PARC自由学校講座「メディア・アクティヴィズム!」
∞+∞=∞のソロ活動は、なんとPARC自由学校の「メディア・アクティヴィズム!」講座の講師に!?
自由学校とは
PARC自由学校は1982年にスタートしたオルタナティブな市民の学校です。20年以上に渡り毎年開講し、これまでの受講生は6000名を超えます。
毎年、時代を先取りしたテーマで、普通の教育機関では味わえない講座を開いています。講師陣には、それぞれの分野の第一線で活躍されている研究者やジャーナリスト、また地域で新しい運動や事業を行なっている方々をお招きしています。
最近は、かつて受講生だった方が、講師となるケースも増えています。また参加者は年齢層も10代から60代まで幅広く、様々な職業の方々が集まり、新しい出会いの場となっています。
歴史あるオルタナティブ・スクールなんですね。『オルタ』っていう月刊誌も出してますね。ここでしか読めない中身の充実した記事満載、いい本ですね。
∞+∞=∞は、2月26日にネイキッドロフトでやったサウンドデモイベント「ダンシング イン ザ ストリート─サウンドデモだよ路上開放!! 」のバージョンアップ版を講座形式でやるようです。ネイキッドロフトでは入場制限がかかった好評企画ですね。今回はどうかな?
メディア・アクティヴィズム!
テレビ・雑誌・新聞・ブログ・ミクシィ等々。日々洪水のような情報を吸っては吐き、あれしてこれして、辛うじて正気を保つ2008 年的日常。本講座は メディアと社会、DiY(do it yourself) をテーマに、広く、私たちの生活を媒介し、出会いや気付きを促す装置・技術・環境としてのメディアの可能性に迫ります。時代や場所、種別を超えた多くの刺激的な実践に接触しながら、社会を考え、街を歩き、茶の間で語らい、私たち自身がメディアとなり、分かち、築くための場としたいと思います。番外企画も多数予定。一緒につくり、楽しみましょう!
2008年5月~12月
基本的に隔週火曜日19:00~21:00
全15回/定員30人
受講料:30,000円
場所:アジア太平洋資料センター(PARC)
*会員制をとっています。初受講の場合は入会金10,000円を別途いただきます。→無期限有効&他講座の単発受講などが可能になります。25時間ボランティアをしていただけると、入会金免除となる制度もあります。発送やイベントなどでご協力いただけるボランティアの方を随時募集しています。お気軽にご連絡ください。
◆ 5月13日(火)
オリエンテーション 社会運動×メディア×DiYの現在
毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)
資本が私たちの生活のすみずみにまで浸透しているように見える現在、どのようにオルタナティブな生き方を見いだすのか、DiYの思想や歴史を通じて考えてみたい。
◆ 5月24日(土)16:00-18:00
東京都新宿”IRA”を訪ねる 世界に広がるインフォショップ・ネットワーク
成田圭祐
「イレギュラー・リズム・アサイラム」は、国内外のカウンターカルチャーに関する情報、物、そして人が集まる場所です。実際にお店の雰囲気に触れて頂きたいので、ぜひ気軽にご参加ください。
◆ 6月10日(火)
フランス暴動と<生存>の表現
昼間賢
大都市の郊外を、社会問題と文化実践の交錯する場としてみてみましょう。フランスの場合は、グローバルとローカルの結節点でもあります。権力と暴力のせめぎあいも重要です。
◆ 6月21日(土)14:00~17:00
路上解放とアート 新宿西口~渋谷246を訪れる
小川てつオ(ホームレス/カフェ・エアノール)
武盾一郎(現代美術作家)
段ボールハウス・ペインティングの武盾一郎、物々交換カフェ・エノアールの小川てつオ。2人とともに新宿ダンボール村の跡地、代々木公園テント村、渋谷アートギャラリー246を訪れ、アートのありかたや公共空間への権利、強制排除などについて現場で考える。
◆ 6月24日(火)
ビデオ・アクティヴィズム
土屋豊(VIDEO ACT!主催)
今年で設立10年目となるビデオアクトの活動と、今年の同爺湖G8サミットに関する様々な情報を伝える、もうひとつのメディア・ネットワークの進行状況について話します。
◆7月8日(火)
ヨーロッパのメディア・アクティヴィズム
四方幸子
インターネットの台頭とともに新たな展開を遂げたメディア・アクティヴィズム。メディア・アートの形成と緊密に関係するこの動きの意味をあらためて俯瞰・検討する。
◆ 7月22日(火)
サウンド・デモ–ダンシング・イン・ザ・ストリート!
間宮賢(RLL)
路上に溢れる強烈なビート、人、人、楽器、旗、笑顔、叫び声。取り組む機動隊、公安警察、逮捕、弾圧…。全国に広がる新しい運動形態としてのサウンド・デモに迫ります。
◆ 9月2日(火)
復刊「母よ!殺すな」─脳性マヒ者・横塚晃一と「青い芝の会」
高橋淳(生活書院代表)
「泣きながらでも親不孝を詫びながらでも、親の偏愛をけっ飛ばさねばならない」と言い切って自立生活の道を切り開いた横塚。なぜ今、その思想が語られ読まれるべきなのか!
◆ 9月16日(火)
草の根保健医療─自分たちに必要なケアとシステム
グレフル(パンフレット書き)
セルフヘルプグループから病院の労働者住民管理まで、保健医療を手元に取り戻す方法を考えます。社会がわたしたちを病気にするなら、わたしたちが社会を治療する。
◆9月27日(土)14:00~17:00
<再開発>の進む下北沢を歩く
加藤賢一(気流舎店主)
木村和穂(Save the 下北沢)
<再開発>はいま、街や人に何をもたらしつつあるのか、その意味を探索する。街歩きを通じてメディァとしての都市を読み解く。また、その技法を考える。
◆ 10月7日(火)
カルチャー・ジャミング–文化をうらむな、文化になりすませ
イルコモンズ(中央大学文学部兼任講師)
海外のインディペンデント・メディアやインフォショップ、YouTubeやグローバル・ジャスティス・ムーブメントなど、いま・そこにある多様な抵抗の現場での、アクテイヴィストたちの表現=戦術についてお話しします。
◆ 10月21日(火)
広告と社会─<オルタナティブ>は可能か?
池田正昭(インプログレス株式会社代表/元「広告」編集長)
広告とソーシャル、広告とエコ、あるいは広告とジャーナリズムというテーマで、広告の罪および贖罪の可能性について考えてみたいと思います。広告は誰に仕えるのか?
◆ 11月4日(火)
芸術と社会─メディア・アートの過去・現在・未来
大榎淳(東京経済大学准教授/アーティスト)
メディアアートというよりも、天皇制やパレスチナ問題など、状況とのかかわりから生まれる表現スタイルについて、拡大された芸術概念としての幾つかの実例を紹介する。
◆ 11月18日(火)
デモクラシー・ナウ!の挑戦─日米双方の実践から
中野真紀子(翻訳家/デモクラシー・ナウ!ジャパン共同代表)
ニューヨークの小スタジオ発のニュース番組が大人気なわけは?筋金入り独立メディア番組を日本でも流そうというクレイジーな挑戦について話したいと思います。
◆ 12月6日(土)
「複数性」の社会とメディア
粉川哲夫(ラジオアーティスト/メディア批評家/大学教師)
一方的に差し出されたメディアの「多様化」という現実のなかで、それらのなかからただ選択して使うというのでなく、メディアを自ら創造して使うということは可能か?実践的な講座にしたい。
- Action
- By intellipunk / Apr 09, 2008 11:18 am