Wearable Ideas RLL

タモリだよ!

今週は「笑っていいとも」にタモリが出てないので寂しい。その気持ちをYoutubeで補充しよう。

久米明のアフリカもの最高。


タモリ・徹子の各国ベッドシーン。


寺山修司の思想模写。 関連動画で本物と比較してみよう。


これはビデオを購入して何度も観た。全ネタ最高だがアングラ芝居ごっこ特に好き。DJ寄席第二弾で平岡さんと一緒に観て当時のことをいろいろ語ってもらった。2006年に芸大でやったイベント「スバラシキナカマ」はこの番組からのインスピレーション。




「タモリにはサルサが合う。俺の得意の文句で言うと、ジャズは、その夜いちばんいいソロをとった男がファンのなかのいちばんいい女と寝る音楽であり、レゲエは、ようし、革命やってやろうじゃないかと度胸をきめたが、マリファナやってトンじゃって、どうでもいいんじゃないとやめてしまう音楽であり、サルサは、みんなあつまってワイワイやって、その夜、一大フェラチオ・パーティーをやる音楽である。」

平岡正明『タモリだよ!』
タモリだよ!.jpg


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  • By harpobucho / Jul 15, 2009 1:46 am

さよならの向う側

平岡正明さんのお葬式が終わった。弔辞を読んだのは梁石日さん、田中優子さん、山下洋輔さん。それぞれの言葉に愛と魂がこもってて目頭が熱くなる。山下洋輔トリオのジャズが狂おしく流れる(CDです、念のため)。

しかし、いまだに平岡さんが死んじゃったという強い実感がない。平岡さんの生声のアジテーション(講演)を18時間浴びたボクの脳は妙な発達を遂げていて、平岡本をめくるといつもあの色気のある声が聴こえてくる、気がするのだ。

現在の書き手で純粋にファンと言いきれる人はなかなかいないが、平岡さんに対してはファンという言葉しか思いつかない。その証拠に7冊もの本にサインを貰っているミーハーぶりなわけだが、なんでそんなにサインを貰う必要があったのか、今となっては疑問に思う。やはりファン心理だったとしか言いようがない。

ファン心理も行き過ぎるとタイヘンだ。寄席をでっちあげ、席亭になりすまし、平岡正明さんを芸人として招聘。これは妄想ではない。当時高等教育機関で公開講座の企画運営の仕事をしており、平岡さんのことをを「カルチュラル・スタディースの元祖」(金玉主義の平岡さんとカルスタって相性悪いでしょ)などと学術的にもっともなことを言って上層部に企画を通し、実現した。

平岡さんの射程はカルスタなんてそんな狭いものじゃないけど、「汚い世界の問題をアカデミズムという清潔な空間に持ち込む」(スチュアート・ホール)という意味ではカルスタだった。ちんこまんこうんこきんたまかくめいまりふぁな・・・・普段、教室で聴けないリアルな言葉がたくさん聴けた。一ファンとして贅沢過ぎる時間だった。「嗜好は現実化する」とはよくいったものだ。

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その様子は『平岡正明のDJ寄席』という本に収められている。5週にも及ぶ連続講義を聴講したマルボロ内親王はこんな感想を書いてくれた。カルスタというよりベンヤミン? 長いが引用する。


平岡さんの話はパッケージされていない、というかされえない。これは本質の問題です。運営者の方は、「寄席」の公式の責任者でもあり、またパブリシティー上の都合もあるからトピックやタイムテーブルを設定し、それなりの方向付けを試みていたみたいですが、そういったパッケージ的な期待という点では、ほぼ裏切られていたんのではないでしょうか?いや、それでいいのです。

 平岡さんの語りを形容する言葉なりイメージなりを自分なりに探しましたが、とりあえずいま思いつくのはひとつ、安直だけれど、星座。「宝石箱を撒き散らしたような夜空」なんて表現がありますが、これは同時に平岡さんを形容する表現でもあります。まき散らされた星々は、それ自体はもちろん星座ではありません。星座なんてのはその時々の感傷が空に投影されたものであり、他にどのようなものでもありえますし、同じ星の組み合わせでも名前はどうにでもつけられる。つまりそういうことなんです。

 平岡さんの二つの源泉、記憶力と妄想力。それらはもちろん絡み合ってはいますが、さしあたり記憶力が宝石をまき散らし、妄想力がその時々の感興に乗って星座を描き出す、と言ってみます。そしてそれらはシャワーです。星空は、理科の資料集みたいに星座の輪郭だけで構成されているのではなく、まずはシャワーとして、撒き散らされた宝石の錯乱として全身に降り掛かって五感を震撼させ、その震撼からおずおずと星座が浮かび上がってくる。とはいえ平岡正明の星座はおずおずなんてしていないのですけど。

原初には火だか水だかわからないがとにかく混沌があり、そこから光と闇が分かれ大地と空が分かれ昼と夜が分かれ、つまり星空の領分が生まれます。とすると平岡正明は、さしずめ毎回混沌から始める、毎度生まれ直す宇宙と言ったところでしょうか。その度にぼくらは宇宙の生誕を目撃しまた散らばった宝石の錯乱からそのつどの星座の浮かび上がるのをみる。イメージばかりで書いていますが、しかし平岡正明の照準先を考えるならば、これらのイメージは幾らか正当なのです。というのも平岡さんは、まぎれもなく原初に宇宙を産出したであろうあの混沌からエネルギーを得、そしてまた星座を通してまさにその地点をこそ名指そうとしているからです。

