Wearable Ideas RLL
アワー・ダンス
週末は土日とも高円寺阿波踊りをがっつし観戦。70連の踊る阿呆に1万2千人の見る阿呆。表情でわかる人間解放の2日間。
パル商店街のアーケード内が毎年、音楽的に盛り上がる。というか毎年ここにしかいないので他のコースがどんな感じかわからない。
連の若者におけるDJカルチャーの影響はあると思う。前の連の音に重ねながら、だんだんと自分たちの連の音を出していく。リズムやグルーヴのハイブリッド感と繋ぎの欲望。単にボクの耳がダンスミュージック耳になっているだけという説あり。
空間叛乱の強度という観点から阿波踊りを批評する人はいないのか。いや、そんなものはなくていい。ゴシップさえあればいい。どこの連の誰の踊りがやばい、とか、誰が可愛いとか、そんなレベルの。
カーニバル終了後は、各店が街の発情を利用して金儲けに励む。楽しいから人々は金を積極的に落とす。蕩尽こそ祭りの本質なり。スペクタクル万歳!でも自分でも踊りたい!という欲求不満者たちが、アワー・ダンス求めて都市のスキマで踊りだす。実はこれが本番との噂あり。
ぱちか村ではピースフルで気持ちぃ~ハウス、ドムスタではパンキーで最狂のカオス。生活者という立場から離れて、旅人のような非日常感で眺めてみると、高円寺ってホント面白い街だなー、とつくづく。あーメタモ行かなくて良かった。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 26, 2008 1:19 am
快楽目的
新しい職場は、今までの無法地帯な職場に比べると断然かたい。前の職場はたまにここはネットカフェなんじゃないかと錯覚してしまうほどのゆるさ(ネット見放題、コーヒー飲み放題、お菓子完備)だったが、今の職場はオフィス空間そのもの。まあ、それが普通なんだろうけど、しかしそれはボクのフツーではない。今日電車のなかで草森紳一の『オフィス・ゲーム オフィス空間の生理と心理』を読んでいたもんだから、なおさら強くそう思う。
管理職席の配置、効率良くするために改善されたいろんな仕掛け、朝礼と夕礼という一日二回の儀式、などに日々触れていたら、自分がサラリーマンだということに久しぶりに気がついた。そしたら急に肩や腰や首がドーンと重くなって辛抱たまらんな感じになった。
高円寺に帰り、前から目をつけていた接骨院にふらり。ここは保険証が使えるのがウリ。しかし、疲労回復のためのマッサージは保険の対象にならないので、ボクは自転車が真っ二つに折れ、身体を捻ったことになっている
「スポーツは何かやっていますか?」と受診のときに聞かれ、「自転車に乗るくらいですかねー。」と答えたら「じゃあ、自転車で転んで怪我したことにしときますねー。」ってすげー融通の利く接骨院で非常に助かる。ビアンキが最近壊れたので、アリバイもバッチリだ。
しかも疲労回復というよりは、むしろ快楽目的の方が大きいわけで、リアル怪我人の横で気持ちよく肩を揉まれながら、若干申し訳ない気持ちになったけど、気持ちいい気持ちのほうが勝ったので、これはありだな。30分くらいトーク付で揉み揉みしてくれて600円(初診代は別)。30分三千円のマッサージ屋行くのが馬鹿らしくなる、と言ったのはボクではなく、接骨院の人。定食屋に入る感覚で通うことにしよう。
すべてのオフィス空間をマッサージ空間に!
