高祖岩三郎+平沢剛+ミランダ+ジャギィ・シング(序=クリス・ソル):「反G8をめぐる国際ラウンドテーブル」(高祖岩三郎訳)
仲田教人:「会議と革命──オルター・グローバリゼーション運動のはかりかた」
ベン・トロット:「ハイリゲンダムで勝ったような気がしたことがなぜ重要なのかについての覚え書き」(西村あさみ訳)
杉村昌昭:「〈帝国〉と〈強国〉を打ち崩すために」(聞き手・矢部史郎)
■特集=「反資本主義/アート」
*特集巻頭言
高祖岩三郎:「アートとアクティヴィズムのあいだ――あるいは新しい抵抗運動の領野について」
*討議
櫻田和也+田崎英明+平沢剛:「来るべき民衆が「都市的なるもの」においてアートを完成させる――運動/芸術/コモン」
*論考
デヴィッド・グレーバー:「前衛主義のたそがれ」(栗原康訳)
スティーブン・シュカイティス:「情動構成の美学──観客を消滅させ、群衆蜂起をうながす」(西川葉澄訳)
ブルーノ・グーリ:「芸術と労働」(信友健志訳)
ロザリン・ドイッチ:「民主主義の空隙」(比嘉徹徳訳)
スティーブン・ダンコム:「ファンタジーの時代における政治」(平田周訳)
*インタビュー
ブライアン・ホームズ:「文化的問題の諸空間」(森元斎+酒井隆史訳)
クリティカル・アート・アンサンブル:「バクテリアとアメリカ」(小田透訳)
イルコモンズ:「〈帝国〉のアートと新たな反資本主義の表現者たち」
工藤キキ:「ポスト・ノー・フューチャーにとって政治とはなにか──シーンなきアートの現場から」
山田史郎:「もっとモメよう!ゴネよう!ある学生のハンスト」(聞き手・影本剛)
ハーポ部長:「盗みの品格」(聞き手・一色こうき)
*エッセイ
酒井隆史:「現代ぼやきの存在と意味ver.2」
小川てつオ:「246表現者会議」
阿部小涼:「占拠するアート/技巧する占拠」
ヘックス:「デジタル商品の危機と理論の危機、そしてポストメディア工作者」
RADIO MAROON:「ハンドルなんて握っちゃいない──オールドスクールとしての暴走族」
二木信:「奇妙な縁は、いつも路上でつながる――2003年以降の東京の路上と運動についての覚え書き」
一色こうき:「可能性のある空間を作りたい──ホー娘。の批評性」
徳永理彩:「踊る身体とコミュニティ──オーストラリアのラディカル・クィアとインドネシアの波紋」
久保田裕之:「Squat the World!――拡大する居住運動と地域住民との共犯関係」
松本潤一郎:「革命の教育法――アルシーヴ再考」
***
当初、ベルナール・スティグレールの名前が論考かインタビューの候補にあり、やった!憧れのベルスティと同じ紙面!と喜んでいたのですが、残念ながら消えてしまったようです。代わりに辺見庸かあ・・・。嫌いじゃない。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 25, 2008 6:43 pm
ネオリベ日本格差残酷物語。
2chスレ「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」が書籍に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=527451&media_id=32
書鬼より頂いた「日本残酷物語」の1巻「貧しき人々の群れ」をここ3日で読了。この本は、中世から近代、戦後すぐの時代まで続いていた「日常的な飢え、虐げられる女や老人、掠奪や物乞いの生涯、山や海の窮民」達の話であり、「ここに集められた残酷な物語は、かって日本のありふれた光景の記録」であり、「ついこの間まで、長く、貧しさの底で生き継いできた人々の様々な肖像」を集めたものだ。宮本常一や山本周五郎がかき集めたこれらの物語が「残酷」という名でセンセーショナルに響いたのは、昭和34年というこの本の出版された年が戦争の傷跡をなんとか覆い隠し、高度経済成長の端緒にあったからだろう。つまり、そこそこ豊かで単調な生活が戻ってきて、まだ酷かったあの頃を「残酷」として思い出すことがようやくできるようになったのだ。後書きで大月隆寛が指摘しているが、新興ジャーナリズムである週刊誌や実話誌が「厳しかった残酷」の残響を日本中から拾い上げ、「こんな酷い、許されないことがあったのだ!」と騒ぎ立てるが、この記事を読んでいる読者の多くはそんな脅威からはもう安全で、関係の無くなったこれらの残酷絵図を「見世物」のように見つつ、階級闘争史観的な左翼イデオロギーの正義感にもかっちりハマって安心できたのではないだろうか?