 さしあたりは大地だ。それが平岡さんを黒人的なものへと結びつけます。とりわけジャズ。ジャズにうとい僕は平岡さんがジャズの名において浮かび上がらせる一くさりの星座をちゃんと把握できはしませんが、しかしその星座がなにを希求しているのかはわかる。つまり原初の混沌。それは過去へと回帰してきえてなくなることを願っているのではけっしてありません。つまりジャズの名のもとに浮かび上がるひとつの星座の配置が、そのままあの混沌を直接に指し示す形象となっている。いやはや、それはあまりに直接なので、その配置そのものを混沌と呼んでしまうそんな粗忽者がいたっておかしくはないのです。

しかもひとつの星座はけっしてまとまりをもった完成体ではありません。平岡正明の星座はクラインのつぼのように、その線をなぞっているうちにいつの間にやら別の星座の中に入り込んでいます。たとえば下町は深川遊郭の世界。第1回のオープニングはジャズ揺籃の地ニューオリンズに襲来したハリケーンカトリーナをめぐるブルースから、海抜0メートルという位相空間を通って直接深川へと僕らを導いていったのでした。ここにはすでに二つにして同時に一つである奇妙な星座が浮かび上がっているのですが、驚くべきことにこのアマルガム的星座は単にジャズにおいて見られた星座よりも、その輪郭をもってさらにいっそう紛れもなくあの混沌を直接に指し示しています。いったいどんな魔法が?

 もちろんこれは始まりにすぎなかった。たとえばそれら水辺は、ビリー・ホリデイの”I cover the water front”から横浜のウォータフロントへもつながり、その先には山口百恵の菩薩姿が屹立する。そのわきでは座興のように水戸街道、甲州街道、中山道、東海道といった主要街道に遊郭を構えさせる徳川幕府の狡智なんかがほの見えたり、黄河と揚子江の中間に居を構える水滸伝梁山泊の姿がほの見える。それらいっそう錯雑とした星座は、相も変わらず驚くことによりいっそうと混沌の輪郭をぴったりと配置しています。

絶えずより錯雑と増殖しつづけその度にぴったりとあの混沌を名指してしまう奇妙な星座群。こんなものはどう考えても手のひらに乗っかるものではなく、せいぜいシャワーとして享楽するしかないのです。平岡正明の言葉は絶対的マルチメディアなのです。たしかに踊ってみせてもくれる。歌ってみせてもくれる。口でラッパだって吹いてくれる。しかしそういうマルチメディアではないのです。平岡正明のマルチメディアはあの星座群でありまたその狂気です。その前では視覚も聴覚も消え失せて、つまり星座の蠢きのみ。それが人間の不可触な根源に届くから、その残響が僕らの実際の五感を震撼させるのです。



今思うとボクの自我を押し付ける図々しい企画だったと恥ずかしく思うこともある。でも、天下の平岡正明に今の最新の文化をぶつけたらどう反応するのか?という好奇心を抑えることができなかった。そんなボクのわがままなアイディアを平岡さんはすべて受け入れてくれた。「よし、面白そうじゃないか」と噺のテーマを毎回ボクが振ると快諾してくれるのだが、実際に噺が始まるとテーマからは遠く離れ、主催者のボクをどぎまぎさせた。聴いているこっちがテーマなんてもうどうでもよくなってきたころに強引にテーマに立ち返ってきてハッとする。その見事なインプロヴィゼーションに職務も忘れて次第に魅了されていった。

終了時間に終わらないこともしばしば。逆に時間オーバーするとジャズマンが憑依したかのように言葉がスイングしだす。P-FUNKがフジロックに出演したときジョージ・クリントンがスタッフに「演奏を自分たちで止めることができないから、適当なところで電源を落としてくれ」と言ったらしいが、その電源を落とす役目のスタッフの気持ちがボクにはわかる。ノッてる人の動きを止める仕事は本当にしんどい。そんなことはしたくない。ファンとしてのボクと勤め人としてのボクの葛藤タイム・・・

書いてくるうちにいろんな感覚を思い出してくる。切がないのでやめよう。DJ寄席によってボクはファンの一線を越え、一瞬だけでも共犯者になれたのか。勝手にそう思いたい。犯罪者同盟、批評戦線、新左翼三バカトリオ、全冷中、梁山泊プロダクション(これは映画の中の話だ)、野毛大道芸・・・ と偉大な共犯関係の歴史の流れとは次元の違うちっぽけな話だけど、ボクがそう思ったのでこの感情は絶対的に正しい、と名著『ジャズ宣言』は勇気づけてくれる。あの体験を大事にしていきたい。



平岡さんのBodyはこの世になくともSoulは書籍となって100冊以上も残っている。そしてボクにはそれが肉声として聴こえる。なんという幸運。ボクらと平岡さんとの間に世代を超えた共犯関係があるとしたら、やはりリロイ・ジョーンズが「変りゆく同じもの」と呼んだブラック・ミュージックのおかげである。

最後に『山口百恵は菩薩である』を書いた平岡さんへのアンサーソングだとボクが勝手に思い込んでいるソウルミュージックをあの世に向けて届けたい。山口百恵の素晴らしさを教えてくれたことに感謝しつつ。



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  • By harpobucho / Jul 14, 2009 3:11 pm