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 21, 2008 9:14 pm
祈りと呪い
「処分が決定しました。全員不起訴です。」(滝川クリステル)
http://illcomm.exblog.jp/8468554/
よかった、よかった。賛同署名270団体のうち、3つはボク所属団体。う~ん、欲張ってしまった。
不起訴になったのもきっとゴミ・アイドルグループの祈りの儀式・・・チアダンスのお・か・げ。
ホー娘。@札幌中央署前
http://fotologue.jp/ho-mus/
のびのびの敵、ネオリベ・スピリチュアル撲滅のための呼びかけ。
町山智浩、「俺を呪い殺してみろ」と江原に対して中二っぽい挑発w
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 19, 2008 8:21 pm
そろそろソロー
10連休最後の日。涼しくて気持ちがいい。冷房いらずの日。雨が降ってきてからは喧しい蝉(生きるのに必死だから許す)が黙り込み、シトシトと淑やかな音がミニマルに流れる。
窓を全開。リゾームの成長を楽しみに買ったセロームと、葉の形が好きなインドセンダンを室内からベランダに移し、コーヒー淹れて読書タイム。『en-taxi』の「草森紳一」特集の号と、さっきコンビニで買ったきた『プレイボーイ 増刊R』を今後にパラパラ。
落合フクシくんの「自分探しの旅」と題したグラビアに衝撃が走る。みうらじゅんがいつもの調子で「自分なくしの旅」を唱える。雑誌を取り替えると、「市隠」という魅力的な言葉に出会う。隠居のなかで一番位の高いのが、「市隠」だという。人里離れた山の中で、悟りをひらこうなんて、まだまだ仙人の域。都市の場末で人の視界から消えてしまったように生きるのが粋。究極の自分なくし。いやーあこがれますな。
エコ系の人に人気の高い『森の生活』のヘンリー・デイヴィッド・ソローだって、実は森の深部というよりは、人里ギリギリのところで茶室を構えていたわけで、頻繁に友人が訪ねてたみたい。そのバビロンとの距離感、いやーあこがれますな。
明日から労働開始。はたして適応できるのか。
そろそろ髭をそろう
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 17, 2008 6:07 pm
愛車ビアンキの死
走行中に自転車が真っ二つに割れるなんて、思ってもみなかった。目の前で起こっている状況がよく飲み込めず、とにかく笑うしかなかった。長年、尻を預けていた愛車ビアンキは2008年8月15日、終戦記念日に絶命した。享年7歳。
反戦パンクスの集会の帰り、家に戻ってレゲエが無性に聴きたくなった夜、ボクは歩行中の友人にあわせて、自転車を徐行運転していた。頭の中では、待ちきれずにレゲエの裏打ちのリズムが鳴り響いていており、それに合わせてボクは無意識に体重を上下に移動しながら、自転車を小刻みにカッティングしながら走っていた。
軽い下り坂になったので、ボクはブレーキをうすく効かせながら、歩行者の速度をキープすることに努めていた。その瞬間、ボクの目線は急激に降下した。自転車のボディがハンドル部分でもげたのだ。
最近、住居を変え、職場を変え、ライフスタイルを変えたボクは、まだまだ変えられるものを探していた。変化こそが生そのものだ、という観念に取り付かれ、あらゆるものをチェンジしたくて仕方がなかった。長年移動を共にし、いろんな思い出の詰まった愛車ビアンキが真っ二つにもげたとき、悲しみよりも、もっと大きい喜びの感情が密かにボクの中に芽生えていたことを正直に告白しておこう。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 17, 2008 1:46 am
お盆に想う。
さあてお盆らしいです(新暦採用の東京以外)。おまけに終戦記念日。
冷戦が終わった上でグローバル化は始まった。終戦直後まで個人的に感覚を戻して、思考枠から国家を概念から外してみたらいい。国に殺されるのはご免だ。反すうする。もう冷戦はない、高度経済成長もない、バブルも期待しない。だから、ゆえに、国に殺されるのはご免だ。
誰かに殺されるより、国に殺される方が嫌だ。話が通じない誰かと話が通じない機関だったら、意思のない機械の方が恐ろしい。戦中のロールモデルで規範的国民になっても、また損するだけだ。冷戦のロールモデルで受験戦争で学歴社会で終身雇用で年功序列で安定した核家族で一戸建てで幸せな最期もかなぐり捨てざろうえない。