そんな「残酷」という言葉をタイトルとして使ったこの本、つまり、「包み紙が古びた、すでに笑うしかないクサい本」を、当時の意匠=桎梏をほどきつつ今読むことこそが「テキスト本来の可能性」を引き出すと、大月氏はのたまうのだが、僕としてはそれも結局は読む人がどれだけ貧乏な実存を抱えているか?によってその読み方は変わってしまうのだろうなと思う。まだ氏が後書きを書いた95年はバブルも崩壊したが、豊かな時代だったのだ。だから、「残酷」や「左翼臭い」ことを笑い飛ばすことができた。(なんせ援助交際女子高生全盛期だもんねえ)そんな余裕というか、豊かさがあったのだ。でも、結局、経済的な余裕が無くなれば、残酷さをヒリヒリと肌で感じ、足の裏を焼かれるような立場になってしまえば、人々は左翼だろうが右翼だろうが、宗教だろうが、スピリチャルだろうが、藁をも掴むようにすがるだろう。それを上から見てバカにできるのは、経済的な余裕があるからに他ならない。
病気になると意識は患部の痛みや苦痛でいっぱいになってしまい、外部や環境を冷静に観察することなんてできやしない。残酷さを笑い飛ばす豊かさが消えたとき、僕らはこの本の序章の言葉を思い出すだろう。「貧しさの中にいると、貧しさがわからなくなってくる」という言葉を。貧しさを認知させるのは豊かさだけだ。その豊かさを失えば、貧しさは貧しさでは無くなり、残酷も残酷ではなくなる。それは当たり前で普通なのだ。この本には柳田国男の「山の人生」から、あの、有名な説話が引かれている。生活がどん底の貧しい樵が娘達から頼まれて、彼女達自身が磨いた斧で姉妹の首を切り落とす話だ。よく考えたら似たような話がいくつもニュースでやってるじゃないか。やれやれ。この国の最貧困層は大正時代や昭和初期並みの水準に落ち込んでいるのだろうか?それとも、そおまでは行ってないが、豊かさから蹴落とされる落差の衝撃が大きく、以前なら耐えられた貧しさも耐えられないのだろうか?
昨日もNHKで蟹工船やらフリーターズフリーといった格差本ブームを取りあえげていたんだが、こういった新しい残酷物語はどこまで流行するんだろう?そういえばちょっと前に足立区ブームもあったっけ。足立区の主婦はよく売春していてテレクラがにぎわってるとか。90年代末からいろんな本屋で「サブカル本」というコーナーが作られ、中野タコシェやヴィレッジバンガードなんかはそんな本しか置かない本屋だったが、最近は「格差本コーナー」がどこの本屋でも増えているようだ。
- ∞+∞=∞
- By ∞+∞=∞ / Jun 25, 2008 12:12 am
低音に抗議
お酒を飲んで家に帰ると、気が大きくなるのか、耳が遠くなるのか、スピーカー音量が高めになるようだ。自分ではAMラジオを聴くテンションで静かに音楽を聴いていたつもりが、お隣にはそうでなかったみたい。ドアをノックする音が聴こえる。挨拶にいったときに確認しているが隣の部屋は女性のはずだ。しかしドアの向こうには男が立っている。やばい。ころされる。
「(オレのオンナが)低音がうるさくて眠れないのというのです」と物凄く恐縮気味にいってきたので、こちらもそれ以上の恐縮っぷりを見せなくてはならず、困った顔の男二人は玄関先で即座に合意形成をかわしたのでした。夜中はヘッドホンで。了解。
音量があがってしまったのは酔っていたからだけではなく、数日前から気になっていた釜ヶ崎の暴動の映像をterraD/Aくんの日記で観たからかもしれない。
イタリア国営放送局の取材映像
- HarpoBucho
- By harpobucho / Jun 19, 2008 3:42 am
RLL謹製zine[E/M]が掲載されてます!
3月のネグリ来日(しなかった)記念に作ったRLLのzine[E/M]が6月に相次いで出版物に掲載されております!
まず、今発売中の『STUDIO VOICE』2008年07月号「【特集】本は消えない!インターネット以降の本当に面白い雑誌/本の作り方」にRLLの作ったzine[E/M]が、掲載されてます。「専門店が選ぶジン&ミニコミ・レヴュー」のコーナーでIRREGULAR RHYTHM ASYLUMナリタさんが紹介してくれました! zine作りの大先輩のナリタさんにお勧めされちゃって、なんだか気恥ずかしいですなー。[E/M]にはIRAの広告も入ってますし、Food Not BombsとTAZのコラボはSpecial Thanksナリタさんです(お互いをほめ合っておこう)。
あと、今発売中の『Quick Japan』78号の「Quick Japan Corrupted」に「ネグリのファンジン」として[E/M]が紹介されてます。執筆したみゃ〜ざきさんという方は存じ上げないのですが、べた褒め食らってホメゴロシ状態のRLLです。ちなみに言及されてる「ネグリをストリートに引きおろす」コンセプト等は大ラウンド・テーブル「マルチチュードか、プレカリアートか?」── この国の「路上」からトニ・ネグリを歓待するのコーディネーターの平井玄さんの言葉ですねー。大ラウンド・テーブルへの返答というか…そういやzineの平井さんからのレスポンスはなかったなぁ。QJのコラムでは、ネグリのアカデミックなマッチョさ、それどうよ?と結論着けられてます。RLL的には好き勝手遊べる素材じゃないすかね?
その[E/M]も残部数わずかとなっております。販売は今のところIRREGULAR RHYTHM ASYLUM、模索舎(新着入荷アイテム)、気流舎、タコシェにて可能なのかな。まーだまーだ大量に在庫が余ってるネグリTシャツ(3000円安い!)にはもれなく付きますので、合わせてご購入がいいかもしれませーん。よろ。
- Action
- By intellipunk / Jun 18, 2008 2:51 pm
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