小熊英二「1968(上巻)」のカバーガールを巡って。

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 小熊英二の「1968~若者たちの叛乱とその背景」がようやく出版され、店頭に並んでいるのを見たんだけど、驚いたことに、その表紙を飾るカバーガールに見覚えがあったのだ。ワオ。君、なんでこんなトコに!!って感じの再会。相も変らず彼女はゲバルトローザとまでは言わないが、ゲバ文字で「地歴」と書かれたヘルメットをちょこんと被って、所在無さげにそのアゴ紐をいじっているかわいらしい女の子で、僕は、彼女について直接説明を聞いた覚えがあるのだった。彼女は確か早稲田の地下部室にある歴史研究会で、ノンセクトだったような・・・・ もはやうろ覚えになってしまった説明をしてくれたのは、今は亡き、その写真を撮った張本人、新井正美さんで、新井さんは早稲田の文学部正門前にある「あかね」の初代オーナーだった。学生運動が一息ついてから新井さんは夫婦で「あかね」をオープンし、いくつかのサークルの溜まり場としてそのお店は機能していたそうだ。(ジャズ喫茶ってわけじゃないが、これまた村上春樹っぽい。そういえば当時まだ学生だった村上春樹の話もいろいろ聞いたな・・・)新井さんが病気で倒れてから新しくあかねを引き継いでくれる人を募集していたところ、だめ連の人々が立候補し、あかねはだめ連の溜まり場へと変った。そこで亡くなる直前の新井さんに会って当時自費出版した写真集を見せてもらいながら、説明を受けたのが懐かしい。かなり病巣の広がっていた新井さんは痰を切るように苦しそうなセキをしながら、当時の話をいろいろ聞かせてくれた。まだ「1968」は読んでいないが、これを執筆していた時の小熊さんの話によるとけっこう辛らつな内容なようなので、ぜひ読みたいと思う。運動にしてもヒッピーししても、なんでも、盛り上がってよかった、あの頃はよかったという話ばかりで、なぜそれがダメになったのか?という話がなかなか聞けず、うんざりしているので、早く読みたいところだ。ちょと、値段とページ数が半端でないので、気合を入れるのに時間がかかりそうだが、「民主と愛国」が意外とすんなり楽しく読めたので、期待している。(と、言ってもこちらはやはり、見苦しいし、重いんだろうな・・・)

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ちなみに彼女の横のページ2人の男性は生まれたばかりの赤軍派。



山下洋輔トリオ復活祭

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山下洋輔トリオ復活祭
http://www.jamrice.co.jp/schedule/tix2009_40th/sch-090719_40th.htm

稼ぎがないのでこんな高いチケット払えるかよ、と行く気なかった「山下洋輔トリオ復活祭」だが、よくよくイベントの意味を考えてみればまったく高くないことに気付き、嫁を質にいれてでも(その前に嫁を調達しなきゃ)行くことにした。

この夏、皆既日食のスペシャルなパーティや、バンバータやPファンク御一行様などレジェンドの方々が来られるみたいだが、山下洋輔トリオのほうが音楽的に重要であることは間違いない。セットとセッティングなら日食、顔を拝むだけならバンバータかクリントンだが。

この「復活」のエネルギーを見逃すのは本当に勿体無い。そんな気がしてきた。

「結成40周年記念! 山下洋輔トリオ復活祭」特設ブログ
http://yyt40.exblog.jp/


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  • By harpobucho / Jul 07, 2009 4:21 pm

オルタに雑広を出稿しました!


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昨年隔月刊にリニューアルしてからのオルタは、BIG ISSUEVICEと並んで今買うべき、ここ最近の雑誌で読むべきな充実した黄金期。どれもコンビニに置いてない(コンビニ置きしはじめた頃から休刊したスタジオヴォイスはつまらなくなった気がするな~)オルタナティブな指向や思考や嗜好をしている。トーン&マナーはどれも違う個性だけれど、奇麗事並べ取澄ました表向きピカピカで裏では守銭奴なえげつくて軽薄なネオリベ的メインカルチャー雑誌に比べて、圧倒的に豊かな価値観が溢れている。

そんなこんなで、愛読誌オルタ最新号の裏(表4)に雑誌広告を出してみました。(もうひとつの読むべき雑誌Spectatorの最新号vol. 20にはRLLクルー∞が登場してます)


Alterstyle.
百年に一度の大チャンス
パーティを始めよう
不機嫌な世界にさようなら


RLL的にはオルタの雑誌イメージから少しずらし、100年に一度のパーティを始めさせたいつうことで、オルター・グローバリゼーション・ムーブメントのここ2,3年のトピックをヴィジュアルにしました。初めて観るアルゼンチンの面白いピケテロス(道路封鎖したピケムーブメント)やアテネの自動車オセロのインパクト堪能ください!