有象無象の雑民のまま生きようではないか。
お盆。遊んでばかりいる結婚に失敗する長男で、実家の墓参りも全くスルーで、まったく規範的日本人ロールモデルから逸脱してるように思える。しかし、個人的モデルは、日本のビートニク『男はつらいよ』の寅さんの生き方に、18ぐらいで設定させたので大丈夫。青臭いころは、破滅するアーティストが理想でしたが、そうそう簡単にはカタストロフはやってこないので、息の長い日本型アウトローをトレース。カート・コバーンに成れないのなら、二ール・ヤングになればいいじゃないロッケンロール。二ール・ヤングmeet渥美清
若い頃のニール・キャサディーをモデルにしたビート映画『死にたいほどの夜』で、彼がまぶたの裏の理想に観る、芝生に囲まれた白い家でかわいい子供と美しい妻と犬を飼う、というアメリカン・ウェイ・オブ・ライフな強迫観念があります。それと同様な悩みを、かの世界最長寿フィルモグラフィーから見いだせる、車一家と寅次郎の関係から引き出せると思うのです。そして寅次郎に規範から逸脱しながら生きてゆくための勇気を貰うわけです。
ビートとは、規範から逸脱することで、実存主義的に人生を実践するモノです。それは当時、戦争に勝ったのに冷戦を始めたユナイテッドステイツに幻滅した、裸の人たちの誠実な運動。自由のため過剰なコミュニケーションと移動を行った。人を愛し嫌悪を口にし歌い踊り走り、それこそ強迫観念を振り切るために変性意識で相対化した。ドロップアウトとは彼等の行動様式を指し示したといってもいい。そして今ドロップアウトとは、ヒッピー/パンク/レイブを通過しオルタナティブでサステナブルなもう一つの世界観として洗練された。
こんにち、プレカリアートと称される不安定雇用に投げ込まれた自分達は、もう柴又の草団子屋『くるまや』や終身雇用サラリーマンや労組の熱い工場労働者プロレタリアートにはなれないのだ。テキ屋の様にふらふら路上を歩き回り、バイト・契約社員・派遣社員・請負・SOHOそして10年未満の短期転職を繰り返す会社員が、当たり前だ。それは資本の側の要請でもあるし、ネグリ=ハートのいうところの「認知労働+恊働」というマルチチュード世界観でもある。グローバル化高度情報化社会ということは、ローカルな制度が不良を起こし旧来のコミュニケーション循環を止めたため、新しい人間間の情動の交換をはじめざろう得なかった、ということだ。自己責任はつらいから、必死にコミュニケーションしているのだmixiを含め僕達は。こんにちでは昔の「かくあるべし」は、ディーンの妄想と変わらないモダニズムの人間像である。渡る世間は鬼ばかり、なわけがないし、そんな分かりやすい生きる道が出来てたまるか、死ぬまで手を受けないぜ。どんどん宝くじ/地震予測に近似してゆく保険・年金・老後問題。規律権力がどんどんほころび、真理が市場化され、動物化というより畜産化というか『アウスビッツの残りものもの』化し例外状態に落とされ、それでもコミュニケーションをやめずに合意形成をアートを使って議会に頼らずに行っていこうと『レイブ力』したり『貧乏人の逆襲!』したりしているのだ。
成人かくあるべき、国民かくあるべき、日本人かくあるべき、などのノルムは存在不可能。ただ、貧すれば鈍することのないように、人間や全てのモノに情動が触発され続けるしかない。テレビを消しショーウィンドーの魔力から解けた人々が、ポストモダンな新しいゲマインシャフトを編み込んでいっている。スペクタクル社会で明かし得ぬ共同体はすでに存在している。
関西行ってきます。
恵文社
三月書房
ANIMUSE ANIMA
行く予定。
「8.16のびのびデモ」@大阪
http://nobinobi816.blog94.fc2.com/
行ってきます!
■8.16/とんでもなくのびのびするぞデモ■
なんだかのびのびする音楽デモだ!!
なんと当日はコンパもあるぞ!!
デモでコンパ!カップル誕生も夢じゃない!
なんだこれは!?
音楽と、酒とデモ!!
これはデモか?革命か?いやこれは革命後の世界だ!!
■集合場所:恵美公園(南海今宮戎駅か地下鉄堺筋線恵美須町駅の近く 南海の高架沿い南へすぐ 詳しくはGoogleマップとかで調べてくれ)
■集合時間:15時30分 スタート:16時 (スタッフは3時集合)
■コース:恵美公園→堺筋→長堀橋を左折→長堀通り→ビレッジバンガードのある筋を左折しアメリカ村へ→三角公園前を四ツ橋へ→四ツ橋筋を渡り堀江公園で解散
宣伝がぎりギリギリなので人の集まりがよめないよ。
たのむ、色んな人来てください!!