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『オルタ』2009年5・6月号
A4版変形 76頁 800円+税
詳細・申込・販売店一覧など http://www.parc-jp.org/alter/index.html

特集「居住革命─反富裕・DIY・スクウォット」

私たちは「住むこと」になぜ、これほどのコスト、人生の大半を捧げ、生きているのだろう。家賃が高い、土地が高いとよく言われるが、そんな経済のからくりも、そもそもは住宅や土地を私有財産と見なす強固な思いこみ、快適な住処へのこだわり、そこに人々を牽引する社会生活や関係性があればこそだろう。

安心や快適さを求め内部に居座れば、不安定と孤独が増大し、そこから逃れようにも、外部に行き場は見当たらない。私たちが生きる社会空間には、そうした個人化・孤立化の罠が幾重にも張り巡らされている。

前近代的な抑圧の場としての「イエ」から、閉ざされた「家」を経て、真に豊かに生活できる場や空間、関係性はどんなものだろうか。胎動しつつある多様な居住運動に迫りながら、「住む」行為を根底から見つめ直していきたい。

【特集目次】
*座談会 いちむらみさこ(アーティスト)×杉田俊介(ケアワーカー)×根来 祐(映像作家)
*家がない、仕事がない─派遣村の現場から 小丸朋恵(編集者、ライター)
*「ハウシングプア」とは何か? 稲葉 剛(もやい)
*住宅の過剰/住まいの貧困 祐成保志(信州大学准教授)
*「韓国」という居住空間 今政 肇(研究空間スユ+ノモ)
*都市は私たちのものだ! キム・ガン(オアシス・プロジェクト)
*新自由主義下の都市居住─イギリスのスクウォット運動 丸山里美(日本学術振興会特別研究員)
*ユーロメーデー×スクウォット─イタリア訪問記 根来 祐(映像作家)
*労働に悦びを!─「ユニオン・エクスタシー」の闘い 井上昌哉・小川恭平(ユニオン・エクスタシー)
*みんなでつくる家!─東京・四谷「自由と生存の家」 根来 祐
*ホームレス文化の現在 小川てつオ(アーティスト)
*脱─都市再生論 原口 剛(日本学術振興会特別研究員)

【連載】
鶴見 済/星川 淳/丸川哲史/紙屋高雪/抵抗食の会(仮)ほか

◆隔月刊
定価:840円(税込)/定期購読:年5000円(税・送料込)
発行:アジア太平洋資料センター(PARC) http://www.parc-jp.org/index.html


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  • By intellipunk / Jul 07, 2009 12:54 pm

バビロン解毒散歩

無事、第1回日本バビロン検定試験を終了し、カルチュラル・タイフーンは幕を閉じた。ラジオへの出演時間以外は、ずっとTシャツのテキヤをやりながら試験監督とバビロン診断を行っていたので、発表パネルを一つも見れなかったし、同じフロアの他のブースでさえゆっくり見られなかった。そもそもどんな発表があるのかも全然チェックしておらず、興味が沸かなかった。アカデミックなものへの興味は以前より大分薄れてきてしまった。

利用する図書館が学術的な書物が多い大学図書館から歴史・文化・民俗などに関する具体的な書物が多い街図書館へ変ったのが大きい。ボクはいとも簡単に環境に影響を受ける。

日本バビロン検定試験を実施するにあたり、バビロン側の人間に擬態して愉しんでいるつもりが、だんだんとバビロンの毒がまわってきて苦しくなる。試験監督や診断士という人を監視したり評価する仕事はなかなかしんどい。検定1級合格(バビロン度最高)を素直に喜んでいる純粋な学生を目の当たりにするとなんだか罪悪感が芽生えてくる。

バビロン検定試験の報告は後日レポートするつもりだが、予想以上に楽しい展開になったとだけ記しておこう。検定協会を立ち上げるということはその世界での権威になることだが、権力を持つってのは一時的な遊びでも疲れるものだ。いや、遊びでこんなことしてるから疲れるのか。

試験の問に腹を立てた受験生によって破られ丸められた問題用紙。もっともラジカルなバビロンに対する態度!

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今日はバビロン毒抜きのために、雨上がりの善福寺川を散歩。カルガモの親子に遭遇。癒される。親を追い抜き、はしゃぎまわるチビたちの生命感に元気づけられる。雨上がりの世界は人間を含め、生物が活発に動き回るから面白い。

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「東京のへそ」大宮八幡の鳥居前の苔の絨毯も癒される。

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今年の馬橋映画祭に「アーバン・モス・ブルース」という映像作品を出品したが、そのときに採集した苔をウチの盆栽もどきに移植させたが、うまく環境になじめず生気をなくしてしまった。苔のディアスポラ。それ以来、街を歩くたびについついアーバン・モスに目がいってしまい、そのたびにブルースが頭の中を流れるんだ。

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すごいモッコリした苔だ! とぬか喜びしたが、騙されはいけない。これはマンネングサだ。

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こ、これは、不慮の事故で亡くなった愛煙家の亡霊か、はたまた路上喫煙解放戦線のパフォーマンスか。癒される。

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その後、永福図書館にて『きだみのる自選集』をパラパラと。癒される。


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  • By harpobucho / Jul 07, 2009 10:13 am

第1回日本バビロン検定試験@カルチュラル・タイフーンのお知らせ

明日、明後日、カルチュラル・タイフーンというくだけた学会&大人の文化祭に参加します。

いつのようにRLLとしてTシャツを売ったり、媚を売ったり、ラジオに出たりします。Tシャツの商品説明はいつもよりアカデミックに答えるように心がけます。

フリーメディア・リサーチ・ラボのミニFMラジオ(88.0MHz)の電波を受信するためにうちにあるオールドスクールな巨大ラジカセを担いで持っていきます。どんどん製品が小型化されていくなかで、あのデカさは馬鹿らしくそして愛らしいです。雨なんか降られたら正直しんどいです。でも、昔のレゲエのテープ(ロンドンの海賊放送音源)をかけたりして、まったりとミニサウンドシステムごっこなんかして遊びたいです。

フリーメディア・リサーチ・ラボの映像コーナーではCHANOMADの「茶柱が舞うように」「茶の間から遠く離れて」「浮世を茶に」の茶三部作を上映します。「茶の間から遠く離れて」のパレスチナロケの主演俳優が緊急帰国して会場にいるのでゲストに出てもらう予定です。

フリーメディア・リサーチ・ラボ番組表(会場から近くないと受信できません)
http://freemedia.researchlab.jp/cultural-typhoon/radio.html

なんといっても今回の目玉はRLLのブースを間借りし実施される日本バビロン検定試験なるものです。運営を委託されたハーポ・プロダクションが契約社員のペペ長谷川さんと一緒に問題作成しました。10分間のミニテストなので会場に行かれる方はちょっとの間、付き合ってください。あなたのバビロン度を一流バビロン診断士が評価します。

では、みなさん試験会場でお会いしましょう。

★日本バビロン検定協会とは?

日本バビロン検定協会は、全国民が安心・安全に暮らせる、より良い社会の実現を目指し、検定試験(思想チェック機能付)を通して、「バビロン」という理想のコントロール・システムの普及を目的に設立されました。

初代警視庁特高課長・大塚惟精.jpg
日本バビロン検定協会創始者 大塚惟精(初代警視庁特高課長)


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  • By harpobucho / Jul 03, 2009 4:38 pm

ちょっと知識と勇気があれば誰でも職質は断れます!



「渋さ知らズ」メンバーが大麻所持で逮捕

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090702/tky0907021450007-n1.htm

 法的に任意でしかない職質は必ず断れます!!ちょっと知識と勇気があれば誰でもできること。違法、もしくは不必要で迷惑な職務質問を断ろう!!ってことで、今発売中の雑誌「Spectator」の「がんばれ!おまわりさん!」っていうコーナーに出演して、職質撃退法についてしゃべってるんで、みんなチェックしてね!!職質、ダメ、絶対!!




【違法職質】無法ポリスとわたりあえる、ザ・警察対抗法Q&A(千代丸健二

http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20090207/1234010040


●職務質問を断る基本的なテクニック

3つの点を明確にすること。

相手 警官=公僕:相手の名前・身分を証明させる

自分 市民=主権者:職質は任意・自由・黙秘権

行為 用件・こちらの不審点の法的根拠

1. 相手の身分の確認

 まず話しかけてきた相手が誰なのかを確認することが先決だ。 外見で相手の身分を判断してはいけない。きちんと身分証明書を提示させること。相手の素性がわからないのに、自分のことを話すことはない。また、相手の身元がわからなければ、あとで何かあった場合に確認できないから、これは当然必要となる。

 相手が警察であれ、公安調査官であれ、身分の呈示は法律によって義務づけられている。〈条文〉

2. 任意

 職務質問は警職法二条に規定されるが「任意」である。強制力はない。令状がなければ身柄は拘束されない、また例外的には職質の過程で「現行犯」逮捕はあり得るが、そのためには「厳格な証拠」と「現認」が必要である。〈条文〉

 警官の質問に対して市民は答えるも答えないもすべて自由である。任意とは、物理的および精神的に拘束してはならないということだ。強制はできない。任意とは、断る権利を完全に保障することに他ならない。警官は市民に協力をお願いすることができるだけである。強制すれば警官は職権濫用の罪になる。嫌だと言う者を止めておくことは出来ない。どんな理由をつけても、「任意でしょ、違いますか」と問い質すことで警官は「任意です」という答え以外にないのであるから、当然にこちらが強い。だから警官共は揉み手をしながら「ご協力を願いたい」という。警官は基本的に警察法と警職法、刑事訴訟法に基づいてしか仕事はできないのだ。

挙証責任は警察にあり

 警察は「怪しくなければ、その証拠を示せ」と言うことがあるが、こちらが証拠を呈示する義務はない。市民・被疑者の側には立証する責任は一切なく、警察の側が、誰の目にも明らかな証拠を出さなければならないのである。そもそも自分があやしくないという証拠を示すのは不可能である。だから、こちらからあれこれ説明する必要はなく、向こうのお手並み拝見でよい。あれこれ説明するからデッチ上げられるのである。

 「疑わしきは罰せず」というのが、法治主義・市民法の原点である。たとえ犯罪に当たる行為を犯していたとしても、警察・検察側が立証できなければ、有罪になることはない。犯罪とはならない。

任意という言葉の意味

 もし人権を重んじるなら、決して自分から協力しないことだ。いや、自分は任意で協力したんだ、と思う人がいるかもしれないが、脅しによって、「任意で」しゃべるように仕向けるのが警察だ。もししゃべった動機が、脅しによるなら、それは到底任意とはいえない。ここでいう脅しとは、強い口調で言われることだけではなく、「このまま相手にしていると、警察にマークされるな」とか「いつまで時間をとられるかわからない」とかいう思いから話すことも含む。

 また、「警察から聞かれたら答えるのが普通だから」という思いで答えるのは、「任意」という言葉を論ずる以前の問題だ。それは実際、「強制」と同じだ。

 「任意で協力する」というのは、自分で事件を見聞きして、進んで警察に連絡するような場合のことだ。つまり自分から教えてあげようという気持ちになるのが任意である。あなたは、自ら進んで警官に名前や住所を教えてあげたいと思うだろうか?