もしもの時の為にも仲間が必要だ!!
あと、アメ村突入の際、サウンドカーの立ち入りを禁じられてしまった(チクショー)!!
みんな、なんか音が出る物を持参してきてくれれば嬉しいです!!
鍋、釜、やかん、なんでもいい。
とにかく参加してくれる人が一人でも多く集まってくれる事を切に願います!!
お願いしま〜す!!
- Intellipunk
- By intellipunk / Aug 15, 2008 3:19 pm
茶乃窓的反転生活
毎日だらだら過ごしています。
主にやっていることといえば、蝉の鳴き声の混じったダブ・ミュージックを聴きながら、冷房のよく効いた部屋の窓越しから見える槿の花と、それに寄り集まるアゲハ蝶やミツ蜂の生態学的なあま~い関係を勘ぐること。
PCのモニターから覗くオリンピックの非日常性よりも、自分の部屋の窓から見える日常の景色のほうが楽しく感じてしまう反転生活7日目。
今日はちょっと気合いれて、反戦パンクスのイベントにCHANOMAD(茶乃窓)として参加。
http://warp.rinky.info/sche/sche10.cgi
The★CHARGE presents「SOUND OF RESISTANCE’08~俺達の抗戦CARNIVAL~」 @KICHIJOJI WARP
The★CHARGE
BATTLE OF DISARM
S★NIC RESISTANCE MOVEMENT
OLEDICK FOGGY
THE BALLAD(from 大阪)
くらげ
キャノンボール
+1BAND
[DJ]
春太郎DYNAMITE
LASVEGAS☆MARIE
デピル
jason
これはパレスチナで活動してる志賀ちゃんが深く関わっているイベントで、ボクらはCHANOMADで製作した「茶の間から遠く離れて」を上映するために出席。志賀ちゃんのムショ映像も流して、異国の地で元気(?)にやってる友人の近況を報告する役割。
まったくアウェイ過ぎて、ビビり通り越しで愉快になってきますね。考えてみれば、昨年の今日は靖国神社にいたわけで、これもこれで見事な場の反転っぷり。
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 15, 2008 2:50 pm
ダダカン米寿88歳記念
RLLの記念すべきリスペクトシリーズの第一弾を飾ったのがダダカン。なんと現在88歳のダダカン氏の米寿を祝って、こんなイベントが! しかも第二会場は高円寺。おもしろくなりそうです。
鬼放展
「ダダカン2008・糸井貫二 人と作品」
祝・糸井貫二氏 米寿88歳記念
全裸のハップ天使!DADA KAN
前衛の仙人・糸井貫二
ダダイズムとアナーキズムの申し子
伝説のハプニングゲリラあるいは元祖ハプナー
幻のダダカン,今、見参!
「企画主意」
糸井貫二すなわちダダカン氏米寿(2008年12月2日88歳)を機に氏を再検証し、知り合いの作家たちが集い、ささやかなお祝いのメッセージや作品を持ち寄る。
また氏は全裸ハプニングというスキャンダラスな面だけが浮き彫りされがちだが、本展は人間「糸井貫二」と正面から向きあいつつ、初期作品から読売アンデパンダンの時代、63年以降のハプニングとストリーキング、72年から7年間の宇治での母の看護時代を経て、仙台帰郷後80年代から現代に至るまでのメールアートと自宅裸儀の活動を、時代を追いつつ巾広く紹介したい。
[展示内容]
オブジェ、平面作品、メールアート、ハプニング写真、ハップ衣装、友人作家からの糸井へのオ
マージュ作品、他。(第一会場、第二会場の展示内容は異なります)
オマージュ作品出品者:赤土類、秋山祐徳太子、アンティエ・グメルス、今泉省彦、上原木呂、加藤好弘、金田一安民、小坂真夕、篠原有司男、高村ムカタ、丁民友、中島由夫、堀川紀夫、増子静、ヨシダヨシエ
展示写真:東松照明、羽永光利、平田実、吉岡康弘、三上満良、金田一安民、永寿日郎、小坂真夕、上原木呂
糸井貫二(ダダカン)履歴