 何の理由もなく、名前や住所を聞かれて答えるというのは、任意でも何でもない。また、説得されて答えるというのも任意ではない。大概は、向こうの勝手な判断で怪しいといちゃもんをつけてくるだけで、自分が話すことで事件が解決されるわけではない。せいぜい警察の疑惑が晴れるだけだ。下手すればデッチ上げを食らう。

 だから、決して自分から協力しない。同行を求められても拒否する。すべて拒否した上で、向こうが荷物をこじ開け、引っぱり込んで署に連行し、手を押さえつけて指紋を採ったら、明らかに強制であり、職権濫用となる。そうではなく、説得されて仕方なくやったのでは、警察の方としては、「いや、自分からやったんですよ」となってしまう。そうやって取り込んでいくのが警察のやり方だ。警察は脅しすかしで、こちらが自主的に行なうことを待っている。普通の人はだいたい「これはやばい」と思って、自分から見せてしまう。

 警察は強制力を持っているのだから、本当に必要であれば、令状を取って強制的にやるはずである。だから、決して自分からは言わない、行かない、荷物を開けない、協力を一切しない。向こうが強引にやるまで待っておればいい。強引にやったら、「職権濫用だ」と訴えることができる。そしてその場面をしっかりとテレコやカメラにとっておくことだ。

 物理的なことは強制できるが、しゃべることは、せいぜい口を開かせることが精いっぱいで、内容のあることを言わせることは不可能だ。相手の話に乗っかるから、ついつい口が動いてしまうのだ。

 もちろん、挑発する必要はないし、本当に犯罪事実が明らかなら、やられても仕方がないことだ。たいていは引っかけようとしているだけだから、こちらが脅しに乗らなければ、向こうはあきらめる。

3. 黙秘

 1こちらからは積極的に情報を与えない。

 2相手の用件を聞いて、向こうの狙いをつかむ。

 3逆に相手を問いつめて、情報を引き出し「主客転倒」させる。

 4聞くだけ聞いて答えは保留にする。拒否か今後の接触も断る。

まず、「何の用か」と聞くこと

 人によっては「黙秘します」と言えずに、「相手に悪いような気がして話してしまう」こともあるが、それはいいでしょう。いきなり黙秘まで成長するのは難しいかも。その時の対処法は以下のように。

 「何が聞きたいんですか」「どうしてですか」「なぜ、そんなことを言う必要があるのですか」「そんなことを聞いてどうするのですか」と質問することだ。次に肝心なことろは「わかりません」「ちょっと考えさせてください」「知りません」「それは言いたくない」と答えればいい。「人権110番に相談してみます」「弁護士に相談する」と告げてもいい。

 日本人はすぐ質問に答えてしまうが、そうしないで、「何ですか」とまず反問する癖をつけること。「何を聞きたいの」「それで、それで」「だから」「なんで」と問いつめて、向こうの狙いを聞き出す。相手の一言一言に「どこにそんな証拠がある」と根拠を求めること。

 心が急に落ち着かなくてドキッとしても、すぐに答えないこと。心を落ちつけて、深呼吸して、余裕を持って対処することだ。

 向こうは何とかしてこちらからしゃべるように仕向けるが、それは無視して「なぜ」を繰り返し、こちらが質問する側になってしまうこと。警官も答えたくないから逆に問い返してくるか、話を逸らしてくる。それには乗らずに、質問を無視して、こちらの質問を続ける。「私の質問に答えなさい」と。

警官の質問をおうむ返しに反問する

 また、警官の質問に「おうむ返し」をする方法は覚えておくと便利だ。

 「君は学生かね?」と聞いてきたら、「何、私が学生だというのですか」と問い返す。「この自転車は君のものか?」と言われたら、「これが私のものだというのですか」と問い返す。「そうだ」と言ったら、「どうしてそんなことを聞くんですか」「どういう根拠があってそう決めつけるんですか」「あなた何の資格があってそんなこと言うの」と質問する。相手の質問に対しては、心外だという気持ちをもって、反問していくこと。質問に対して答えをはぐらかす戦術である。割合に簡単で非常に効果がある。

 警察の質問に対しては「イエス」も「ノー」も一切答えないのがポイントだ。「そうだとも、そうでないとも答える必要はない」「答えない理由? それも答える必要はない」と言えばよい。

 イエス、ノーは警官の側に言わせ、さらにその根拠を追及し、その根拠の薄弱さ、そしてそれにも関わらず、疑いをかけて決めつける倫理性をも問いつめていくこと。プライベートなことは、「警官ごときに聞かれる筋合いはない」という気持ちが大切だ。これは基本的人権の思想である。

聞くだけ聞いたら、保留にする

 向こうの考えがわかれば、聞くだけ聞いて「わかりました、では考えておきます」「何に使われるかわからないから」「弁護士と相談します」「人権一一〇番の千代丸さんと相談します」「事情は調べてみます」と言って、保留にする。質問に答えるか否かもあとで返答する。「今いい加減なことは答えられない。それはあなたにとっても困ることだ」と。

軽く聞き流す方法

 聞くだけ聞いて、具体的には返事はしないで、「ふーん」「はあ、なるほど」「はい」「そうですか」「いや、それで」「わかりませんねえ」と聞き流したり、同じ言葉だけを繰り返す。すると向こうは、「これはどうしようもないか」「こいつバカじゃないか」と思ってあきらめる。対処のコツは相手の目をじっと見つめて話をすること。気後れはしないこと。その為には腹式呼吸で。深呼吸も十分にした上で気持ちを落ち着かせて対応すること。

断固拒否の戦術

 あるいは、いろんなことを言っても、知らん顔して、「はい、さよなら」「はい、要件はありませんね」「お断わりします」「別にあなたたちに全然関係がありません」と毅然として断わる方法もある。

こちらが質問する側に立つ

「あなた誰ですか? 」「名前は? 住所は? 家族は?」「本当に警察官?」「なぜ?」というふうに、聞かれる立場から聞く立場に逆転しよう。その上で「法的根拠は?」と質問していくのだ。「令状があるのか?」「任意か、それとも強制か、どっちだ? 」答えは当然に任意であり、令状などあるわけもない。

 警官は違法・不当な職務質問をしているのだから、逆に問いつめられると困るのだ。攻撃は最大の防御だ。こちらが質問対象ではなく、逆に警官の違法行為を取り締まる気分でやることだ。そうすると心理的に優位に立つ。向こうが適当なことを言ったら、とことん問いつめる。さらに哀れみの感情と赦しの心でもって優しく、「公安警察みたいな汚い仕事は辞めなさいよ」と言う方法もある。こちらが強ければ、向こうは保身に回る。最後は、「うるさい奴だ、もう行っていい」となる。警官の方が逃げ出すこと請け合いである。

 一つ答えるから、次々と質問に答えざるを得なくなる。しゃべらないからといって罪になったり、あるいは刑が増大されることはない。むしろ、しゃべることによって、相手に情報を与えて、そのことによって逮捕があったり、人に迷惑をかけることになる。向こうは答えさせて、ボロを出させて、いたぶろうと思っているのだから、自分がことさら向こうのテーブルの上に乗ることはない。しゃべらなければ向こうは何もわからない。

 そこで、黙秘が一番ということなのだが、それは押し黙っていればいいというわけではない。知らん顔をしていたら、「お前、耳が聞こえないのか」「生意気だ、警官をバカにするのか」となる。「なぜ」と聞いていって、こちらは向こうの質問を一切答えないことだ。警察ごときに、あれこれ聞かれる筋合いはないという気持ちが大切だ。こうすると、あれこれ話しているようでいて、こちらは情報を全く与えずにすむ。

嘘について

 嘘はなるべく言わない方がいい。言うなら、それで貫徹すること。人間は思わぬ場面ではとっさに嘘を付くことがある。時に考えた末に嘘をつかざるを得ないこともある。人が人間なるが故の宿命である。だからウソは絶対に「悪い」と決めつけるわけにはいかない存在である。

 一つ嘘をつくと、人間は次々と嘘をつく。付かざるを得なくなる、ボロを隠すために次々とウソを重ねる。すなわち最初に嘘を言うから、辻褄が合わなくなり、何となく心も苦しくなってくる。そこを見透かされて「自白」をしたり、時に官憲の都合のいい「ウソの自白」を重ねることになるのである。冤罪の構造に近づく第一歩である。その時は家族や仲間を裏切り、自分の良心にも恥じなくてはならず、多くの人に迷惑をかける。あなたのウソの自白で、被害者が出ることもあるのだ、自分だけならまだしも、他人を「ウソの犯人」に仕立て上げる犯罪に加担する役割を演じる。何も言0わなければ、向こうは何もわからない。

 ばれなければ犯罪にならないのだから、ばれない嘘はいくらでもつきなさい。というよりも、これは人間は嘘をつく権利があるかという権利・義務の問題になってくるが、嘘の自白をする場合もあるし、自分を守る嘘もあるし、他人を罪に落とす嘘もあるし、他人の罪を被る嘘もある。個人が嘘を言っても罰せられないが、社会的には非難されることがある。個人がつく嘘と権力がつく嘘を比較した場合、権力の嘘の方が遥かに罪が重く悪質である。これを「権力犯罪」と言う。私は権力に対して個人が嘘を言うことは許される、という立場をとる。

 ただ、警察がやればデッチ上げで、これは公務員としてやってはならないことである。

 真実だけをしゃべっていたらボロは出ないが、警察にとっては、本当のことを言っていても、嘘のことを言っていても同じなのだ。アリバイがあっても嘘と決めつけられて潰される。警察の思うような結論になることが「正しい事実」で、真実とは別のものだ。だとしたらしゃべらないのがよい。そのため沈黙、黙秘権が最高といわれる。

4. 記録に取ること(できれば録音、なければメモ)

 知識だけでは、向こうに「そんなこと関係ない」と言われてやられるので、テープコーダーに記録を取っておくこと。

 警官は自分のことを記録に残されるのを非常に嫌がる。なぜなら彼らは絶えず違法なことを行なっているのだから。だから、彼らに警察手帳の提示を求めても大概は見せない。テレコや写真で記録を取っていれば、あとで証拠となって、訴えることができる。そして、それ自体が彼らに対する牽制になる。テレコを持っていなければメモ帳を片手に相手の言ったことを逐一書き込んでいくのもいい方法だ。

 何か言ったら、向こうの主張をハッキリさせて記録する。何かおかしなことを言ったら、「もう一度その言葉を言ってくれるか」「○○なんだな」と言って確認をするのが効果的だ。大概その言葉を引っ込めるのだが、あとで抗議する際に、事実関係、法的根拠をハッキリとさせておくことが必要になってくる。「×× という暴言を吐いた」「警察官であるにも関わらず××法を否定した」などと抗議書に書くことができる。