1920年(大正9)東京都新宿(当時の東京府豊多摩郡淀橋町)に生まれる。3歳で関東大震災に遭遇、25歳の時、鹿児島県伊作山中で敵戦車に体当たり自爆特攻訓練中に終敗戦を迎える。戦後は第一回国民体育大会や大分県民体育大会に参加するなど体操選手として活躍する。
1951年(31歳)第3回読売アンデパンダン展へ初出品。57年には「イトイカンジ芸術研究所」の看板を東京大森に掲げ、同年7月、銀座求龍堂で初個展を開催する(以降個展歴10回)。1958年、第10回読売アンデパンダン 展に出品再開し、以 降は毎年出品、同展常連出品者となる。
1962年(42歳)、第14回読売アンデパンダン展に出品するも全品出品拒否、撤去される。同年暮れには、九州派「英雄達の大集会」、続いて大阪市内と連続的にハプニングを行う。翌年にはアンデパンダン会場の東京都美術館前でアンビートの中島由夫らと展覧会抗議の裸体ハプニング、公園派出所に連行される。それ以降、室内外で過激なる裸体儀式(ハプニング)を数多く繰り広げる。
1964年、仙台アンデパンダン展にオブジェ出品とハプニング(仙台三越内)。仲間たちと仙台市内を這い回り、機動隊が出動、逮捕される。同年10月には「東京五輪祝走・銀座ストリーキング」のため逮捕、練馬精神病院へ一年間の閉塞入院。また1970年(50歳)には「大阪万博・太陽の塔下ストリーキング」のため機動隊に取り押さえられ逮捕される。
1972年から宇治にて母の看護に専心。79年に母トヨ逝去(85歳)後、7年間の看護を終え仙台の自宅へ帰る。
1980年代から、現在2008年までは反戦平和、核廃絶を叫び、ペーパーペニスを駆使したメールアートで友人、社会と交信。また仙台自宅・鬼放舎にて訪問者に密やかなる裸儀を続けている。
今回の展示会は、メールアートでのグループ展参加を除き、1979年仙台駅前の「ペデストリアンデッキ・ストリーキング」つづいて「男根絵入ブリーフ衣装・西武デパート見学散歩ハプニング」を最後に、社会から完全に隠遁して以来、88歳芸術仙人ダダカンの約30年ぶりのお目見え展示会である。
「鬼放展」第一会場・銀座
期間:2008年9月8日(月)~20日(土) 休日:14日(日)、15日(月)
於 Ginza Gallery アーチストスペース(東京・銀座)
〒104‐0061 中央区銀座6-13-4 長山ビル3F 電話03‐3546‐6334
「鬼放展」第二会場・高円寺
期間:2008年9月14日(日)~27日(土) 休日:21日(日)
於:ギャラリーPara GLOBE(高円寺)
住所 電話03‐3315‐6956
「ダダカンシンポジウム」浅草
期日:2008年9月12日(金) 開始:18時
於:浅草木馬亭 東京都台東区浅草2-7-5 電話03-3844-6293
パネラー予定:秋山祐徳太子、加藤好弘、ヨシダヨシエ
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 11, 2008 1:43 pm
反東京論=反ヒロシマ論
地下大学東京
「反東京論=反ヒロシマ論 」
日時:8/14(木)19時@素人の乱12号店 エンジョイ北中ホール(仮)
講師:東琢磨
料金:資料代500円+投げ銭
☆講師プロフィール
1964年広島県生まれ。音楽・文化批評家。
2005年に本拠を東京から故郷広島に移す。
著書に『全・世界音楽論』(青土社、2003)、
『おんなうた』(インパクト出版会、2004)、
『違和感感受装置』(冬弓社、2004)、
『ヒロシマ独立論』(青土社、2007)など。
来る木曜日の「地下大学」 講師は、待ちに待った、広島からのゲスト 東琢磨さんです。
東さんへは、反東京論をお願いしました。 すると、反東京論=反ヒロシマ論、という感じで もろもろ交錯させながら情報交換などできればと。
また、東さんも、広島にて「シャリバリ地下大学」を開催されています。ということで、今回は地下つながりでもあります。 楽しい会になると思いますので、ご参加のほどよろしく お願いします。
以上、コピペ。
東さんと交流したい方は是非!
- HarpoBucho
- By harpobucho / Aug 11, 2008 1:34 pm
弔辞芸
弔辞は最愛の死者を前に披露する一世一代の芸。今から素敵な弔辞を読んでくれそうな親友を探しておきたい。
白紙の弔辞を読むタモリ。泣ける芸。
フルバージョン
「8月の2日に、あなたの訃報に接しました。6年間の長きにわたる闘病生活の中で、ほんのわずかではありますが、回復に向かっていたのに、本当に残念です。われわれの世代は、赤塚先生の作品に影響された第一世代といっていいでしょう。あなたの今までになかった作品や、その特異なキャラクターは、私達世代に強烈に受け入れられました。
10代の終わりから、われわれの青春は赤塚不二夫一色でした。何年か過ぎ、私がお笑いの世界を目指して九州から上京して、歌舞伎町の裏の小さなバーでライブみたいなことをやっていたときに、あなたは突然私の眼前に現れました。その時のことは、今でもはっきり覚えています。赤塚不二夫がきた。あれが赤塚不二夫だ。私をみている。この突然の出来事で、重大なことに、私はあがることすらできませんでした。
終わって私のとこにやってきたあなたは『君は面白い。お笑いの世界に入れ。8月の終わりに僕の番組があるからそれに出ろ。それまでは住む所がないから、私のマンションにいろ』と、こういいました。自分の人生にも、他人の人生にも、影響を及ぼすような大きな決断を、この人はこの場でしたのです。それにも度肝を抜かれました。それから長い付き合いが始まりました。
しばらくは毎日新宿のひとみ寿司というところで夕方に集まっては、深夜までどんちゃん騒ぎをし、いろんなネタをつくりながら、あなたに教えを受けました。いろんなことを語ってくれました。お笑いのこと、映画のこと、絵画のこと。ほかのこともいろいろとあなたに学びました。あなたが私に言ってくれたことは、未だに私に金言として心の中に残っています。そして、仕事に生かしております。
赤塚先生は本当に優しい方です。シャイな方です。マージャンをするときも、相手の振り込みで上がると相手が機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしか上がりませんでした。あなたがマージャンで勝ったところをみたことがありません。その裏には強烈な反骨精神もありました。あなたはすべての人を快く受け入れました。そのためにだまされたことも数々あります。金銭的にも大きな打撃を受けたこともあります。しかしあなたから、後悔の言葉や、相手を恨む言葉を聞いたことがありません。
あなたは私の父のようであり、兄のようであり、そして時折みせるあの底抜けに無邪気な笑顔ははるか年下の弟のようでもありました。あなたは生活すべてがギャグでした。たこちゃん(たこ八郎さん)の葬儀のときに、大きく笑いながらも目からぼろぼろと涙がこぼれ落ち、出棺のときたこちゃんの額をピシャリと叩いては『このやろう逝きやがった』とまた高笑いしながら、大きな涙を流してました。あなたはギャグによって物事を動かしていったのです。
あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と。
いま、2人で過ごしたいろんな出来事が、場面が思い出されています。軽井沢で過ごした何度かの正月、伊豆での正月、そして海外でのあの珍道中。どれもが本当にこんな楽しいことがあっていいのかと思うばかりのすばらしい時間でした。最後になったのが京都五山の送り火です。あのときのあなたの柔和な笑顔は、お互いの労をねぎらっているようで、一生忘れることができません。
あなたは今この会場のどこか片隅に、ちょっと高いところから、あぐらをかいて、肘をつき、ニコニコと眺めていることでしょう。そして私に『お前もお笑いやってるなら、弔辞で笑わせてみろ』と言っているに違いありません。あなたにとって、死も一つのギャグなのかもしれません。私は人生で初めて読む弔辞があなたへのものとは夢想だにしませんでした。
私はあなたに生前お世話になりながら、一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言うときに漂う他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです。あなたも同じ考えだということを、他人を通じて知りました。しかし、今お礼を言わさせていただきます。赤塚先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。私もあなたの数多くの作品の一つです。合掌。平成20年8月7日、森田一義」
種類は違うが上岡龍太郎の芸もすごい。引退してる人だよ。
横山ノックお別れ会 献杯の挨拶
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- By harpobucho / Aug 08, 2008 1:13 am
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