 たとえ、録音機能がついていなくても、向こうにはわからないから、ヘッドフォンを外してピッと切り替えるふりをして、「今度録音に切り替えます」「どうぞ、はい」「どうぞ、何」と演技する。それが動かなくてもいいし、持っているふりをしてもよい。また、街中だったら、大きな声を出して、証人を集めることも有効である。それから、写真もしっかり撮ること。写真撮影は、市民には肖像権があるが、公務中の制服警官にはない。また撮るのに相手の許可は不要だ。

 記録は、現場でのやりとりだけではなく、その後、警察署に抗議する際も、必ずテレコに記録を取っておく。大概警察は、組織ぐるみで隠そうとするからである。

5. 救援を呼ぶ。「人権一一〇番」に電話をかける。



グっとくるマイケル・ジャクソン

ジャクソン5.jpg

モータウン25周年コンサートで8年ぶりに顔を揃えたオリジナルジャクソン5!

3分2秒の黒人少年のガッツポーズがすべてを物語ってる。



その後に、過去のナツメロもいいけど、今のボクのほうがクールだぜ!と「ビリージーン」への流れ。



モータウン25は他にもいいライヴ満載なんで、暇を見つけてあげていきます。司会が芸人のリチャード・プライヤーなのがグッとくる。

あと、スマップがMJにドッキリで遭遇して、メンバーの瞳孔開きまくり、レイヴパーティの明け方みたいなメンバー間の興奮脱力トークの映像もそのうち。


  • HarpoBucho
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  • By harpobucho / Jul 01, 2009 9:28 am

カルチュラル・タイフーン2009 Booth Exihibition

今週の土曜、日曜日とカルチュラル・タイフーン2009@東京外国語大学でTシャツ販売のブースを出します。カルタイといえば2006年に下北沢で開催されたときにパネラー(!)として参加した過去を持つRLLですが、今回は外野のブースで思想テキヤ稼業です。

今回のカルタイは研究講義棟内ブースが充実しています。
http://www.cultural-typhoon.org/2009/jp/booth/a/

RLLも出入りしているFree Media Research Labの発信するラジオ放送「フリーメディア・リサーチラジオ」では、4日はハーポ部長が、世界一蹴トリップから帰還した志賀直輝(aka KITOU SEISI)氏にインタビューします。5日は、いつものように素人の乱ラジオ「かくめい生活研究所」を出張放送します。ネットラジオではないので、残念ながら電波の届く会場内でしか聴けません。会場に来られる方はナマで見るのも良いですが、ぜひFMラジオを88.0MHzに合わせてみてください! 

フリーメディア・リサーチラジオ 88.0MHz 番組表

そういえば4日は、屋外ライブパフォーマンス枠で∞+∞=∞がオープンエアーでDJもします!



そして余興ですが、RLLのブースを間借りして、ハーポ・プロダクションが「バビロン検定試験」というのを行います。これから準備するので、どんなものになるかわかりませんが、カルタイのサイトにはこんな風に書かれています。

・RLL -THE TEMPORARY AUTONOMOUS SHOP-(販売、検定試験)
 文化政治ネタの窃盗愉快犯RLLがアカデミック界からパクってきたidea(閃き/企み)の数々をTシャツとして販売する一時的自律店舗。ネグリ、フーコー、ドゥルーズ&ガタリといった思想界のスーパースターから、スーザン・ソンタグ、アンジェラ・デイヴィス、C.L.R.ジェームズ、添田唖蝉坊、ダダカンといった通人好みのものまで多数取り揃えております。同会場にてハーポ・プロダクションが運営する日本バビロン検定協会による「第一回バビロン検定試験」を実施予定です。バビロン=新自由主義体制下を生き抜くために自分のバビロン度をチェックしてみてはいかがでしょうか?
 参加者には景品をご用意しております。


カルスタ.jpg


カルチュラル・タイフーン2009 / INTER-ASIA CULTURAL TYPHOON

アジアにおけるカルチュラルスタディーズ
――その過去、現在、未来

グローバリゼーションの破断点で問う文化のポリティクス
――貧困、監視、検閲を超えて

■ 共同開催
カルチュラル・タイフーン2009実行委員会
The Inter-Asia Cultural Studies Society
東京外国語大学海外事情研究所

■ 後援
国際交流基金
Northeast Asia History Foundation

■ Date
2009年7月3日(金) 18:00 – 20:00
4日(土)、5日(日) 9:30 – 18:30
*ウェルカム・パーティーおよび打ち上げパーティーを企画しております。

■ Venue
東京外国語大学 研究講義棟
会場までのご案内

■ Entrance Fee
パネル参加者・・・有職者5000円/学生・非正規雇用2000円
シネマ、ブースのみ・・・無料
* ご来場に関しまして、特に資格・条件等はございません。
* 全ての来場者には、ご入場の際に受付で氏名等をご記入いただきます。
* パネル参加者には、参加費と引き換えに氏名タグおよびプログラムをお渡しします。タグのない方は、パネル・ディスカッションに参加できません。パネル参加者タグは3日間通して有効です。
* カルチュラル・タイフーンでは、大会当日の参加費が事実上の大会運営費となっております。みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

■ Web
http://cultural-typhoon.org/


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  • By intellipunk / Jun 30, 2009 11:01 pm

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